僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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想いうた~Cocco25周年 ベストツアー2023 〜其の2〜

2023年03月26日 | オトの記憶(CD、ライブ)

長田さんのギターが優しく鳴る。すぐ何の曲か分かった!「もくまおう」だ!
ベスト盤に入っている曲。大好きな歌だ。
20周年記念武道館ライブで初めて歌われた。
あのライブに行けなかったが「もくまおう」のライブVerは何度も何度も聴いてきた。
知らず知らずのうちに涙が出て来た。この歌を・・・聴きたかった。
今日、生きて此処に居て、この歌を聴けて本当によかった。唯々そう想った。

現在、Coccoはデビュー25周年ツアーを敢行中。
ボクは3/24渋公のチケットが取れたので行って来ました。
Coccoのライブを見るのは2008年「きらきらツアー」武道館以来15年ぶり。
ライブの前日からドキドキして落着かない。
Coccoを聴いて23年のファンだけど、実は離れていた時期もあった。
それでも此処数年色んな場面でCoccoを聴いてきた。最近の新作2枚も好きだ。
色んな動画を見て既に号泣。大声あげて泣き叫びそうになってる(^^;。
実際に観たらオレどうする?どうなる?ダイジョウブかオレ?
落ち着けオレ(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

仕事を終えて直ぐ渋谷に向かう。電車の中でもCoccoを聴いてウルウル状態。
60近いオッサンが電車の中で音楽聴いて涙ぐんでるのは相当イタイぞ(^^;
すっかり舞いあがってて渋谷駅の南口から出て遠回りして渋公に(゚゜)\バキ☆

会場前には大勢の人。関係者から花が届いていた。

入場すると車のセットが展示されていた。「お望み通り」のPVで使った奴。

ボクの席は1階19列目。丁度Coccoを正面から観れる好位置。
場内は満員。お客さんは女性が多いけど結構高年齢の男性もいる。そう25年やってんだもんな。
予定より少し遅れて開始。先ずバンドメンバーが登場し、その後Coccoが登場。
Coccoはショートカットで白いヒラヒラしたドレスをまとっていた。
最近TV出演時は顔を隠して出ているが、この日は顔を出していた。
バンドメンバーは長田進、堀越信康(G)、根岸孝旨(B)、渡辺シュンスケ(Key)椎野恭一(Ds)
Coccoと何度も共演してる最強メンバー。

1曲目は「焼け野が原」。大好きな曲。Coccoの歌声が響いた瞬間・・・泣いていた。
バンドの強靭なオトに支えられCoccoは歌う。小さいのに堂々としたその様に圧倒される。
そして後半のあの叫び。一気に涙があふれる・・・この叫びを聴きたかった聴きたかったんだ。
此処からライブ終了まで2時間。ずっと泣いてた。
前半は唯Coccoを視てた。手拍子するとか踊るとかバンドメンバーのオトを愉しむ余裕なんてない。
唯、Coccoの一挙一動を見逃したくなかった。
2曲目「ドロリーナジルゼ」。Coccoは途中で舞う。
3曲目「キラ星」。実は「プランC」「パドブレ」はそんなに聴き込んでない。
でもライブで聴くと曲が凄く輝いてる。帰ったら聴き直そう(^^

「樹海の糸」も好きな曲。「長い手足が手探りのまま森に迷い込む」のくだりにグッと来た。
そして鳴った「もくまおう」。やっと聴けた。この歌の武道館ライブVerは大好き。
東北被災地に向かう時、必ずこの歌を聴いた。苦しかった時迷った時も聴く。
今日この歌をライブで聴けた。やっとこの歌に逢えた。ぶっ壊れた。

中盤で去年出た新曲「お望み通り」。楽しいダンスナンバー。
ダンサーが沢山ステージに登場してCoccoもサングラスをして歌い踊る。
客席も手を叩いたり手に持ってるヌイグルミを振って楽しそう!
やっと此処で息できた。前半のあの感じで進んでたらオレ倒れてた🤣
曲が終わってダンサーが掃ける。
Coccoこの日最初のMC。そのダンサーの1人が長田進さんのお嬢さんだとの事。
その話したとき長田さん照れ笑いしてた(^_^)

此処からまた好きな歌が並ぶ。
「Raining」、腕から血を流しながら踊る歌。
「Never ending journey」。父が死んだ年に出た曲。歌い続けることを誓った歌。
「ポロメリア」不安を抱えながらそれでも振り切って走る歌。
どの曲もオレが悩んだとき、苦しいとき、怯えたとき聴いてきた。
悲しいとき痛いとき腹が立ったとき文章にはその事を書くが実際の生活では冷静でいたい。
感情を表に出したくない。悲しくても痛くても生の感情を出すのはダサい。
他人(ひとさま)はそんなモン見たくないだろう迷惑だろう(実際そう言われたこともある(T▽T)
自分の腹が立つ痛い悲しいキモチも誤魔化してヘラヘラ笑って生きて来た。
そうしてるうちにホンキで怒る、悲しむことが出来ないニンゲンになった😢。
でも、オレはホントは怒ってたんだ。痛かったんだ、悲しかったんだ。
Coccoを聴くと自分のホントの感情を確かめることができる。感謝☆

「潮満ちぬ」。「クチナシ」の中でも大好きな曲。コロナ下ステイホームでこの歌何度も聴いた。
そして・・・「花柄」。Coccoは何度も「ぶっ殺す」と歌う。
過去のトラウマが蘇る。ワケわからん理由でオレを罵倒した奴等(皆様🤣)。
こっちは冷静に礼節を保って接した積りだったが相手には通じず罵声を浴びせられた。
向こうはオレのコトバを聞く気なんてない。ただ自分のコトバでオレを殴りたいだけ。
あのときホント苦しかった。奴等と話したくなかったし同じ場所に居たくなかった。
怖くて謝って逃げ出した・・・情けない😢
でも「花柄」を聴いて、あの時オレが想ってた。。隠してたホントのキモチが分かった。
オレはホントはこのコトバをアイツ等に言いたかったんだ。
でも、それを言ったら人間としてオシマイだと思って言わなかった。
この日、Coccoが歌ってくれた。気が晴れた。
だからオレはこれからもこのコトバは絶対口にしない。そう誓ったV(^^)
ホントのことを歌ってくれてありがとうCocco☆

後半「音速パンチ」からはCoccoもバンドも明るくパワフル。
Coccoは満面の笑顔。客席も手を叩いたり手を振る。ステージも客席も光り輝いてた。

最後は新曲「クジラのステージ」。この日チラシが配られ裏にはCoccoの手描きの歌詞。
「大人になれたんじゃない。なってしまった」の歌詞に泣いた😢
この歌は最初から最後まで絶望を歌ってる。夢はかなわないと言い切ってる。

でも、絶望を歌ってるのにCoccoは何であんなに満面の笑顔なんだ?
お客さんはみんな何であんなに愉しそうなんだ。そしてオレもスッゲェ愉しいぞ🎵

オレ泣きながらCocco見て笑ってた。笑ってる自分がおかしくてまた笑った🤣

この曲でライブ終了。Coccoはバンドメンバーを紹介し皆並んで手をつないで挨拶。
退場する時、Coccoはステージ端に座り込む。後で知ったが泣いてたそう😢
でも長田さんに肩を叩かれ「今日からデビュー26年。これからもヨロシクお願いします!」
と挨拶して去って行った。サイコーの笑顔だった☺

終演後、オレは動けなかった。2時間Coccoの歌に向かい合い精も根も尽き果てた。
ずっと泣いてたな。こんなに泣いたLIVEは生まれて初めてだ。
座り込みながら何度も「ありがとう」と呟いてた。
Coccoの歌は元春同様、オレの側にずっといた。
この歌と一緒に歩いてきた。生きて来た。
今日、生きてこの場に来れてCoccoを視れてシアワセだった。
Coccoは...サイコーだった!最強だった!

帰りは御礼にタオルや20周年武道館ライブBlu-rayを購入。Coccoでイッパイ(^_^)

翌日も今日も、ライブのこと思い出してはまた泣いてる(^^;
Coccoはこれからもきっと歌い続けてくれるはず。
また行こう。次は15年も離れずに....またCoccoに逢いに行こう。


↓ 我が家のカワイイ夢たち🐱です(^_^)

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オトを航海(たび)する~七尾旅人「Long Voyage」再現Live@渋谷公会堂

2023年03月18日 | 七尾旅人

去年出た七尾旅人のアルバム「Long Voyage」は自分にとっては「問題作」だった。
2枚組。コロナ下の世界、貧困、差別、移民問題、生と死、様々なテーマを扱った重厚な作品。
2019年「Stray Dogs」ツアーに参加したメンバーが織り成すオトは風通しがよくPOP。
バンドサウンドに乗っかって歌う七尾クンの歌声も凄く力強く解放されている。
2枚組、重いテーマは扱っているが聴き易くてボクは繰返し聴いてる。

先週日曜日に渋公でこのアルバムを再現するLiveを開催。当然行って来ました(^^
七尾クンのLIVEを観るのは2019年「Stray Dogs」ツアー以来。
ボクは1階13列ステージを正面から見る好位置。

ステージ上でCDジャケットと同じセットが再現されていた。

予定より少し遅れて開演。七尾クンはギターと去年亡くなった兄犬の彫像を持って登場。
七尾クンは今日のLiveでMCは殆どないということで最初にメンバー紹介。
MCなし、ひたすら演奏する構成は数年前の「兵士A」を思わせる。
アルバム通りの曲順でLive開始。ステージ上で鳴ったのはトンデモないオトだった。


Liveの様子はこちらに詳細なレポがあるのでボクはLive中感じた雑感を書きます(^^;
七尾旅人が『Long Voyage Tour』を敢行中。アルバム完全再現ライブとなった東京公演をレポート!|DI:GA ONLINE|ライブ・コンサートチケット先行 DISK GARAGE(ディスクガレージ)

1曲目「流転」2曲目「Crossing」でバンドの豊かな音に笑顔になり七尾クンの声に魅了された。
2曲目「未来のこと」。傷ついた魂に優しく語りかける歌。小川翔のギターが素晴らしく震えた。
3曲目「Wonderful Life」。POPなメロディに乗っかってコロナ下で生きる人々を描く。
七尾クンは淡々とポエトリーリーディング風に語る様に歌う。
自死を考える会社員、食事代を稼ぐため身体を売ろうとする女性。腹を空かせて待つ子供。
これは決して歌の中の絵空事じゃない。現実に有った事なのだ。
4曲目「入管の歌」。入管局で起きてる移民への不当な拘束を或る家族の視点で描く。
バンドは奏でる激しいノイズに胸が苦しくなる。でも、これも現実に起きている事なのだ。
そして5曲目。前半のクライマックス「ソウルフードを君と」。
自由に走り回るバンドのオトに乗っかって歌われるのは歴史上の様々な航海。
アフリカから奴隷として連れて来られた黒人。でも奪う事が出来なかったソウル(風味、文化)。
変幻自在のオトがイキモノの様にうねり奔放に駆け巡る。そして七尾クンの歌も緩急自在。
「食料を運び続けよう ソウルを運ぶんだ」の歌詞には・・・撃たれた。
この2年、七尾クンはコロナに罹ったり貧困で苦しむ人のためにフードレスキューを続けた。
彼は正にソウル(食べ物=生きるために必要なモノ)を運ぶヒトだったのだ。
クライマックス七尾クンの絶叫に撃たれ涙が零れた。この叫びを・・・聴きたかった😢
続く「リトルガールロンリー」では家出少女の孤独で誇り高い魂を美しく歌う。惹きこまれた。
・・そうか、このアルバムの歌は全部「人」を描いてるのだ。だから優しく美しいのだ。
そのことに気づき。。また泣いた😭

Live後半。「停泊」も歴史の色んな航海を描く。描かれるは戦争、差別、排除。
2011年の東北を描いたシーン。此処は・・やっぱり胸が衝かれた。
そして「荒れ地」。歌われる2つの風景(生と死、涙と笑顔)にココロが揺れる。
七尾クンが叫び小川クンのギターも唸る。立って踊りたいのを必死にガマンした(^^;
「ドンセイグッバイ」ではアルバム同様大比良瑞希嬢が参加。美しいラブソング。
この歌で描かれる恋人たちは「未来のこと」の2人と同じ気がした。
大比良嬢と七尾クンのハーモニーが素晴らしくて、別の曲でも共演して欲しいと思った。
此処からLiveは一気に後半に向かって進む。
「Dog & Food」「パン屋の倉庫で」は明るく優しいポップチューン。
描かれるのは犬、家族の七尾クンの近しい存在。
七尾クンもバンドも活き活きと歌い奏でる。

そして最後、歌われるのは「미화(ミファ)」。自死した在日韓国人少女の歌。
七尾クンが亡くなった女性への想いを歌う。「ボクは齢を取ったよ」の声が切なく響く。
そして最後の最後「筏」。アルバム最後を締めるインスト。
豊かなバンドサウンド、そして声。長かった歌の旅も終わる。
素晴らしい時間だった。でも、旅が終わるのはやっぱり・・・寂しい😢

本編は総て終了。メンバー紹介後、七尾クンが延々と語る。
七尾クンは今日の出来に満足していない様子。何度も悔し気に語った。
「バンド善かったけどオレがダメ。ゴメン!次は絶対上手くやるから大阪か名古屋に見に来て!」
そのおかげか予定していなかったアンコールがあった!嬉しい!👏
七尾クン独りの弾語りで「ミファ」をもう1度。弾語りだと更にこの歌の優しさが伝わってくる。
七尾クン途中でマイクを外しステージの一番前に座って「ラララ」を客席と一緒に歌う!
コロナ下、声を出して歌う事に迷いがあったが七尾クンに答えたかった。
客席もラララと歌う。その客席の合唱が・・・・実に良かった。
この日、客席はひたすらステージ上の歌とオトに対峙してた。「兵士A」の時と同じだった。
「兵士A」同様、この日のLiveは歌い手と奏者と聴衆によって成り立ったのだ。
その1人としてこのLiveに参加したこと、このLiveを目撃できたことを誇りに思う。
歌いながら何度もそう想った。

Liveは此処で終わり。去る七尾クンを割れんばかりのそして優しい拍手が送った。
アルバム以外の曲の演奏はなかったけど大満足(^_^)
ヒトが歌う意味、オトを鳴らす意味、意義、色んな事を感じた素晴らしい体験でした。
そして、今日鳴った歌は総て自分以外の他者に優しい視線を向けていた。それが嬉しかった。
七尾クンは「多様性」だの「寛容」だのスローガンは言わない。
寧ろ、そういうスローガンから遠く離れた世界を歌っていると思う。
向い合うはあくまで「個」。世界を描くにしても大上段で構えず独りの命に寄り添う。
だから好きだ(自分勝手に彼の歌を解釈してスミマセン(^^)<(_ _)>)


そして、七尾クンのLiveもっと見たくなった。ツアー遠征は仕事や日程の関係上、むつかしい。
4/24に有楽町I¨M A SHOWでソロLiveある!早速申込ました。
七尾クン独りLive見るの久しぶり。今日聴けなかった曲も聴けるかな。楽しみ。

当然、七尾クンとStray Dog BandのLiveはこれからも観たい。
Stray Dog Bandの奏でるオトはCD以上に温かく血が通いそしてグルーヴがある。
元春&Hobo King Bandのグルーヴに通じるオト。
七尾旅人&Stray Dog Band×元春&ホボキンの対バン見たくなったぞ。
誰か是非企画してくれ!

↓ 我が家の猫🐱もステキな歌声を聴かせてくれます。カワイイね(^^)

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14年~君がウチに来た日

2023年03月15日 | 

悲しい時に 浮かぶのは いつでも君の 顔だったよ  
悲しい時に 笑うのは いつでも君の ことだったよ
   (FISHMANS「いかれたBaby」)

今日はFISHMANS佐藤伸治クンの命日。そして、ヨモちゃん🐱がウチに来た日。
ボクにとって大切な2人の大事な日。そして我が家の家族記念日🎵
今日は佐藤クンの歌を聴きながらヨモちゃん🐱を聴いて笑う、そして泣く。

ヨモちゃん、ウチに来てくれてありがとね(^_^)。
キミといてオレはホントにシアワセだったよ。
いや過去形じゃねーな。キミを想うと現在(いま)でもホントシアワセなキモチになる。
キミはヒトをシアワセにするコだよ。自慢のコだV(^^)

天国はどうだい?天国旅行に飽きたら、いつでも帰ってきてイイんだぜ🎵
此処はキミのウチだ。オレたちのウチだ。いつでもWelcomeだ。
おはちゃんともなちゃんもきっと喜ぶよ(^_^)

また、キミと逢える日をずっと待ってるぜV(^^)

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行くぜ東北へ~12年目

2023年03月12日 | 東北のためできること

昨日は3月11日。東日本大震災から12年経った。
前日からCoccoやCarnation、七尾旅人、元春を聴きながら東北を想う。
自分が何もしなかった阪神大震災は音楽を聴いたりドラマを視る気にはなれない。
でも東北については、自分也に色々行動してきた(ボラ、寄付、関連番組を見る、LIVE遠征)。
Coccoやカネや七尾旅人、元春は東北に行く時必ず聴く。
東北の景色は彼等の歌と共に刻みつけられてる。だから聴いて東北を想い返す。

一方で東京に住むオッサンが東北のため歌聴こうが東北のため泣こうが東北には何の役にも立たん。
なら、役に立つことをするだけだ。
ヤフージャパンで「311」と検索して寄付した。お世話になってるReRootsに寄付をした。
そして午後は嫁@パンダと都内の岩手、山形、福島アンテナショップめぐり。
(嫁@パンダ🐼は金曜日仕事帰り池袋宮城プラザで買い物済。流石わかってらっしゃる👏☺)

日本橋のふくしま館でランチしている時、午後2時46分を迎えた。
お店の人もお客さんも黙祷した。ボクと嫁@パンダも黙祷した。
大勢の人とこの日に黙祷するなんて嘗てなかった。この日のこと忘れまい。

お買い物沢山しました。少しは東北に貢献できたかな?(^^)v

帰宅して録画してたNHKの東北関連番組を視た。
見てて思った。オレ、もう3年も東北に行ってないじゃん😢。
コロナを言いわけにして、いつまで東北に行かない積りだテメェ(自分)(-_-;
政府(クニ)のエライ人も旅行しろと仰ってるんだ。
もうイイだろ?もうガマンはしない。
今年は東北に行こう☆

ボランティアツアーはもうない(それはイイことだ)。
なら、ReRootsイベントに参加するか、旅行か、Live遠征か。
7月に仙台である元春&COYOTEライブに参加するか。
コレ、カネ、七尾旅人、Cocco、寺尾紗穂の東北Liveあるなら行ってみるか。
行ったことがない石巻や南三陸を旅するのも有だろう。
今年は絶対
行くぜ東北へ。待っててね☆

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隣る人と輪になって~りんりんふぇす2023@南青山梅窓院

2023年03月11日 | 寺尾紗穂

コンサートラスト。ステージ上にはこの日の出演者全員が上がっていた。
寺尾紗穂さんがピアノを弾いて歌い出すはムッシューかまやつ「なんとかなるさ」のcover!
ゆうらん船VO内村、butagi、浜田真理子、そしてMarioが次々に歌う。
ソケリッサと川村亘平斎が踊ってる。ソケリッサがドタドタと踊ってる。
ボクは楽しくて笑ってた。愉しくて泣いてた。此処サイコーだ。

3月4日日曜日。りんりんふぇす2023開催。コロナ下ずっと延期が続いてて5年ぶりの開催。
ボクは2015年以来必ず参加してる大好きなイベント。即行で参加を決めた。
参加だけでなくクラウドファンディングにも参加した。何としてもこのイベントは実現してほしかった。
場所はお馴染み南青山梅窓院。
入り口前ではフードマーケットと炊き出し。大勢の人が集まり色んな国の人が居る。
子供連れ、若者、お年寄り、タイ人、ベトナム人、実に色とりどりの人々が集まってる。
普段行くロックLiveとは全く違う。それが・・・心地いい。

LIVEは寺尾紗穂さんから開始。大きなグランドピアノで弾語り。
穏やかな「一羽と二羽」からスタート。
でも、その後は「光のたましい」とウクライナ戦争をモチーフにした新曲。
ウクライナの子供が戦争が嫌で戦争の止め方をネットで検索しても出てこず最後は武器を探すという歌。

聴いててココロが痛む😢 心なしか歌う寺尾さんの声も震えてたような。
その後はソケリッサとの共演!去年別の場所で共演を見てるが「りんりんふぇす」での共演は特別だ。
「アジアの汗」での寺尾さんとソケリッサの共演を見て知らず知らずのうち泣いてた。そして笑ってた。

全部詳しく書いてるとトンでも無いのでその他の演者さんは簡単に(スミマセン<(_ _)>)
ゆうらん船。初めて見るが凄く惹きこまれた。残響感あるギターとピアノが実にイイ。また見たい。
川平亘平斎。この日唯一音楽でない演者。影絵で猿をモチーフにした物語。
光と影の使い方が実に素晴らしい。子供のウケは一番よかった☺
butaiji。七尾旅人がリスペクトするシンガーということで名前は知っていたが聴くのは初めて。
ギター弾語り。声力が凄いその場の空気を変える声。寺尾さんとの共演「中央線」素晴らしかった👏
最後は、浜田真理子+Marino。一時期聴いてた時があったがLiveを見るのは初めて。
ボクが好きな「恋ごころ」から始まったのは嬉しかった。
浜田さんと言えばcover。この日は「夜霧よ今夜もありがとう」。
浜田さんは「お客さんも一緒に歌って」と言ったが大声で歌うお客は居ない。その節度に好感を持った。
そしてMarinoさんの歌声もSAXも素晴らしかった。
「りんりんふぇす」は毎回出演者が素晴らしい。この日どの演者も良かった。また見たいし聴きたい。

〇座談会「隣る人輪になって」

りんりんふぇすでは毎回座談会がある。ゲストを交えて社会イシューについて語り合う。
過去は老人、貧困、表現色んなテーマをゲストが語り合った。
どれも参加者が実際に目にしたリアルを元にした語り合い。毎回刺激を得るし考えさせられる。
吉水岳彦さん司会で寺尾さん、稲葉剛さん、ベトナム人僧侶ティック・タム・チーさん。
テーマは日本に住む外国人との共生。
公的な支援はほとんどなく貧困に陥り相談先もない。
外国人技術者を都合よく利用し、用がなくなったら追い出す日本という国の酷さ
ウィシュマさん以前にも有った入官局による外国人への虐待😑
そうした外国人を支援してきた民間NPOの活動。
外国人と日本人が共生できるにはどうしたらいいか。当然、この場で解答なんて出ない。
でも司会の吉水さんの言った「気にする声をかける」が響いた。
自分も何ができるかワカンナイし簡単に何かできるなんて言えない。
でも、今日この場所で聞いたことは忘れずに考え続けたい。

座談会は重いテーマを扱ったがイベント自体は優しい空気に包まれていた(^_^
親子連れが多く子供が泣いたり走ったりするがシンガーも客席も笑ってる。
若いお客さんが座談会も展示も真剣に見てる。
りんりんふぇすはシンガー、主催者だけでなくお客さんも素晴らしい。
だから、また行きたくなるんだV(^^)

最後の大団円。寺尾さんがピアノを弾き本日の出演者がステージに上がる。
歌うはムッシュかまやつcover。このイベントではいつもこの歌で終わる。
ソケリッサが相変わらずドタドタと踊ってた。どのシンガーも笑顔で歌う。
その様を見て・・・シアワセで唯々泣いていた。
ステージ上も客席もみんな笑ってる。ステージが光り輝き花が咲いたようだ。
なんか・・陽だまりの中にいるような温かさを感じた。
 
此処には排除もヒエラルキーも競争も無い。ただただ自由で温かい。
此処にあるのは一歩外に出れば消える儚さ、温かさ、幸福な時間。
でも、それでもイイ。此処には確かにそれ、がある。それでいい。それがいい。
イベントが終わり会場を出た時、自分が笑顔であることに気づいた。
そして普段より優しいキモチになっていることも。
ゴキゲンで帰って来たボクを見ておはちゃんともなちゃん🐱が寄って来た☺。
世の中、どうにもならないことばかりだ。
でも、こういう日が1日でもあれば何とかやっていける。
「りんりんふぇす」次の開催はいつだろう。
会場で配られた寺尾さんのエッセイによると開催するのも大変らしい。
でも、またこのイベントがあるなら絶対いこう。
ボクにとっては世界一シアワセな音楽イベント。行かないワケがない!V(^^)

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