浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

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歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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定年になりました

2023-08-30 19:15:19 | 出来事

本日付けで定年を迎えました。しかし切れ目なく雇用延長で引き続き働きます。

新卒で入社した会社で定年を迎えることができたというのは、今時では古い考え方なんだと思いますが、ある意味、とても幸運に恵まれたなと思っています。

倒産したり人員削減で職を失うことなく、病気や怪我で仕事が続けられなくなることもなく、無事こうして健康で定年の日を迎えることができたということは、繰り返しになりますがとても幸運だったと思う訳です。

もちろん家族に支えられ、職場の仲間にも恵まれて、自分自身も頑張って仕事した。

何かひとつ欠けても自分の人生違ったものになってしまった可能性がある。

アラン・ド・ポトン先生は自著「もうひとつの愛を哲学する」のなかでそれぞれの人のステイタスについてこれすべて運しだいだと喝破していました。

具体的には能力を超える運次第の要素として以下りの5つあげていました。

1.不安定な才能しだいという問題
2.運しだいという問題
3.雇い主しだいという問題
4.雇い主の金回りしだいという問題
5.世界経済の成り行きしだいという問題

これ本当にそうだなと思います。リーマンショックと会計基準の変更が重なった時期、自分の会社が身売りされるかつぶれてしまうのではないかと本気で心配したものでした。どうにか踏みとどまることができたとホッとすることができるまでには数年かかったと思います。

そんな訳で今の僕にはただただ感謝の気持ちしかない。本当にありがたい限りだと。

子どもたちもどうにか独立してくれて、仮に万が一僕が明日死んでもカミさんが路頭に迷う心配もない。

定年を迎えるのが憂鬱で憂鬱で一年前に今年のカレンダーが届いたときからずっとモヤモヤしてました。

当日どんな気持ちで定年の日を迎えるのか。

で、実際当日になってみると、こんな感謝の気持ちと、これまでに感じたことのない深い安堵感。

そうかこんな感じか。

定年はしましたが、職場では今年度は立場も変らず引き続き雇用延長させてもらって働きます。

日々の仕事ももちろん今まで通りやりますが、これまで学んできた諸々のスキルのようなものをすこしでも後輩の皆さんに伝えてあげることができたらいいなと考えています。

そしてまた大勢の方々に支えていただきここまでこれたこのご恩を今度は僕が若い人たちに与えてあげることができたらとても素敵だなと思っております。

引き続き今後ともよろしくお願いいたします。