やわらかい螺旋

徒然なるままに

2016-05

2016-06-01 10:14:10 | 
2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:69冊
読んだページ数:15050ページ
ナイス数:1251ナイス
http://bookmeter.com/u/89283/matome?invite_id=89283

■カレーライフ (集英社文庫)
ケンスケが最初にワタルを探しに出かけたときからもう旅は始まっていたのかもしれない。 ケンスケたちは祖父のカレーの味を再現するためにあちこち訪ね歩く。 厚い本なので少し怯んだけれど、この旅を丹念に追いかけるにはこれだけのページ数は必要だった。 5人のいとこたちが幼いころに食べたカレーは、祖父の人生が詰まった味だったんだなあ。 その味を伝えていけるお店になりますように。
読了日:5月31日 著者:竹内真
http://bookmeter.com/cmt/56678794

■ヨ・コ・ハ・マ「みなとみらい線」誕生物語―計画から開通までのドラマ
みなとみらい線は一度しか利用したことないんです。この区間は散歩気分で歩いてしまうので。 それに笑っちゃうくらい地下にあり、地上に出るまでが遠く感じてしまう。 でもそれにも理由があって、埋め立て地で地盤が弱いから。 もともとあった東横線の一部区間を廃止することで影響を受ける地域への対策が要になっていた特殊ケースだったそうで、 地元との関係をこじらせるわけにはいかないから神経を使っただろうなあ。 どうやって駅名が決まったのかも興味深い。
読了日:5月30日 著者:広瀬良一
http://bookmeter.com/cmt/56656890

■はじめての結婚 (角川文庫)
秋元康は夫の立場から。柴門ふみは妻の立場から。ふたりが語る結婚エッセイ。 愛が欲しい妻と、暮らすのに快適な環境を求める夫。 夫が家事を全くしないの、との愚痴には 「あえて細かい取り決めはつくらずに、不満が行ったり来たりしながらも、 相手が困っていたら助ける。 そんな暗黙の了解のような空気をつくっていけるといいんじゃないかな」 うーん、そうなんだけどねえ。
読了日:5月30日 著者:秋元康,柴門ふみ
http://bookmeter.com/cmt/56656876

■私的読食録
食に注目しつつ、本の書評を堀江敏幸と角田光代が交代で綴る。 こうしてまた読みたい本が増えていくんだ。 既読本がちらほらありました。 角田さんがとりあげた梶井基次郎「檸檬」は、食べるための檸檬じゃなく、 檸檬そのものの存在があって成り立つ作品だなあと改めて思う。 堀江さんがとりあげた「ピザマンの事件簿」そういえばピザが出てくるシーンの印象が薄い。
読了日:5月29日 著者:角田光代,堀江敏幸
http://bookmeter.com/cmt/56630597

■城のつくり方図典
熊本城をどうやって修理するんだろうと気になっていたときに図書館で見かけ借りてきました。 不器用な自分には無理でも、鉄腕なあの方たちが読んだら築城できちゃうかもしれないと 思うほどやる気満々な本。 「天然の要害を利用できない平山城や平城を選ぶことは、石垣・堀・天守といった土木建築工事の 飛躍的な増大をもたらし、逆に城郭数の激減をきたしたのである」 などなど歴史も交え、説明が丁寧で分かりやすい。
読了日:5月29日 著者:三浦正幸
http://bookmeter.com/cmt/56630548

■活字の海に寝ころんで (岩波新書)
食事と旅と読書。 自分では絶対に遭遇したくないけれど、その体験話を読むのが好きなジャンルが「漂流記」その中から選んだ ベストスリーの「一一七日間死の漂流」「荒海からの生還」「大西洋漂流七六日間」読んでみたい。 旅に出たならテントを張ってたき火だ!なイメージのシーナさんが、 電子レンジの仕組みに頭をひねりながらあれこれいそいそと作ってるなんてギャップがあっておかしい。
読了日:5月28日 著者:椎名誠
http://bookmeter.com/cmt/56606436

■なみのひとなみのいとなみ
あちこちに掲載された紀行文以外のエッセイをまとめたもの。 本末転倒なことを真面目にやらかす面白さ。 中学の英語の授業で正しく発音するのがかっちょ悪い、ってのはどこでもそうだったのかな、 うちもそんな感じでした。 アポー。
読了日:5月28日 著者:宮田珠己
http://bookmeter.com/cmt/56606415

■伊藤ふきげん製作所 (新潮文庫)
思春期を潜り抜けないと大人になれない。 儀式みたいな思春期の面倒くささは、本人にとっても周りにとってもどうにもならない。 そんな時期にアメリカに移り住み、言葉は通じないわステップダッドなんてわけのわからんひとが一緒に住んでるわで、 強制的に外の世界と折り合いを付けなくちゃいけない理不尽さに不貞腐れたくもなる。 同じ10代の子の「肌もあらわなカッコ」でも、 日本の子のは子供だからヘーキでハダカになれちゃう、アメリカの子のはもうオトナだからセクシーなんです、 って確かに方向性が違う。
読了日:5月27日 著者:伊藤比呂美
http://bookmeter.com/cmt/56586976

■シンプルエレガンス
こういう本は手に取るひとがある程度の年齢じゃないと内容が沁み込んでこない。 突然タクシーに乗り込み同乗を求めたパリのマダム、 車内での会話がどれだけ理知的でも、品格のあるひととはちょっと思えないんだけどなあ。 だって会話が出来ない外国からの旅行者だった場合(自分に置き換えて考えたら特に) そんなことされたら恐怖でしかない。 受け取り方の差なんだろうけれども。
読了日:5月27日 著者:伊藤緋紗子
http://bookmeter.com/cmt/56586965

■主婦と演芸
雑誌連載していたものをまとめた本。 清水ミチコって名前くらいしか知らなかったので この面白さがすごくツボでした。 自分自身でボケたりツッコミいれたり飽きさせません。 母親の実家で養蚕をやっていたので自分としては当たり前だったんですが、 どうやって絹糸にするのか知らないひとは、 羽化する前の繭をそのままお湯に浸しちゃうのがショックなんですね。
読了日:5月26日 著者:清水ミチコ
http://bookmeter.com/cmt/56567045

■横浜を知るには銭湯が一番 さあ、ヨコハマ銭湯へ行こう! 
図書館で見かけ、昔の同僚に実家が銭湯ってコがいたなあと思い出し、彼女のおうちはあるかなと借りてきた本。 横浜市内の銭湯を歴史を交えつつ紹介。 巻頭では横浜出身のデュオ「ゆず」のインタビューを掲載。 スーパー銭湯とかじゃなく、意外と近所に普通のお風呂屋さんってあるんだなあ。
読了日:5月26日 著者:横浜市浴場協同組合50周年記念誌制作実行委員会
http://bookmeter.com/cmt/56567034

■本に埋もれて暮らしたい (桜庭一樹読書日記)
タイトルを見てまったくその通りだと思い図書館で借りてきましたが、シリーズものだったんですね。 ここにも山田風太郎の妖異金瓶梅が。「赤い靴」しか読んでいませんが面白かった。 編集者のK村女史、 くわえ煙草でドラえもんの顔をして「あ、持ってますよ」って言えるほどの蔵書とは。 羨ましいが恐ろしい。床が抜けませんように。
読了日:5月25日 著者:桜庭一樹
http://bookmeter.com/cmt/56545801

■綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(3)
とりあえず最終巻。 ミステリってやっぱり良いね、と思えるような色々な作品を読めて良かったです。 栗本薫の伊集院大介シリーズ懐かしいな。また読み返したくなりました。 山田風太郎は忍者のひとと思っていたので、妖異金瓶梅「赤い靴」には意表を突かれた。 鮎川哲也「薔薇荘殺人事件」は最後を飾るにふさわしい面白さ。
読了日:5月25日 著者:綾辻行人,有栖川有栖
http://bookmeter.com/cmt/56545767

■横浜人形の家
図書館で借りた本。 英文併記。 「今日、時代を越え、民族を越え、人形たちはそれぞれの時代や国の生活文化を 私たちに物語ってくれます」 人形の表情や着ている服をじっくり見てしまいます。 横浜には「横浜開港人形」という郷土人形があり、 アメリカやイギリスなどに輸出されていたけれど 戦争で職人が減り、昭和37年の大火で型が焼失。 人形の製作数が減り途絶えかかっていたところ、型を復元し伝承を始めたそうで、 何かを伝え続けていくって本当に大変なんだなあ。
読了日:5月24日 著者:横浜人形の家
http://bookmeter.com/cmt/56524913

■新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)
古典名作のエッセンスをいかし現代に置き換え森見ワールドに染まっていく物語。 京都を舞台にゆるく繋がっている5話。 「走れメロス」の面白さにすっかり虜になってしまい、逃げ続けることが友情の証なら、頑張れ逃げろと応援してしまいます。 桃色ブリーフで踊っている彼らに幸あれ。
読了日:5月24日 著者:森見登美彦
http://bookmeter.com/cmt/56524655

■千円贅沢
手ごろな値段で味わう贅沢。 自分だったら絶対に買わないだろうな、と思うものもあったりしましたが、 多分、買った本人が満足できるかどうかが重要なポイント。 このあと、ロシアで琥珀のネックレスを買う機会はあったんでしょうか。
読了日:5月24日 著者:中野翠
http://bookmeter.com/cmt/56524642

■30日で生まれ変わる美女ダイエット
You are what you eat―あなたは自分の食べたものでできている。 食事はだいぶ気を付けているつもりですが、 パンや焼き菓子を完全にシャットアウトしてるわけじゃないので、 ちょっと詰めが甘いかなあ。 完全にやろうとするとストレスだし、体質的に無理なこともあるので、そこのところはほどほどに。
読了日:5月23日 著者:エリカアンギャル
http://bookmeter.com/cmt/56503095

■空想キッチン! (ナレッジエンタ読本5)
再現不可能なラムちゃんの手料理。 コメントがしづらいほど正確な描写のハウルの厚切りベーコンエッグなどなど、 アニメに登場するアノ料理について、 柳田理科雄とケンタロウが 大真面目に考察。 宮崎駿率が高いのはさすがと言うべきか。 オバケのQ太郎の小池さんが食べてるラーメン、 麺がちぢれてないとかスープの色がものすごく濃いとか注目して見たことなかったなあ。 ルパン三世のミートボールスパゲッティはそうそうこんな感じ!と思いながら、 添付のレシピで作ってみたい。
読了日:5月23日 著者:ケンタロウ,柳田理科雄
http://bookmeter.com/cmt/56503054

■旅ボン 富士山編
日本で一番高い山に登るんだもの、そりゃあハプニングはあるだろう、という意味では期待を裏切らない。 集合場所に集合できずに結局は現地で落ち合い、午後4時半なんて遅い時間に登山開始、そんなの大丈夫なのかと思ったら案の定。 素人は時間に余裕を持たないと大変だとしみじみ思いました。 「思った以上に坂がキツいぞ!山だからね!」に思わず笑った。 1冊丸ごと富士登山ってわけじゃなく、他には、鍋の材料を仕入れに築地に行ったり、 鎌倉で座禅したり、運動不足と栄養不足解消のために色々やったり。 しかし文字が読みにくいなあ。
読了日:5月23日 著者:ボンボヤージュ
http://bookmeter.com/cmt/56503022

■幸せになっちゃ、おしまい
人生は気が合う人と出会うための旅であるなら、本との出会いも 「気の合う人は、こんにちは」な感覚で。 年齢恐怖と折り合っていけるように「年を重ねた知恵」を身に着けた自分を実感できる日がいつか来るといいな。
読了日:5月22日 著者:平安寿子
http://bookmeter.com/cmt/56476177

■もっと面白い本 (岩波新書)
ノンフィクションを紹介しているブックガイドの続編。 前作のほうが読みたいなと思った本が多かったけれど、それは前作に比べて既読本が多かったから。 それにこっちはこっちで、 私が苦手なジャンルにもとっつきやすそうな本があるんだな、というのが分かりました。
読了日:5月22日 著者:成毛眞
http://bookmeter.com/cmt/56476166

■夫婦一年生 (shogakukan paperbacks)
自分の一年生時代をつい振り返ってしまいました。 いま考えればなんでもないことなのに、なんせ何をやっても初めてのことで大事件に思えていたんだよなあ。 朔朗の転勤で北海道に移り住んだふたり。 自分のことを誰も知らない土地に住むのは結構ストレスだけど、青葉は習字を教えたりして、次第にひととの繋がりが出来てくる。 ストッキングを三角コーナーのネットに使っているのを見た朔朗の気持ちも分かるし、 ストッキングを使った青葉の気持ちも分かるのは、自分が結婚してそれなりの年月がたってるからなんだろうな。
読了日:5月21日 著者:朝倉かすみ
http://bookmeter.com/cmt/56452370

■世界クッキー
隙間なく畳みかけて繰り出される言葉たち。 思いついたことを次々と書いているだけのように見せかけて、とても練られているんだろうな。 頭の回転がはやい感じ。 太宰治のお墓で住職とのやりとりのあと 「生きてたって、会いたい人に会えるわけじゃ、ないけれど」 に胸がきゅんとなる。
読了日:5月21日 著者:川上未映子
http://bookmeter.com/cmt/56452350

■伊勢丹セラピー
「伊勢丹を歩くと気分がうるおい、なにかを買わなくても気晴らしになるのです」 伊勢丹を歩くのが趣味っていうのは分からなくもないかなあ。 色んなものを見て回ったり、見て回ってるひとを観察したり。 でも自分だったら物欲と戦い続けることになりそう、疲れるだけでセラピーになるかどうか。 カバーの著者略歴に使った写真は確かになにかの楽器をうまく弾くひと、っていう雰囲気。
読了日:5月20日 著者:小林光恵
http://bookmeter.com/cmt/56433441

■危険な世界史 血族結婚篇 (角川文庫)
フランス革命をはさんで前後100年ずつ、激動の200年間の歴史エピソード。 ヨーロッパの王侯貴族は同じ名前の人がたくさんいて、誰がどのひとなのかすぐごちゃごちゃになってしまう。 夫のジョージ一世に32年も幽閉され無念の死を遂げた王妃ドロテア。 ジョージ一世はその7か月後に亡くなるが、妻の呪詛に満ちた遺書を読んでショックを受けたのではないかという噂に 「私見だが、こういう男はその程度で死にはしない。たんなる病死だろう」とバッサリ。 ピンカートン探偵社設立がマリー・アントワネットの没後57年、意外と古い。
読了日:5月20日 著者:中野京子
http://bookmeter.com/cmt/56433395

■声に出して読みづらいロシア人 (コーヒーと一冊)
ただでさえ表記がキリル文字でとっつきにくいのに、ロシアの人物名はとても難しい。 「Потёмкин」なんて読めたもんじゃないけれど、発音すると「ポチョムキン」なんと間抜けな語感なんだ。 池田理代子「女帝エカテリーナ」で、ポチョムキンの訃報を聞いた女帝が悲しい顔で 「ポチョムキン!」と叫んでもシリアスに思えないっていうのは確かにそうかも。 欄外に小さく発音のコツが掲載されていて、ポチョムキンは「パチョームキン」と発音するとそれっぽくなるんだそうです。
読了日:5月19日 著者:松樟太郎
http://bookmeter.com/cmt/56413496

■仮設のトリセツ―もし、仮設住宅で暮らすことになったら
正式名称は「応急仮設住宅」略称「仮設」。大規模災害などで住居を失った住民が多く発生したときに、 行政が貸与、設営する仮の住居。 主にプレハブ工法による、組立タイプとユニットタイプが用いられる。 誰でも住める仮設住宅は誰にでも住みにくい住宅でもあるので、カスタマイズして自分の生活に合わせよう。 こういうときに大工仕事に慣れてるひとは頼もしい。 退去する日がきたらカスタマイズの部分は忘れずに撤去。
読了日:5月19日 著者:岩佐明彦
http://bookmeter.com/cmt/56413479

■自分でできる やさしいお灸
お灸ってなんだか大変そう、やけどしたりしないのかなとずっと思っていましたが、 火を使わないお灸もあるそうで、それなら気軽にできるかな。 フルカラーの写真なのでツボの位置が分かりやすい。 万能のツボ、合谷と湧泉から試してみたい。
読了日:5月19日 著者:
http://bookmeter.com/cmt/56413470

■ショコラティエの勲章 (ハルキ文庫)
食べ物関係の小説はどうしても「おいしそう」方面を期待します。 この話も出てくるお菓子の描写に注目していましたが、 どちらかというと、人間の行動の裏側に潜む謎をあかりと一緒に考えるのが楽しかった。 ひとが死なない日常の謎系ではあったものの、 決してほのぼのオンリーではないし、長峰シェフのあえての厳しさに職人魂を見た。
読了日:5月18日 著者:上田早夕里
http://bookmeter.com/cmt/56392101

■綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(2)
怪談やリドルストーリー、幻想小説にもミステリの要素が潜んでいて、幅広く楽しめました。 ディーノ・ブッツァーティ「なにかが起こった」リドルストーリーがそういうものだとは 分かっていても、投げっぱなしの終わり方ってもやもやする。 ラヴクラフト「アウトサイダー」見事な訳文が印象的。 連城三紀彦「親愛なるエス君へ」読み終わってからざわざわした気分になりました。 ゲストの北村薫が小学生のときに手書きで物語を写してアンソロジーを作っていたということに驚く。 その冒頭を飾ったスペイン童話「油あげの雨」のチョイスに唸る。
読了日:5月18日 著者:綾辻行人,有栖川有栖
http://bookmeter.com/cmt/56392067

■なにたべた?―伊藤比呂美+枝元なほみ往復書簡 (中公文庫)
FAXでやりとりしているので文章が抜けていたりするところがありますが、 それが妙な緊張感を醸し出している。 伊藤比呂美はこのときアメリカに引っ越し。 枝元なほみを料理研究家としてしか見たことがなかったので ありのままの女性としての感情が刺さる。 薄口しょうゆ1:酢1:水1の割合のベースで漬けたセロリって食べてみたい。
読了日:5月17日 著者:伊藤比呂美,枝元なほみ
http://bookmeter.com/cmt/56371668

■面白い本 (岩波新書)
ノンフィクション100冊(そして鉄板の9冊)を紹介しているブックガイド。 こういうブックガイドは、読みたい本が増えて身動きが取れなくなるのが目に見えているのに、それでもやっぱりやめられない。 既読がちらほらありましたが、また読み返してみたくなりました。 ノンフィクションに限らず、私にとっても読書は道楽。
読了日:5月17日 著者:成毛眞
http://bookmeter.com/cmt/56371635

■ビブリオバトル ハンドブック
ビブリオバトル。どんなことをやっているのかいまひとつ分からなかったので図書館で借りた本。 公式ルールは4つ。参加者本人が読んで面白いと思った本を持って集まる。順番に、1人5分間で本を紹介する。 それぞれの発表の後に、参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分おこなう。 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」 を基準とした投票を、参加者全員1票でおこない、最多票を集めたものを「チャンプ本」とする。 自分が参加するとしたらどの本を持っていくかな、いろいろと考えるのが楽しい。
読了日:5月16日 著者:ビブリオバトル普及委員会
http://bookmeter.com/cmt/56350911

■魔法のケーキ: 焼くと3つの“層”ができる、不思議でおいしいお菓子
基本のレシピをネットで見て気になっていました。 アレンジを知りたくて購入。 甘くないキッシュ風のやつを作ってみたいなあ。 でもこれオーブンで湯せん焼きするんです。 うちのオーブンレンジ(丸形ターンテーブル)だと厳しいな、なにか方法がないものか。
読了日:5月16日 著者:荻田尚子
http://bookmeter.com/cmt/56350891

■世界は終わらない (幻冬舎文庫)
悩み多き書店員の土田さん。 仕事に繋がるなにかのアクションを起こす時に、出世して云々が物差しじゃないってところは好感が持てる。 益田ミリ本人が登場し「益田ミリのままマンガの中に入って主人公と話してみたいなーって」 は、やってみたそのことを読者が受け止めないといけませんか、やや複雑な心境。
読了日:5月16日 著者:益田ミリ
http://bookmeter.com/cmt/56350859

■怖いこわい京都、教えます
神社仏閣があれだけひしめいているんだもの、そりゃあ怖いに決まってる。 紹介されている場所がどこ、という市街図はあるものの 写真はないので、気になるなら行くもよし、行かぬもよし。 天神さんの、菅公の左遷が決まったときに降臨した天一神と帝釈天が 「がっかりしなや。三年経ったらこっちゃに召しあげてハメた奴らイテコマシたるさかい」にはつい笑う。 やっぱり菅原定義はラリっていたんだろうか。 それにしても、丑の刻参りをそんなにカジュアルにやってのけるひとたちがいるなんて、それが一番怖いことかもしれない。
読了日:5月15日 著者:入江敦彦
http://bookmeter.com/cmt/56322784

■儒教と負け犬
東アジア儒教圏の仲間、日中韓の三カ国をめぐる負け犬の旅。 ソウルでは「老処女」上海では「余女」と、言葉の見た目にもかなりの厳しさ。 上海女子に言わせると、日本人男子はすぐ偉そうにするからムカつくんだそうですが、 ワガママ言うのは当たり前、男は女にかしずいてナンボと思っているならそうなるんだろうなあ。
読了日:5月15日 著者:酒井順子
http://bookmeter.com/cmt/56322727

■影憑き 古道具屋 皆塵堂
円九郎と金吾、菊三郎は毎晩遊び歩いている放蕩息子仲間。 賽銭泥棒が親にばれ、円九郎が内緒勘当で預けられたのが皆塵堂。 円九郎の流されっぱなしの駄目男ぶりにやきもきさせられ、じれったくて仕方ない。 けれど弱音を吐いているヒマはなく、米俵を軽々と持ち上げられるようになるまで頑張れ。 太一郎には気の毒だけれど子猫祭りが楽しみ。
読了日:5月14日 著者:輪渡颯介
http://bookmeter.com/cmt/56298094

■続 ちょっと早めの老い支度 (ORANGEPAGE BOOKS)
ほんのちょっとのことでも、いま習慣にしておいたほうが後々の自分のためになるかもしれない、 ってこと、あるなあ。 今まで出来ていたことがだんだん出来なくなってくるから、その対策を今のうちから。 時間配分にゆとりを持たせる。高齢になったら低栄養に注意。家の中でも歩くときは足元注意。 私は薬やサプリはかなり多めの水で飲むことを心掛けています。
読了日:5月14日 著者:岸本葉子
http://bookmeter.com/cmt/56298084

■秋の日本 (角川文庫)
フランス人のロチが日本にやってきたのが明治18年。 異国の地である日本をどう見ていたのか。 現代に生きる私は、たとえば、女の子が煮られているように見えたのは五右衛門風呂だったのかなとか、 文章から想像し自分なりの補足をする楽しさもありました。 鎌倉・鶴岡八幡宮で見た神功皇后の衣装はまだ残っているんだろうか。 鹿鳴館の例の伯爵夫人は、ときの外務大臣・井上馨の夫人、武子さんだったんですね。
読了日:5月13日 著者:ピエール・ロチ
http://bookmeter.com/cmt/56277252

■ヴァチカン市国
世界で最も小さい国、そしてキリスト教という王国の首都。 システィーナ礼拝堂のフレスコ画を見たくて図書館で借りてきた本。 修復によって色鮮やかになった「最後の審判」や「アダムの創造」など、本当に美しい。 美術館にはキリスト教関連の美術品しかないと思っていたので、 ミイラの展示にはちょっと驚いた。
読了日:5月13日 著者:オラーツィオペトロジッロ
http://bookmeter.com/cmt/56277241

■謎解きはディナーのあとで 3 (小学館文庫)
風祭警部が覚えていなくてほっとしたり、井の頭公園のお花見の場所取りをしたのは影山なのかしらとか、 作中でちゃんと時間が連続しているんだなと思える。 名探偵コナンとのコラボ作品「探偵たちの饗宴」 カムサハムニダの真相に思わずずっこける。 コナンも麗子も、お互い別の意味で影山の事情が分からず、一喜一憂しているのがおかしい。 杉江松恋の解説が読みごたえがあった。
読了日:5月12日 著者:東川篤哉
http://bookmeter.com/cmt/56254278

■危険な世界史 運命の女篇
アントワネット生誕○年、とか、没後○年、って書いてありましたが、それをあまり意識せず読みました。 でも四谷怪談の初演がアントワネットの処刑から32年後なんて、そんな時代の西洋と日本の差が見えて面白い。 「若くなくてはだめ、強くなくてはだめ、勝たなくてはだめ、金持ちにならなくてはだめ、という アメリカの最悪の部分がここにあらわれたような気がする」と散々な言われようの映画「フランダースの犬」は、 地主がネロを助けてハッピーエンド。 ハリウッド映画は人生の機微とかに重点を置かないんだろうな。
読了日:5月12日 著者:中野京子
http://bookmeter.com/cmt/56254246

■日本名建築写真選集 (第15巻) 日光東照宮
鳴き竜と眠り猫はあったけれど三猿の神厩舎がなくて残念。 江戸時代の関東における社寺建築に日光東照宮が影響を与えたことはまず間違いない。 日光東照宮が建てられた時代からだいぶ遅れて18世紀ごろから、北関東を中心に彫物で飾られた社寺が数多く建てられた。 大工から独立した彫物大工が登場したが、他の地域では「彫物大工」と記録にあっても、 たまたまその工事で大工が彫物を担当したに過ぎない場合も多い。 社寺の彫物は明治になっても継承され、たとえば東京柴又の帝釈天は当時の東京を代表する彫物師の作。
読了日:5月11日 著者:栗田勇
http://bookmeter.com/cmt/56230651

■童謡の謎〈2〉―案外、知らずに歌ってた (祥伝社黄金文庫)
「あんたがたどこさ」の狸が出てくるのは2番の歌詞なんですね、 1番の「えびさがおってさ」は初めて見たかも。 「線路は続くよどこまでも」のアメリカの原詩で「ダイナ」という単語が頻繁に出てくる、 これはダイナマイトのことじゃないか、というのは面白いと思った。 けれど、それを言うなら原詩をまるごと掲載しないと説得力に欠ける。
読了日:5月11日 著者:合田道人
http://bookmeter.com/cmt/56230632

■春風のスネグラチカ (F COMICS)
この時代のロシアが舞台。 しかも身元を偽っているとなったらもう、 謎とされたあのことと関連があるんだろうな、と思いながら読んでいました。 シシェノークは左目を、ビエールカは両足を。 失ったものと引き換えに得たお互いの存在はどれだけ大きかったことだろう。 けれど、行動や心情にいまひとつ納得できない部分があって(主にミハルコフ関連) そこは読み切れなかった。
読了日:5月11日 著者:沙村広明
http://bookmeter.com/cmt/56230584

■脳あるヒト 心ある人 (扶桑社新書 32)
角田光代と養老孟司の往復書簡なリレーエッセイ。 性別が違う。世代も違う。仕事も違う。趣味も違う。接点が見当たらないふたり。 話が噛みあわないんじゃないかと思っていましたが、接点がないからこそ丁寧なやりとりでした。 宗教の勧誘に出くわしたときの、勧誘している女性を「堂に入った鈍感さ」と言った角田さんの言葉にはっとし、 「平和で民主的な社会の住人に、戦争や独裁の苦しさがわかるだろうか」の養老さんの言葉にもはっとする。
読了日:5月10日 著者:角田光代,養老孟司
http://bookmeter.com/cmt/56206172

■逆説の日本史 19 幕末年代史編2 井伊直弼と尊王攘夷の謎 (小学館文庫)
どうして桜田門外の変が起きたのか。 事件は通り魔的に起きたわけじゃなく、そこに至るまでには日米修好通商条約や安政の大獄などがあり、 順を追って説明しているので流れが分かりやすい。 井伊直弼はただ斬られて暗殺されたのだと思っていましたが、銃弾で負傷し動けなくなったところを斬られたんですね。
読了日:5月10日 著者:井沢元彦
http://bookmeter.com/cmt/56206163

■世界一の美女になるダイエットバイブル
ダイエットとは健康になること、健康になれば自分にとって快適な体重になっていくんだなあ。 そのためには食生活のコントロールがある程度必要だということ。 食べないことが重要ではなく食べ物の内容が重要。 そしてストレスは老化を加速させるので、ため込まないこと。 簡単な解消方法は深呼吸と笑顔。 顔が笑っているだけでも効果があるということなので、意識してやってみたい。
読了日:5月9日 著者:エリカアンギャル
http://bookmeter.com/cmt/56183286

■どんぐりと山猫―版画絵本宮沢賢治
こういう絵本に版画っていうのは味があっていいものです。 山猫を探す道中で出会った 変な楽隊をやってる白いきのこたちの音楽は、どってこどってこと、きっと陽気で楽し気なものだったんだろうな。 どんぐりの争いをおさめた一郎の言葉は気が利いている。
読了日:5月9日 著者:宮沢賢治,佐藤国男
http://bookmeter.com/cmt/56183276

■美しく不思議なウミウシ
本上まなみがエッセイの中でウミウシの写真集を持っていると書いていて、 気になったので図書館で借りてきた本。 ウミウシって茶色くてひらひらしているアレでしょ?と思っていたんですが、 こんなに小さくて色鮮やかでキレイなものだったとは。 日本には1100~1200種類が生息していて、世界のウミウシの三分の一が日本で見られるなんて意外。 イチゴジャムウミウシなんてほんとに苺ジャムみたいだ。
読了日:5月9日 著者:今本淳
http://bookmeter.com/cmt/56183260

■決意とリボン
ビッグダディに美奈子、東京オリンピック招致、当時の時事ネタに対して意外とミーハーな感じで言及している。 でも嫌味な感じじゃなくて、ほんとに思ってることなんだろうな、裏がないんだろうな、って思えます。 そういえば色んなバージョンの「恋チュン」がありましたよね。 エンジン01甲府大会バージョンをあとで見たら、 名のあるひとたちが宣伝のために一肌脱ごうとしている 一生懸命さが微笑ましかった。
読了日:5月8日 著者:林真理子
http://bookmeter.com/cmt/56153975

■綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー(1)
ラジオで曲を紹介するDJさながらに、古今東西のミステリを紹介するミステリ・ジョッキー。 井上雅彦「残されていた文字」なんて、こういうことだよね、ってコメントがなかったら、 ひょっとしたら意味が分からず悩んだかもしれない。 南條範夫「黒い九月の手」の唐突なパズル感、こういう作品もあるんですね。 既読の泡坂妻夫「ヨギガンジーの予言」の、腕で作った輪の中に自分の首を転がす動作が どういう感じなのか今でも良くわからない。
読了日:5月8日 著者:有栖川有栖(著・編),綾辻行人
http://bookmeter.com/cmt/56153955

■謎解きはディナーのあとで 2
キャラが出来上がっているおかげで、 麗子は麗子、影山は影山らしく、言動に不自然なところがなく読みやすい。 「完全な密室などございません」では、 あたしの大切な人とまで言ったのにまさかの人違い。 命の恩人、風祭警部は病院で目を覚ますことになるんだろうけれど、どこまで覚えているのかな。
読了日:5月7日 著者:東川篤哉
http://bookmeter.com/cmt/56126119

■童謡の謎―案外、知らずに歌ってた (祥伝社黄金文庫)
裏付けのあるものないもの入り混じっている感じ。 「てるてるぼうず」の作詞者・浅原鏡村の父親が牧師だから 「そなたの首をちょんぎるぞ」の発想が沸いたんじゃないかということですが、 牧師なら逆に 「そして、神ならば人が懸命に祈っていることを聞かぬはずがないのだ」 なんてありえない、神が人間の都合に振り回されるはずがないことを知ってるんじゃ?
読了日:5月7日 著者:合田道人
http://bookmeter.com/cmt/56126091

■甘茶日記
別段、タイトルに意味はなかったそうですが、辛口コラムニストの本なのに甘茶なんてとギャップを感じて面白い。 図書館本なので「うるせェんだよ~!」の帯が見られなくて残念。 映画や歌舞伎などなど自分があまり接していない世界をちらっと覗けて楽しめました。 「いちまき」って言葉、知りませんでした。 血族の一団。または同行の一団。
読了日:5月6日 著者:中野翠
http://bookmeter.com/cmt/56099993

■おなか ほっぺ おしり トメ
姉二人がポーランドにいたときの年齢よりもまだ幼い時期にアメリカに来て、 日常的に英語に触れていればこうなるかもしれないなあ、って感じでした。 保育園の先生の 「えばりんぼの仕切りたがり屋ですよ。何にでも意見があるし、いったん言い出したら聞かないし。 でもそういうところは大切にしたいでしょ」 がいかにもアメリカ的。 誕生日パーティーの式次第、これが標準なのか。 家の飾りつけとかピエロが来たりとか、なんだかすごいね。
読了日:5月6日 著者:伊藤比呂美
http://bookmeter.com/cmt/56099951

■廃墟の歩き方〈2〉潜入篇
使われなくなり打ち捨てられ朽ち果ててゆき、いずれはなくなっていく廃墟。 見た目は立派に廃墟なのに、映画やドラマなどの撮影用に貸し出されている「高崎製紙工場」 みたいなケースもあるんだなとちょっと驚く。 「トーヨーボウルを始め日本中に巨大廃墟を生み出し続けた某企業」 なんてところがあるんですね、それはそれですごいな。
読了日:5月5日 著者:栗原亨
http://bookmeter.com/cmt/56069847

■負け犬の遠吠え
女の人生のなんとつらいことよ。 「未婚・子なし・30歳以上」と同じ条件なのに、男よりも女の負け犬感がハンパない。 41歳で亡くなったスポーツ記者・岩崎暁美さんへの追悼コメント 「社会人としてはいい仕事をしたが、女性としてはどうだったのか?」 はまさに典型。 結婚してないことも病気になったこともわざとじゃないんだし仕方ない、としか 本人だって言いようがなかっただろうに。
読了日:5月5日 著者:酒井順子
http://bookmeter.com/cmt/56069825

■17年と13年だけ大発生?素数ゼミの秘密に迫る! (サイエンス・アイ新書 72)
私は蝉が大嫌いです。 他の本で17年ゼミに遭遇したときのことを描いている場面があって、そのときの感想は 「そんなところに出くわしたらギャーと言って逃げる」でした。 それじゃなんでこんな本を読んでいるのかというと、 17年だの13年だの、日本の蝉に比べてずいぶんと地中にいる時間が長いなあ、と興味がわいたから。 素数だと交雑しにくく、同じ周期の蝉が大量発生することで生き残りやすくなる。 氷河期を乗り切るための知恵だったとは言え、やっぱりそんなところに出くわしたくないなあ。
読了日:5月4日 著者:吉村仁
http://bookmeter.com/cmt/56040264

■噺家の手ぬぐい (Do楽Books)
修業時代を過ごし二ツ目になると、紋付・羽織・袴を着ることが許され、名入りのオリジナル手ぬぐいを作れるようになる。 落語家さんたちがどんな手ぬぐいを使っているかなんて注目したことがなかったなあ。 ナンシー関やちばてつお、カールスモーキー石井。 こんなひとがデザインしてたりするんだ、と見て楽しめました。 林家ペーの手ぬぐいはいつ作ったものなんだろう、 ピンクじゃなくて白地なのが逆に印象に残る。
読了日:5月4日 著者:五明樓玉の輔
http://bookmeter.com/cmt/56040246

■大奥 13 (ジェッツコミックス)
こいつどうにかしてよ、って人間と、それを打ち消すかのような有能な人間。 史実を生かしつつ、そのあたりの見せ方が本当にうまいなあとつくづく思う。 結果的に勝海舟が世に出ることにもなり、家定の聡明さは阿部正弘の豪腕ぶりに負けていない。 陰間として世間を渡ってきた瀧山の手も借りて、 家慶のせいでつらい日々を送ってきた家定には幸せになってほしいけれども。 そしていよいよ篤姫登場!
読了日:5月4日 著者:よしながふみ
http://bookmeter.com/cmt/56040180

■謎解きはディナーのあとで
ドラマ放送時はそれほど熱心に見ていなかったので演じた俳優のイメージに引きずられることなく読めました。 執事の景山の毒舌が目立ちますが、麗子だってお嬢様なのに意外と口が悪い。 警察所内で悪目立ちしないように高級品を安物と偽れるのは同僚に女性がいないからだろうな、 女はそういうの目敏いから。 風祭警部のいかにも金持ちのボンボンらしい振舞い、あれはあれでいいと思う。 面倒くさそうだけど。
読了日:5月3日 著者:東川篤哉
http://bookmeter.com/cmt/56011188

■日本全国もっと津々うりゃうりゃ
一応の目的はあるものの、全体的にゆるい旅。 だからといって退屈な読み物ってわけではなく、 長崎の出島にいた外国人たちが暇だったかどうか考えたことがなかったし、 泳げないはずなのにハマっていくシュノーケリングの醍醐味とか、そういう棚ぼたな面白さ。 編集者兼旅のコーディネーター、テレメンテイコ女史の関心のなさが笑える。 城塞のように建設されていく予定の天理市・おやさとやかた、実際に見たいなあ。
読了日:5月3日 著者:宮田珠己
http://bookmeter.com/cmt/56011150

■ダーリンは70歳 (コミックス単行本)
熊本地震での対応を見て、そういえばサイバラと付き合ってたよなと思い出し買ってみた。 「鴨ちゃんもう永くないよ」のところにキュッとくる。 それを踏まえたうえでの「その全部があって今のあなたがここにいるからね」だもん。 高須克弥、良いひとだなあ。 キズはそれが値うち。
読了日:5月2日 著者:西原理恵子
http://bookmeter.com/cmt/55987706

■からだに悪い?
あちこちに掲載したものを集めているので、このタイトルでまとめるにはちょっと微妙な感じ。 「会社勤務を経て、中国に留学、執筆活動に」というプロフィールは間違いじゃないけれど、 こんなに紆余曲折あったとは。 がんを患ってからは「がんの話だけの人」にならないために気を使ったり、いろいろと大変そう。
読了日:5月2日 著者:岸本葉子
http://bookmeter.com/cmt/55987690

■自分でつくるうまい! 海軍めし弁当
海軍は戦闘中、出撃中、潜水艦など、弁当を食べる機会の多い職場。 持ち運びが簡単で、いたみにくく、汁が出ずに、崩れにくく、いい香りで食欲をそそり、 少しのおかずでもごはんがすすみ、栄養があって腹持ちがよく、簡単に食べられるもの。 がっつりとした男前な弁当の写真がずらりと並ぶ。 歴史的再現ではなくおいしく楽ちんに海軍めしを楽しもう、という趣旨なので 材料も身近なものばかり。 戦艦大和沈没前、最後の昼飯は白米の塩にぎり。 軍手を濃い塩水にひたし、主計科員60名は約1万個もの塩むすびを作っていた。
読了日:5月1日 著者:海軍めし愛好会,青山智樹,バーバラ・アスカ
http://bookmeter.com/cmt/55960437

■敬語の英語
スラングを使えれば英語に慣れている感じでかっこいい、と思いがち。 時と場合によってはスラングや流行語を使うことで場を和ませたり親近感を抱かせたりできるけれども、 たいていは「スラングを使うタイプのひと」と思われるリスクと背中合わせ。 はっきりとした意思表示を気にするあまり失礼な表現になることもあり (頼み事にPleaseを使うと威圧的なニュアンスになったりするときも) そういうのって英語の授業じゃやらなかったので、 大人になってから学び直す意味はある。
読了日:5月1日 著者:デイヴィッドセイン,佐藤淳子
http://bookmeter.com/cmt/55960422

■おなかほっぺおしり―ポーランドゆき
一年間のポーランド生活。 子供は柔軟だからそのうち言葉も覚えるさ、と大人は気楽に思うけれど、子供は子供でやっぱりストレスなんだろうなあ。 ポーランドの代表的料理のひとつ、プラツキを作ると、着ているものにしみこむほど匂いがすごい、というのが気になりました。 玉ねぎとじゃがいもをすりおろし卵小麦粉塩と混ぜ合わせ多めの油で焼くそうですが、なにがそんなに匂うんだろう。
読了日:5月1日 著者:伊藤比呂美,西成彦
http://bookmeter.com/cmt/55960405


▼読書メーター
http://bookmeter.com/

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする