はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

田村明子著『翼を羽ばたかせて』

2020年05月29日 | フィギュアスケート

2020/05/29

 

田村明子さんの最新のご著書です。早速買いました。

『翼を羽ばたかせて 世界のトップスケーター12人がつむぐ「氷上物語」』双葉社 2020年4月25日

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今のようにフィギュアスケートの取材に日本からマスコミやカメラマンが大挙して押し寄せる以前の1993年から、田村さんは取材をなさっています。

長くフィギュアスケートを見てきた人だからこそ書ける本だなあと、いつも田村さんの本を読むと感じます。

題名の〈羽ばたかせて〉は、「現在のフィギュアスケート男子は、羽生結弦という奇跡のような選手の翼によって、全体のレベルが引き上げられてきたのです。本書のタイトルには、そのような意味がこめられています」とのことです。

登場する12人の選手は、羽生結弦、ネイサン・チェン、ディミトリ・アリエフ、ジェイソン・ブラウン、宇野昌磨、ケヴィン・エイモス、マッテオ・リッツオ、キーガン・メッシング、島田高志郎、鍵山優真&佐藤駿、高橋大輔。

書かれている時の試合を、You Tubeで振り返りながら読みました。

演技を見ていると、その選手の人生が見えてきます。

いつも思うのですが、この選手はどういうふうに育ったのだろう、どんな家庭に育ち、どんな学校に通い、何を思ってスケートをしているのだろうという気持ちが浮かんできます。

演技の中に喜びも悲しみも込めて、フィギュアスケートは人生そのものだなあと感じます。

個々の選手についての感想はここには書きませんが、選手の人がらも背景もわかります。田村さんのフィギュアスケート愛も伝わってきます。

この本は写真集のようには多くの写真が載っていないけれど、文章による情報もとても貴重なものだと感じます。

 

 

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