僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

長い12月に

2011年12月31日 | 日々の泡(日記)

Cownting Clowsに「LongDecember」と言う曲があります。
オリジナルは聴いたことないんですが祥子さんがライブで歌っています。
その1節にこういう歌詞があります。


 長い12月、ぼくはこう思ってみる。来年はきっと今年よりよくなるはずだと。

今年は長い・・・長い1年でした。長くハードな1年でした。

先ず仕事は・・・うーん、頑張った割にはイマイチだったかな?(^^;)ゞ
去年「クラレッタのスカートを直す」という目標を見つけて一生懸命頑張った。
前半はそれなりに結果を出せたけど後半は体調を崩し「こなす」だけで精一杯。
周囲との人間関係、部下との関係も上手く出来ず、目立った成果は出せず。
「がんばる・一生懸命やる」なんて当たり前。もっと成果を出さなくちゃ。

改めて自分の書いた日記を読むと「以前のようにがんばれない」「気合が出ない」
「以前はもっと出来たのに」ってそんな泣き言や弱音ばかり。
をいをい、過去のオマエが何をしたっていうんだ?勝手に過去を美化するなよ。
オマエは何もできてない。確かに壁に小さな穴を開けた。でも、それだけだ。
来年は少しでも沢山のウスノロを退治できるように考えよう。がんばろう。

プライベートはそれなりに充実してたかな?それなりに遊んだし。
ただ地震の影響で一時「楽しむ」ことに罪悪感を感じてライブの数は減ったかな?
でも行ったライブはどれもサイコーだった。
元春@30Anniversarryライブはとても幸福な時間だった。
現在進行形の元春を感じることが出来た。そして多くの友人と久しぶりに会えた。
やっぱり、この人のオンガクはオレには必要だ。あらためて、感じた。

コレ、カネは素晴らしいニューアルバムを届けてくれてライブも素晴らしかった。
直枝さんの暴力的なエレキギターのオトに震災後の憂鬱な気分が癒されてる自分がいた。
祥子さんからは少し離れたな。今年初めて1回もライブに参加しなかった。
でも今年出た新曲はよかったし、来年はまたライブ行こう。
他にも七尾旅人の才能にはビックリしたし斉藤和義には今更ハマッた。

伊坂幸太郎さんの小説にも刺激をもらった。「モダンタイムス」はサイコーだった。
「人間は大きな目的のため生きてるわけじゃない。もっと小さな目的のため生きてる」
「根本的な解決にはならない。でも目の前のシステムくらい壊してやる」
オレの力なんて多寡が知れてる。でも「世の中そうなってるんだ」であきらめたくない。
「大きい流れに対して個人に何ができるか?」考え続けていきたい。そして挑み続けたい。

そして今年最大のできごと・・・東北大震災、原発事故。
我が家は特段の被害を受けてないけど、それでも「関係ない」とは言えない。
混乱する政治、信用できないマスコミ、ネット上に溢れる非難と罵詈雑言。
自分自身、暗くなったりミョーに明るくなったり攻撃的になったり相当混乱してた。
「被災地のため何もできない」無力感がイヤでイヤで仙台にボランティアに行った。
あれは人助けのためにしたんじゃない。オレ自身のためだ。あれが無いと前に行けなかった。

仙台で見た光景。自分で行ってこの目で見て感じたこと。絶対忘れまい。
ネットやTVには情報しかない。そこにリアルはない。オレはリアルを感じたい。
だから、今後も仙台ボランティアは続ける。やめない。
自分で行って動いて手を汚して手に入れるものを信じたい。自分自身のために。

皆さんにとって今年はどんな年でしたか?
シアワセでしたか?楽しかったですか?それとも苦しい1年でしたか?

で実はこのブログで使ったことがないコトバがあります。
それは「夢・希望・光」。だって、オレどのコトバも信じてないもん(笑
信じてないオレがこのコトバを使うのは偽善だ。だから過去使ったことがない。

でも、たまには「偽善」もイイでしょう(^_^;。今年は使ってみます。

皆さんにとって来年がイイ年でありますように。
震災や原発で傷ついた皆さんの歩く路が希望や光で輝いていますように。
夢や笑顔やシアワセが、悲しみや涙より少しでも多くありますように。

ココロからそう願います。そう祈ります。

来年、また逢いましょう。その時は笑顔で逢いましょう。
一緒にハッピーなときをイッパイすごしましょう♪

では、みなさん、どうぞ、よいお年を!V(^^)

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クリスマス

2011年12月25日 | 日々の泡(日記)
クリスマス3連休。我が家は特別のイベントはなし。
お出掛けは近場ばかりでウチでノンビリすごしました。
といっても嫁は掃除で大活躍。ボクは寝てばかり(゚゜)\バキ☆
起きては録画していた「家政婦のミタ」を見るばかりなり(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

イブの夜は嫁がラム肉のステーキを焼いてくれる。羊肉はクセがあるけどこれは美味い!

デザートは近所で購入したケーキを堪能。ボクはショコラケーキをいただく。
濃厚だけど上品な甘さ。うーん、シアワセ♪

肉とケーキはヒトをHappyにする。クリスマスって楽しい♪

ヨモギの晩御飯もクリスマス特別ヴァージョン。ヨモギは盛大に鳴きました(^_^;
おまけにケーキが出てくるとなると黙ってられません。
ボクの膝の上に乗っかったりテーブルの上に乗っかって一騒動。
でも嫁が膝の上に抱っこするとおとなしくなりました。

君はホントに嫁@パンダが好きなんだねぇ。

お腹イッパイになると眠たい。明石家サンタも見ずに早目に就寝。
ケーキは今日もある。楽しみ♪嗚呼、毎日がクリスマスだとイイなぁ。(をい)

皆さんもステキなクリスマスをお過ごしくださいね♪

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佐野元春 & THE COYOTE BAND - Rockin' Christmas レポ

2011年12月23日 | 佐野元春
今週月曜日、恵比寿ガーデンホール元春ライブ行ってきました。
元春のライブは6月の国際フォーラム以来。正直年末で仕事がイッパイイッパイ。
息抜きにイイか~くらいの軽いキモチで申し込みました。(^^;)ゞ

(セットリスト)
1.星の下 路の上 2.荒れ地の何処かで 3. 夜空の果てまで 4.US
5.愛のシステム 6.欲望 7.驚くに値しない 8.イノセント 9.僕は大人になった
10.黄金色の天使 11.月と専制君主 12.ナポレオンフィッシュと泳ぐ日
13.約束の橋 14.ヤングブラッズ 15.サムディ 16.太陽
17.クリスマス・タイム・イン・ブルー
(アンコール) 18.アンジェリーナ

会社を定時で出て先ずは渋谷タワレコへ。
実は我が家「ALL FLOWERS IN TIME」DVDは未入手。(゚゜)\バキ☆
そうこうしてるうちにデラックス版は売切れ。慌てて買いに行きました(゚゜)\バキ☆
無事ゲット。そのまま恵比寿に向かう。

華やかな装いのガーデンプレイス。そうか、クリスマス近いもんな。忘れてた。
仕事でイッパイイッパイで季節の移り変わりなんて全然意識してなかったな。
嫁に電話したら「これから向かう」とのこと。先に入場。

これまたお洒落なハコ。あれガーデンホールってこんなお洒落だったっけ?
10数年前パティ・スミスのライブで来た時はフツーのライブハウスって感じだったけど?
入場すると椅子が並んでる。スタンディングじゃないのね?
フと「今日はやたらお洒落な豪華なライブになるのでは?」という嫌な予感が(笑

もうすぐ開演。でも嫁が来ない。どうしたんだろう?
元春のライブは「嫁と一緒に見る」のが当然になってたので独りで見るのは不安。
あ~バンド登場した!元春も!あ、嫁が来た、でようやく一安心(^^;)ゞ

ライブの詳しい内容は他のファンの方が色んなトコで書いてるので雑感を。
ともかく今回の元春はよく喋った。ライブでこんな話す元春は初めて見た。
血液型の話からフードコーナーのメニューの話、曲に関するエピソード等々。
何より「30周年はもう終わった」と何度も言っていたのが印象的でした。
元春はもう次のステージに行ってるんだな。それが嬉しかった。
ただ・・・たださぁ。
バンド名を「ホーボーキング・・・コヨーテバ~ンド」と間違えたのは如何なものか?
あれを聞いたとき「佐野クン、やっちまったな」と思いました。\(T▽T)/

バンドの演奏は荒々しくラウドでパンク。ギタリストが1人増えてよりロック色が強まった。
ボクはギターが喧しいバンドが好きなのでこの路線は大賛成。
ただ新ギタリスト藤田さんのギターの音が割れていてあまりよく聴こえなかったのが残念。

選曲は・・もう文句ありません。90年代、2000年代の曲が好きなボクには感涙もの。
まさか「イノセント」が聴けるなんて!武道館の20周年記念ライブを思い出した。
「愛のシステム」「ナポレオンフィッシュ」はCOYOTEバンドに合ってると思う。
超高速の「約束の橋」、これも凄くロックっぽく変身してた。
「いままでの君はまちがいじゃない」はやっぱり一緒に歌えなかったなぁ。
「マチガイだらけ」の人生を送って来た自分ですから(^^;)ゞ
歌おう、と思うと声が出なくなった。ホント、声が出なくなった。
いつか、いつかオレにもこの歌を歌える日が来るんだろうか。

「サムデイ」の前、元春は矢鱈話す。この曲も昔は得意な曲ではなかった。
でも演奏前の元春のMCがあるから、すっとこの曲に入れる。素直に一緒に歌える。

「太陽」。一番聴きたかった曲。仙台の荒れた海岸を想い出した。
あの残酷な景色から目をそらしちゃいけない。忘れちゃいけない。
TVやニュースで取り上げなくても流れなくてもオレは見た。確かにこの目で見た。
知らない間に拳を握り締めていた。もっと、もっと強くならなくちゃ。

「クリスマス・タイム・イン・ブルー」
この季節、当然この曲はやるでしょう。「これはみんなの曲だよ」と言って始まった。
なんか・・もう魔法が降りてきたような光り輝いた空間。ステージ上も客席も笑顔。
みんな楽しそうに一緒に歌っている。元春、ホント楽しそう。
でも、歌詞をよく聴くと「悲しい景色」も歌っている。
甘いだけじゃない。そして、すべての人に平等・公平なクリスマスソング。
だから、ボクはクリスマスソングの中でこれが一番好きだ。
ジョン・レノンや山下達郎、スタンダードのクリスマスソングはもう聴かないが
この曲だけはこれからもずっと聴くだろう。

アンコール、矢張り超高速の「アンジェリーナ」。たっぷり叫び踊りました。
「また近いうちにこのメンバーでやります」と言ってたのが嬉しかった。
ウン、新生コヨーテバンド、また見たい。


ライブの後は嫁とMOTO友さんと晩御飯。元春をネタに食事が進む。
中には「佐野クンを持って帰りたい」なんて意見も(^^;)ゞ
最終的な結論は「佐野クンはオモシロい」。
そう、こんなオモシロいお兄さん中々いません。だから離れられない。
このMOTO友さん、そして嫁とはデビュー20周年のときに出逢った。
あれから11年。その間もこうやって交流が続いてる。元春がくれた一番の宝物だ。

気付いたら終電間際。慌てて帰宅。ヨモギは寂しかったのか矢鱈甘えてくる。
ゴメン、ゴメン。

翌朝、目が覚めると凄くHappyな気分。会社でゴタゴタあったけどま、イイさ♪
そう、元春を聴いてると自分を解放できる、「ま、イイさ」と割り切れる。
DVDは5枚組、8時間に亘る内容。正月休みにゆっくり見ようっと♪

にゃにゃん、今日からお休みだ。いっぱい遊ぼうな☆

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CARNATION tour "UTOPIA"ファイナル@鶯谷キネマ倶楽部

2011年12月04日 | カーネーション
カネ「UTOPIA」ツアー最終日のレポ。
<セットリスト>
1. 遠い空 響く声、2. ONE DAY、3. Lemon Creme、4. 愛しのリボンちゃん
5. Annie、6. Garden City Life、7. Electric Company、8. UTOPIA(W 武田カオリ)
9. PARADISE EXPRESS(W 武田カオリ)、10. 女川(W梅津和時)、
11. 十字路(〃)12. もうあきてしまった(大田さんvo、梅津和時)、13. Turn、
14.ドラゴンシャフト、15. REAL MAN、16. ジェイソン、
17. アイ・アム・サル(W武田、梅津)、18. Edo River(〃)
(アンコール1)
19. My Little World(アコースティック)、20. 頭の中の傷
21. It's a Beautiful Day(W武田、梅津)
(アンコール2)
22. 夜の煙突~メンバー紹介(W武田、梅津)

ニューアルバム発売に伴うツアー最終日。
アルバムがホントに素晴らしくてこのライブずーっと楽しみにしてた。
ここ数日ココロやカラダが重さや邪気を抱えてて、このライブでそれを祓いたかった。
ハコは鶯谷キネマ倶楽部。元キャバレーという不思議な空間。
御祓いには持ってこいの場所。朝から降った雨もあがって、さぁはじまり。


「遠い空 響く声」なんて意外な曲で開始。2曲目「ONE DAY」で血が逆流。
「ぼくはただここにいる」の歌詞が刺さる。「Garden City Life」で一緒に吠える。
今日はただ歌に身を浸し自分を放とう。そう思ってた。
サポートメンバー渡辺シュンスケ、張替智弘がともかく熱い!
そしてゲスト。先ずは武田カオリさん。女優の山本未来に似ていてキュート。
「UTOPIA」のコーラスはホントにドリーミー。直枝さんとの声もバッチリ。
「PARADISE EXPRESS」で「OH!YEAH!」を一緒に叫ぶ。
2階のバルコニーから梅津和時さんが登場して「女川」。
直枝さんが宮城を想って書いたインスト。先週見た仙台の光景が浮かぶ。
「十字路」、梅津さんのフリーキーなホーンで直枝さんの邪気が一気に表出。
カネは楽しく明るいだけのバンドじゃない。楽しさと毒を併せ持つ。光と闇の表裏一体。
「Turn」の美しさ。なんだろう?あれは。抽象的なコトバが描く「喪失」の景色。
それは確かに3.11の後の世界を描いてる。静かにでも暴力的にココロに浸み込む。

後半の盛上がり。直枝さんは壊れっぱなし。ギターのオトが生き物の様に翔び回る。
「Real Man」、導火線となる歌、楽しいけど熱くなる。グッと来る。
「ジェイソン」では天井高くオトがグルグル広がる。キモチいい。
オレは笑ってた。意味無く笑う。こんな凄いオトを前にしちゃ笑うしかない。
手を振り上げ叫んで足を踏み鳴らす。澱みや邪気がぬける。楽しい愉快痛快。
最後は武田さん、梅津さんも参加して大盛り上がり。
「アイ・アム・サル」これ、踊るしかないでしょう!~( ̄∇ ̄~)(~ ̄∇ ̄)~
直枝さんが手を広げて笑う。女子が黄色い嬌声をあげる。
「Edo River」客席も一緒に歌う、怒鳴る。梅津さん楽しそうに何度もSAXを吹く。
演奏を止めようとしない。直枝さんもゆるずさんも笑ってる。いい景色だ。

アンコールはまったり。そして最後は当然「夜の煙突」で爆発!
しっちゃかめっちゃか。狂騒、狂乱、乱痴気騒ぎ。
オレは発狂してた。ただの踊る猿になってた。
直枝さん何度もジャンプする!ゆるずさんが客席に乱入!
梅津さん、ホントに楽しそう、武田さんがカワイイ振りで踊ってる。
シュンスケも張替クンも「オレ様どうだ?」的なプレイを応酬する。
ここではそれぞれが自由、ブレーキなんぞない、好き勝手やってる。

大団円。カネ今年のライブはサイコーの形で終わりました。
直枝さん「来年は新しいアルバム出します!」と約束。楽しみだ!

嫁と2人「良かったねぇ」と興奮冷めず歩いて帰る。
オレのツマンナイ邪気なぞ吹っ飛んでた。爽快。ワハハハと笑ってた。

それにしても毎回思う。このバンドなんだ?なんなんだ?
毎回よくぞここまで凄いライブを見せてくれる。最高で最強、そして最狂。
同じ曲でもライブのたびに様相が変わる。別の姿を見せる。
「ジェイソン」「夜の煙突」ライブで死ぬほど聴いてる。でも飽きない。
それどころかもっと聴きたい。完全に中毒、最早ジャンキー。
でもかまわない。こんなステキな中毒なら止めない。一生続けよう。

帰り道、街はクリスマスの装い。ヨモギはチャンとお留守番。お利口♪

今日は全身筋肉痛。背中や首筋に直枝さんのギターの残響が残ってる。
ホント楽しかった。想い出してはニヤニヤ。
御祓いは無事成功、このオトがあれば、また闘える。
来年のアルバム、ツアーを楽しみに明日からまたゴミ退治に励もう☆

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