先日、ほぼ一日電車が運転されなかった日の事です。
「下り列車が通過します」と、言う案内放送に表に出て見ると除雪車が近付いてきました。
元除雪車のスペシャリストのスベルべから見るとずいぶん非力に見えます。
投雪の投と排雪の排を取って「投排型」と呼ばれているらしい。
前方にある、羽根(ウイングと呼ぶ)の設定を変えることで、ラッセル型にもロータリー型にもなるらしい。
でも、「虻蜂取らず」って感じで、非力で仕事にならない。と、現役職員には聞いています。
通過して、後方からの写真です。
この除雪車は保線関係者だけで運用できるのが長所。普通は運転は運転士、操縦は保線係員と言う構成でしたから。
先日「何故電車は15時間も止まったのか」と投稿しました。
この非力さと、合理化で駅構内の待避線を撤去したことで運用が難しくなっているのです。
何回か紹介している写真家と思いますが、昭和50年代に活躍したDD14型ロータリー除雪車です。
何回かラッセル型のDD15を運転し、側雪が高くなるとロータリー除雪車で飛ばしていました。
ただ、足が遅いので、電車を運休せずに除雪するには何駅間か作業すると待避線で電車を先行させます。
そんな運用方法、除雪方法であの56豪雪さえ乗り切って来たのでしたが、どうも時代が変わってしまいました。