ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

22時30分のうどん

2012年04月02日 | ごはんよもやま話

昨日のこと、もうひとつ。

家に帰ってお風呂に入ってバタンキュー・・・しようとしていたら、中学生の息子が台所でごそごそ。

「おなかがすいたからうどんが食べたい」と言う。

うー、ごめん、私はもう電池が切れる。寝たい。ノンカップ麺でも食べて(自然食品店でおなじみのムソーの。結構おいしいから非常食に買ってあるの)・・・って言ったけど、どうしても普通のうどんが食べたいと。

夜は前日に作ったカレーをまた食べてもらいました。でも、そのあと塾に行っておなかすいたって。

そして、冷凍庫にあったうどんを見つけて、それで作るという。

「でもね、だしつくらなあかんよ、お母さん、もう寝たいねんけど」って言うと、「自分で作るからいい」と言って聞かない。そんなに言うなら自分でよろしく・・・と、調味料だけ出してやって、自分はお風呂に入る準備。

ちょっとひどい?私・・・と思いつつも、彼にとっては工作みたいなもの。ジャマをしたらいけないのだ(^^;)。

昆布、煮干、鰹節を鍋に入れて火にかけている。沸騰してきたら、ヤマヒサの薄口醤油、味の母、料理酒・蔵の素を同量くらい入れて味を見てる。私なら少しちがうと思いながら、彼の作品を眠い目で拝見。何かいい感じ。

鍋の中を覗きながら、「これおいしいな」と言って煮干をぱくぱく。そうなのよ。この煮干、おいしいのよ。

そして、「ちょっと物足りない」と言うから、「塩をひとつまみ入れてみたら」って伝える。うーん、いい感じにまとまったみたい。

 

 

 

 

写真だけ撮らせてもらいました。そうして、そのあとは自分で好きにやっていたみたい。冷凍していたうどんをここに入れ、冷蔵庫の刻みねぎ、天かすを入れて。満足したようでした。

 

お風呂から上がってきたら、いい香りが部屋に満ちていました。うまくいったみたいです。

朝からバタバタ、昼は姉とピザトーストを作り、夜はひとりでカレーを温めて食べた彼。

外で食を提供して、喜んでもらって、でもそういう日は家族の食事に気を払ってあげられない私です。ちゃんと細やかに準備していく人もいるけれど、私は目の前のことでいっぱいいっぱいになるからなあ。まあもう大きいからいいのかもしれないけど、少し心はチクッとする。

そう言いながら、自分の体の安息を優先してしまった私(^^;)。

 

だけど、自分の食べたいものを食べたいようにおいしく作って、彼はきっと楽しかったにちがいない、都合よくそう思ったりして。長男や娘にはないものを、いや、3人それぞれの個性をそれぞれが持っているんだなあ。

 

 

あくる日の今日は少し罪滅ぼしで、お昼に二人で近所のおいしいラーメン屋に食べに行きました。

こってり豚骨スープの「じれっ亭」。ここは結構好き。平日サービスの小ライスも頼んでおなかいっぱい。

そして、いろいろ話をしたりして、楽しい時間を過ごしました。たまにはこういう日もいい。うん、とってもいい。

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宮城の味をいただいてきました。

2012年04月02日 | ギャラリーウエアミー

「はなびら市」終了後は、ギャラリーウエアミーへ。

今回出店のお声かけくださったギャラリーウエアミーのオーナー竹見さんから「はなびら市終わったらウエアミーで飲もうね」ってお誘いいただき、和佳さんはじめ悪い誘惑が次々と・・・。

おむすび持ってくし車だし朝も早いし、なんて尻込みしてたけど、裕美さんが車出すよって言ってくれて・・・。それで決まり(^^;)。

 

そしたら、今ウエアミーで個展をされている姉歯公也さんがお料理をされる「古郷宮城・味の記憶」というイベントがあるとのこと。宮城の地酒一ノ蔵と森泉、そして姉歯さんの手作り郷土料理がいただけるそう。

うわあ、すごく行ってみたい。作家さんの手作り郷土料理って聞いただけで、とってもわくわくする。それから、一ノ蔵。とても大好きなお酒。ウエアミーに初めて伺ったときにいただいた思い出もあり、今回の佃煮にもぜいたくに使ってる。

これも何かのご縁かも、と思いつつも、うーん、たくさんの方々がいらっしゃるんだろうなあ・・・と、心の中でちょっと尻込み。

そう、実は結構気が弱い。いや、それはうそかもしれない。でも、たくさんたくさん人が集まるところは苦手・・・だと自分では思ってる(^^;)。

でも、ま、いっか、行ってみよう、とだんだん大胆な気持ちになってきて。

 

 

そして始まりました。ギャラリーに入るといっぱいいっぱいお料理が並んでました。きゃー、早く食べさせていただきたい。わくわく。

宮城の食材を使ったお料理の数々。それがとても美しく並んでいました。それはもちろんとても美味しかったけれど、何かとても伝わってくるものがあると思いました。東北のお料理はしっかりした味付けの印象だったけれど、とても温かくてやさしい味がすると思いました。

そうして、そのお料理とお酒を囲んでとても楽しい空気が流れていました。

 

 

「味の記憶」。記憶の味。私も大切にしたいなあ、めざしたいなあと思っていること。恐れ多くもお料理を作られた姉歯さんともお話をさせていただき、とてもうれしかったです。

もうすぐ7日のくるみギャラリーのイベントもやってきます。私もこんなふうに人の心をあたたかくするお料理が作れるかなあとちょっと心配になってしまいました。

でも、私は心をこめてお料理をするだけかもしれない、そう思います。それがどこでも、いつでも、何であっても。

 

この日いただいたお料理は食材にもひとつひとつ物語があって、思いをこめて選び下ごしらえに手間をかけてていねいに作られて、どれも本当に美味しかったけれど、宮城の辛子を使った菜の花のお料理が私は絶品でした。絶妙な茹で加減、シンプルでこんなにおいしいのは素材に対する愛情でしょうか。周りに人がいなかったら器ごと抱えて食べたいくらいおいしかった。もしかしたら、体も菜の花を欲してたのかもしれないなあ。

それと、三陸新若芽。それから、ばっけ味噌に胡桃味噌などお味噌料理の数々。凍み豆腐、油麸、そして・・・全部やん。あー、今も思い出しただけで・・・。

 

食は人と人をつなぎ、人をしあわせにする、それを実感した時間でした。あー、楽しかった。

 

 

気がついたら数時間が過ぎていて、でも何だか延々続きそうな感じだったのでひとり先においとまさせていただきました。たくさんの方との出会いも楽しかったです。ほんとに苦手なんですけど(^^;)。

家についたとたん、どっと疲れが出て、そしたら娘がお風呂も入れておいてくれて、先に入らせてもらってバタンキュー。めいっぱい楽しんだ一日が終わりました。

本当に本当にごちそうさまでした。ありがとうございました。

 

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完売御礼!! 「はなびら市」で「ごはんやひとみ」のおむすびやさん。

2012年04月02日 | はなびら市

昨日、玉川学園さくらめぐりのイベントの一環で行われた「はなびら市」

「ごはんやひとみ」初出店のおむすびや、おかげさまで無事終了いたしました。

開店前から続々とお客さまが来てくださり、約1時間後、12時にはおむすびは完売。その他もほぼ完売、大成功でした。

 

 

会場はアート・クラフトショップとフードショップのエリアが少し離れていて、私たちたべものやは4軒の出店。

着いたらすでに他のお店は準備を始めていらして、私たちのテントは一番奥まったところ。「日があまり当たらないところがいいかと思って。午後はまた日の加減が変わります」と親切な係のスタッフの方。

まずは並べて準備です。

 

 

 

開店間近。裕美さん。少し緊張の面持ち!?

 

 

 

  

風にはためく、伊藤屋特製のこの2枚のおかげで、奥まっていても人目に留まったのでしょう。感謝感謝です。

 

 

しかし、風の強かったこと。ほら、せっかく伊藤屋はんが書いてくれはったこの紙もこのようにバッサバッサと・・・。

 

ええなあ。この字。買いたくなると思いませんか。

 

 

 

「美ーNATURAL」裕美さんの心のこもったお菓子たち。

お子さん連れに好評・・・かと思いきや、男性おひとりの方も買っていかれたりして・・・。かわいさに思わず・・・かしら。

 

 

和佳さん印の「ポケットよっちゃん」。よっちゃんなんばんのミニサイズ。私も買いました。売り切れる前に。これおいしいです。

 

 

おむすびは5時半に起きて作ったのですが、ごはんを炊くのに思ったより時間が掛かり、目標の50セットには及ばず。3個入り40セット、120個しか作れませんでした。

それでも売れるんかなあ、おむすびだよ・・・と思っていたら、正午には売り切れちゃって、そのあと次から次へと来て下さるお客さまに本当に申し訳なかったです。

特に、小さいお子さん連れの方が午後からたくさんいらしてくださり、あーあのお子さんたちにもおむすび食べてもらいたかったなあと思いました。

「はなびら市」に合わせてきれいな色で用意した包みは、たまたま部活がお休みだった娘が早起きして手伝ってくれました。ありがとね。

 

 

お味の方は・・・ドキドキしながらお買い上げいただいた方にあとで聞いてみましたら、なかなか好評だったようで、ホッとしました。

ただ、佃煮のちりめん山椒は少し山椒を控えすぎたようです。おむすびにもいれたから小さいお子様も食べていただくのを想定して、食べてピリッとしないようにと考えて作ったのですが、佃煮としては物足りなかったのではないでしょうか。

今回のちりめんじゃこは、京都・錦「竹長」さんのとってもおいしい特上なのでおじゃこ自体はとってもおいしいはず。なので、私自身とても残念。今後、一層の努力をして美味しいものを作りたいと思います。

 

 

昨日は前日の雨風も静まり暖かいかと思いきや、晴れているのに冷たい風が吹きまくっていました。おひさまの向きが変わると言うことだったけど、変わったのは変わったけど私たちのテントはどんどん陰っていって、ほらこのとおり、左っ側を見よ、寒い寒い、寒い~っ(泣)。

ほぼ完売したので、イベント終了時間を待たずに早々に閉めさせていただきました。

 

 

おむすびにこめた心、伝わったでしょうか。

買ってくださった方、お力添えいただいた方、スタッフのみなさま、ありがとうございました。

そして何よりも家族の協力があったからこそ。朝の手伝いだけではなくて、慌てて飛び出していったあとの家事全部やっておいてくれた娘には特に感謝しています。

ありがとね。おつかれさんで今度おいしいもん食べに行こね。

大好きなおむすびをいっぱい作れたこと、それだけでうれしいうれしい、昨日でした。

 

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