ドイツ日記 Les plaisirs et les jours

ドイツに滞在して26年経過。2年後に日本へ本帰国予定。ゴルフを始めて4年半ですが相変わらず下手な初心者ゴルファーです。

モラ妻と結婚した男たち

2009年01月21日 | 日記
モラ妻とは夫に対してモラル・ハラスメントをする妻のことです。

以下は All aboutの中の某サイトよりの記事です。

*~*~*~*

『モラル・ハラスメント』(マリー=フランス・イルゴイエンヌ著・高野優訳/紀伊国屋書店)によりますと、

加害者は「自己愛的な変質者」「症状のない精神病者」であるそうです。

つまり、加害者は、自分がモラル・ハラスメントを行っているなどとは夢にも思っておらず、考え方を修正しようという気持ちもありません。被害者がなんとかして加害者の心を変えようと思っても、精神的負担を増やすだけで、状況は何も変わらないということが多いそうです。

加害者のなかには、やさしい態度やへりくだった態度であなたに近づこうとする人もいます。しかし、それがあなたを利用するための行為ではないかを注意深く見極める必要があります。自己愛が強く、自己中心的な人には以下のような特徴があるので、心当たりがないかチェックしてみましょう。

・いつも自分が優位に立ち、賞賛が得られないと気がすまない
・他人の気持ちに共感することや、心を通わせあおうという気持ちがない
・他人にあこがれて近づいても、すぐに嫉妬で心がいっぱいになる
・他人をほめることをしない。欠点をあげつらい、いつも悪口をいっている
・自分の考え方や意見に異を唱えられることをいやがり、無条件に従うことを要求する
・自分の利益のためなら、他人を平気で利用しようとする
・自分は特別な人間だと思っている

また、『モラル・ハラスメント』の本には、加害者が相手を不安に陥れるためによく使う方法について記されています。

・政治的な意見や趣味など、相手の考えを嘲弄し、確信を揺るがせる
・相手に言葉をかけない
・人前で笑い者にする
・他人の前で悪口を言う
・釈明する機会を奪う
・相手の欠陥をからかう
・不愉快なほのめかしをしておいて、それがどういうことか説明しない
・相手の判断力や決定に疑いをさしはさむ
  
もちろん、多少上記のような特徴を持ち合わせていても、すべての人がモラル・ハラスメントを行うとはかぎりません。特に精神的にまだ未熟な人、挫折を経験したことのない人のなかには、尊大な態度で不用意に傷つけてしまうこともあるかもしれません。

また、もし自己中心的な部分があったとしても、相手のことを認める心があったり、少しでも他人と共感したいという気持ちがあれば、いずれ精神的に成長して、思いやりの心が育っていくこともあるでしょう。

しかしあなたの友人に、明らかに自己愛的傾向が強く、自己満足のためにあなたを支配し、利用しようとする人がいたら、早めに距離をおいたほうが賢明なこともあります。しがらみ上、どうしても抜け出せない関係の場合には、なるべく相手との精神的な交流を断つことで、自分を守っていくことも大切なのではないかと思います。

*~*~*~*

世の中では、モラハラ夫による妻に対するDVがよく話題になりますが、意外にも、逆ヴァージョンであるモラ妻による精神的DVを受けているかわいそうな男たちも結構存在するのです。

何しろ、私の友人たちの中に数人いるんですから・・・日本にもここドイツにも。

でも虐待を受けている本人自身がそのことに気がつかないで自分の方に非があるのでは・・と悩んでいたりするのです。もちろん、モラ妻自身も自分が夫に対して虐待しているとは夢にも思っていません。こういう人は「こんなおもしろくない結婚生活になったのは夫の所為だから、私が夫を侮辱して当然だ。」と思っているのです。

先日もある友人の悩みというか苦悩を聞いていて「あなた、それはモラ妻に虐待されてるじゃないの?」と言ったら、それまでモラル・ハラスメントという言葉の存在さえ知らなかったようで、説明しているうちに、いちいち思い当たると納得したようでした。

いずれの友人たちも心やさしい真面目な男たちで、何でこんな人たちがつらい目に合わなくてはいけないんだろう・・と不思議ですが、若気の至りか女を見る目がなかったのか、女が猫被っていたのか・・。いずれの場合もかなり長い期間、数年に亘り虐待されているにもかかわらず、結婚生活や子供に対する責任感からぐっと耐えていると言うか・・私だったら考えられないけど、男性ってやさしいというよりも結構優柔不断なのね。


あ~あ、そういえば、モラハラ夫だと言われ妻に離婚された知人もいましたねえ・・。本人が自己申告してました。

モラハラは、結婚生活だけで起こるものではなく、親子関係、友人関係、仕事の上下関係など、あらゆる場面で起こりえるものです。己の行動・言動もちょっと振り返ってみたほうがいいですね。