僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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17回忌~5年ぶりの墓参り

2024年05月26日 | 日記
先週土曜日は父の17回忌。嫁@パンダと前日から京都に入る。
土曜日朝にタクシーで山の上にある霊園に向かう。
父の墓参りは5年ぶり。ここ数年、母が体調崩したりコロナのためすっかり御無沙汰してた。
母、兄夫婦、妹夫婦、嫁@パンダと家族が集まるのも5年ぶり。
快晴。霊園の空は蒼く澄み渡ってた。
母は・・・小さくなってた。

法事は無事終了。
今回ボクはヨモ毛🐱 を持参。お焼香の後、お墓の前でヨモ毛を振る。
オヤジ、やっとヨモちゃんをアンタに逢わせることが出来たな(^^
イヤ、2人共天国に居るからそっちで遊んでるか。
そうすると父の「オマエはバカだ」の声が聞こえた(^^;

その後は家族みんなで妹が予約した料亭で昼食。食べながら色々話す。
17年前、父が亡くなった時ボクは東京に居て父の病状は殆ど知らなかった。
GWに見舞ったら翌日に逝去。突然すぎて・・・涙も出なかった😿
今回善い機会なので母に父が入院した経緯を聞いた。
要は煙草の吸い過ぎで肺炎&肺がんで亡くなったらしい🤣
煙草好きヘヴィースモーカーの父としてこの死に方は本望だろう。
その他祖父の話や戦争時の話、九州出身の父母の関西での暮らしぶり、
家族に関する色んなエピソードを教えて貰った。
どれもこれも・・・ボクの知らない話ばかり。しかもその1つ1つが濃厚。
祖父も父母も結構波乱万丈の人生だったんだと仰け反った(^^;
ドラマになりそうな内容。NHKファミリーヒストリーを見てる様な気分だ🤣
 
一方で話しながら、ボクは居心地の悪さを感じてた。
家族なんだから気楽に話せば好いのに、その場を盛上げようと母にインタビューしてる自分・・
色んな面白話を引き出そうと質問を重ねてる自分。
オレ何やってんだ?これじゃ・・・丸で仕事じゃん。(-_-;
血の繋がった家族なのに気楽に話せない。話す時は身構えて上手く話そうとする。
みっともないし情けない。母の話を聞きながら自己嫌悪に陥ってた😿
でも、義姉が「おかげで知らない話をイッパイ聞けた」と喜んでたのでヨシとしよう。
昼食終了後、料亭の周りの庭園を家族で散策。美しい風景

穏やかな時間。
その後、ボクと嫁@パンダは東京に帰る。家族に再会を約して京都駅に向かった。
帰りの電車の中、全身が痛かった。実家に帰るといつもそうだ。
オレ、ホントに気が張ってたんだな。気を張る必要なんて無いのに。何でこうなるんだろう?
でも、窓の外に映る富士山が・・・・キレイだった。
帰宅後、おはちゃ🐱 ともなちゃ🐱 を撫でて一息ついた。
2人とも甘えて来た。ヨシヨシ、イイ子イイ子☺
翌日妹にお礼のメールをした。「また集まろな」との返事。
ウン、そうだね。母も齢取ってる。また逢いに行かなくちゃな。
また夏か秋に逢いに行くよ☺
その時はもう少し肩の力を抜いて家族と話せるようにしよう(^^;
な、ヨモちゃん🐱
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かぞくきねんび~2年目

2024年05月17日 | 
昨日は、おはぎ🐱ともなか😸がウチに来た家族記念日。2年目となりました。
よくキタネ☺オレ達と一緒にいてくれてありがとね。
嫁@パンダが買って来たケーキでお祝いしました。🐱は食べれないけど💦
 
おはちゃんはデカいけど実は超甘えっ子。しょっちゅう嫁@パンダやもなちゃと遊びたがる。
甘えっ子が過ぎて時に噛んだり引っかいたり(本人は遊んでる積りが大きいので結構痛い)
大洗から来た暴れん坊。可愛いけどもう少し力ぬこうね☺
もなちゃはボクに結構甘えて来る。
夜、膝の上に乗って来たり毎朝ボクが会社行く時、「にゃーにゃー」鳴いて
「行ってらっしゃい」の舞いを踊ってくれる☺
ボクはもうメロメロ🥰 我が家の自慢の娘です!
2人はボク等の生活に彩りを与えてくれてます。
一方で相変わらず世話は嫁@パンダ任せ。ボクももっと色々しなくちゃ。
2人ともホントにイイ子です。ずっと元気でいてくれよ。
望むのはそれだけ。ホント頼んだぜ☺
ヨモちゃん、キミの弟と妹はキミと同じイイ子だよ💗

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17年~後悔を忘れないように

2024年05月04日 | 日記

´前を向いていればまた会えますか´(宇多田ヒカル「Passion」)

今日は父の命日。17年経った。
父はワイン好きだった。毎日この日は新しいワインを買って父に捧げている。
今年もそうした。

こういう風に書くと、何かスゲェ善い息子みたいだがトンデモない🤣
父が生きてる間はロクに話もせず反発ばかりしてた。
本音で話した事はないし酒を酌み交わした事もない。
東京に来てからはロクに家に寄り付かず、嫁@パンダと結婚してから何度か帰る様にした。
それからも本音で話した事はない。
出来の善い兄、誰からも好かれる妹と違って何の取り柄もない自分。
ともかく「チャンとやってる」とカッコ付けて弱味を見せない様にそれだけを心がけてた。
その挙句が父の葬式でも涙1つ流せない。しょうがねーなオレ(^^;

父が亡くなってから毎年ワインを捧げ線香をあげて話しかけてる。
これ生きてるときにするべきだったな。
ダメだな。オレは。いつもそうだ。遅すぎる(^^;
でも、もし現在(いま)も父が生きてたらやっぱり本音で話すなんて出来ないんだろうな。
カッコつけて取り繕ってばかりなんだろう。きっとそれはバレバレなのに。

今日は父に自分のダメさを謝った。父とチャンと話さなかったことを後悔してると伝えた。
そうしたら父の「オマエはバカだ。大バカだ」の声が聞こえた。
毎年、この日父に祈りを捧げると必ず「オマエはバカだ」の声が聞こえる。
今年はそこに「大バカ」が付いた。
・・・・そうだなオレは大バカだ。そう言われて何か嬉しかった(^_^)

アンタが言う通りだ。アンタが生きてる間も逝った後もオレは大バカだ。
だからアンタとチャンと話さなかったこと、アンタにチャンと向き合わなかったこと。
それは決して忘れちゃイケナイ。綺麗な話にしてなかったことにしちゃイケナイ。
オレはダメな息子だった。そのことを絶対忘れずにこれからも後悔し続けよう。
アンタの命日に、こんな誓いを立てるなんて・・・やっぱオレは大バカだ。

再来週は17回忌。この3年コロナ下で墓参り出来なかった。
今年は久しぶりに墓参りするよ。
ずっと放っといて悪かったなm(__)m
さぁ今夜はアンタのために乾杯するよ。そして自分の大バカにも乾杯だ🍺🍻
嫁@パンダと🐱と一緒に、な🎵

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優しい歌とオト~七尾旅人LIVE「緑光憩音」@南青山・能楽殿

2024年05月03日 | 七尾旅人

GW我が家は特に予定なし。4月末3連休も近所をお散歩する位。
4/29(月)連休最終日。ボクは七尾旅人のLIVEを観に南青山に。
七尾クンのLIVEを観るのは1月横浜以来。今回はソロ弾語り。バンドとは違う姿が観れると期待。
会場は青山のブランドショップが並ぶ通りに立っていた。

入場して着席。ステージを見ると本当に能楽堂だ(^^;
少し高い場所にある席に陣取って開演を待つ。

予定より早く七尾クン登場。久しぶりのソロLIVE少しでも沢山歌いたくて登場。
本当は1時間半の予定だけどそれじゃ足りないと主催者に2時間のLIVEにして貰ったそう。
「Long Voyage」ツアー中に書き溜めた新曲や過去LIVEであまりしない歌を演るという嬉しい構成。
(以下ライブレポ。なおLIVE中の写真撮影可でした)


先ずは七尾クンの地元のヒーロー植物学者牧野富太郎に捧げた「名もない花」。
子供の頃、七尾クンは父上に植物園によく連れて行って貰ったそう。
正直、当時は暗くて怖い場所であまり楽しめなかったとか(^^;
以降、曲毎に七尾クンが解説しLIVEは進む。
時間が足りないという割には七尾クン喋る喋る。中々歌わない。
でもトーク内容が滅茶苦茶オモシロくこれはこれで楽しめた。

「湘南が遠くなっていく」は大好きな曲なので久しぶりに聴けて嬉しかった。
そして「圏内の歌」。2011年原発事故下の福島に住む人の視点で歌った歌。
哀し気な優しいメロディがココロに響く。
そして、改めて聴くとこの歌が単純な「反原発ソング」でない事が分かる。
賛成反対!と言った単純な意見表明の歌でなく、そこに居る命をスケッチする。
そういう歌だと思う。
トレイシー・チャップマン「Fast Car」の日本語coverも素晴らしかった。
過酷な生活から恋人と出奔したアフロアメリカン女性を待っていたのは絶望だった。
でも「何とか独りで生きていくわ」と生きる意志を強くする歌。

七尾クンは安易な希望を描かない。寧ろ絶望や厳しい状況を躊躇わず歌う。
同時にそこで生きるヒト、命に限りなく優しい視線を寄せる。
それはコロナ下で生きるヒトを描く「Wonderful Life」も同じだ。
曲後半の七尾クンの「行かないで行かないで」の叫びには圧倒された。
その後、歌われたパレスチナで暗殺された作家についての歌も、
病気の妹犬の歌「オーライオーライ」もそう。
七尾クンの歌声、ギターの鳴るオト、総てが命に対する優しさに満ちていた。
その優しさに触れて何度かボクは泣きそうになった😿

能登震災で富山に訪れた際、富山弁を使って作った歌「あたわり」も善かった。
「あたわり」は運命を意味するらしい。そして石川県でも同じ様な言葉があるとの事。
七尾クンは被災地を訪れる際、必ずその土地に係るモチーフを基に歌を紡ぐ。
寺尾紗穂もそうだが、こういうシンガーソングライターの姿勢ってホント素晴らしい。

後半、七尾クンのトークはどんどんはっちゃける。凄く喋って中々歌おうとしない。
以前はとりとめのないトークに正直「もっと話を短くまとめて沢山歌えばイイのに」と思ってた。
でも、このトークも七尾クンの味なのだ。いや、これが無ければ七尾旅人じゃない。
そして、このトークの中で彼は色んな大切なことをボク等に届けてくれる。
被災地、ガザ、入管、コロナ下、イジメや差別に生きる人の姿を。
それは普段の生活で中々知ることができない大切なこと。彼の話を通じてそれを知ることができる。
だから自分にとって七尾クンLiveトークで触れるのは貴重な時間だ。
(勿論アーティストや文化人頼りでなく自分で調べて知らなくちゃイケナイのは当然だ)

本編最後、映画「キリエのうた」挿入歌「音痴の聖歌」を歌ったのはビックリした。
ここでの客とのコール&レスポンスはホントに愉しかった!☺
そして「デビュー曲歌います!」と謳われた「8月」!まさかこの曲を聴けるとは。
嬉しく泣いた😢

アンコールは早逝した友人シンガー相羽崇巨さんの曲「ねいき」。
LIVEの最後に、自分のオリジナルでなく亡くなった友人の歌を歌う。
最後の最後まで優しいんだな。そう想うと涙が止まらなかった。

七尾クンは「2時間じゃ足りない!もっとやりたい!でも宝物の様なLIVEでした!」
と満面の笑顔で去って行った。
そうボクももっと聴きたい歌山ほどある。またこういうLIVE演ってほしい。
(出来れば未音源化の曲のLIVE音源を配信してほしい(^_^

シアワセな気分で帰路についた。今日演奏された歌の扱うテーマはどれも重い。
でも、七尾クンの歌声、ギターのオト、そして見ているお客さんのムード。総てが優しかった。
だから視ている間、自分もずっと優しい気分で居られた。
帰って🐱を撫でた。またシアワセな気分になった。

昨日からGW後半、ノンビリ楽しもうね🎵

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