僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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LONG SEASON

2011年09月30日 | オトの記憶(CD、ライブ)
9月27日はバイオリニストHONZIさんの命日。
4年前、HONZIさんは亡くなった。そう・・もう4年なんだ。
ある方のツィートで思い出した。命日のこと、すっかり忘れてたよ。

で今日の会社帰り、FISHMANS「男たちの別れ」に収録されている「LONG SEASON」を聴いた。
98年12月赤坂BRITZ。佐藤伸治クン生前最後のライブの最終曲。40分に亘る大曲。

ここで鳴らされるHONZIさんのバイオリンの音は表現のしようがない。
こんなオトはかって聴いたことがない。
いや1回だけある。数年前のFISHMANS再結成でHONZIさんが鳴らした。
オレは幸運にもその場にいた。

美しいけど恐ろしい。キレイだけどこわい。明るいのに真っ暗闇。
生命力にあふれてるけど、死の匂いがする。そう、それは佐藤クンの描く世界と同じ。
感動するとか泣くとか熱くなるとか・・そういう次元を超えている。
キレイな山や湖を見ているような・・・そんな感じ。

今日も聴いてて不思議な感覚に襲われた。すごくココロが落着いた。静かになった。
FISHMANSの曲はいつもそうだ。聴くとミョーに落ち着く。ココロが沈静化する。
癒しじゃない。そんなお手軽で安い感覚とは違う。
静かに安らかに感情が醒めてくる。透明になっていく。
丸で海に浮かんでいるような、森の中にいるような・・・お寺にいるような感じ。

この曲はひたすら同じフレーズが鳴らされる。ボーカルよりインストパーツが長い。
オトの洪水があふれてはとまり、また波のようにくりかえし迫ってくる。
HONZIさんはバイオリンだけでなくアコーディオン、キーボード縦横無尽に鳴らす。
佐藤クンの叫びとも鳴き声とも呻きともいえない声がオトの洪水に乗っかて漂う。
それは・・・まるで呪文か、お経のよう。そう・・・お経だ。これ。

よし、決めた。オレが死んだら、葬式はこの曲をかけてもらおう。これがイイ。
オレは無宗教だし、坊さんにお経とかあげてもらうつもりも無い。
大袈裟な通夜や葬式も要らん。ただオンガクだけはかけてほしい。
好きなオンガクに囲まれてあっちに渡りたい。

ウン、FISHMANSの唄であっちの世界に行くのも悪くはない。
こんなキレイな歌と一緒なら三途の川を渡るのも怖くはないだろう。

ま、当分あっちに行く積りはないですけど、ね。(^^;)ゞ
仕事、ゴミ拾い、ボランティア、やらねばならないことが山ほどある。
クラレッタのスカートも全然直せていないし。
元春、カネ、祥子さん、ヒロシ、七尾クン、見たいライブもイッパイあるし(゚゜)\バキ☆

それに死んでも直ぐ成仏する気はないし。
当分は幽霊になってその辺に浮かんで嫁@パンダとにゃにゃんを眺めて暮らす積り。(^_^;

向こうに行くのはまだまだ先の話(多分笑)。
でも、この曲はホントにサイコーだ。素晴らしい。
天国で鳴るオンガクというのはこういうのを言うんだろう。
あっちに行ったら、佐藤クンとHONZIさんにこの曲をリクエストして歌ってもらおう。
そのときを楽しみに、しばらくはこっちでこの唄を聴こう。
HONZIさんの鳴らすキレイなオトにひたすら酔おう♪

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猫と梅酒会

2011年09月25日 | 日々の泡(日記)
9月最後の3連休。先週の仙台・台風歩き帰りの疲れが溜まってる。
土曜日は遠出はしないで近場で猫めぐり。涼しい所為か、お散歩猫さんと次々と会う。
この2匹はにゃぁにゃぁ鳴きながら会議中?近付いても逃げずに睨み返して来ました。
人に媚びないイイ面構えだ(笑。

対してある工場の前にいたハチワレは凄く人慣れしていて甘えっこさん。
嫁やボクの足にスリスリして「にゃぁにゃぁ」と甘えてくる。

ボク等が離れても名残惜しそうに見てました。カワイイ奴だ(゚゜)\バキ☆

風がヒンヤリして涼しい。雲の形も変ってきて、季節は秋めいてきました。
ボクは暑い夏は苦手なので大分過ごしやすくなりました。
でも、夜は急に肌寒くなって少し風邪気味に(^^;)ゞ


昨日はWEB友さんを我が家に呼んで呑み会。嫁が夏から漬けた梅酒の試飲会。
でも結局、ほとんど梅酒に手を付けずビールや中ハイばかり呑んでたけど(゚゜)\バキ☆
嫁の手料理に舌鼓を打ちながらオンガク話に花を咲かす。
元春30周年記念ライブ@大阪城ホールの映像を見ながら四方山話。曰く。


「ナポレオンとフィッシュ」
 「佐野クン、話すとき落ち着き無く歩いて行ったり来たりしてヘン」
 「佐野クンの指揮するアクションがおかしい」
 「佐野クンとヒロシのコーラスが合ってないけど、これはこれでイイ」
 「(山下)久美ちゃんは年齢を重ねたAIKO?」
 「ヒロシとは目を合わさないが久美ちゃんとはハグをする佐野クン」

 等々。出てくる出てくる元春名言・迷言集\(T▽T)/
元春をネタに呑む酒はホント美味い。最高のツマミだね(゚゜)\バキ☆
で、結論は「元春は多くの人に愛されて幸せな人」ってこと。

ヨモギは兄ちゃん姉ちゃんに遊んでもらって楽しそう。
ボクも嫁も呑んで喰ってイッパイ笑ってホント楽しかった。~( ̄∇ ̄~)(~ ̄∇ ̄)~
おいでの皆様、ホントにありがとうございました<(_ _)>
嫁、ホスト&シェフお疲れ様。ヨモギ、接待役、見事に果たしたね。
ボク?イッパイ呑んで満足(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

祭りのあと。今朝は何だか気がヌケています。ヨモギも眠そう。
イケメンがかなり残念な顔になってます(;^_^A)

今夜はコレクターズ@日比谷野音ライブ。デビュー25周年記念ライブ。
思い切り楽しんできます!祭りはまだまだ続くのさ~~( ̄∇ ̄~)(~ ̄∇ ̄)~

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仙台から帰って来て

2011年09月23日 | 日々の泡(日記)
仙台ボランティアから戻ってきて1週間。いつもどおりの日常。
自分じゃ凄い体験して来た積りだけど・・見事に何も変らない(笑。

会社の仕事はいつも通り。
報告書の「てにをは」のチェックとか小さい事をチマチマとしてます。(^^;)ゞ
会社の連中には別にボランティアの話はしない。
したところで反応は「それで?だから?」で終るだろうし。関心も無いだろうし。

それはTVのニュースもそう。今、取上げられるのは「台風・原発」ばかり。
東北、茨城、千葉・・震災被害は色んな場所で受けたのにあまりフォローしないのね。
報道する時は「感動の・・・」とかの飾りコトバが付くイベントがある場合のみ。
NHKだけが継続して東北、福島の小さなニュースを色んな形で取上げているけど
民放は何処も似たようなモン。

TVニュースを見てるとつくづく思い知る。
TVってのは事実を伝えるものじゃなくて話題となりそうなトピックスを流すだけ。
なるべく大きなスキャンダラスなみんなが飛びつきそうな。要は何でも良いんだろう。
だから、そのときそのときのイベントに飛びついて時間が経てばサッサと棄てる。
節操が無い・・って呆れても仕方ない。そういうものなんだ。

仙台で見たもの、体験したことと東京で見るもののギャップの大きさに呆然としてる。

ボランティアに行ったのはオレ自身には大きいことだけど世間にはどーでもイイこと。
一人の中年サラリーマンが休日に何しようが世界や社会や会社に何にも影響はない。

でも、逆に思う。オレがやりたいのはそういう「小さなこと」なんだ。
世界や社会を変えるとか原発を止めるとか宮城県を救うとか大きな事をする積りはない。
それよりは、目の前のゴミを拾うとか、仙台で農家のおばさんの手伝いをするとか、
ニュースにも成らない、取上げられない、そういう小さいことをしたいんだ。

サポートしたいのは国とか、県とか、じゃない。小さい個人だ。
○○町○○番地に住むお爺ちゃんやお婆さんやオジサン、オバサン、若者だ。
そういう小さい単位のお手伝いをしたい。一緒に闘いたい。
だからこそ、仙台支援ボランティアは今後も続ける。
誰かの農地を整地したり除草したり、誰かのお宅の瓦礫を取り除く。
直接的に自分の手を使って汚して出来ることをしたい。

だから、政府の対応の悪さや東電の悪口を言う、はもう正直イイかな?
やってる人の活動は応援するけど、オレ自身は違う。違う視点を持ちたい。
今のオレは原発よりも被災地を如何にサポートするか?を考えたいな。
東電の悪口を言ってるヒマがあれば、良い活動をしてるNPOを探して支援しよう。

若林区を見て思った。復興は全然進んでいない。ホント進んでない。
もっとサポートが必要だ。何が出来るか?を考えたい。オレ個人として。

なんか、とんでもないことを始めちまった気がするなぁ。
ゴミ拾いと共に、オレのライフワークになりそうな。うーん、大変だ(^^;)ゞ
ま、はじめちゃったから、な。もう降りるワケにはいかない。

とりあえず3連休。呑んで遊んでニャーキャーワーと過ごします(゚゜)\バキ☆

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仙台市若林区に行って来た2 

2011年09月19日 | 東北のためできること
昼休みに少し眠る。涼しくなる。体力回復。ヨシ!やるぞ。
午後からもひたすら掘る。掘ってる内に黒い泥がどんどん出てくる。臭い。
リーダーに聞くと「ヘドロ」だそう。津波の影響でこんなモンが出てるんだ。
後、蝉が鳴かないし、蚊もいない。土の中からミミズも出ない。異常気象の所為か?
休憩中に農家のおばさんとお話しする。ここら一面は津波のため立入禁止区域になったそう。
今は仮設住宅に住んでいて、畑の手入れのため定期的に通っているそう。
津波の時は2階に避難して無事だったけど近所の平屋に住んでいる方は亡くなったとの事。
「何時、戻れるんでしょうねぇ」と笑っていたけど当然答えることは出来ない。

ひたすら掘る。倒木、瓦礫、ガラス。どんどん積み重なる。土嚢も山ほど出来る。
都度チームリーダーが的確にサポートしてくれる。学生さんも率先して動く。
此処には「指示待ち、教えてくれなくちゃ出来ません」なんて言う奴はいない。
みんな、自分で考えて自分で動く。そしてその中に自分も居る。とてもキモチいい。

途中で疲れてくる。手が止まる。手の皮が剥けて痛い。でも逃げるワケには行かない。
若い皆さんが頑張ってるのに年上のオレが逃げちゃ恥ずかしいでしょ?
夕方まで作業して一通り終る。後は業者さんが整地して再利用を考えるとの事。
とりあえずオレがやったことは確かに他人様(ひとさま)の役に立ってる。ウレシイ。

普段会社で頭脳戦、裏を掻く仕事ばかりやってて、誰かの役に立ってるなんて実感は無い。
今回はそれを得られた。単純にキモチいい。
作業終了後、メンバーと懇談。みんなこの場所のこれからを心配していた。
こんな風に整地すべき場所はまだまだ山ほどある。海岸の瓦礫撤去も10月まで掛かる。
半年過ぎて、復興はようやく始まったばかりなんだ。それは肝に銘じておこう。

バスが迎えに来て、温泉ランドでお風呂と夕食。労働の後の風呂はキモチイイV(^^)
リーダーが「皆で一緒に呑みましょう」と言ってたけど店が分からず迷子に(゚゜)\バキ☆
独りで寂しく王将で晩御飯&祝杯。嗚呼、集団行動が出来ない奴(^^;)ゞ

嫁に電話する。「オレはやりとげたぞ!」と勝ち誇ると「ハイハイ」とアッサリした返事。
ま、このクールなところが嫁のイイところだけど、ね(^_^;

帰りのバスの中で、Coccoやタテタカコを聴いて今日1日を想い出す。
オレは少しは役に立てたのかな?仙台のために何かを出来たのかな?・・ワカラナイ。
でも、実際に役に立ってるのはオレじゃなくて。NPOや支援企業の皆さん。
色んな調整をして情報を集めて、人を集めて・・・大変な仕事だ。
オレはGBの仕掛けに乗っかって1日作業をしただけ。言うならば日帰りバイトと同じ。
被災地の支援のためには行政も大事だけど、こういった心あるNPOを支援する事も大事では?
その辺も考えなくちゃ、な。そんなことを思いつつ爆睡した。

東京には早朝4時半に着く。寝起きで即解散。余韻を噛み締めるヒマもなし\(T▽T)/
なんか、グダグダで終ってしまったなぁ。ま、いっか(^^;)ゞ

原宿に入ると「がんばろう!東北」の風鈴が。東京に居るときはこういう掛け声は
「偽善」にしか見えなかったけど東北から帰って来て見ると何か嬉しかった。

電車の中は朝帰りの若者でイッパイ。このコたちの中に被災地の事は欠片でもあるのかな?
無いんだろうなぁ。ま、イイさ。無くても。仙台では多くのキモチいい若者に会えた。
被災地のことを我が事として捉えて頑張ってる若者が確かにいる。それでイイじゃないか。

地元の駅に着く。一息つく。朝焼けの空がキレイ。仙台で見た夜明けを思いだす。

帰宅するとヨモギがひたすら甘えてくる。オレが居なくて寂しかったのかい?
ヨシヨシ、イイコ、イイコ。(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆


昨日は1日ひたすら家で寝てノンビリしてました。やっぱりウチはイイなぁ。
そして、何かの度に荒浜で見た光景を想い出してる。
あの破壊され尽くした荒地。この目に焼き付けた。一生忘れない。イヤ、忘れちゃイケナイ。
はじめてのボランティア。やれることはやった。行って楽しかった。
でも、被災地の皆さんはまだまだ不安な日を送ってる。帰る目処が立ってない。
ならば、1回こっきりだけじゃなくって何度でも続けるべきだろう。やれることを。
1回イベントに参加してハイ終わり、それでイイワケがない。
オレはもう傍観者じゃない。「当事者」なんだから。その責任がある。果たすべき責任が。

何よりオレ自身、地震野郎・津波野郎にパンチを喰らわせた実感が全然ない。
まだ、ようやく1ラウンドが終ったばかり。最終ラウンドはまだずっと先だ。
当然、最後まで付き合う気だ。最後まで付き合ってもらう、頼んだぜ☆

そして、今回想ったこと。ホントに想ったこと。・・・やっぱり仙台はいいナァ。
この街は好きだ。大好きだ。
だから、行く、また行く。あの空を見に。そのときはヨロシク♪

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仙台市若林区に行って来た1(「ウルルン滞在記」風に(笑)」

2011年09月19日 | 東北のためできること
前の日記の通り週末仙台若林区にボランティアに行って来ました。
その様子をレポします。いつも通り長いです、ご容赦。<(_ _)>
なお被災地の写真は一切撮ってませんし掲載してません。
撮るのは現地の人に失礼だし、今更、悲惨な写真は要らんだろう、と思うので。

金曜日深夜、集合場所の代々木公園に向かう。豪雨。スタートから嵐の予感。(^^;)ゞ
少し迷いながら今回主催のNPOグリーンバード(以下GB)のリーダーと参加者と落合う。
今回の参加者人数は全部で30人。20代~30代の若者が多い。学生さん、女子も多い。
逆にボクと同じ中年男子は2人。バスに乗り込んでいよいよ出発。

道中、リーダーの方から活動趣旨、当日の活動の説明を受ける。
ボランティア活動は農作業手伝いと思ったら、除草や工場での商品詰込作業、色々ある。
5つのグループに分かれて1日作業。ボクは若林区農地の泥かき作業を担当。
深夜バスでの旅行は大学生以来。あまり眠れない。横になれないのは正直ツライ。
でも、地元の大変さを考えると、これ位ガマンの内にもならん。
ウツラウツラしてるうちにバスは仙台市内に。一時休憩。丁度夜明け。降りて見る。

夜明けはホントキレイだった、一気に目が醒め元気になる。これ見ただけで来た甲斐があった。

バスはいよいよ若林区に入る。広がる田園。稲がなってる。でも何も植えてない田んぼも多い。
津波の影響で塩をかぶって作付けが出来ない田んぼが多いみたい。
ただ、この時はまだ、「大きな被害」を実感しなかった。でもある地点を過ぎると・・。


津波の影響でえぐれて避けた地面、途中でチョン切れた農道、破壊されたガソリンスタンド、
生徒が避難して誰もいない小学校、半壊・全壊した建物・・建物・・・建物。
旅行気分は一気に吹っ飛んだ。何これ?何故こんなことが?何故何故?その繰返し。
荒浜深沼海岸で停車して沿岸を見学。そう、津波があったところ。
そこに広がる風景は・・・「廃墟」「爆撃を受けた跡」としか言えない。
(仙台在住の方、読んで不快だったらゴメンなさい<(_ _)>)
ここは松林で有名らしいけど、殆どが倒れている。辺り一面倒木で溢れてる。
鉄条網も倒れ、家も倒れ、壁が壊れ家の中は剥き出し。
ある家は根こそぎ破壊され基礎部分しか残ってない。ホント何も残ってない。
ここは誰かのお宅。本来他人が勝手に入れるわけが無い。でもお辞儀して入ってみた。
「なんで?なんで?こんなことが起こるの?」答えはない。あるワケがない。
我知らず涙が出てくる。そんな自分を叱る
「オレはここに泣きに来たんじゃない。泣くならやるべきことやってからにしろ!」そう思った。

堤防に出て海岸を見る。遥か遠くにある海。これを超えて津波は来たのか!こんな処まで!
海を見て初めて「怖い」と思った。地震を津波を。同時に「憎い」と思った。
東京に居たときは絶対に感じなかったこと。此処に来て立ってはじめて実感したこと。
東京ではオレは「傍観者」だった。でもここに来て自分の目で見てオレは「当事者」になった。
ここに立ってこれを見たからにはもう「他人事」じゃない。これはオレ自身のことだ。

荒れ果てた街。見るのは正直キツかった。
でも、でも、見なくちゃイケナイ。これを見ないと何もはじめられない。見てよかった。
バスに戻る。参加者皆さん黙っている。あまりの光景に声を失ってる。
リーダーの音頭で自己紹介とボランティアに参加した理由の説明。
理由で多かったのは「何かしたい」「居ても立っても居られない」「忘れるのが怖い」。
オレが感じてたことを多くの人も感じてたんだな。

ボクのチームは地元ボランティア「ReRoots」と共同作業。「ReRoots」のHPは↓
http://reroots.nomaki.jp/info.html
こちらも若い人が多い。どういうわけかイギリス人もいる。
「農地整備」と聞いてたけど、いざ行くと「農家の前の駐車場の泥だし」に変更。
スコップで地面を掘って木、ガラス、瓦礫があれば取り除く。地味な単純作業。でも必要なこと。
暑い、汗が出てくる、喉が渇く。オマケに眠い。30分ほどで汗びっしょり。
他の皆さんは黙々と働く。オレのペースは明きらかに落ちてる。情けねーな。
休もうかな?慣れない人はムリしない様言われてるし。手を抜こうか?わかりゃしねーって。
フとさっき見た海を想い出す。イカン、イカン、チャンとやろう。
これはオレが普段会社でやってる仕事とは違うんだ。本気でチャンとやらなくちゃ。

1時間ほどで休憩。以下、疲れると絶妙のタイミングで休憩が入るので何とか保った。
唯、食欲は無くて弁当は殆ど手をつけず。折角なのに残してゴメンなさい<(_ _)>

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杜の空に逢いにゆこう

2011年09月16日 | 東北のためできること
今夜深夜バスで「被災地日帰りボランティア」をしに行ってきます。目的地は仙台市。
若林区で農作業のお手伝いと市内のお掃除をして来ます。
http://www.greenbird.jp/news/news.php?ID=2089
なんで行くのか?よくワカリマセン。善意?同情?それはあり得ない(^^;)ゞ

ただ・・何となく思うのは「無力感、罪悪感」を晴らすためかな?
ハイ、自分勝手な理由で被災地に行ってきます。オレはそういうエゴイストです(苦笑)

3.11以来、「ボランティア活動への参加」はいつも考えてました。
でも、素人が行っても邪魔になるだけだし、活動の大変さを聞くに連れ腰が引けてました。
だから、東京で「募金・物資支援」というカタチで支援を行ってました。
コンビニやライブに行く度に募金したり公共団体を通じて食べ物を送ったり、
チャリティCDを買うなどなど「出来る範囲」で支援活動を行ってました。

ただ募金も物資支援も、震災直後は熱心に行ってたけど最近はサボりっぱなし。
正直な話、面倒くさくなってる。所詮オレなんかに何か出来るわけないし。
そんなの、政府なり自治体がに任せればイイ。仕事だって忙しいし。

何だってそう。最初は一生懸命やる。でも、そのうち醒めて面倒くさくなってやめる。
地震、被災地の事も1年も過ぎたら「そんなことあったな」と思い出す程度になる。
そして、自分に害を及ぼしそうな「原発問題だけ必死になって」批判する。
自分では何もせず政治家と東電の悪口だけ言って悦に入ってる。
・・・・やだ!それはやだ!そんな「サイテーの大人」にはなりたくない。
でも、じゃあオマエに何ができる?何がやれる?何がやれるんだ?

そんな風に思い悩んでたとき、ヒートウェイヴのライブに行きました。
ヒロシは「全部はムリでも一人ひとりがピンポイントで支援すれば変わる」と言った。
ガツンと来た。オレにだって、できることがあるはず。それを探そうと決めた。

じゃあ何をする?今まで通り募金か?信頼できるNPOやアーティストを応援するか?
それともやっぱりボランティアに参加するか?
そもそも支援したいのは自分だろ?テメェの手を汚さずに他人様に頼るのか?
やるなら、自分で行って働け。手を汚せ、泥をかぶれ、血を流せ。
安心な場所で楽な方法で支援を気取ってるんじゃねーよ。やるなら本気でやれ>自分。

ある人に話したら「現地に行かなくても東京で自分の仕事を頑張って経済を廻すのも
立派な支援だよ」と言われた。
全く正しい。正しい答えだ。だけど、その答えはオレには全く響かなかった。
「自分の仕事が支援に繋がってる」と自信のある人はそうすればイイ。素晴らしい事だ。
でも、オレは違う。オレのやってる仕事が被災地支援に繋がるとは思えない。
小さな会社でルール違反や法律違反を暴く仕事が支援につながるワケがない。
こんな仕事が経済を廻す事に繋がるとは思えない。オレは被災地の役に立ってない。

役に立ってないなら、どうするか?簡単だ。役に立つと思うことをすればイイ。

やっぱり、やるならボランティアだ。ということでネットでネットで色々調べる。
現地でのガレキ撤去、医療支援、子供や老人のメンタル面でのケア。・・・うーん。
ここでまたココロが折れそうになる(^_^;
オレは製造技術や医療技術の特殊技術も無い。コミュニケーション能力も皆無。
出来ること・・って言ったら事務仕事のみ。
こんなムツカシイ作業を手伝ったり被災した方のココロのケアなんか出来るワケない。
会社や組織と言う枠を離れると自分が如何に無力な人間か思い知り落込みました。

やっぱりムリだ。やめようか。でも・・でも、考えてるうちに腹が立ってきた。
「やりたいのに出来ない理由を探して逃げる」のは卑怯者がやることだ。
「出来ないからって早々にあきらめて退散する」のは腰抜けがやることだ。
オレは臆病者だが卑怯者や腰抜けには成りたくない。オレにだって何が出来るはずだ。

考え方を変えた。自分が支援したいピンポイントは何処か?先ず、それを決めよう。
そしてムリはしないこと。ボランティアは1回で終っては意味がない。
出来るだけ続けたい。そしてオレには仕事がある。仕事に支障を来たしちゃ意味が無い。
だから、やれるのは短期ボランティアになる。枠を狭めてもう1度考えよう。

ピンポイントは自然に決まった。仙台市だ。大切な友人が住んでいる場所。
嫁との想い出も色々ある。元春ライブもここで見た。仕事で何度も行った。
大好きな街。支援するならここだ。ここにしよう。
そして信頼出来る団体が見つかった。プランも素晴らしい。
お話しするとスタッフの方が、凄く丁寧に説明をしてくれた。ここなら大丈夫だ。
http://www.greenbird.jp/index.php
活動内容は「農作業、ゴミ拾い」。普段オレはゴミ拾いしてる。通じるところがある。
勿論、甘く考えちゃいけない。何たって初心者。色々迷惑を掛けるかも知れない。
体力も根性もない。手先も不器用。現地で疲れ切って寝込ん終る可能性も大きい(^^;

でも、もうイイんだ。そうやって悩むのは。「できっこない」とダメな理由を探すのは。
オレは3月以来このことについて何度も考えた。毎日悩んできた。真剣に。そして決めた。
だからイイんだ。他人に迷惑を掛けようが、上手く出来なくても。ともかくやるんだ。

仙台、あの好きな街をもう1度この目で見たい。この目に焼き付けたい。
支援、サポート?とんでもない。オレなんぞにそんなチカラがあるわけない。
仙台の皆さんと一緒に闘いたい。1日だけでも。わずかな時間でも。それだけだ。
オレも一緒に闘わせてください。皆さんと同じ空の下で、同じ土の上で。

嫁が昨日お守りを買ってきてくれました。Thanks♪がんばるぜ☆
さぁ、にゃにゃん、そして・・親父。行ってくるぜ。仙台へ。
地震野郎、津波野郎に反撃のパンチをお見舞いしてくるよ☆

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谷中・藝祭・猫

2011年09月04日 | 日々の泡(日記)
週末、台風が近付いて天気は荒れ模様の様子。
でも月曜日は定期検査なので少し運動して脂を落としておきたい。
ということで天気の不安はありますが散歩を強行(^^;)ゞ
久しぶりに谷中に行ってみることに。

天気は曇ったり晴れたりとつど顔を変える。富士見坂から谷中に入る。

歩いてるとあるお宅の屋上に駱駝のオブジェが。ビックリ。

夕焼けだんだんの古本屋で買い物。
谷中銀座で馴染みのお店が幾つか無くなってる。まぁ仕方ないけど。
その後は谷中霊園や三崎坂あたりをほうろう。歩いてる内に東京藝大に迷い込む。
ちょうど学園祭を開催中。折角なので寄ってみることに。
http://www.geidai.ac.jp/event/geisai2011/stage.html

いきなり派手な神輿が出迎え。パンダ、麒麟、風神雷神。どれも凝った造り。
上野祭りに駆り出された国芳の猫は去年の藝祭で造られたものらしい。

どの神輿も迫力があって素晴らしいけど魅せられたのはやっぱりパンダ(^^;)ゞ
パンダの可愛らしさや愛嬌を強調した造りで無くて獰猛さを強調した造りが良い。
そう、パンダは獰猛、勇猛果敢なイキモノなんです。

他にも岩井俊二のトークイベントや矢野顕子が学生とコラボするライブがあるらしい。
凄いな。オレの行ってた大学の学祭なんて凄いショボイ内容だった。
これだけ豪華な内容なのは東京の大学だから?藝大だから?
折角なのでランチも屋台でいただくことに。当然お酒もセットで(゚゜)\バキ☆

フードエリアは盛況。ある屋台ではロックバンドがフリーキーな演奏を聴かせる。
奥の大きなステージでは沖縄の大学生バンドが笙とジョイントして民謡を鳴らす。
焼き蕎麦とビールを美味しく戴いてたらいきなり大雨。
なんか凄くカオスで楽しいぞ~( ̄∇ ̄~)(~ ̄∇ ̄)~

雨が中々止まないので早々に退散。でも楽しかった。来年の藝祭は是非チェックしよう。

今日は近場の猫めぐりから浅草周辺に足を伸ばす。
ROXの中でランチと思ったら杵屋が無くなってる!
昨日の谷中銀座もそうだけど少しご無沙汰してる間に街の様相はどんどん変ってる。

何匹か猫さんと遭遇。特に帰路で会ったこの団体さんはカワイイ。

昨日は5時間半、今日は3時間の散歩。帰宅後、ぶっ倒れました。
結構汗もかいたし少しは脂も落ちたかな?
明日の検査に備えて今夜は酒とツマミは控えます(^^;)ゞ

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小さなハンマーで壁を叩きつづける

2011年09月02日 | 日々の泡(日記)
初戦は無事勝利。やった!~( ̄∇ ̄~)(~ ̄∇ ̄)~
今回の試合はいつもと違っていた。いつもは口論になるが穏やかに進んだ。
相手もボクの問題提起には納得し、取組む旨を約束してくれた。
毎回、抵抗が強いのになんで?オレの人徳か?(゚゜)\バキ☆

ってそんなワケあるわけない(笑。
長年闘い続けて相手も成長したのか?それともオレは絶対退かないと諦めたのか?
どちらにせよ穏やかに有意義な意見交換が出来たのはよかった。
何より相手が「言われたからやる」のでなく
「自分で考えて行動する」姿勢を見せてくれたのがウレシイ。

ずっと自分の仕事の意味について悩んできた。いや現在(いま)だって悩んでる。
問題提起しても相手は「仕方なくやる」のが見え見え。1年経てばまた同じ問題が起きる。
その場かぎりの解決、誤魔化し。10年以上もそれの繰返し。
オレは何も変えられないし終らせることも出来てない。まして、はじまることも無い。
同じことの繰返しだ。
目の前の壁は厚く重く立ち続けてる。崩すことが出来てもまた新たな壁が立ちはだかる。

それでも壁を叩きつづけるしかない。無力な拳で、小さなハンマーで。何度も、何年も。
でも今回わかった。たたき続ければ、どんなに重い壁でも穴を穿つことが出来るんだって。

10年叩きつづければ、小さな小さな穴を空けることが出来るんだ。確かに。きっと。

でも、オレが空けたのはホントに小さな穴。これで何かが変ったわけじゃない。
どーせ、直ぐ新しいウスノロどもが登場するに決まってる。また壁は沢山出来るだろう。
知るか。そんなモン。目の前にあるなら叩きつづけるしかない。
逃げるのはムカつくから。認めるのは腹が立つから。それだけだ。

今後も試合は続く。今月はなんと3連戦。だいじょうぶか?オレ(^^;)ゞ
ま、やるしかないっしょ。初戦が一番の強豪。
こいつを倒したなら後は雑魚ばかり、何とかなる(調子乗りすぎ)(^_^;

ま、小さな勝利だけどとりあえず良しとする。
にゃにゃん、オレをほめろ。オレをリスペクトしろ。
オレすごい!オレサイコー!!(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

(ヨモギの声:こいつ、何いってるにゃ。アホですか?)

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