ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

梅しょう番茶

2011年10月14日 | 梅しごと 

おなかが痛い。昨日からチクチクがひどくてなかなか治らない。

最近ちょっと忙しくて、時間的に忙しいのはいいんだけれど、頭と心がいっぱいになってるからかなあと思います。

でも、今のいっぱいいっぱいはキツいんじゃなくて、前のめりにどんどん行く感じだから、とても充実してる。

 

だけど、体は正直です。

ちょっとオーバーワーク気味だよって言ってて、弱いところに出てきます。

そう、私、小さい頃から胃腸が弱いんです。

 

風邪かもしれないけれど、こういう体の調子を崩しているっていう状態は、「ここで立ち止まりなさい」っていうサインだと思っています。

といっても、乗ってるときってなかなかブレーキ踏めないんですよね。

 

せめて食生活だけは気をつけて・・・と思っているのに、午前中打ち合わせで出てテンション上がって、ついつい調子に乗ってコーヒーとケーキを食べてしまった。ひえー。

 

 

こういう時はまず粗食にする。そして、「梅しょう番茶」。

 

梅干し1個を湯呑茶碗に入れ、お箸で種を取って、実をよく突いて練る。

純正醤油を小さじ1杯加えてさらに練り、生姜おろし汁を2,3滴加えて、その上に熱い三年番茶を注ぐ。

 

  私のバイブル。読みやすいの。

もう10年以上使っています。大体こういう手順がこの本には書いてある。

 

 

でも、ここまで厳密にはしません。

梅干しの大きさによって1個入れるか半分か、もっと少ないか違うし、生姜だって、おろし汁だけじゃもったいないし。

 

だから、私は、梅干し半分か種(周りにちょっと実がついてるくらいの)をマグカップにいれ、醤油を加えて練り、おろししょうがと汁をがっと入れて、三年番茶を注いで味見。

おいしいと思う味にして飲みます。

体調によって、醤油を多めにしたほうがよかったり、のどが痛いときは生姜を多くしたり。

種だとちょっと浸けておくと、しばらくしたらまたエキスが出てきて、そういう状態だとごくごく飲めちゃうから、それもいいと思う。

 

これを一日何回か飲んでいると、体調が回復してきます。

この過程全部踏めないほどしんどいときは、醤油番茶にして飲むだけでもかなり効く。

ただし、脱脂大豆とかでできた醤油じゃだめ。というか試したことがないけど効かないと思う。

純正醤油と本には書いてある。つまり、大豆、米、塩で昔からの製法で作られた醤油です。

 

今日はまだ経過途中。早くお腹痛が治りますように。

 

写真は去年作った梅干し。

あちこちにあげたり、お土産にしたりしていて、今年はかなり減ってしまった。もうあと2個しかない。

なくなったら今年の龜をあけようかどうしようか、ちょっと悩んでいます。しばらく悩みます。

大きい梅干し。こうしてお皿に乗せたら、上生菓子みたい?

見えないか(^^;)

 

 

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土用干し、完了。

2011年08月13日 | 梅しごと 

昨日、延長戦と称して一日多く干した梅干たち。

ようやく今日で土用干し完了で、今年の長い梅仕事も一段落です。

 

天気予報は確認したけど、万が一のことを考えて、軒の下の雨がかからないところに置いて、一晩夜露に当てました。

  しっとりして、ちょっと露を含んでいるの、わかりますか?

ん?昨日のとあんまり変わらない?目で見ると全然ちがうのよ(^^;)

 

 小梅としそもこのとおりしっとり。

 

実は今日は寝坊してしまった。だから、夜露で梅がじっとり濡れたようなのは見られなかった。

その分、早く作業しなくちゃ。まずい!!写真なんか撮ってる場合ちゃうやん。

 

よし、と取りかかって・・・。 これを梅酢に戻します。

梅酢あんまりないけど、漬かるかなあ。

 

と、心配したけど、全部入れたらこのとおり。

 

上に赤じそも全部のせます。

 

作業してる間にカラカラになってきました。急げ(汗)

 

  しばらく置くと、しそにも梅酢が染みてきて、いい感じになりました。

 

 

 

こんな容器に漬けてます。ふたをして、ふぅ・・・、やっとひと息つけます。

 

私のは関西風?なのか、土用干しが終わったら梅酢に全部戻します。母のやり方。これで20年作っています。

干し上げたらビンに保存して、しそや梅酢は別にして使うやり方もあるんですね。

 

梅酢に戻す前に、お味見用に取っておきました。

ひとくちずつ、家族でいただきました。

 

うーん、おいしい♪

フルーティさは残っているけれど、土用干し前よりはるかにまろやかで、深みのある味になっている。

それより、この赤じそが絶品。風味がいいの♪

これは「もみしそ」では味わえない豊かな味なのです。

 

ここまでの過程が無事に終わるまで、気が抜けないのが梅仕事です。

いや、ぼちぼち楽しみながらすればいいんだけど、なにしろ今年はたくさん梅を買っちゃったから。

失敗したら大損でしょ。だから、すごく気を遣いました。

 

これで少し様子を見て問題がなかったら、新聞紙で覆いをして隙間からほこりが入らないようにし、来年まで置いておきます。せめて約1年は我慢したいところ。

 

はぁ~、終わった~!!

これでやっと私の夏休みです。

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やっと、やっと!! 土用干し

2011年08月10日 | 梅しごと 

ここんとこ、不安定なお天気が続いていたので、のびのびになっていた梅の土用干し。

天気予報とにらめっこして、晴れの日をどれだけ待ったことか(**)

 

 

このままやったら、お盆になって、「土用干し」ならぬ「お盆干し」になるやん。

そやけど、どうせ「盆ざる」で干すし「お盆干し」でもええやん。

あほかいな。

・・・天気が悪くても暑いし。暑さで頭もぼおっとして、ひとりで笑えへんボケとツッコミをしてしまいましたわ(^^;)

すんません!!

 

 

そして、やっとやっと、昨日干せました♪

 

今までは大体毎年5kgだったから、大きい盆ざる1つですんでいましたが、今年は10kg+小梅3kg。

だから、新しい盆ざるを2つ買い足していましたが、あらら、今までのより一回り小さい。

どうしよう・・・とにかく干そう!!

 

 

うっ。やっぱり乗り切らない。まずい。

ぎゅうぎゅう詰めで重なってるやん。これではまんべんなく干し上がりません。

今の時期だと、もう盆ざるは売ってない。梅干しの時期よりもっと早い青梅の頃に出回ったときに買わないといけないんです。

 

でも、ふと、神の助け。友だちが「7月早々に干し終わったから、足りひんかったら貸したげる」って言ってたの、思い出しました。

早速連絡したら、すぐ届けてくれました。

 

ありがとう(涙) 持つべきものは梅仕事の友(^^)v

 

彼女のそれは、なんと100均のかご。

なるほど。これだと、収納もしやすいし、他のものにも使えるし、何より安い。

さすが、合理的な彼女らしい。この他に、家にある野菜を洗うざるなども駆使して干しているらしい。

 

私はこういうものは形から入ってしまう。だから、どうしても盆ざるでないと・・・という気持ちがある。漬ける容器も常滑焼きの甕を使っている。

もちろん、これを使うことで美味しくできると信じての気持ちもあるけれど、こういう柔軟さも大切よね。

 

二日目の今日は、借りたかごに赤じそを移し、梅を昨日より広げて干しました。

 

 二日目で少し変化があるでしょ。

 

ぎゅうぎゅう詰めはあまり解消されないけど、ずいぶん居心地よくなったはず。

 

こうして、何とか二日目が無事過ぎましたが、何となく、ほんとに何となくなんだけど、干され方が弱い気がする。

思えば、一昨日8日は立秋。暑くても、じりじり照りつけていても、太陽の光は少しずつ変化してきているのかもしれないなあ・・・と思う。

 

このままいけば、お盆までには干し上げられるけど、ちょっと臨機応変に一日多く干してみようかな。

 

必死で2kg以上の赤じそのアク抜きしながら漬けたけど、微妙に漬かりムラがあって、どうなるか心配。

少し多めにしそを入れた小梅が、今のところ一番美味しそうに漬かっているけど、三日干しているうちに段々色も変わってくるはず。

それが楽しみ。

 

あれ、でも、小梅って、そもそも干したっけ?干さないでフルーティなままでもよかったんじゃないの?

うーん・・・今までのことが思い出せない。母にももう聞けないし・・・。

 

まあいいや、今年は今年の梅干しを漬けましょう。

 

夕方にはこれを全部、家の中に移動。甕の中の梅酢も日に当てるべく、ラップをして外に出している。これも家の中に入れなくては。

あと少し。ゴールは近い♪

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梅干し  赤じそを無事加え、土用干し待ちです

2011年07月29日 | 梅しごと 

このところずっと安定しない空模様ですね。

横浜は梅雨に戻ったような曇と雨混じりの毎日です。涼しくて過ごしやすいのはいいけれど、時々戻ってくる蒸し暑さに閉口しています。

みなさま、体調崩されていませんか?

 

この天候では梅干の土用干しもできません。3日間干して最後の日は夜露に当てると皮がやわらかくてまろやかな梅干しになります。

今年は夏の土用丑の日が2回なので、一応、8月2日の土用の丑の日に照準を絞って干したいなあと思っていますが、うーん・・・まだわかりません。これが終わらないと落ち着かないので、困ったものです。

 

 

写真は赤じそを入れ終わったあとの梅干です。

今年は梅干し10kg、小梅3kgを漬けたので、赤じそもすごい量となりました。

一度の方がはかどるからと思って、赤じそを梅13kg分を見込んで用意したのですが、いやいや、量が増えるとそれに応じてそのまま正比例の手間にはなりません。

まして、今年は南高梅の到着と同じくして、赤じそも届き・・・容器に水をはってそこに赤じそをいれてもたせ、梅干しの水が上がってから処理をして漬け込みました。

(水・水・・・ややこしい・・・)

 

一応手順を。

  

水の上がった梅干したち。はあ~よかった~♪

 

 

 水は厳禁なので、束のままさっと洗って、干して、水気を取ります。

 

 枝からはずして量を計ります。梅の重さの20%が目安。

 

そこに、赤じそ200gに対して塩40g目安の2/3を入れてしばらく置き、そのあと手で揉んでいきます。

これがすごく大変な作業。握力がないもんで(^^;)

 

  そのうちに赤黒いあくが出てきます。ボールいっぱいだったのがかさが減ってこんな風になります。

 

しそを絞り、この汁を捨てて、残りの塩を振ってもう一度アク汁を絞り出して捨てます。

そして、梅酢を加えたら・・・

  ほら、こんな風に赤く染まります。

この変化がすごくうれしくて、楽しいの。だから、大変だけどやめられないのです。

 

これを下漬けした梅にのせていきます。

 

この作業を始めると、梅としそのすごくいい匂いが部屋に漂ってきて、ものすごく幸せです。

しかし、今回はこれを10回以上繰り返し・・・(**)

 

 

さあ、あとは土用干しを残すのみです。

いつ干せるんかなあ。

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梅干を漬けました。

2011年07月08日 | 梅しごと 

 

 

 

梅干し用の梅がようやく届きました。

 

 ほら、きれいでしょ。でも、ちょっと青い・・・。

 

  今年も奈良県産有機栽培の南高梅です。

太陽食品さんにお願いして、今年は10kg。写真は1kgだから、この10倍あります。

 

本当はもう少し置いて、実が熟してから漬けたいところなんですが、以前同じようなことで2日くらい干したらかびてダメにしてしまったことがあるのです。

だから、我慢して早速作業に入ります。

 

作業工程は先日の小梅を漬けました・・・という記事とほとんど同じです。

 

まず、梅のヘタを取ります。さっと洗って、汚れを落とし、水にひと晩漬けてアク抜きします。

  うう。全部漬けられるボールだとかが足りないんです。

だから、お鍋やバットも駆使しました。

なんか変よね(^^;)

一応1kgか2kgを目安に分けてます。

 

ひと晩経って、さて漬けます。

梅を引き上げて、ひとつひとつふきんで水気をとって拭きます。

漬け容器の下に塩をひとつかみ入れ、梅に塩をまぶしながら入れていきます。

塩は梅の重量の20%。

 

毎年5kg普通の梅干を漬けますが、今年は10kg。今まで使っていた漬け容器と同じものをもひとつ購入し、漬けていったのですが・・・。

むむむ、今年は容器がいっぱいになるぞ。去年はひとつひとつの梅が大きくて数が少なかったからかな、結構すっぽり入った気がするのになあ。

 

結局、最初の写真のようにほぼまんたんになりました。

 

さて、ここに重石をしないといけないんだけど、うーん、いっぱいで入らないぞ。どうしよう・・・。

 

考えました。

 

中に入るだけ重石をし、上からラップで覆って、また重石(代わりのペットボトル)。

陶器のふたも重石になってくれてます。

 

さあ、うまく漬かるかなあ。無事に水が上がりますように。

楽しみ半分、どきどき半分。

 

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梅シロップ、つくってます。

2011年06月24日 | 梅しごと 

今日はものすごく暑かったですね。急にやってきた猛暑に、体がついていけません。

今日はランチに行く予定だったけど、延期してもらって家にいました。来週予定がいっぱいでそれに備えて家で済ませておかないことがたくさんあって。でもこの暑さに、非常に鈍い動きの一日でした(**)。

 

こんなときは梅ジュースで元気を出そう!!と、去年作った残りわずかなのを出してきて飲みました。「おうちカフェ」でお出しした残り。好評でオーダーストップをかけちゃったのですが、すみません、家用に少し残しておいたんです(^^;)

うーん、美味しかったです♪

 

さて、今年分はぼちぼち作ってるところです。私は冷凍して作るので、買ってきてすぐ作らなくても、思いたったときにぼちぼち1kgずつ・・・で大丈夫です。

今年は先週3kg、今週3kgと、仲町台の太陽食品さんに注文しておきました。6kgいっぺんだと冷凍庫が大変なことになりますから。

青梅は先日記事に書いた小梅と同じ奈良の生産者の方の有機栽培のものです。もちろん、スーパーのでも作れるのよ。でも、どうせ手作りするのならと、注文して買っています。

  

 

先日、ママスハウスの「産前産後のつどい」で、梅シロップの作り方を聞かれて、「ブログにのせるね♪」なんて言ってたのに、ごめんなさい。今日になってしまいました。

青梅、まだ出回ってますか?私が頼んでいるのは、いつも市場より2週間くらい遅いのです。
もうなかったら、また来年の参考にしてね。



梅シロップの作り方はいろいろあります。きれいに洗ってヘタをとったあと、水気を切り、さっと拭きます。そこまではいっしょ。それを、どうするかで道は分かれます。

ひとつは、その梅に竹串とかでぶすぶすと穴を開けるやり方。

もうひとつは、袋に入れて即冷凍。私は、この冷凍法で作っています。



さてさて、冷凍しておいた梅と、蜂蜜。これを保存ビンに入れていくだけです。

   梅と蜂蜜はほぼ同量。

 

冷凍しておいたおかげで、次の日の朝には、エキスが出てきました。上の写真です。

冷凍すると組織が壊れるのか早く漬かります。

 

一日に何回かゆすって、中身が混ざるようにします。

普通に作れば、2週間くらいで飲めますが、冷凍して作ると1週間くらいからでも飲めるかと思います。



第一弾はもうそろそろ。でも、もう少し置いておこう。

できあがるの、楽しみです。

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小梅を漬けました

2011年06月13日 | 梅しごと 

先週木曜日の午後、小梅を漬けました。

 

前日、450個(しつこい・・・笑)の小梅のへたを爪楊枝でひとつひとつ取り除き、さっと洗って、一晩水に浸けました。

 ボールでは足りず、お鍋も出動させて。これで3kgです。

 

 

一晩漬けると、アクが出てきます。

  アクのあわ・・・わかりますか?

 

これをざるに上げ、しばらく水切り。その後、ひとつひとつふきんで水気を拭き取りながら、塩漬けに入ります。

 

塩は梅の重さの20%。これが昔ながらの梅干の比率です。

容器の下にまず塩をひとつかみ散らし、その上に小梅に塩をまぶしつけたものを入れていきます。

最後に残った塩を上から振りかけて、落としぶたをのせ、重しをします。

  

重しは梅の重さの2倍以上・・・って本には書いてあるけど、そんなにのせるものがなくて、少なめ・・・。うまく水が上がるか心配・・・まあ今までの経験上、多分大丈夫・・・。落としぶたもちょっと小さいけど、きっと大丈夫・・・。

 

 

遅くとも1週間くらいすれば水は上がってくるはず・・・。ですが、今回は翌日から結構出始めました。

 

これは今日、4日目の写真。ふたを開けると、うーん、梅の香が・・・♪

  すっかり水の中に浸ってます。もう大丈夫♪

ここで重石を減らし、赤じそを入れる日まで、このまま待機です。

 

これからしばらく梅の日々が続きますが、まずは第一段階無事終了。

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梅仕事の始まりです♪

2011年06月09日 | 梅しごと 

頼んでいた小梅が来ました。

奈良県産有機栽培青梅。今年は3kg。

 

写真は1kg分です。

 

小梅・・・なんだけど、かなり大きいのも・・・数えたら(数えるな、って・・・)450個もありました(汗)。

 

6月は忙しい。梅仕事に追われます。

手間はかかるけど、梅のいいにおいに包まれて、しあわせなきもち。

 

今日は、朝から上野に行って、帰って単衣の着物を出して、梅を塩漬けして、・・・と大忙しでした。

あらためて、またひとつひとつ書きたいと思います。

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