よし坊のあっちこっち

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Labor Dayのもう一つの顔

2009年09月07日 | アメリカ通信
異国の地に暮らすと色々な事に遭遇する。明日9月の第一月曜日は、アメリカではLabor Day、日本で言えば勤労感謝の日で、土ー月と3連休となるのだが、Labor Dayのもう一つの顔を知らないと面食らう事がある。

ニューオリンズは、誰でも知っているアメリカ屈指の観光都市で、人気が高い。ある時、Labor Day前日をワイフと共にニューオリンズで泊まり、翌日のLabor Day休日をエンジョイする事にした。日本食以外で外食して満足出来る唯一の観光地と言ってもよい。ガンボスープにジャンバラヤ。定番だが美味い。

今回は有名なフレンチクォーターの一角の、所謂シティホテルタイプではなく、フレンチクォーターの典型的なホテルに泊まりたかったので、相当前に予約を入れた。一度泊まりたいと思っていたタイプのホテルで、直前予約では中々取れない。

夕方、ホテルに着いて、チェックインするべく、フロントデスクで予約客である事を告げた。すると、予約は聞いているが、他のホテルに行ってくれ、今日は一杯なのでそうなったと言う。おかしい事を言うなと怪訝な顔を恐らくしていたのだろう。更に付け加えて、今日は特別な日なので、貴方達のような夫婦は他に泊まるように手配しているのだと言う。丁度二階から二人連れのゲストが降りてきた。仲良く方を抱き合った二人連れが外へ出て行った。男同士の二人。フロントデスクのおっさんに目をやると、分かっただろ?と目が言っていた。

翌日、移動したホテルからフレンチクォーターへ来て見て驚いた。同性同士のカップルが街やレストラン、ホテルのバルコニーにあふれ返っているではないか。正に彼らの祭典の日なのである。我々のような異性同士のカップルも居るには居るが、恐らく知らないで泊まりに来た同類ではないかと思われる風情である。

帰ってから調べると、この日は全米の主要都市では皆そうらしい。最も大きいところでは、サンフランシスコ。納得である。地元アトランタを調べたら、同じような集会祭典があったとある。こんなことは、実際遭遇しないと分からない話である。以来、この時期に旅行は禁物と心得たり。


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