僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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瓦礫の中のゴールデン・リング~元春&CoyoteBandツアーファイナル

2013年02月25日 | 佐野元春
土曜日は元春&CoyoteBandツアーファイナル。
別件で早目に銀座に入る。会場の国際フォーラムに向かうとき
「あぁ、今日でツアーラストなんだな」と何処か寂しいキモチ。

国際フォーラムは2年前の元春30周年記念ライブ以来。だだっ広く豪華な内装。
最終公演だけあって関係者から花束が届いている。

「アンジェリーナ」で始まり「悲しきレイディオ」で終わったライブ。
セットリストや演奏の様子は色んなサイトに載ってると思うので雑感をツラツラと(^_^;


・今回のセットリストはCoyoteオリジナルとハートランドクラシックス。
 90年代の曲はなし。市川で演奏された「ヤング・フォーエヴァー」はカット。
・ボク等は18列目左サイドのアッキー側。小松クンとシュンスケは殆ど見えない。
・全ての曲でエレキがフューチャーされてた。ボクはエレキギターのオトが大好き
 なのでこの構成はウレシイ。エレキの喧しいオトに包まれるとホント癒される(笑)
・佐野クンは終始上機嫌。それはメンバーも同じ。アッキーはジャンプ。
 フカヌーもどんどん前に出てくる。それぞれのソロプレイは磨きが掛かってる。
・佐野クンはニューアルバム発売がウレシイのか、ハイテンションで喋る。
 「友人に誕生日にアルバム出すなんて気合が入ってるねって言われた。その通りだ!」
 には笑った。
・「世界は慈悲を待ってる」「虹をつかむ人」新曲はどれもイイ。
 歌詞が耳に届いてくる。ボクは踊るよりもジッと聴いた。
 どのコトバも傷ついた魂、行き場の無い想いに寄り添う歌。
 慰めだの励ましだの、そんな安いレベルじゃなくて・・・
 傷みや悼み、暗闇を抱えながら、それでも前に進もうという真摯な歌。
 「ラ・ヴィータ・エ・ベラ」の「ここまで辿り着いた」には何故か涙が出る。 
 何だかワカラナイ激しい感情に突き上げられて拳を握ってた。
・後半のクライマックス。元春、フカヌー、アッキーが前に出てくる。
 そのとき、何か「ワンちゃん大集合」って感じがした(^^;)ゞ
 元春はどう見たって犬だし、アッキーはジャイアントプードル、
 フカヌーは秋田犬?(嫁説)カッコいいシーンなのに何故か笑ってしまった。

中盤から80年代モトハルクラシックスのオンパレード。
昔だったら「もっと新しい曲をやってよ」と批判的な目で見ただろう。
でも、今はそんなの気にならない。旧かろうが新しかろうが全部モトハルだ。
そして旧い曲だろうが新しいバンドで演奏すれば、それは「新しい」んだ。

今回「ロックンロール・ナイト」の「瓦礫の中のゴールデンリング」の歌詞が矢鱈響いた。
そうか・・・ゴールデンリングは「瓦礫の中にある」んだ。
ゴールデンリングが何かはワカラナイ。希望?夢?理想?自分にとって大切な何か?
でも、それがホントに欲しいならホンキで望むなら「瓦礫の中」に手を突っ込んで
泥に塗れて奪い取らなくちゃならないんだ。
手を汚さず血も流さず欲しいものを手に入れる。そんな虫のイイ話があるわけない。
元春のシャウトを聴きながらそんなことを想った。感じた。

「サムデイ」も「約束の橋」も凄く強いビートで演奏された。
ハートランドともホボキンとも違う色。でも継ぐべきところはチャンと残っている。
そして今回元春は会場内に居る「キッズ」に何度も話しかけていた。
今回18歳以下のキッズ(書いてて何か笑っちゃう(^^;)ゞ)を無料にしてる。
「若い世代」に自分のオンガクを届けたい、という想いはあるだろうけど、
同時に「若い世代」に大人から何かを渡したい、還元したい、継がせたい、
そんな想いもあったのでは?例えばナマのライブの楽しさ、バンドの素晴らしさ、
オンガクを無邪気に楽しむオジさん(オレだよ笑)、年を重ねたお姉さんたちの
姿を子供に見せたかったんじゃ。そんなことをフと思った。

アンコール「悲しきレイディオ」。元春は喋る喋る。絶好調。
嫁とオレはひたすら笑ってた。なんなんだ?このヒトは?\(T▽T)/


「大人のいうことなんか聞かなくていい」
「そうすればどんな大人になるって?・・・・ボクさ!」\(T▽T)/


これには笑った。元春、キミはサイコーだ!V(^^)
そもそも「おとなのいうことを聞くな」のMCに当の大人たちが拍手喝采してるんだから。
お客さんはそれなりの年を重ねてる。でも元春の前では「BOYS & GIRLS」になるんだな。

最後は元春が何度もThanksを言って閉じた。嗚呼、ホントに楽しかった。
ライブ後はMOTO友さんたちと打上げ会。
美味しいエスニック料理をつついて元春談義。ライブと共に楽しい時間。
次は3月のバースデイライブで会えるとイイですね。


翌日、目が覚めると嫁@パンダとヨモギが仲良く寝ている。とてもハッピーな気分。
散歩しながら何度も「昨日は楽しかったね」というボクに嫁は
「過去の思い出にすがってないで未来に生きようと思わんのか」と一喝。
ボクが「だって未来派どんなイヤなことが起こるかワカンナイじゃん、過去の楽しい
思い出はずーっと変わらないからイイんだよ」と答えると呆れてました(^_^;

休み明け。週末にある面倒な仕事の準備をする。
オレのゴールデンリングが何か?はワカラン。特段の夢だの理想はない。
ただ、瓦礫を取り除いていきたい。
瓦礫・・・それは東北復興の障害だったり、会社の中に蔓延ってる魑魅魍魎。
若い世代を邪魔する大人。そういうものを撲滅したい。
ヒトががんばったりシアワセになろうとしてるのに、邪魔したり足を引っ張る
ウスノロどもを退治したい。

元春、オレもおとなのいうことは全然聞かなかったけど、キミにはなれなかったよ。
ま、当然だな。だってキミは「特別」なんだから。
だから、オレなりにキミのメッセージを消化して、瓦礫の中に手を突っ込んで
ゴールデンリングを探してみるよ。
痛いのも面倒なのも真っ平ゴメンだけど「何もしない」のはもっとイヤだ。

ホントに素晴らしいライブだった。これで、また闘える。Thank You 元春。

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一息ついて

2013年02月18日 | 日々の泡(日記)
先週1週間は南相馬ボランティアの後遺症が続く。
後遺症=肉体的(筋肉痛(^^;)ゞ)+精神的なソレだ。
東北に実際に行ってこの目で実際に視る、というのは決して楽しい作業じゃない。
視てきたもの、感じたものを消化するには、それなりに時間を要する。
その過程で自分が偽善者に見えたり自己嫌悪を感じたり東京の景色に違和感を憶えたり。
それが収まるのは1週間くらい掛かる。毎回、その繰返し、だ。
それはいつまで経っても慣れない。いや、慣れちゃイケナイのかも知れない。

週末のお休み。嫁に誘われて上野でカラオケ。
ボクがカラオケでいつも歌うのは「殺伐ソング」。オルタナ系の激しい歌を叫ぶのが大好き。
今回もNewest Model、エレカシ、ナンバガの激しい歌、暗い歌を唄う。
「殺伐な歌」って何でこんなに楽しいんだろう(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆
最後はカーネーションの「夜の煙突」とエレカシ「極楽大将生活賛歌」
を怒鳴って気が晴れた。(簡単な奴(^^;)ゞ)

ところで先週半ばにはバレンタインデー。最寄の駅で嫁にチョコを買う。
ただホントに欲しかった「猫の手ドーナツ」は人気で売り切れ。
週末にもう1度買いなおし。
ヨモギさんは当然興味津々。チョコ味にもストロベリー味にも鼻を鳴らしてます(笑)

ヨモちゃん、折角のイケメンが台無しだよ\(T▽T)/\(T▽T)/


昨日はツタヤで、くるりの「THE WORLD is Mine」をレンタル。
くるりの最新作「坩堝の電圧」が素晴らしかったので昔の作品も聴きたくなった。
この作品、テクノやエレクトロニカ風の作品が多くて凄く新鮮。
漂うようなサウンド、何処か投げやりな歌詞。
2002年の作品だけど「坩堝の電圧」に通じる世界観。
中でも「WORLD`S END SUPERNOVA」は凄い。繰返して聴いてる。
クセになりそうだ。麻薬性があるっていうか(やったことないが笑)

元春は一貫して希望を唄ってるけど、岸田君は絶望や諦めを薄笑いしながら歌ってる。
そんな気がする。
いや決してネガティブなんじゃなくて、あからさまに希望を語れない。
そんな楽観性を持てない。か、と言って絶望を声高に叫ぶのも違う。中途半端な居心地悪さ。
だから、何処か醒めた茶化した感じで歌ってしまう。そんな印象を持った。
それはもしかして・・・オレ自身も311の後に感じてる感情かも知れない。

でも、岸田君は最終的にはきっと「あきらめてないんだ」と思う。
希望をストレートに歌わないけど希望を捨ててはいない、あきらめてない。
「あきらめた人」にこんな力強い歌は歌えないだろう。

くるり・・イイな。このアルバム買おうかな?
そのうち「NIKKI」や「TEAM ROCK」も聴いてみよう。

さて、今週は外部審査、来週はチョー面倒くさい仕事が待ってる。
土曜日は元春ツアー最終公演。
週末に一息ついて、いつものペースを取り戻せた。
ガンガンいくぜ☆


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南相馬でみたこと、そして新年会

2013年02月11日 | 東北のためできること
金曜日から土曜日に南相馬にボランティアに行ってきました。
主催者はお馴染みJTB。東京駅前で集合してバスに乗って現地に向かう。
参加者は全部で40人。女性の方が多い。学生さんも居る。
途中で佐野SAで一休み。あるバスの後ろに「がんばろう!東北」のコトバが。

「がんばれ!」ってコトバはキライだ。でも「がんばろう!」は好きだな。
他人に求めるのでなく自分自身が「がんばる」っていう意志表示。ウン、イイ言葉だ。

今回作業を行う場所は南相馬市小高地区。福島原発から20キロ圏内にある地区。
今まで何度も東北に行ったがここまで原発に近い場所に来るのは初めて。

窓の外には極くフツーの街が映ってる。ときどき震災や津波の影響か建物が壊れてる。
でも大半は普通のお店や住宅街・・・・人気が全くないのを除いて。

この地区は指定区域解除はされているようだけど住人は戻っていない。
建物は普通なのに人間の住んでいる気配がない。この静けさが少し不気味だった。
同じ福島でも生活の匂いがある相馬とはまた違う。

ボランティアセンターに到着して今日の仕事の説明。
ボラセンの前にある線量計。ここで示される放射能の数値は決して高くはない。
ただ、これをどう受け取るか、ここに住むか、避難するか、は個人それぞれの判断だ。
それが正しいとか、間違ってるとか、は何ともいえない。何ともいいきれない。

今回の作業はある個人のお宅の掃除。バスで作業場所に向かう。
旧い造りの家が並ぶ。良い街だ。
でも・・住めない(住まない?)何ともやり切れない。

作業開始前に区長さんが来て挨拶。「ありがたいです!ウレシイです!」と言われる。
東電が此処で作ってる電気は東京で使うもの。御礼を言われると却って申し訳なくなる。
作業は畑の除草、蔵の掃除。雑草が伸び蔵の中にある物は汚れネズミの糞が沢山。
家が放置される・・・というのはこういうこと。
参加者は皆さんボランティア慣れしてるようでテキパキと働く。
途中でボクは資材を取りにトラックでボラセンに往復。
生まれて初めてトラックの荷台に乗った。ちょっと楽しいかも(^^;)ゞ

ボランティアは夕方終了。ご主人夫婦が挨拶に来る。80を超えたお爺さん。
家族は3箇所に分かれて避難してるそう。「ありがたいです。涙が出ます」と言われた。
最後は握手してお別れ。この家族のことは一生忘れない。自分の中にしかと刻んだ。

スーパー温泉で一汗流す。同行者と話す。
滋賀から高校生が1人で参加。自分でネットで探して参加したそう。素晴らしい!
他にも若い人が大勢参加していた。みんな東北を忘れていない。
バスの中で音楽を聴きながら南相馬に別れを告げた。

ありがとう、さよなら、でも、また来るぜ。絶対だ。絶対にまた来る。

深夜、東京駅に到着。華やかな東京ステーションホテルの装飾。

派手で賑わっている街並。今日見た南相馬の光景とのあまりの差異に愕然。
でも・・・それをどうのこうの言っても仕方ない。
帰宅したらヨモギが少し甘えてくれた。ヨシヨシ。ウチはやっぱりイイ♪

昨日はWEB友さんを家に呼んで遅い新年会。
嫁の手料理に舌鼓を打ちながら美味しいお酒を呑む。
元春の初期のDVDを見て皆笑いながらツッコミを入れる。(^^;
「もやサマ」「有吉マツコ新三大○○」話題があっちこっち飛ぶ。
何故か録画していた東京都知事選マック赤坂の政見放送を皆で見る(゚゜)\バキ☆
ワケわかんないけど、楽しい~!~( ̄∇ ̄~)(~ ̄∇ ̄)~

ヨモギはおねえさんにナデナデされて満足そう。

皆さん、ありがとうございました<(_ _)>元春最終公演でまた会いましょう。

今日はボラ作業の影響で全身筋肉痛(^^;)ゞ
天気がイイので散歩に行ってきます。あ~お休みってイイな、休み大好き!
(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆


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南相馬へ

2013年02月08日 | 東北のためできること

今夜から明日まで福島県南相馬にボランティアに行って来ます。
JTBが昨年末から南相馬支援ツアーを企画していて(Good Job!)
それに乗っかって行くことにしました。
今年初のボランティアは「南相馬」からはじめます。

ツアーに申し込んでから昨日まで正直気が重かった。
放射能の影響で復興は進んでないだろう。残酷な景色が広がってるかも知れない。
ボランティアは決して楽しい作業じゃない。
自分の意志で申込んだんだけど、矢張り「いざ行く」となるとブルーな気分になる。

自分で決めたことだ。直に行って直に見て直に感じる。
どんな景色が広がっていようが視て感じて動いて自分のココロとカラダに刻みつける。
楽しむために行くんじゃない。リアルがほしいから行くんだ。
そうしてやっと「当事者」になれるんだ。
そう思うと弱気な気分は消えた。

血が騒ぐ。凶暴な気分になってる。普段の仕事じゃ感じない。
早く行きたい、視たい、そして放射能野郎と津波野郎にパンチをくらわせたい。
何だか武者震いをした。知らず知らずに拳を握りしめてた。

準備は万端。
嫁が以前くれたお守り、東北の女性が造ったミサンガ。
東北に行くときはいつも持っていく伊坂さん「終末のフール」
ウォークマンには元春新曲、カネ、Cocco、Patti Smithが入ってる。
いつもの、そしてあたらしい旅のお供。
これらはきっと道中ボクにPOWERと勇気をくれるだろう。

ヨモちゃんは雰囲気がいつもと違うのを感じたのか、矢鱈甘えてきます。
ヨシヨシ、いいコだ。嫁@パンダと仲良くお留守番しててね☆


さぁ試合開始だ。はじめるぜ☆

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元春LIVE@市川&上野チョコレート展

2013年02月04日 | 佐野元春
土曜日は元春のライブに行ってきました。
会場は市川市文化会館。この会場は99年「いしたまツアー」以来、実に14年ぶり。
嫁と歩いて会場に向かう。広々として歩きやすい道。適度に賑やかな大通り。

席は前から4列目ど真ん中という好位置。こんな前で見るのは最近では無かった。

定刻どおり開始。先ずはコヨーテバンドの演奏から。
以下まだツアー中なのでネタバレは最低限に雑感を。


 ・前から4列目。元春とバンドの動きが手に取るように見える。
  ひえ~近すぎる!最初の数曲は曲を楽しむより元春観察をする(^_^;
 ・オーディエンスのノリが素晴らしく元春は上機嫌。最初から満面の笑顔。
  何度もガッツポーズを取ったり手をヒラヒラさせる奇妙なポーズ。
  後半、ジャケットの裾をグィッと引っ張ったポーズには笑った\(T▽T)/
 ・ギター2人のサウンドもバッチリ。藤田顕クンのエレキは凄いイイ!
  華麗なようでブルース風味もあって。あまり見たことが無いタイプ。
  嫁は「なんかジャイアントプードルっぽい」と言ってた。確かに犬系だね。
 ・中盤は新曲続き。「世界は慈悲を待っている」も「ラ・ヴィータ・エ・ベラ」
  もやった。どれも痛みにあふれた現在(いま)をのりこえていこうという歌。
  「前へ、未来(あす)に向かう」。ブレない頑固なまでのポジティブな姿勢。
  最新の歌でもそれは変わらない。変えない。
  ネガティブシンキングのオレもいつのまにか引きずられてしまう(^^;)ゞ
  新曲聴いてる間、なんか矢鱈熱くなって拳を握って前の椅子の背を叩いてた。
  (あぶねーな(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆)
 ・「いままでの君はまちがいじゃない」苦手だったフレーズが今では素直に歌える。
  マチガイだらけの人生だった。いまだってまちがってばかりだ。
  でも、まちがったっていいんだ。まちがっても、それはまちがいじゃないんだ。
  そう思えて大きな声で一緒に歌った。
 ・後半はハートランドクラシックスの連発。でもアレンジが変わっていて新鮮。
  前のめり、スピーディー、デカイ音。あくまで現在(いま)の音。
  同じ歌でもハートランドともホボキンとも違う。これはあくまでコヨーテのオトだ。
 ・元春はあの曲で何度もシャウトした。凄い声を聞かせてくれた。
  まさに「コヨーテ、吼える」だった。ジンと来た。奮えた。
 ・ファンのノリはサイコー。ボクの前の席の女性2人のダンスが可愛らしい。
  元春は嬉しそうでMCのときはジョークを飛ばしたりピックを投げたりしてた。
  最後はバンドメンバーを紹介し「受け継がれてゆくんだ」と話しファンの応援
  に御礼を言って去っていった。
  
基本的な構成はCOYOTEBANDオリジナル+MOTOクラシックス。
今回演奏されたホボキンオリジナルは1曲だけ。「離れた友に長い手紙を書く歌」
この曲が鳴った時、ある友人のことを想い出した。急に瞼が壊れて熱くなった。
ココロの中で彼に「元春とコヨーテバンドすごいぞ!カッコいいぞ」と話しかけた。
この日にこの歌を聴けてよかった。Thanks元春。

ライブ後は仲良しのMOTO友さんと宴会。
ある友人が「これでまた頑張れる」と言ったのが印象だった。
それはオレも一緒。今日、元春とバンドからパワーを沢山貰った。これでまた闘える。
入ったお店のお料理も店員さんのケアも素晴らしく宴会も楽しく過ごせた。
なんか「いい1日」だったな。
次回は最終日東京国際フォーラム。また「よいとき」をすごしましょう。


昨日は嫁と上野国立科学博物館に「チョコレート展」を見に行く。
道中、色んな猫さんと会う。陽気が温かくてみんなお昼寝モード。
右のトラ猫はいかつい顔に似合わず甘えた声で鳴きボクは満足(^_^;


チョコレート展は盛況。チョコレートの歴史、製造方法を絵図で分かり易く説明。

ボクが一番楽しめたのはメーカー毎の商品のパッケージの変遷や過去のCMの映像。
明治チョコレートのロゴはやっぱり昔の斜めになった字体の方が好きだなぁ。
最後はチョコで造ったパンダのオブジェが登場!すごい!
チョコって何か人をハッピーにしますね。
6時間近く歩いたけど猫とステキな展覧会で何か凄くイイ感じ♪

今日は定期検査でお休み。ライブと散歩の効果か経過は順調。
やったぞ!一夜漬け(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

ヨモちゃんは温かいのか窓辺でキモチよさそうにゴロゴロ。
キミはイイねぇ。毎日楽しそうで。

明日から、またウスノロ退治。週末には南相馬にボランティアに行く。
ツアー最終公演をキモチよく迎えるように、がんばろう!!V(^^)

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世界は慈悲を待っている

2013年02月02日 | 佐野元春
今週、元春の新曲がiTuneで発売。当然買いました。
タイトルが「世界は慈悲を待っている」。タイトルから元春のホンキを感じる。
http://www.moto.co.jp/ZOOEY/
ウォークマンで通勤時に何度も聴いてる。3日間で数十回は聴いてる(笑)
今週は仕事でゴタゴタがあったが、この曲聴いてるうちにそんなのどーでも良くなった。
ホントどーでもイイ。(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

豊かで力強いメロディ。静かだけど強靭な演奏。間奏の歪んだギターはアッキー?
そして歌詞。これがもう素晴らしい。コトバが届く。ハッキリ届いてくる。
ボクは歌詞を覚えられない方だけどこの曲は何度も聴いてるうちに歌詞を覚えちゃった。

世界観としては「The Sun」に近いような気がする。
残酷な悲しいこと、傷ついた後にどうやって前に進むか?そこを描いてる気がする。
或いは「コヨーテ、海へ」で海にたどりついた後を描いてる、っていうか。
いや、それって元春がずーっと歌い続けてきたこと。ホント一貫してる。ブレがない。

「glace」というコトバが度々歌われる。「glace」訳すると優美、美しい、恩恵。
でも、ボクは何となく「寛容」という意味で使われているような気がした。
「欲望に忠実なこの世界のために窓を開け放たってくれ」と歌い、同時に
「偽善者、預言者きどり」のためにも「キミの窓を開け放て」と歌っている。
「欲望、ウソ」を否定しない、そのまま受容れてなお「新しい世界」に向かう。
すごく風とおしがイイ。開けてる、そんな感じがする。
そして、「若くて未熟なアナーキスト」・・
これってもしかして反原発官邸前デモの主催者(皆さん、若い!)をモチーフにした?

そして度々出てくる「君」は誰なんだろう?この歌は誰に向かって歌われてるんだろう?
ボクは「君=神、人智を超えた存在」に向かってうたってる。そんな気がした。
神様に「どうしようもないこの世界のために新しい世界を見せてくれ」と
訴えてるようなそんな気がした。
ってメチャクチャ勝手な解釈してますね。
しかも妄想交じりのこじつけだらけ。スマン、元春<(_ _)>

元春はデビュー30年を超えて、こんな瑞々しい力強いウタを届けてくれた。
先週見たPatti Smithは凄かったし、コレクターズのニューアルバムも素晴らしい。
Patti60代、元春、加藤クン50代。すげぇな。負けてられないな。

今夜は元春&コヨーテバンドのライブが市川である。嫁@パンダと行きます。
今ツアーは初参加。この新曲も当然やってくれるでしょう。期待大。
ヨモちゃん、お留守番しっかり頼むね♪

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