やわらかい螺旋

徒然なるままに

2019-05

2019-06-01 07:28:12 | 
2019年5月の読書メーター
読んだ本の数:70冊
読んだページ数:17453ページ
ナイス数:827ナイス

https://bookmeter.com/users/89283/summary/monthly
■ふたたび嗤う淑女
国会議員・柳井耕一郎の周辺で続く死を裏で操るのはあの女。
知能犯係の富樫からの連絡により、蒲生美智留を追いかけていた麻生も関心を寄せ始める。
野々宮恭子と神崎亜香里が接触した人間たちは、これが破滅への第一歩とはまったく思っていなかっただろうな。
柳井は自分自身の悪行のせい、自業自得なのだけれど、残りのひとたちは自分の弱さを暴かれたことで緊張の糸が切れたってこともあったかもしれない。
ちらっと名前が出てきましたが例の真垣統一郎はまだ首相として頑張っているようでなによりです。

読了日:05月31日 著者:中山 七里
https://bookmeter.com/books/13362416

■森には森の風が吹く
自作小説のあとがきや作品解説、エッセイなどの詰め合わせ。
タイトルは編集部が考えたという「言葉は知識ではない知った顔をして大人になるな!」の内容にしみじみする。
知るということはどういうことか、なんとなく分かったつもりになっていたのでほんのり反省。
コジマケンのイラストがとても可愛い。

読了日:05月31日 著者:森 博嗣
https://bookmeter.com/books/13244341

■葬送学者 鬼木場あまねの事件簿
葬送儀礼を熱心に研究する鬼木場あまねが巻き込まれた事件。
傍若無人な福満教授にうんざりしているあまねだけれど、あまねのやってることをもし理解できるひとがいるとするなら福満教授なんだよなあ。
あまねの母親なら、それってお似合いってことじゃない!と大騒ぎしそう。
「結婚式が自己顕示欲にまみれたただのフェスティバルだとしたら、お葬式こそが人生最大の愛のイベントである」
福満教授の神父の祖父の言葉にはなるほどと思わされた。

読了日:05月30日 著者:吉川 英梨
https://bookmeter.com/books/9772454

■ハーフが美人なんて妄想ですから! ! - 困った「純ジャパ」との闘いの日々 (中公新書ラクレ)
ハーフの人々が直面する、思い込みによる困った発言の数々。
いかにも外国人っぽい顔のひとが普通に日本語を喋っているとつい「日本語がお上手ですね」と言いたくなってしまうけれど、
日本生まれで日本育ち、日本語しか話さないハーフはザラにいる。
財力がある家に生まれ育ったなら理想のハーフ像に合致するハーフになりやすいけれど
(見た目が美しくて幾つもの言語を喋れる高い語学力)そうじゃないひともいると忘れちゃいけない。

読了日:05月30日 著者:サンドラ・ヘフェリン
https://bookmeter.com/books/5152201

■まるたけえびすに、武将が通る 京都甘辛事件簿 (幻冬舎文庫)
カフェギャラリー「シート」の店長・山城長政が失踪したオーナー古木から謎の紙束を受け取ったその後日、何者かに店を荒らされた。
思っていたよりもハードボイルドな展開でした。
長政という名前から武将さんと呼ばれているのに武闘派じゃなくてギャップがあった。
沢村はこれでもう完全に手を引いたのかな。
長政と京子のことより、植野と梨子がどうなったのかが気になります。

読了日:05月29日 著者:池田 久輝
https://bookmeter.com/books/9682627

■タカラヅカ流世界史
宝塚の舞台の題材として取り上げられてきた歴史を、作品のオリジナルエピソードと共に解説。
舞台化される国と時代には偏りがあり、フランス革命とハプスブルグ家に詳しいヅカファンは多い。
好きな人は挿絵を見れば誰が誰だか分かるんだろうなあ。
再演多数のベルばらは歴代キャストも多くて、私みたいな宝塚シロウトでも名前を知ってるひとがずらりと勢ぞろい。

読了日:05月29日 著者:中本 千晶
https://bookmeter.com/books/7128565

■もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
ご近所さんからいただいた本。そうじゃなかったら読まなかっただろうな。
入院した幼馴染みの宮田夕紀に頼まれ野球部のマネージャーになった川島みなみ。
ドラッカー「マネジメント」を読み、野球部を甲子園に連れて行くために奮闘する。
これだけトントン拍子に話が進むなんてご都合主義とも言えますが、マネジメントがどういうものなのかを分かりやすく説明しているという点では成功したと思います。

読了日:05月28日 著者:岩崎 夏海
https://bookmeter.com/books/288696

■人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた
隙あらばマンガの話をしてしまうと言う著者による「ムダに情熱的な」マンガのブックガイド。
上原きみ子は「ロリィの青春」もいいけど社会派な「天使のセレナーデ」はどう?と聞いてみたいとか、成田美名子は「CIPHER」なのかとニヤニヤしたり、私はきっとこの方とは友達になれる気がします。
よしながふみ作品はどれもいいので選べないなあ。
槇村さとる「Real Clothes」がドラマ化されていたのは知りませんでした。美姫さまが黒木瞳かぁ、うーん。

読了日:05月28日 著者:川原 和子
https://bookmeter.com/books/136457

■ヴィジョンズ
7人の作家によるSFストーリー。
飛浩隆「海の指」木城ゆきと「霧界」をセットで読むと味わい深い。
宮部みゆき「星に願いを」SF慣れしてない素人同然の私にもちゃんと馴染める世界。
小難しくしなくてもSF要素は身近にあると思わせるのがさすがにうまい。

読了日:05月27日 著者:円城 塔,神林 長平,飛 浩隆,長谷 敏司,宮内 悠介,宮部 みゆき,木城 ゆきと
https://bookmeter.com/books/11165346

■残念和食にもワケがある - 写真で見るニッポンの食卓の今 (単行本)
400人以上の主婦へのアンケート、食卓写真をもとに、家庭の和食の驚くべき変化を描き出す。
とにかく調理には時間をかけたくなくて、食べやすいものが中心に食卓に並ぶ。
和食と聞いて思い浮かぶものはここにはない。
そういう食べ物と初めて出会うのは給食だという子供もいる。
食の多様化が進むと真っ先に和食が淘汰されるのがなんとも皮肉。
箸や醤油が家にないってすごいな。

読了日:05月27日 著者:岩村 暢子
https://bookmeter.com/books/12306013

■夏樹静子のゴールデン12 (文春文庫)
デビュー25周年を記念した短編傑作選。
選ばれた12作品について語る巻末の鼎談も面白かった。
これを読んでからまた作品を読み直してみると、一味違う印象に。
宗教法人の闇が見えた「足の裏」と、
たっぷりとミルクを溶かした、甘くてうす苦いココアの「カビ」が良かったです。

読了日:05月26日 著者:夏樹 静子
https://bookmeter.com/books/826028

■気ぬけごはん
気合の入った豪華なよそゆきごはんじゃなくて、普通の生活の延長線上にあるような気ぬけごはん。
レシピつき。
気ぬけとは言いつつも丁寧さが伝わってくるような料理なのは、料理人としての仕事のスキルがあったうえでの話だからかな。
買い物に行きたくないときに作るのが冷蔵庫の整理を兼ねてのちらし寿司。
ご馳走な感じがしないちらし寿司ってそれはそれでいいなと思った。

読了日:05月26日 著者:高山なおみ
https://bookmeter.com/books/7657719

■ショートショート・マルシェ (光文社文庫)
星新一の孫弟子ということで期待して読んでみましたが「え、だからそれで?」な感じでした。
パターンというかシステマティックというか、用意されてる意外性がオチに向けて一直線すぎた。
ショートショートとしては分かりやすいし慣れればこれはこれで面白いのかも。

読了日:05月25日 著者:田丸 雅智
https://bookmeter.com/books/9787915

■封印作品の謎
存在を知られていながら封印されてしまった作品群の謎に迫る。
ブラックジャックみたいに、ロボトミーという言葉の意味を取り違えて使われていたなら訂正してお詫びというのは自然。
そのうえで単行本とかの作品集に収録されないのなら、そういう責任の取り方をしましたと言う意思表明なのかもしれない。
手塚治虫の全作品の巻末にある注意書きがどういう経緯でなされたものなのかがこれで良く分かりました。
それにしても、表現の自由と人権とのせめぎあいはなかなか厳しいものがあるな。

読了日:05月25日 著者:安藤 健二
https://bookmeter.com/books/468015

■再会 (幻冬舎文庫)
ヤバい仕事をしていた8年前の佐々木と仁科を知る者が接触してきたことで、縁を切ったはずのふたりは再会した。
関口苑生は巻末の解説で
「正直言って、本書は物語的にはほとんど見るべきものはない。はっきり言うと、面白みがない」
いかにもなハードボイルドで先が読みやすく退屈に思えるかもしれないが、普段からあまり読まないジャンルなので、男たちが決して声高に叫ばない想いの熱さに胸を打たれる。
仁科が男と見込んで頼みごとをした西江はきっとうまくやるに違いない。

読了日:05月24日 著者:北方 謙三
https://bookmeter.com/books/6976

■なぞ食探偵 (中公文庫)
読売新聞、毎週木曜日の夕刊で連載していたコラムをまとめた本。
ゼリーフライやラジウムそばなど、ユニークな料理を食べ歩き紹介する。
新潟のイタリアン、長野のローメンあたりは、最近はだいぶ知られるようになってきたけれど、ローカルな食べ物の味付けは土地の好みを反映していて面白いなあと思う。
来葉丼を食べた京都「有喜屋」の創業は昭和4年。
100年もたたない店を老舗と呼ぶのは京都以外では普通のことなので見逃してください。

読了日:05月24日 著者:泉 麻人
https://bookmeter.com/books/465885

■竜の涙 ばんざい屋の夜 (祥伝社文庫)
丸の内にある「ばんざい屋」を舞台にした連作短編集。
常連のひとたちは、心の中の小さい棘だったりささくれてるところをそっと手当てしてくれるような「ばんざい屋」の料理が目当てでもあるだろうけれど、
やっぱり女将の存在は大きい。
閉店を選ぶのか移転するのか、どちらを選んでも女将が後悔しない道でありますようにと祈りつつ読みました。
色んな事に一区切りをつけて、旅立つみんなにどうか幸あれ。

読了日:05月23日 著者:柴田 よしき
https://bookmeter.com/books/5522238

■ゲイカップルに萌えたら迷惑ですか? ——聞きたい! けど聞けない! LGBTsのこと—— (イースト新書Q)
LGBTってなんだろう。
聞きたいけどなかなか聞けないLGBTsのこと、こんな場面ではどうしたらいいの?ということを、おしゃべり気分で一緒に考える。
性別がどうのというより前に、まず人間同士、あなたと私、というところから始まっていく。
カップルに夫役/妻役があるとは限らない。
いわゆる主夫に女子力高いと言ったり、結婚してるかどうか分からない女性に奥さんと呼び掛けるとか、あまり礼儀正しい接し方ではない。
相手が同姓婚であってもなくても、名前で呼ぶか性中立的な表現を使うほうが無難。

読了日:05月23日 著者:牧村朝子
https://bookmeter.com/books/11205140

■ふたたびの虹 (祥伝社文庫)
京都のおばんざいを出す店「ばんざい屋」を舞台にした連作短編集。
女将の吉永さんの何やら訳アリな様子を気にしつつ、通ってくる常連たちが運んでくる事件の顛末の行方を見守りました。
吉永さんは過去の出来事に蓋をしたとはいえ、それは苦しいことだったろうな。
清水さんが理由も聞かずに寄り添ってくれたから少し前進できたのかも。
その清水さんが36歳っていうのがびっくり。
そんなに若いとは思ってなかった。
「竜の涙」に続く。

読了日:05月22日 著者:柴田 よしき
https://bookmeter.com/books/509828

■ニッポン47都道府県正直観光案内
日本全国47都道府県のおすすめ観光スポットを正直に紹介する。
詳細なことは行きたい人が各自で調べるようにとか、北海道から順番にとかいう並びになってない読みにくさが、普通の観光案内とは一味違うとアピールできてる気がします。
いままでの本に出てきた場所を改めて紹介していたりするのですが、一冊にまとまったことで趣味的な面白さが強調され、
あちこちにある変わったモノゴトと出会う旅っていいなと思う。

読了日:05月22日 著者:宮田 珠己
https://bookmeter.com/books/13429257

■製造迷夢: 〈新装版〉 (徳間文庫)
リーディング能力がある美潮と出会った刑事の一条が事件に挑む連作短編集。
影の黒幕的存在を取り締まることが出来ないなんて本当にやるせない「光明凱歌」
一条が西村と入った道玄坂のワインバーのBGMがクライズラー&カンパニーだなんて良い趣味のお店なのに、話題はサボテン浣腸男っていうのが刑事のつらいところ。
恩田陸による新装版解説が良かった。
読了日:05月21日 著者:若竹 七海
https://bookmeter.com/books/7864276

■母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
「母の介護を担当して、私は実感した。高齢者の介護は事業だ。感情とは切り離して、高度に社会的な事業として考えなくては、完遂は覚束ない」
家族が家族を最後まで面倒を見るのが当たり前だった時代があった。
いまはもうその頃とは色んな条件が違っている。
自分の親が老いていくのを見るのは複雑だけれど、感傷に浸っている間にも事態はどんどん切迫していく。
つきっきりの介護に疲れ重大なトラブルになる前に、地域包括支援センターに相談すること。

読了日:05月21日 著者:松浦 晋也
https://bookmeter.com/books/12078222

■岳-ガク- (小学館ジュニアシネマ文庫)
まんがを原作にした映画のノベライズ。ややこしい。
長野県警山岳遭難救助隊の新人、椎名久美が出会ったのは、山岳救助ボランティア島崎三歩。
救助の現場で自信をなくす久美には、三歩がやけに軽く見えて仕方ない。
久美があんまり警察官らしくない感じがしましたが、若い頃はいろんな葛藤があったほうがいいかもしれない。

読了日:05月20日 著者:世良 ふゆみ,石塚 真一,吉田 智子
https://bookmeter.com/books/2894584

■とんでもない買い物
各界の著名人37人による失敗した買い物の品、あれこれ。
なにかを買ってみたけれど、その品物を見るたびにやっぱり失敗だったと後悔したり残念に思ったりするのは誰にでもあることだけれど、
評論家・小沢遼子の証券が手元にない株なんて文字通り「とんでもない買い物」だなあと思う。
アメリカからのメイル・オーダーで服を買っていた片岡義男。
左袖が表裏逆にひっくり返して縫ってあったり、頭を出す穴が直径5センチくらいしかないセーターなんて、作ってるときに気が付かないものなのかな。

読了日:05月20日 著者:通販生活編集部
https://bookmeter.com/books/594956

■ももへの手紙 (角川文庫)
父を亡くしたももは母と一緒に瀬戸内海の小さな島に引っ越し、そこで不思議な体験をする。
映画のノベライズとは知りませんでした。イノシシのエピソードは動きがある映画だと楽しそう。
ももの他に3匹の妖怪たちが見えた海美は、大人になってからこのことを思い出したりするかなあ。

読了日:05月19日 著者:百瀬 しのぶ
https://bookmeter.com/books/4646562

■食卓一期一会 (ハルキ文庫)
食べものの詩66編。
軽やかなリズムをすらっと読んで、あとから何度も読み返しました。
詩に書かれている食べ物を作る手順とか見ると、自分で作ったことがあるからちゃんと書けるんだろうなと思ったりします。
コンデスミルクの缶を湯煎してキャラメルクリームを作っている間、クリスティ「ABC殺人事件」を読みましょうか。

読了日:05月19日 著者:長田 弘
https://bookmeter.com/books/12470810

■風花病棟 (新潮文庫)
医者と患者をめぐる10の物語。
戦時中の雰囲気が色濃く伝わる「チチジマ」「震える月」は、生き残ることの意味を考えさせられました。
「顔」が衝撃的でした。自分の顔が顔じゃなくなり、ただの穴になってしまう。
周囲のひとへの配慮という名のもとにマスクをかぶったりすることが、どれだけ気持ちを挫いてきたことか。
想像するだけでもつらい。

読了日:05月18日 著者:帚木 蓬生
https://bookmeter.com/books/4339571

■今日もていねいに。 暮らしのなかの工夫と発見ノート (PHP文庫)
「慌ただしい世の中や人間関係でブレてしまった心の矛先を、そっと自分自身に向けなおす僕なりのやり方を、紹介しようと思います」
アメリカなんかでは、インタビューされてる側のひとが足を組んでるのを見かけますが、あれはリラックスしていますよというジェスチャーだと聞いたことがあります。
でもここは日本。
腕を組んだり足を組んだりするのを「念入りに注意を払ってやめたのです」。
作法としての所作の細やかさは、相手にも丁寧さ真剣さが伝わるものなんだろう。

読了日:05月18日 著者:松浦 弥太郎
https://bookmeter.com/books/4585679

■歴女美人探偵アルキメデス 大河伝説殺人紀行 (実業之日本社文庫)
早乙女静香、翁ひとみ、桜川東子のウォーキングの会「アルキ女デス」が大河のほとりで事件に遭遇する短編集。
ひとみは静香のツッコミで忙しいけれども、こういうときの東子はあまり発言がなくて印象が薄くなってしまうのが残念。
地図を頼りに歩くときには縮尺に注意。

読了日:05月17日 著者:鯨 統一郎
https://bookmeter.com/books/12119339

■日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)
お茶を習い始めて分かること。
次の手順はどうだっけとつい思ってしまいますが、頭で考えずに手に聞く。
歌舞伎とかもそうだけれど、かっちりと所作を叩き込み、自ら型にはまることで表現できることがあるんですよね。
季節のうつろい、一期一会の言葉の意味をかみしめる。

読了日:05月17日 著者:森下 典子
https://bookmeter.com/books/517833

■絶対に出る 世界の幽霊屋敷
世界の有名心霊スポット写真集。
(心霊写真はありません)
廃墟や墓場なんてそりゃあ出てもおかしくないでしょう。
リジー・ボーデンの家や、スティーブン・キングが「シャイニング」を書くきっかけになったスタンリーホテルなんて雰囲気抜群。
モン・サン・ミッシェルは有名な観光地としか思っていなかったので、まさか幽霊が出るなんて意外だった。
百年戦争のときは要塞だったし、監獄として使われたこともあるから、それを考えれば出ても当たり前なのかも。

読了日:05月16日 著者:ロバート・グレンビル
https://bookmeter.com/books/12984112

■軍艦島 池島 長崎世界遺産の旅 (単行本)
軍艦島は知ってたけど、池島ってなんだろうと図書館で借りた本。
どちらも長崎県にある閉鎖された炭鉱の島、池島はまだ住民がいるのですね。
二か所を船でめぐる「GIワンデイツアー」の参加方法も掲載。
日本を支えてきた炭鉱の歴史を感じられるのはいいなあ。
池島を散策してみたい。

読了日:05月16日 著者:黒沢 永紀,酒井 透
https://bookmeter.com/books/12946841

■ロンドン『英国王室御用達』案内
老舗ブランドの由緒正しき商品から、スーパー、ドラッグストアで気軽に買えるお菓子まで、英国王室御用達を紹介。
ロイヤルワラントの証明書を発行できるのはエリザベス女王とフィリップ殿下、チャールズ皇太子。
3人の誰かが最低5年間商品を使い、そのクオリティを認められれば証明書が発行され、王家の紋章を掲げられる。
3つ全部を持ってるホルダーがどれほどすごいのか容易に想像できます。
マクビティのビスケットやケロッグのコーンフレークなどもあり、御用達って幅が広いなあ。

読了日:05月16日 著者:
https://bookmeter.com/books/444167

■スクランブル (集英社文庫)
女子高のシャワールームで見つかった死体。
15年の時を経て分かる事件の真相。
この殺人事件のほかに学校生活の中で起きる事件もありますが、女子高という世界の狭さや人間関係の面倒くささにこそ振り返るべき青春があるのかもしれないと思いました。
彦坂夏見がこの作品にも登場していて、高校時代の彼女に会えたのが嬉しかった。

読了日:05月15日 著者:若竹 七海
https://bookmeter.com/books/555963

■「どこへも行かない」旅 (光文社文庫)
メジャーな観光地ではなく、日本の原風景に出会う旅。
公共交通機関が嫌いで荷物が多いこともあり、移動は常に自動車で。
門司のサッポロビールだった煉瓦の建物は、このときには外観保存のみの予定だったけれど、ネット検索してみたら今は中に入れるようですね。
ただの置物にしておくにはもったいない雰囲気だもんなあ。
札幌の北の郊外、麦と水田が隣り合ってる家の写真が印象的。

読了日:05月15日 著者:林 望
https://bookmeter.com/books/413673

■虫・コレ 自然がつくりだした色とデザイン
昆虫たちが自慢の色彩美を披露する、パリ・コレも顔負けのファッションショー。
名づけて「虫・コレ」。
色や模様のところを拡大して見せているので、細かいところを観察したいひと向け。
作り物みたいなホウセキゾウムシが並んでる写真を見ると、結構個体差があるんだなと思う。
キンイロコガネのメタリックな感じがほんとに綺麗。

読了日:05月14日 著者:海野 和男
https://bookmeter.com/books/3164192

■日本の不思議な建物101
個性的な101の建物を集めた写真集。
日本のというより関東周辺の、という感じ。
横浜薬科大学図書館棟みたいに建築当時と外観が変わったりすることもあるし、ここに掲載されていてもいつかはなくなるかもしれない。
手動のエレベーターは貴重だから奥野ビルにはずっと残って欲しい。

読了日:05月14日 著者:加藤 純
https://bookmeter.com/books/11455169

■薬局で買える女性の薬がよくわかる本
医師の処方箋なしでドラッグストアなどで買えるOTC薬(一般薬、大衆薬、市販薬) の飲み方などを説明する。
たとえば、風邪の特効薬はなく、総合感冒薬の服用は3日間が限度。
様子を見て改善しないときには医師に相談し、長期間飲み続けないように注意する。
薬の箱の中にも説明書が入っているから、よく読んで服用しないといけませんね。

読了日:05月14日 著者:佐川 賢一,伊東 俊雅
https://bookmeter.com/books/186101

■予告探偵―木塚家の謎 (C・NOVELS)
短編集。
事件を予告する探偵、摩神尊の事件簿。
一緒に行動している「木塚」が各時代で名前が違う。
防犯ではなく予告しかできない能力を持つ摩神ならそういう事情はあるかもねと、すんなりと納得してしまった。
「夏至祭2008」
最後の、木塚の好みが云々と言い出すまではそんなこと思わなかったけど、
摩神尊はある意味、時をかける木塚家の守護者。


読了日:05月13日 著者:太田 忠司
https://bookmeter.com/books/520079

■逆説の日本史22 明治維新編 西南戦争と大久保暗殺の謎 (小学館文庫 い)
近代日本の骨格を定める改革が次々となされた明治元年から明治十年の出来事を取り上げる。
西郷隆盛に「自死願望」があったとは。
うまく物事を運ぶためには自分の命を効果的に使うことまで考えていた。
週刊ポストでの連載が25年にもなったことから補遺編も収録。
テヘランに取り残された日本人の救出に尽力してくれたトルコに感謝するどころか批判するとは、朝日新聞やっぱり酷い。

読了日:05月13日 著者:井沢 元彦
https://bookmeter.com/books/13721690

■世界のログハウス
私が思うログハウスって、なんかこう「丸太小屋」と言うのが似合うような素朴な建物のイメージだったんですが、
掲載されているログハウスは素敵なものばかりでした。
周りを自然に囲まれているような場所だとログハウスは映えるなあ。
巻頭の、ロシアのプレオブラジェンスキー聖堂は奇妙だけど目を奪われる。

読了日:05月12日 著者:
https://bookmeter.com/books/2528173

■となりの中国人 〜迷宮のヒトビト〜
2002年から2005年まで中国で暮らした著者から見た中国人のありのままの姿。
日本の常識は中国では通じない。
というか、日本の潔癖なまでの几帳面さを当たり前とするやり方のほうが世界でも珍しいと思うのですが、
そういうお国柄の差を知ったうえで付き合うほうがストレスになりにくい。
「先発制人、後発制於人:主導権を先に握ったモンが勝ち!」
ああ、なるほど。
読了日:05月12日 著者:祐木 亜子
https://bookmeter.com/books/68240

■エコバッグ・ブック
ドイツを中心に世界各地で集めたエコバッグを手に入れた場所ごとにカテゴリーに分けて紹介する。
物価が高いと言われている北欧でも値段はだいたい200円くらい。
安いなと驚いてしまいましたが、日本で売ってるやつが逆に高すぎるのか?
デザインによっては普段使いしてるひともいるかもしれない。

読了日:05月12日 著者:塚本 太朗,赤木 真弓
https://bookmeter.com/books/117231

■予告探偵―西郷家の謎 (中公文庫)
西郷家に「すべての事件の謎は我が解く」と予告状を送り付け、木塚東吾を連れて乗り込んできた摩神尊。
西郷家に集う人間たちが訝しむ矢先、事件は起きた。
自分が事件の謎を解くことを予見できても、それがどんな謎なのかは見通すことができない。
あらかじめ事件を防ぐことができないという意味ではなんとも厄介な能力。
ジャンルとしてはバカミスらしいのですが、それほど話の内容に重大な影響を与えてない気がするので、私は気になりませんでした。

読了日:05月11日 著者:太田 忠司
https://bookmeter.com/books/1889966

■喧嘩上等 (うさぎとマツコの往復書簡3)
文章による殴り合い。
殴り合ったあとは友情が生まれる、なんてことあるけれど、最初から友情があるふたりのこと、殴り合いながらも自分自身への問いかけも忘れていない。
対談の美魔女云々のところで印象に残ったのは
「あいつら一日中、豆煮込んでんのよ」
「年齢同一性障害」
「なんでもかんでも自由になることが本当に幸福なのかっていう問題」
人間の業の深さを突き付けられたような気分になりました。

読了日:05月11日 著者:中村 うさぎ,マツコ・デラックス
https://bookmeter.com/books/5608184

■ピンピンコロリの新常識
人生の最期まで元気に生活を楽しむために、すぐに始められる方法を紹介する。
会社からの圧力(!)で、年に一度、健康診断に行っていますが、検査結果の数値をみて右往左往するのはやめようと思いました。
痩せているよりは、BMIが30以下の小太りくらいが長生きできる。

読了日:05月10日 著者:星 旦二
https://bookmeter.com/books/13035013

■0円ハウス
ホームレスのひとたちの住居を撮影した写真集。
住むつもりになればどんな場所にでも住むし、住むように家をつくれるんだなあと思った。
暑さ寒さ、雨風をしのげるだけの最低限の簡素なつくりに見えるけれど、
ここで寝起きしているひとたちには大事な生活の場所、それなりに工夫しているんだろうな。

読了日:05月10日 著者:坂口 恭平
https://bookmeter.com/books/448293

■かわいい妖怪画
妖怪たちの「かわいい」にスポットをあてる。
妖怪は恐ろしいもの、怖いものとして描かれていた中世の絵巻物。
歌川国芳のように、明らかに「かわいい」を意識して描かれた化け猫が登場するなど、現代の私たちが感じるような「かわいい」への転換点は江戸時代にあった。
ここに出てくる作品を単純にかわいいとは思えなくて、あえて言うならこれは自分の中の分類としては「きもかわいい」になりそう。
人魚と傘お化けの根付がいいなと思った。


読了日:05月10日 著者:湯本 豪一
https://bookmeter.com/books/9807314

■美濃牛 (講談社文庫)
微妙にギリシャ神話のミノタウロス。そのうえでの横溝正史オマージュ。
村人が覚えてないわらべ唄に鍾乳洞、にやにやしながら読んでいたら、横溝正史の辞世の句「どん栗の落ちて虚しきアスファルト」まで出てくる徹底ぶり。
800ページ近いボリュームの作品にあれこれ詰め込んでいるのに窮屈さがなく、気が付けば読了している読みやすさ。
事件自体は陰惨なものであるのに、なぜか明るい雰囲気。
石動戯作のとぼけた感じと、出羽と村長の幼馴染コンビのおかげかも。
窓音は天瀬のどこを気に入ったんだろう。
読了日:05月09日 著者:殊能 将之
https://bookmeter.com/books/550276

■ほじくりストリートビュー (散歩の達人POCKET)
地図で見つけた気になる場所を紹介する。
港の見える丘公園とか日野市南平9丁目のくねくね道は、道幅なんてそんなに広くないと思うんだけど、良く見つけたなあ。
ほんとに無駄にくねくねで面白い道。
そういえば、子安駅の線路沿いのあの道は行き止まりなんだっけ。

読了日:05月09日 著者:能町 みね子
https://bookmeter.com/books/11757654

■鉄子と駅男 関東版―電車でひゅるるん無人駅
電車に乗って気儘に散歩旅。
箱根登山鉄道の塔ノ沢、鶴見線の新芝浦みたいな、わりと関東では知られている駅(と私は思っている)よりも、
どうしてここで下車しようと思ったんだろうというような駅の佇まいが面白かった。
ホームと直結している家がある青梅線の白丸駅はどういう経緯でこんな造りになったんだろう。
それより気になったのはシャツについてる電車のボタン。

読了日:05月08日 著者:すずき さちこ
https://bookmeter.com/books/327309

■ミーハーサッカー〈2006〉
図書館で見つけて当時が懐かしくなり借りた本。
ミーハー漫画家トリオの2006年ドイツワールドカップ観戦記。
日本は大事な初戦、オーストラリアに1-3で負けて「日本…初戦なのに終わった…」とガックリしたのを思い出しました。
続く2戦目は0-0で引き分けたクロアチア。
このときのクロアチアチームのMFニコ・コヴァチはその後、代表監督に就任するとはまだ誰も思っていないのだとしみじみする。
どうでもいいけどヒデの着せ替え(特にマフラー)すごく笑いました。

読了日:05月08日 著者:真野 匡,なかはら ももた,カトリーヌ あやこ
https://bookmeter.com/books/1513604

■日本茶のさわやかスイーツ 煎茶、ほうじ茶、抹茶、和紅茶でつくる
日本茶を利用したレシピは色々と見かけますが、和紅茶を使ったものは初めてかも。
まだ飲んだことがないのでぜひ味わいたいです。
表紙は、柚子のコンフィを入れた抹茶クリームをメレンゲで巻いた「抹茶クリームのメレンゲロール」
外側のメレンゲの口当たりが楽しそう。
読了日:05月08日 著者:本間 節子
https://bookmeter.com/books/12250978

■大神兄弟探偵社 (新潮文庫nex)
大神兄弟・兄の鏡市の強引さのおかげで展開が早くて飽きない。
だいぶ無茶をやった友彦も、恋人の姉のトラブルはもちろん、自分自身のあれこれにも決着がついて良かったんじゃないかな。
黎はまだマシだったけど辰爾の「人脈」がイマイチ活用されてないので次に期待。
最強なのはやっぱり、おばあちゃまの比佐かな。お茶の席でなにがあったと問いかけるのは野暮。

読了日:05月07日 著者:里見 蘭
https://bookmeter.com/books/8345487

■浅見光彦のミステリー紀行〈第3集〉殺人よりもアブナイ話 (光文社文庫)
「天河伝説殺人事件」から「金沢殺人事件」までを案内する。
天河伝説は映画も見たし本も買いました、懐かしいなあ。
まず上巻が発売されて、3か月遅れで下巻が出たのは、予定枚数を書き上げても終わりがさっぱり見えなかったからだそう。
地元民なのに外人墓地が保土ヶ谷区にもあるのを知りませんでした。
狩場町か、そのうち訪ねてみたい。
読了日:05月07日 著者:内田 康夫
https://bookmeter.com/books/131253

■STOP劉備君!リターンズ!!5 (ストップリュウビクンリターンズゴ)
曹丕の奥さん、甄氏のネタっていままでにあったっけ?
甄氏が曹植に慕われ過ぎて疑心暗鬼になる曹丕、馬超の写本の絵がうまいかどうかは置いといて、一緒に楽しく読むといいと思うよ。
馬超はじぶんちの軍師の孔明より敵方の瑾にーちゃんとのほうが仲良し。
瑾にーちゃんはあれで意外と世話を焼くのが好きそうだし、いいコンビ。

読了日:05月06日 著者:白井恵理子
https://bookmeter.com/books/13632644

■公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ~
ドラマのレシピ本なので思ったよりレシピ数が少ない。
再現レシピが良く出来ているだけに、もうちょっと掲載されてたらいいのにと少し残念。
けれど、シロさんケンジを演じるおふたりのインタビューを読んだうえでドラマを見るのが楽しみになりそう。
佳代子さんの具沢山そうめんは夏になるたびに食べてます。

読了日:05月06日 著者:
https://bookmeter.com/books/13696399

■空想科学読本2[新装版] (空想科学研究所の本)
空想科学の世界に登場する途方もなく大きい数値を科学の視点で検証する。
空想科学の世界で最も強いのは誰かを判定するのに、ジャイアント馬場を元にした「ジャバ」なんて単位を作って計算、思わず笑うw
最強なのはモグネチュードンという怪獣、強さは1900万×1兆×1兆ジャバ。もうなにがなにやら。
透明になれる怪獣たちの条件はかなり厳しくて、今でいう光学迷彩を採用したとしても、体の大きさと遠近感がネックになる。
怪獣たちもいろいろ大変。

読了日:05月06日 著者:柳田 理科雄
https://bookmeter.com/books/376319

■悪魔の嘲笑―名探偵・神津恭介
東洋新聞で息を引き取った男は、美宝堂事件の真犯人は別にいると言い残した。
美宝堂事件の犯人として一審・二審ともに死刑が言い渡されている吉本。10日後に最高裁の判決が迫っているが、果たして冤罪なのだろうか。
解剖を担当した神津恭介が刺青の線をたどるように進言、そこから事件関係者の複雑さが徐々に明らかになってくる。
最後、東京拘置所でのシーンの異様さが何とも言えない。

読了日:05月05日 著者:高木 彬光
https://bookmeter.com/books/819515

■ぼくがいま、死について思うこと (新潮文庫)
いずれ自分も死ぬのだと意識しはじめてから、さまざまな角度から死について考える。
ひとが死んだあと、世界各地ではどうやって葬っているのかを知ると、土地の文化や考え方が深いところで見えてくるような気がします。
「友よさらば─少し長いあとがき」とても中身が濃い文章だった。

読了日:05月05日 著者:椎名 誠
https://bookmeter.com/books/10123843

■ねこのほそみち ―春夏秋冬にゃー
四季折々のねこを詠んだ88の俳句をまんがとともに紹介する。
動物を題材にした俳句って色々あるのでしょうけれど、猫が題材になると「それらしさ」が増す気がするのはなぜだろう。
俳句とまんが、どちらも印象に残ったのが、日下野由季「哀しみのかたちに猫を抱く夜長」でした。

読了日:05月04日 著者:堀本 裕樹,ねこまき(ミューズワーク)
https://bookmeter.com/books/10737960

■「保険のプロ」が生命保険に入らないもっともな理由 (青春新書プレイブックス)
生命保険はいざというときに必要なものだと思い込んでいました。
身近なひとたちがガンで大変だったのを見ていたので、ガン保険に入ったほうがいいのかなと真剣に考えていたんですが、
健康保険で十分な理由が良く分かりました。
民間の保険には出来るだけ入らないほうが得策。
読了日:05月04日 著者:後田 亨
https://bookmeter.com/books/12021935

■スナックさいばら 落ち武者篇 (角川文庫)
介護に終活、家族の看取り。
シビアな現場からの声に胸が痛くなる。出来ないことは出来ないと認める勇気を持つぞ。
つい笑ってしまったのが
「女の人っていうか、女の子が苦手。だってつまんないんだもん。心霊写真や新種の昆虫でヒャッホーって言ってくれないし」
本当のことすぎるw
あと、角田光代さんちにあげた子猫のトトちゃんのことがでてきて、メロメロっぷりにニヤニヤしました。

読了日:05月04日 著者:西原 理恵子
https://bookmeter.com/books/11229222

■昨日まで不思議の校舎 (創元推理文庫)
放送室にはカシマレイコ。
4つの部屋には口裂け女。
用務員室には花子さん。
伊神さんがさっさと片付けたこの事件は壮大な伏線回収のためのエピソードに過ぎない。
これで本当の意味でケリがついて、事件関係者たちにとって救いになったはず。
秋山さんとミノのその後も気になるけれど、大事なひとのためにケンカを売った葉山くんがえらい。良くやった。

読了日:05月03日 著者:似鳥 鶏
https://bookmeter.com/books/6545524

■女が結婚したいと思うわけ―ふたりでいたい胸のうち、心もよう
30代になった岸本さんが20代からの恋愛を振り返る。
「プロポーズのことばは、生きものだ。時がたてば、死んでしまう」
何回か結婚に繋がりそうなチャンスはあったのに、その時に結婚しなかったのは、タイミングが悪かったとしか言いようがない。

読了日:05月03日 著者:岸本 葉子
https://bookmeter.com/books/1373810

■夜の絶景写真 工場夜景編―誰でも幻想的な工場夜景が撮れるようになる
工場夜景撮影のテクニックと絶景ガイド。
人間がいないと成り立たない風景はたくさんありますが、工場はその中でもトップクラスでしょう。
昼間の工場もいいですが、やっぱり夜の工場がいいなあ。
スマホカメラで撮影するときには、照明部分の明るさに露出を合わせ、ズームアップ機能に頼らずに近づいて撮ること。

読了日:05月02日 著者:小林 哲朗
https://bookmeter.com/books/11198491

■名古屋式。
東京から名古屋に移住した著者が見た名古屋の姿。
贈答品を買うなら松坂屋、困ったら松坂屋に行け、っていうのはもう合言葉みたいなものですよね。
名古屋市内だと大型スーパーと言えばユニーとアピタ。
私が以前住んでたところではアピタもあったけど、カネスエで買い物してました。
一度でいいから、遭難覚悟で喫茶マウンテンの甘口抹茶小倉スパ食べたい。

読了日:05月02日 著者:雷門 獅篭
https://bookmeter.com/books/207912

■ときめく星空図鑑 (Book for discovery)
宇宙のしくみ、天体観察と撮影のポイントなど、星空のことががよくわかる1冊。
夜でも暗くならない都会に住んでいると、そんなに簡単に星座なんか見つからなくて、
せいぜい冬のオリオンくらいしか分かりません。
星空を見に行こうツアーみたいなものに参加して飽きるほど眺めたいです。

読了日:05月02日 著者:永田美絵,廣瀬 匠
https://bookmeter.com/books/5177057

■よろず一夜のミステリー: 枝の表象 (新潮文庫)
幽霊騒ぎに行方不明の父親。
どうして行方不明になっていたのかが分かって良かった。
不在だった時間をゆっくり取り戻せますように。
よろいちで働きたいひとは他にもいるのに、キイチが恵を雇った理由、まだ恵を使い続ける理由が良く分からない。
いままでのあれこれの出来事は伏線だと思っていたので肩透かしを食らった気分です。

読了日:05月01日 著者:篠原 美季
https://bookmeter.com/books/8079205

■百年の女 - 『婦人公論』が見た大正、昭和、平成 (単行本)
「婦人公論」から見た日本女性と社会の変遷。
その時代ごとの女性を生き方がどうだったのかが見えてきます。
男性にとって都合の良い付属品として扱われることに異を唱えた平塚らいてうたちが女性の権利獲得に奔走した結果、
現代では、選挙権もあり、自分の立場を主張することができるようになった。
今ほど人生が長くなかったので、初期の婦人公論では老いや介護などの問題は取り上げられてこなかったというのがなるほどなあと思う。

読了日:05月01日 著者:酒井 順子
https://bookmeter.com/books/12879927


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