ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

初めての女性連邦首相誕生

2005年11月24日 | ドイツあれこれ
昨日連邦首相に就任したばかりだというのに、Angela・Merkelは今日からさっそく近隣の国々にあいさつ回りを始めた。今朝第一番に訪問したのは隣のフランス。Jacques Chiracと午前中に会って午後はブリュッセルのEUコミッションやNATO本部に挨拶。明日はイギリスでTony Blairに会うそうだ。

歴史上めずらしく仲の良い関係が続いている最近のフランスとドイツだけど、一応前首相のSchroederとChiracが築いた関係を尊重してまずフランスに行ったようだ。でも徐々に関係がこれまでのような蜜月状態から変わってくるんじゃないかな。彼女は何と言ってもフランスよりアメリカ寄りだからね。

・・ところで、Merkel首相は結婚はしているが子供がいない。で、本日あるテレビ番組で「女性首相に子供がいないのは偶然か?・・つまり、キャリア志向になると女性は子供を持てないのか?」というテーマでディスカッションをやっていた。

北欧やフランス、イタリアなどと比べてもドイツで子供とキャリアを両立させるのはよほど経済的に余裕があるか家族や近隣の助けがないと難しいと言える。特に旧西側ドイツでは、乳児を預かる保育園はないに等しく幼児用の幼稚園の数もかなり不足している。しかも、その上の学校はすべて昼で終わりで子供たちを午後預かるような学童保育機関も非常に少ない。ということは母親になったらなかなか社会復帰できず、出来ても午前中の半日仕事しか無理という状況なのだ。

最近のようにリストラばやりで失業率も高くなると、子供を持つ=仕事に復帰できない可能性=収入減=貧困リスクとなり、経済的な危機感からやキャリア志向の人はなかなか子供を作ろうとしない。ま、ドイツで出生率が上がらないのはまだ別の要因がありそうだが。何でも子供欲しくない、結婚もしたくないという男性が増えているらしい。

そういえば、うちの会社でも子供を作って3年の育児休暇を取るのはたいていアシスタントレベルの女性たちで、それより上の責任あるポジションについている年頃の女性たちは1人の例外を除いて皆子供なしだ。この例外の女性は自分の子供ではなくどこからか赤ん坊を養子に迎えて3年の育児休暇を取っている。

最近立て続けに同僚が出産・育児休暇に入ろうとしているが、結婚している女性もいるし、結婚してない人もいるし、中には偶然知り合った男の子供を絶対に生むと決めている独り者のそんなに若くない女性もいるとそれぞれ様々だが、そんな個人の事情にいちいち誰も驚いたりしないのがドイツなのだ。ただ、近くに助ける者もなく1人で子供を作るのは保育園などが充実してないドイツでは大変なので、会社に復帰できるのか心配になってくるのだが・・。


キムチ作りに挑戦

2005年11月24日 | 日記
知人から教えてもらったレシピでキムチ漬けに挑戦してみた。意外と簡単に出来るので驚き。これからもう韓国食料品店に買いに行くこともなくなった。

材料:白菜1束、塩125gくらい、粉唐辛子も125gくらい、大根1本、ニンジン2~3本、にら1束 すりゴマお好みの量、他にお好みで蜂蜜少々、昆布とか塩辛とか、干し海老とか、りんごをおろしたのとか臭くても平気な人はにんにくも。

作り方:
1 白菜を4つに裂き、塩をして一晩重石をしておく。
2 大根半分は千切り、半分はおろす。
3 ニンジンも半分は千切り、半分はおろす。
4 にらは5cm程度に切る。
これらと粉唐辛子、ゴマなどをよく混ぜて塩漬けしておいた白菜を混ぜるだけ。臭くても平気な人はにんにくをど~んと入れてもいいけれど、仕事で困るとかいう人はにらにするとそんなに臭いが後を引かないようです。

・・・というわけで、結構いけるキムチの出来上がり!