生食には適さない長く伸びた独活も、塩漬け用には最適。
いえ、これだって根元に近い赤い皮の部分は生でも美味しく食べられますが。
この付近は、砂質土が主ですが急斜面で落ち葉などの堆積は無い。
したがって、モヤシ状態になって伸びるようなことはありません。
独活の林のような状態の斜面から、隣の沢が見える。
この沢をたどって登ったところが、我が家の山の畑になります。
しかし、この沢も捕まる雑木さえなくて、登るも下るもできない。
毎年、雪が降っては雪崩て落ち小さな沢の両側は木も生えない、生えられないのです。
頼りにしている、スパイク地下足袋も土が湿っていると威力半減。
土がスパイク部分に入り込んだら、ただの地下足袋になっちゃいますから。
昔から、ゼンマイ採りのプロは「金かんじき」を足につけていた。
十文字型の金具が先端が、長く鋭く伸びています。完全にプロ仕様ですね。
他には登山用アイゼンを付けて足元を固める人も居るようです。
今年の山菜は、雪が無いために全山一斉に発生し、そして終わりつつあります。
でも仕方ないです。独活にもゼンマイにも一年休み、根を太らせてもらいたい。
(終わり)
独活もタケノコも漬けて置けば長く食べられますね。たくさん採れましたか。下りの方が危ないのでお気をつけてー。昔は長靴に荒縄を巻きつけて滑り止めにしたりしましたね。金かんじきは雪だったらまだしも沢ではゴミが引っかかったりして歩きにくそうです。それでも採りに行きたい、何とかして採りたい、ですよね。
金カンジキはプロが愛用していました。イワナ釣りの際に遭遇しましたが、
旅を履き、草鞋を付けてその上に着けていて、砂利道を歩くとカチンカチンと音がしました。
でも、そこまでして採るには、落ちたら怪我から免れない場所ですよ。
もう、冒険は止めることにしますよ。そうでなくても先の短い人生ですから。