僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

再会~RIKUO@三鷹バイユーゲート10.7

2023年10月15日 | RIKUO

土曜日はヨモちゃん🐱のお誕生日。でもボクは夜にLIVEに行って来ました。ヨモちゃんゴメン(^^;
行ったLIVEはRIKUO。RIKUOのLIVE行くのは4年ぶり。2019年代々木ザ・ザーズーLIVE以来。
あのLIVEは素晴らしかったしRIKUOの音楽は好きだけど色々考える処あってLIVEは止めた。
ただ、その間も彼の音楽は聴いてたし去年出たエッセイ「つぶやくピアノマン」は愛読してる。
今回久しぶりにLIVE行こうと決めた。唯1人じゃ怖いので(笑)友人2人を誘って(^^;

三鷹バイユーゲートは初めて行くハコ。いや三鷹自体滅多に行かない。
友人2人と落合ってハコに向かう。居酒屋をLIVE用に仕立てたこじんまりしたハコ。
ステージと客席の切れ目もない。こういう小さなハコでLIVE観るの久しぶりだな。

時間になってリクオ登場。客席見て「初めてのハコやけど懐かしい感じするイイね」と笑顔で始める。
彼の笑顔に触れて心が解けるのが分かった。
1曲目はハナレグミ「さよならcolor」で始まった。歌詞と今の自分が重なってシンミリとした(^^;
その後も「Crazy Love(SFUVer)」星野源「穴を掘る」「新しい町」とcover連発。
coverだけでなく「リクオ&ピアノ2」から「また会えてよかった」や「短編映画」のオリジナルも。
バンド編成でなくピアノとリクオだけの歌。これが実によかった。
リクオは酒を呑みながらハコのマスターとのエピソードをフランクに話して客席を笑わせる。
嗚呼、リクオのLIVEはこうだった。シリアスな歌を歌ってもいつも笑いがあった。
そのフランクな様子に自分のココロがどんどんリラックスするのが分かって嬉しかった。

中休み。酒に酔ったのか少し気分が悪くなったが友人が支えてくれて何とか持ち直した。
第2部。リクオはトークもオトもどんどん自由になる。それを視て自分も完全復活(^_^)
リクオは前の席にいる女性客と話しながら「キミのため歌うわ」と演奏はますますノリノリ。
その女性ファンのリクエストで「はかめき」を歌う。
大好きな曲だ。過去何度かLIVEで歌ったらしいが自分がLIVEで聴くのは初めて。嬉しい☆
この曲は別れを描いてる。ヨモちゃんの写真を前にして聴いた😿
更に「Foever Young」のピアノのオトにココロが揺れた。
リクオの歌もピアノも以前より自由度は増してる。
その自由さが聴き手のボクのココロも自由にしてくれた。

音源化されていない「52歳」の「50超えたらバレた自分にバレた」の歌詞が同年代の自分には刺さった。
このヒトは自分の弱さや葛藤や揺れを隠さず歌う。カッコつけないし自分を大きく見せない。
一方で醒めた目で自分自身にツッコむ鋭さを持ってる。ボクはそこに惹かれる。

アンコールでは「満月の夕」が歌われた場内大合唱。
実はボクは山口洋、中川敬のオリジナルよりリクオのcoverの方が好きだ。
好きな歌だけどボクは歌わなかった。
阪神大震災のとき神戸に向かわず逃げた自分。311で東北に向かったが結局何もできなかった自分。
その自分がこの歌を聴いて魂を解き放ってイイとは思えない。
我ながらツマンネーことにこだわってると思う。
でも大切な歌だからこそ、みんなで歌ってその後は神戸も東北も忘れて・・・はしたくない。
歌わない代わりにひたすら聴いた必死に聴いた。今日、この歌を自分の中に刻みつけた。

LIVE後リクオに話しかけDVDにサインを貰った。
リクオのエッセイ「つぶやくピアノマン」に感銘を受けた事。
熱狂に身を任せず自分自身も疑うその考えに賛同した事を話した。
リクオは笑って握手をしてくれた。

LIVE・・・愉しかったな。ホントココロが解放された。
「光」「雨上がり」といったライブ定番曲の演奏はなかったけど、だからこそ楽しめた。
LIVE後は一緒に見た友人と打上げ🍺久しぶりに色々話せて愉しかった。
しかもステキな贈り物もらえたし。LIVE中も色々支えてくれてひたすら感謝<(_ _)>
帰り、電車の中で今日のLIVEを思い出して唯々笑顔だった。
改めてリクオの歌とピアノ、勇気を出せてこの日のLiveに参加した自分に拍手~!👏👏
もうダイジョウブだ。次リクオのLIVEがあれば是非行こう。
オレはやっぱりこのヒトの歌が好きだ。LIVEに行かないのは勿体ない。
11月の荻窪LIVEは行けそうもないが、また機会があれば是非行こう。行くぜV(^^)

PS:この日はヨモちゃん🐱の誕生日。
  一緒に見た友人がボクにヨモちゃんの写真を送ってくれた。8年前の写真。
  ヨモちゃんのおたんじょうびにヨモちゃんをプレゼントされた!滅茶嬉しい\(^o^)/
  ありがとう!
  そしてヨモちゃんおめでとう。イイコイイコ♬

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リクオ 有料配信ライブ from 京都 一乗寺

2020年05月02日 | RIKUO

コロナウィルス感染防止のため行く予定だったLIVEが延期・中止となった。
元春、カーネーション、りんりんふぇす、清水ミチコ、そして香取慎吾。
残念だけど仕方ない。
その分、アーティストの配信番組を色々見てる。元春、ナンバガ、高野寛、七尾旅人諸々。
どれも愉しく見たが・・いずれも無料配信なのが引っ掛かった。
アーティストも霞を食って生きてるワケじゃない。LIVEが中止になって苦しい状況にある筈。
次回有料配信あったらお金を払おうと決めてた。
そんな中、リクオが4/29で京都でライブを行い有料配信をした。迷わずお金を払って見た。
https://twitcasting.tv/c:dop2020/shopcart/3661

リクオのLIVEを見るのはアルバム「グラデーションワールド」発売記念ライブ実に1年ぶり。
今回は密を避けての一人でピアノ弾語り。
リアルタイム配信時は大勢の人が閲覧した様だがボクは翌日・翌々日独りで見た。
これが良かった。
大勢で一緒に見ると他人のコメントや感情の動きに自分の感情も引きずられる。
1人でリクオの歌に向かい合う。集中して歌の世界に入り込めた。

LIVEの様子はライターの宗像明将さんが素晴らしいレポを書いているのでそちらをご覧あれ。
https://news.yahoo.co.jp/byline/munekataakimasa/20200430-00175993/

ボクは久しぶりにリクオの生の音に触れて(アーカイブだけど^^;)その第一印象は、
歌が声が太く強くなったなぁということと・・ピアノの音がますます自由になったということ。
元々形式に囚われずピアノを自由に弾く人だが今回彼のピアノを聴いて益々解放されてると思った。

選ばれる歌はいずれも穏やかで優しい歌ばかり。
一番最初に「雨上がり」を歌われて一気に緊張していた気分がホッと一息つけた。
「希望のテンダネス」「ワンダフルワールド」は大好きな歌。
リクオは「声をあげろ!」とか「〇〇を叩け!」とか「我に正義アリ!」と言った
単純なアジテーションは歌わない。
大きな声に隠れてしまう声を出せない人の声に耳を傾ける。
頭でっかちの多様性で世界や他者をぶった斬りにしない。
その柔らかさ、優しい強さが好きだ。

後半も素晴らしかった。「満月の夕」のcoverは素晴らしかった。
HWから離れて、この歌を聴くことも無くなった。
でも今回久しぶりに聴いて、改めて素晴らしい歌だと思った。リクオまたcoverしてほしい。
ニックロウの「(What's So Funny'Bout) Peace,Love & Understanding」に
続いて歌われたのはリクオらしくないトガッた歌詞の歌。
何とブルーハーツの「青空」のcover。これも素晴らしかった!
こういう尖った歌もイイな。
上に「らしくない」なんて書いたがオレ(他人)が決める事じゃないなスマンリクオ<(_ _)>
そして「オマージュ:ブルーハーツが聴こえる」。
素晴らしい歌だが。。。オレには痛い歌だ(^_^;
ムダに齢取っちまった。他人に優しくするのが怖い。声を出そうとすると出なくなる。
大人なのに怖いことだらけだ。
リクオの歌はこんな情けない弱虫も優しく包んでくれる。気づくとPCの前で泣いてた(^_^;l

ラストは「永遠のロックンロール」で終わった。最近はこの歌で締めてるのかな?
これも良かった。
「ロックンロールが永遠」と信じる程オレは無邪気じゃないし音楽の魔法も信じてない。
でも、リクオがそれを歌うと・・信じてもイイかなと思う。
最後は「音楽サイコー!」のシャウトで終わった。思わず画面に向かって拍手してた。
最高の時間をくれたリクオ、スタッフの皆さんに感謝&拍手~♪

見終わった後、凄く満足感に包まれていた。
それは勿論LIVEが素晴らしかったこともあるが「お金をチャンと払った」事もあったと思う。
苦境の中で発信してくれてるアーティストやライブハウスにはチャンと酬いたい。
ライブハウス支援の色んな活動が起ち上っている。こちらにもそのうち参加しよう。

今回の配信を見て、リクオの歌あらためてイイなと感じた。
オレ、やっぱリクオの歌が好きだ。このヒトの歌が必要だわ。
コロナが終息したら久しぶりにライブ行って見るかな?

今日5/2はキヨシローが旅立った日。
リクオとキヨシローの共作「胸が痛いよ」を是非聴いてみよう。
おじちゃん天国デビュー11年目のお祝いだ。
ヨモちゃん盛大に祝おうな☆


(おじちゃん、おめでとう☆)

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「リクオ&ピアノ2017」@下北沢ラ・カーニャ

2017年09月04日 | RIKUO
毎年夏恒例のリクオ@下北沢ラ・カーニャの弾き語りライブ。
今年はいつもより少し遅れて開催。ボクが見るのは2月のバンドライブ以来。
この間もリクオはツアーやイベントを続け、ライブの中で新曲を演奏していたらしい。


リクオは黒づくめの衣装で登場。上機嫌。「今日は新曲沢山やるよ~!」と盛上げる。
先ずは「ヘヴンズ・ブルース」「ランブリングマン」で客席を温め、
その後は昨年出したアルバム「Hello!」からの曲を中心に。
「雨上がり」を歌う時、「この曲ずっとSMAPに歌ってほしかったけど、その夢も潰えた。
今後は関ジャニに歌って貰おうかな?」と言ってた。
この曲は大好き。上手くいかない事を「そりゃしゃーないな」と諦め割り切る弛やかさ。
これは、「行け、あきらめるな!」のロックとは異なる世界。まさにブルース。
それは「あれから」、第二部で歌われた「ソウル」にも感じた。
簡単に答えを出さない、立ち止まる。休む。焦らない。振り向く。
前に進むために留まる。振り返ること、後悔や後ろめたさを怖がらない。
それこそリクオの「真骨頂」だ。

第一部中盤から新曲発表コーナー。
去年のラ・カーニャでも歌われた「希望のテンダネス」「グラデーションワールド」。
小さな命への優しい視線、多様性を受容れる寛容さをポップに歌う。
この2曲でのリクオの歌い方がラップというかリーディング風で新鮮だった。
そして、この2曲でのリクオのVoが滅茶苦茶ロックだった。
大声で叫ぶわけじゃない。穏やかなんだけど太く力強い声。これは嬉しい発見だった。


第二部も新曲中心に。酒が入ったせいか、リクオ喋る喋る(T▽T)
「第3の思春期や!」「思春期と言いつつ、矢鱈昔を思い出すけどね」。
そんな中で有山じゅんじさんの「50歳」に刺激されて創った「52歳」を歌う。
自分の年齢についてユーモラスに語った歌詞。最初は笑ってたが途中で痛くなった。
オレもリクオと同い年。50代に入ってもう「バレまくり」。
色んな限界や己の無力さを知って途方に暮れてる。
同時に自分にも他人にもウソついてカッコつけて、でもそんなモン嫁にとっくにバレてる。
50になっても落ち着きなんかしやしない。成熟なんかしない。
いや、落ち着くのはヤだ。成熟なんてのも真っ平ゴメンだ。
じゃぁ、どうしたいんだ?オマエは何したいんだ?答え・・・ねーよ。
そうやって揺れた挙句に、手に入れたものが不安であり葛藤であり逡巡かよ。笑えねーな。
リクオの「52歳」は・・そんな自分に響いた。大切なウタになるな。これまた聴きたい。

リクオは学生時代、窮地に陥ったとき恩師に貰った「夢が100あれば10は叶うかも」
の言葉に想を得て「1000の手紙」を書いた。
この曲も善かった。リクオ「途中のナレーションはキョンキョンに読んでほしい」
と言って嘗てキョンキョンと出会った想い出話をする。
そして現在の住み家藤沢で得た平穏、交流について語る。その後の「海ざくら」も素晴らしい。
更に「フォーエバーヤング」「ソウル」のセツナウタ連発。グッと来た。
中盤のこのセツナウタ2曲があったから後半のロックロール新曲2連発がより迫ってきた。
ロックへの尽きせぬ想いを歌った「永遠のロックンロール」、「ブルーハーツが聴こえる」。
ブルーハーツの曲は初めて聴いた。カッコいい♪
後半、チャボさん、RCの名前を呼び「空がまた暗くなる」の歌詞を叫ぶ。一気に熱くなる。
最後は「アイノウタ」で客席と大合唱。

当然アンコール。「ハッピーデイズ」「ミラクルマン」最後は新曲で終了。
ライブ最後の定番曲「光」は歌われず。
でも、何となくこの歌、今日は無くてもイイと思った。
定番曲無くてもリクオも客席も笑顔。それで十分。お酒も美味かったし♪

ライブ後、リクオに話しかけた。
「雨上がり」でのSMAPの共演を諦めないでほしいと。折角メンバー3人事務所辞めるし(笑)
そして、元春との共演も頼んだ。今日のライブ、リクオのピアノは本当に素晴らしかった。
元春と共演してリクオのピアノで「ダウンタウンボーイ」や「ロックンロールナイト」
を聴きたい!
リクオはどちらも笑って聴いていた。
確かに夢物語だろう。特にSMAPとの共演は。
でも、リクオはキヨシローやチャボと共演した男なんだ。十分、実現の可能性はあるぜ。


リクオは今日のブログで藤沢から京都に引っ越すことを発表した。
関東在住から関西に。でも、この引っ越しはリクオに善い影響と変化をもたらす気がする。
アーティストみんなが東京に居る必要は無い。
色んな土地に住んでるミュージシャンが東京に来て彼等が見た風景を紡ぎ出し、
それを東京人のオレが視る。
そんな、多様性こそが音楽、いやロックンロールがくれる果実(プレゼント)じゃないか。

同じ年のブルースマンが何処まで行くか、これからも楽しみだぜ。な、ヨモちゃん☆


[セットリスト](歌った順番は間違ってるかも(笑))
ヘヴンズ・ブルース、ランブリングマン、恋の行方、雨上がり、
永遠のダウンタウンボーイ、僕らのパレード、希望のテンダネス、
短編映画、夜更けのミュージック、
グラデーションワールド、あれから、
新しい町(Cover)、Foever Young、ソウル、大阪ビター・スィート、
海さくら、52歳、千の夢、永遠のロックンロール、ブルーハーツが聴こえる、
アイノウタ、
ハッピーデイズ、ミラクルマン、ラブソング(新曲・曲名間違ってるかも)
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リクオ・アルバム発売記念スペシャル・ライブ 〜Hello!LIVE 2017〜@代々木Zher the zoo

2017年02月07日 | RIKUO
先週の日曜日は代々木・Zher the zoo にリクオのLIVEを観に行った。
リクオは去年ニューアルバム「Hello!」を出してアルバム発売ツアーを敢行。
その時の東京公演がライブアルバム、DVD発売。その発売記念ツアー最終日。
メンバーは基本去年のツアーバンドと同じ。KyOnさんも参加♪
入場後、先ずはライブアルバムとKyOnさんファン(笑)の東北の友人のためにDVDをゲット♪


ライブはアルバム「Hello!」中心の選曲で明るく楽しい。
ライブがスタートした瞬間、鳴ったオトの「美味しさ」に思わず笑顔になる自分が居た。
「Hello!」の曲、去年夏のライブより明らかにオトが変わっている。
今年、このバンドメンバーでツアーを続けてきた成果だろう。

リクオは饒舌に歌い喋りピアノを弾き鳴らす。メンバーも大活躍。
宮下さんのスティールギターはこのバンドに実に合ってる。
この日で一旦リクオバンドを脱退する椎野さんのドラム、滅茶苦茶ロック。
真城さんの存在はステージを華やかにしてた。
リクオの「大阪ビタ―スィート」に伴う爆笑エピソードに真城さん笑い過ぎ(笑)
KyOnさんはkey、ギター、アコーディオンと大活躍。
リクオもメンバーも活き活きと次から次に美味しいオトを鳴らす。観てるだけで楽しい♪

中盤は旧い曲を演奏。
KyOnさんアコーディオンをフューチャーした「同じ月を見ている」「胸がいたいよ」
の別れの曲2連発はココロに刺さった。
そして「雨上がり」を歌う前にリクオは「この曲はSMAPに歌ってほしくて書いた。
結局歌われることが無いまま、SMAPは解散した。なら関ジャニに歌って貰おうか。
でも・・やっぱりSMAPに歌ってほしい。再結成があったら是非歌ってほしい!」
と笑いを交えながら熱く語る。SMAP好きのオレには嬉しいトークだった。
ウン、この曲SMAPに絶対合ってると思う。いつか、5人がこの曲歌うのを聴きたいな。

この日は沢山の新曲が鳴らされた。リクオは「曲が出来て仕方ない!第二の思春期や!」
と何度も叫ぶ。
湘南に住むリクオが見た海岸の風景を描いた「海さくら」。
歌詞がチャボさんっぽい「だんだんよくなる」、思いやりについて歌った「瞳のテンダネス」、
尽きせぬロックンロールへの愛情を歌った「永遠のロックンロール」。
どれも政治的メッセージを込めつつ「愛、自由、多様性、解放」をポジティブに謳いあげる。
リクオはあえて夢や理想を歌うことでヘイトや差別や冷笑が跋扈する
この世界に異議申し立てをしてる。そんな気がした。

後半は大盛り上がり。リクオ、宮下さん、KyOnさんで星野源「恋」ダンス顔負けのダンスを披露。
KyOnさんエレキ鳴らしまくり、椎野さんの轟音ドラム炸裂。
どの曲もポップで楽しいけど、サウンドは滅茶苦茶ロックだった。
こんなロックモードのリクオは嘗てみたことが無い。
そういえば、この日は「LOOK BACK!」は歌われなかった。
アルバム「Hello!」の重要曲なのに。「あれから」は歌ったけど、こっちは歌わなかった。
そこにリクオの意志を感じた。

アンコールもロックンロール大会。
ニック・ロウカバー、「ミラクルマン」「ハッピーデイズ」の3連発!
おなじみニック・ロウ「Love、Peace&Understanding」を歌う時、リクオは
「愛と平和と相互理解。お花畑という人いるけどお花畑で何が悪い!」と叫んだ!
そう、お花畑・・悪くない♪オレ自身、夢も理想も信じて無いけど^^;
現実ばかり見てるだけじゃ息苦しい。
夢も理想もお花畑も語れない大人、それ・・って情けなくないか?
現実主義の辿りつく先がヘイトや差別や罵倒なら、オレはお花畑の方がイイ。

最後は「光」で終了。ライブ後DVDにリクオのサインを貰いKyOnさんと握手したV(^^)



素晴らしいライブだった。歌、演奏が素晴らしいのは勿論、歌詞、ライブ中のトーク
に色々考えさせられ、ただ「楽しい」だけじゃない多面的魅力がある。
そして、ライブの最後は必ず感情が解放されて笑顔で終われる。
この感じ、何処か元春のライブに共通するものを感じる。

リクオ、元春、そしてSMAPもそうだが彼等の歌を聴いてると優しい気持ちになれる。
音楽ってステキだ。赤の他人を優しい気持ちにさせる、
唯、そこには当然スキルやパワーが必要だ。
「お花畑」を伝えるには、それを伝える技術が要るのだ。

今年の自分のテーマは「他人に優しくする」、だ。
じゃあ、何をすれば他人に優しく出来るのか?どんなスキルを身に付ければそれが出来る?
例えば、韓国語を話せれば韓国人に優しく出来る。
フォークリフトを扱えれば被災地の瓦礫を除去できる。
そうなのだ。技術があれば他人により優しく出来るのだ。        

リクオのライブを見て、そんなことを考えた。
そして・・何となく「あたらしいこと」を始めたいと思ってる。
単なる思いつきにしかすぎない。絶対、「三日坊主」で終わりそうな気がするので、
具体的内容は未だ書かないでおきますが(゚゜)\バキ☆

ライブ中、リクオは言った。「未だ落ち着きたくない!青臭いこと言ってたい!」と。
大賛成。50そこそこで未だ落ち着けるかよ。いや、落ち着きたくないよ、な。

リクオを見習って、どんどん青臭く行くぜ。な、ヨモちゃん。

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リクオ&ピアノ2016〜アルバム『Hello!』全曲完全弾き語りライブ@下北沢ラカーニャ

2016年08月22日 | RIKUO

先々週から体調が頗る悪い。アレルギーがぶり返して咳が止まらず睡眠不足。
木曜日夜に係りつけのお医者さんから薬を貰い金曜日は思い切って休みを取った。

金曜日は1日、家で休む。土曜日は嫁と有楽町で展覧会を見た後、1人で下北沢に向かう。
毎年恒例リクオの弾語りライブをラカーニャで見るため。
今回のライブはニューアルバム「HELLO!」を全曲弾語りで聴かせると言う趣向。

友人と落ち合って入場。咳が止まらないので、いざとなったら退場も考えて後方の席を陣取る。

リクオはブルーのスーツで登場。上機嫌。
「マウンテンバイク」「ランブリングマン」「ワンダフルワールド」とノリのイイ曲で客席を温める。
その後は「HELLO!」の曲を演奏。弾き語りはバンドでの演奏とはまた違った味がある。
直枝さんもそうだけど同じ曲でもソロとバンドで演奏の色合いが変わるのは興味深い。
唯、前半は体調が悪かったり別の事情で一寸歌の世界に入り込めなかったのが残念。

休憩をはさんで第二部開始。リクオはプリン体(笑)を注入してノリノリ(^_^;
ジョン・レノンの「ジェラス・ガイ」の日本語coverは素晴らしかった!
新曲も披露された。語り調で歌う新曲は「小さな存在」に対する優しい視点が込められていた。
最近のブログでヘイトスピーチや障害者への差別的な発言への反対の想いを語っていたので、
もしかしたら、この曲にはリクオのそういった意志が反映されていたのかも知れない。
それは「パラダイス」の語りの部分、たこ八郎さんの「迷惑をかけてくれてありがとう!」
をシャウトした部分にも感じた。
後半「あれから」「ハッピーデイズ」「アイノウタ」と「寛容、やさしさ」を描いた歌が続く。
その真っすぐとした意志が届いてくる。そういえばリクオって怒りや攻撃的な歌が無いな。
もしかしたら彼は「やさしさ、愛」が最終的には「怒り、憎しみ」を超える。
それを信じているのかも知れない。それはアンコールラスト「LOOK BACK!」にも感じた。


この夏は選挙、オリンピック、SMAP解散報道と色んなことがあった。
いや、選挙以外はボクはTV見てただけですけど、それでも色々ココロが揺れた。
リクオのライブに参加したおかげで、その揺れが少し落ち着いたかも。行って良かったな。

リオ五輪は昨日で終了。これだけオリンピックに熱中したのは初めて。
過去は興味ある競技だけサラっと見て終わったのに。我ながら意外だ(^_^;
東京オリンピック開催は未だ反対だけど、いざ開催されたら毎日熱中して見るのかな?
それも何だかなぁ。

夏休みは一応終わり。来週もう1度取るけど。分散して取ったので何だか休んだ気がしない。
でも家でヨモちゃんと遊んだのでノンビリできたかも。
ヨモちゃん、「カワイイ選手権」に出場したらぶっちぎりで一番だね。(゚゜)\バキ☆。(゚゜)\バキ☆

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前は見ない~下北沢 GARDEN~リクオ・ソロアルバム「Hello!」発売記念スペシャル・ライブ~

2016年07月11日 | RIKUO
日曜日は参院選。新聞記事や選挙公報を読んで候補者を選ぶ。
政局や色んな人の意見を見て悩んだが、結局は入れたい候補に入れる事にした。
安倍政権打倒!のためにはなるべく一つの野党に票を集中した方が良いのかも知れないが
「引きずりおろすための選挙」は絶対違うと思う。投票した後、重苦しい虚しさが自分の中に残った。


この日はリクオ・ニューアルバム「HELLO!」に伴うツアー最終日。
ライブ前、リクオの「あれから」を聴きながら、下北沢の通りを歩く。
数年後、今日と言う日を「あれから」と振り返って語る様な、そんな日が来るんだろうか?
でも、リクオが歌っている通り世界はまだ終わっちゃいない。
まだ変えられるはずだし、何かを始められるはず。そう思うと少し元気が出てきた。


場内は超満員。ステージにはスクリーンが貼られている。
スクリーンが上がり、アルバム通り「僕らのパレード」でスタート。
ステージ一面にヒマワリが飾られ、リクオもバンドメンバーも全員派手な眼鏡をかけてる(笑)

リクオは絶好調。次々と盛り上げる。kyOnさん以下のメンバーもリクオをしっかり支える。
特にスティールギターの宮下さんは今回いじられてキャラ大爆発。大笑いして見ました。
中盤はしっとりした曲のコーナー。ストリングスとkyOnさんアコーディオンで「同じ月を見ている」。
これは好きな曲なので嬉しかった。「胸が痛いよ」のリクオとkyOnさん2人での演奏はグッと来た。

「大阪ビタ―スィート」は大阪ツアーでの報復絶倒のエピソードを紹介した後、演奏。
いやぁ笑った笑った。カラオケに行くことあったら、この歌、絶対歌うよ。
更に「恋の行方」ではリクオ、宮下さん、kyOnさんが振付してダンス!(T▽T)またまた爆笑。
この辺りで気づいた。選挙の後に感じた重苦しさが消えていた事に。
リクオのLIVEはいつもそう。自分が抱えてる怒りや重さを軽くする。この日もそうだった。

「あれから」を演奏する前にリクオは「今回のアルバムは色んなことをやり直す、そんな意味
を込めました」と話す。その後の「あれから」の演奏、そして途中の語り。
聴きながら知らず知らずに拳を握りしめていた。そう、まだ何も終わっちゃいないんだ。

後半はkyOnさんのエレキギターをフューチャーしてロックンロール大会。
「ハッピーデイズ」、ニック・ロウの「ラヴ、ピース、&アンダースタンディング」のcover、
「あれから」を含めて、現代社会に対する様々な想いが込められていたんだろう。
でも、演奏はあくまで優しく愉しい呑みこみやすいもの。最後は「アイノウタ」を皆で歌った。

当然アンコール。リクオは今回のアルバム制作あたって、多くの人と時間を掛けて創ったこと、
そのことに対する感謝の気持ち、だからこそもっとセールスや動員を増やしたい旨を話した。
「この素晴らしいメンバーやお客さんみんなともっと楽しいこと沢山やりたい」という
言葉に客席から応援の拍手がわきあがった。
リクオがこういうビジネス絡みの話をするのは珍らしい。それだけ入魂の自信作なんだろう。
売れたい!もっと大きい場所でやりたい!はアーティストなら当然の気持ち。その意気や良し。
でも、オレはリクオが現在(いま)のままでも全く不満は無い。

そして、歌われた「LOOK BACK!」。リクオは何度も「たちどまれ、ふりかえれ」と歌う。
そう、安倍ちゃんが言う様に簡単に前に進んじゃダメだろ?その前にやるべきことがある。
立ちどまって振り返って考えて後悔いっぱいして・・・前に進むのは、それから、だ。
アンコールラストは「光」。「ここじゃない何処かを目指さない。今いる場所でカーニバル」
の歌詞が響く。何度も聴いた歌詞だが、今日は。。。ホントに響いた。
最後の最後「僕らのパレード」でまたまた賑やかに終わった。
サイコーだった。選挙に伴う曇った気分は晴れた。ありがとう。リクオ。


ライブ後は何となく帰りづらくて居座る。そのうちリクオやKyOnさんが出てきてサイン会。
アーティストには中々話せないボクだが、友人の口利きでKyOnさんにサインを貰えた!
で、勢いでリクオにもサインを貰う。r(^^;
リクオには自分なりに感じたことを伝えた。
「LOOK BACK!」に感銘を受けた事、リクオがアルバムに込めた問いかけとメッセージは
チャンと届いている、受け取っていると。リクオは大きく頷き握手をしてくれた。
こういう場でアーティストと話せるなら、伝えるのは感謝とリスペクト、それだけ、だ。

帰宅すると自公&改憲勢力が圧倒的勝利。
安倍ちゃん、選挙時は言わなかった「改憲」についていきなり話してるし。
をいをい、安倍ちゃん、少し急ぎすぎちゃうか。もう少しゆっくり考えようや。(-_-

アンタ等は簡単に「前に進む」って言うが、オレはそんな簡単に前に進みたくない。
前に進むにせよ、アンタ等と一緒に行くのは真っ平ゴメンだ。オレはオレで勝手に行くぜ。
な、ヨモちゃん☆

(勝手に何処にでも行けばいいニャ。オレもオマエと一緒はゴメンだニャ)

【セットリスト】(曲目は合ってるけど、演奏順は多分間違ってます(笑))
1.僕らのパレード、2.モンクスドリーム、3.ランブリングマン、4.明日へ行く、
5.2人のハローライフ、6.ずっと好きだった人、7.雨あがり、8.同じ月を見ている、9.胸が痛いよ、
10.アイノカタチ、11.プレミアムラグ、12.大阪ビタ―スィート、13.恋の行方、14.あれから、
15.Love, Peace &Underdstandingl(ニック・ロウ日本語カバー)、16.Happy Days、17.アイノウタ
○アンコール
18.永遠のダウンタウンボーイ、19.ミラクルマン、20.LOOK BACK!
○アンコール2
21.光、22.僕らのパレード
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「HOBO CONNECTION 2016LIVE ~鍵盤男女 南青山」@南青山MANDALA (リクオ、寺尾紗穂、早川義夫)

2016年03月17日 | RIKUO
今週水曜日。リクオ主催の「HOBO CONNRCTION」初日に参加。
秋開催の「うたのありか」は何度か参加してるけど、こちらを見るのは初めて。
3月~4月に掛けて様々なアーティストとのセッションを予定のこのイベント。
他の日もチャボさん、竹原ピストル、leyona、高野寛と錚々たるメンバー。
でも全部は行けないので、初日を選びました。理由は「寺尾紗穂」が出てるから^^;
もう1人のゲスト早川義夫にも興味あったし。

入場早々、この日先行発売のリクオのニューアルバム「Hello!」を入手。
リクオと寺尾さん共演で寺尾さん曲「リアルラブにはまだ」で軽快に開始。
その後は寺尾さんソロコーナー。いきなり「富士山」という大曲で開始。
「思い出を葬る」「これからのきみの歳月にわたしが関わることはない」の歌詞が印象的。
その後もグランドピアノで美しい音を紡ぎ、絹の様な声で歌う。
歌われるコトバは「葬る」「殺す」「かいぶつ」「骨壺」とかなりハード。
それをサラッと軽やかに歌う。生と同時に死が当然の様にあると描く世界観。
コーナーラスト。リクオとの「楕円の夢」の共演は素晴らしく、壮絶に美しい。
「あいまいがすべて。あいまいが本当」と歌い切る歌詞はリクオの歌世界に通じる気がした。

続いては早川義夫。過去音は一切聴いたことが無い。
野太い声、凄い存在感。語る様に歌い、歌う様に語る。
曲を続けて叩き出し客席に拍手をする隙も与えない。トーキングブルース?いや寧ろシャンソン?
ラスト、桑田佳祐提供の「あめんぼの唄」をリクオと共演。
早川さんはこの曲でリクオと共演を出来た事を喜んでいた。

最後はリクオコーナー。リクオは2人の世界にあてられたのか、少し動揺していた。
「ニューアルバムの曲からやろうか、と思ったけど気分が変わった」とのことで「ケサラ」を。
これが良かった。早川義夫の濃厚な世界から少しクールダウンできた。
その後はニューアルバムからを中心に。「僕らのパレード」はノリが良い曲。
でも、その後は「あれから」「Look Back」と弾ける感じより温かく語る感じ。
この2曲の静かだが、断固とした姿勢に改めて感銘を受ける。

ラストは3人でセッション。曲は早川さんの「あの娘が好きだから」と「僕らはひとり」。
どちらも静かだけど矢張り断固とした強さ。
寺尾さんの声がソロのときとは違う。もっと強い。
リクオもセッションを楽しむというよりは早川さんの世界よりに歌い弾く。
ライブは此処で終了。

いつものリクオのライブだと楽しかったり温かい心持ちで帰りに着くんだけど
今日はちょっと違うタッチだった。
勿論楽しかったんだけど寺尾さん、早川さんの世界があまりに強烈だった。
どちらも美しかった。暴力的に。美しさの力が強すぎた。その世界に悪酔いした気がする。


帰ってから早川さんのHPを見た。最後に歌った「僕らはひとり」は「もりばやしみほ」の曲。
もりばやしみほ・・ハイポジ。そういえば嫁が何枚かアルバム持ってたな。
探してみたら「かなしいことなんかじゃない」に収録。思わぬ発見。こういうの嬉しいな。

そして、会場で入手したリクオのニューアルバム「Hello!」はすっかりヘビロテ。
どの歌もpopでしなやかで優しい。「Look Back」は・・・やっぱり響くな(^_^;
アルバム発売ツアーが7月にある。何とKyOnさん参加。当然行きまっせ~!V(^^)


音楽って自分が知らない世界を見せてくれるから素晴らしい。ウン、オンガクってイイね。
な、ヨモちゃん♪

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「うたのありか2015」リクオ+中川敬、Guest高野寛@代々木Zher the ZOO

2015年11月16日 | RIKUO
日曜日は代々木Zher the ZOOにリクオ&中川敬の「うたのありか」を観に行きました。
このライブは3年前から参加、すっかり毎年の恒例行事になりました。
今年のゲストは高野寛。高野クンとリクオ、中川がどう絡むか観たかった。
前日パリで悲しい事件があった。
このタイミングで同世代のシンガ―3人が何を歌うのか、しかと見届けたかった。



   
入場、リクオの旧いCDを購入しているうちに椅子席は埋まってしまった。(^_^;
ボクはステージ左手で立ち見。でもステージ全体の動きが見える好位置。
先ずはリクオ、中川が登場。2人とも上機嫌。リクオは何度もお客を煽り拍手を要求。

「うたのありかツアー」は未だ続いているのでネタばれは最低限で。
「Happy Days」が早い段階で演奏されたのはビックリ。
4曲ほどやってゲスト高野寛を呼び込む。高野ファンも多いみたいで拍手が凄い。
リクオの紹介が良かった。
リクオ「一見爽やか。でも実は武骨なシンガーソングライターと思います!高野寛!」
「一見、爽やか。でも無骨」。正に言いえて妙。
高野クン、多分アウェーの気分だったろうが盛大な歓迎ぶりに嬉しそう。
以下3人の会話。
 中川「高野クンは昨日のゲストと違って上品。オレと似てるね」
 リクオ「髪型だけな」中川「実は同じ美容院に通っててね」
 リクオ「でも高野クンはサラサラヘア―。キューティクル度が全然違う」
 高野「爽やかと言われて25年。でも爽やかさを25年やるのも大変なんだよ」

高野クンは「ベステンダンク」「グリーンDAKARAの歌」「虹の都へ」とヒット曲中心に演奏。
一方で土曜日に起きたパリでのテロ事件を受けて「いつの間にか晴れ」。
初期の暗い感情を描いた歌。でも最後ポジティブに着地する。それが見事。
更にボブ・ディランの「時代は変わる」に日本語詞をつけて歌う。
安保法案、デモ、SEALDS、最近の世相をストレートに織込む。
過去も社会的問題を歌で取り上げてるけど、それはあくまで「さりげなく」だった。
でも今回は直球。ストレート。高野クンとしても黙っていられないんだろう。
リクオの言う通り「武骨なシンガー」。そう柔らかいけど硬い芯を感じた。

以降、中川、リクオソロコーナー。
中川の取り上げる歌もやっぱりヘイトや政治的抑圧から開放を歌った歌が多い。
「平和に生きる権利」がガツンと来た。
リクオは新曲中心で。AKBの「前しか向かない」へのアンサーソング「Look Back」
そして「あれから」が素晴らしかった。来年出るニューアルバムが楽しみ。
「パラダイス」。例の語りが愉しい。ただ歌詞は意外と悲しい。
「夢はかなわない、虹はつかめない、帰る場所はない、君は戻らない」。
否定を沢山並べたうえで「ここから始まる」と歌う。そこが何ともせつなく刺さる。

ここからは3人セッションで。
高野クンの「確かな光」にリクオのピアノが美しく響く。これも喪失と再生の歌だ。
中川が喋ると客席笑う。「なんでオレが歌うと言うと皆笑うねん?」と中川不思議そう。
多くの亡くなった友へ捧げられた「死ぬまで生きろ」は素晴らしかった。
リクオはニック・ロウ「Love,Peace,Understanding」にオリジナル詞をつけて。
歌う前のMC「愛と平和と相互理解。真っ当やね。何が悪いねん?こんなときに
綺麗ごと言わんとどうする?」。柔らかい物言いだったがリクオの覚悟を感じた。

そして、3人でキヨシローの「デイドリームビリーバー」!
この3人は皆キヨシローと繋がっている。自然に客席は一緒に歌う。ウン、素晴らしい。
更にスーパーバタードッグのカバー「さよならカラ―」!
歌うはリクオ。高野クンのギターが入ることでリクオソロとはまたニュアンスが変わる。
そして此処では中川のコーラスが素晴らしかった。
それは続く「夢の中で会いましょう」でも同じ。
中川の声、こういうポップな曲でも引き立つんだなぁ。
「夢の中で・・」は客席は高野クンに促され、一緒に「La la la」と歌う。
そして、そのままの流れで「アイノウタ」へ!この流れは素晴らしい!
後半、リクオが前に出てくると高野クンも中川も前に出てくる。
ステージに3人が仲良く並ぶ姿には場内クスクス笑う。高野クン凄く愉しそう。
自分のライブより弾けてるんじゃないか?(T▽T)

アンコール。はっぴいえんどの「風を集めて」、「満月の夕」「光」と名曲連発!
「満月の夕」で高野クンが「イ―ヤ―サッサ」のコーラスを歌ったのにはジンと来た。
自分の好きなシンガ―が自分の大好きな、大切な歌を歌う。この光景に唯感動。
演奏が終わった後、リクオが「いい歌やね」と呟いていたのが印象的だった。
そして最後「光」。いつものように3人で歌いまわすのでなくメインはリクオで。
でも最後は高野クン、中川のコーラスで締めた。
リクオ、最後「うたのありか、ここにあり!」と叫んで終了。



ライブ会場を出た後、笑顔になっている自分に気付いた。
大惨事の翌日、リクオ、高野クン、中川とこの日、何を歌うか逡巡したと思う。
その逡巡の末に歌われたのは攻撃や闘いの歌では無く、優しさや温かさに満ちた歌だった。
特に洋楽カバーが素晴らしかった。3人の平和への想い、祈りが伝わってきた。
その素晴らしい歌に触れてオレは凄く開放された。満ち足りた気分だった。
まさに「うたのありか、ここに在り」だった。


帰ってから会場でゲットしたリクオの「Rollin」を何度も聴いている。
2002年のライブアルバム。名曲「ケサラ」を収録。
この曲と「パラダイス」を何度も聴いている。
そして、また高野クンの「美しい星」も繰り返して聴いている。

パリで亡くなった多くの方の死には心から冥福を捧げます。
また傷ついた方が早く元気になるように心から祈ります。
そして、テロリズムには怒りを覚える。でも・・オレはイスラム国を敵視したくは無い。
そこでも矢張り多くの一般人が命を落としている筈だ。
そこで亡くなった人、傷ついた人にも同様に祈りを捧げたい。
早く、戦争が終息することを、誰も死なない傷つかない世界が来るよう祈りたい。

ヨモちゃん、オレは・・・闘うのはイヤだ、キライだ。相手が誰であろうと、だ。
「愛と平和と相互理解」、それが一番だ。ね☆



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「ふるさとのねこ」と「リクオ&ピアノ2015」

2015年08月09日 | RIKUO
土曜日は渋谷ヒカリエに岩合光昭「ふるさとのねこ」展を観に行く。
津軽のりんご農園で暮らす猫一家の日常を岩合さんが撮影した写真展。
リッキー、はな初め農園で活き活きと遊ぶ猫さんの様子が何とも愛らしい。

場内に観覧者の飼い猫の写真を展示するコーナーがあり。
当然(笑)ヨモちゃんの写真を持参しました。しかも2点(^_^;
早速飾って貰いました。ウン、余所さんの猫もカワイイけどウチのコもカワイイね。
岩合さんウチに撮影に来ないかな?(゚゜)\バキ☆

写真展の後は嫁と別れて下北沢に向かう。ラカーニャ・リクオの弾語りLIVEを観に。
昨年も同時期此処でリクオのライブがあった。
それは温かくユーモアに満ちたすばらしい時間(とき)だった。
あのときの自分、あのLIVEに行って何とか持ちこたえた。だから、今年も観たかった。

ステージ間近の席に陣取る。「マウンテンバイク」から景気よくスタート。
続いて「ふたりのワンダフルワールド」「風の声」を軽快に決めていく。
リクオは馴染みのハコということでリクオは酒を呑みながら演奏もトークも絶好調。
「ここはウチみたいなモン」「何度も来たい場所」とリクオは何度も言っていた。
今回は最近のライブで演奏していない曲を選曲。
「せつない幸せ」「夜の過ごし方 朝の迎え方」「美しい暮らし」は
ライブで初めて聴いた。それぞれの曲に纏わるエピソードについてのトークも楽しい。
故郷大阪への想いを綴った新曲「大阪ヴィタ―スィート」、そして
「あれから」は素晴らしかった。「あれから」の途中の語りがココロに刺さる。
自分もあんな風に生きたいと思う。
自分の中にある悲しみ、後ろめたさ、狡さ、薄汚さ、どうしようもなさを忘れまい。

後半も旧い曲が続出。「ランブリングマン」で客席とコール&レスポンスと
思えば「雨あがり」でしっとり。変幻自在。でも、久しぶりにやる曲が多く、
リクオには珍しくミスタッチややり直しもあり。
でも、それもライブならではの醍醐味。CDをなぞった破綻の無い演奏なんてツマンナイ。
「夜霧を今夜もありがとう」や「クレイジーラヴ」のカバーソングを皆で歌い、
「くよくよすんなよ」「ソウル」でシンミリし「Happy Days」「アイノウタ」
で大盛り上がり。リクオは何度も乾杯し笑顔、お客さんも笑顔。いい風景だ。

アンコール、個人的に思わぬプレゼントが待っていた。
初期ベスト盤を再プレスしたということでその中から「もう帰れない」を演奏。
この曲、昔、吉祥寺スターパインズカフェでKyOnさん、祥子さんと演奏して以来
好きな曲なんだ!ずっと聴きたかった!これは嬉しかった!
あの当時自分が感じていた事を想い出す。あの頃は未だ嫁と付き合い始めた頃。
あれから・・・もう14年か・・・色々あったな。

その後はニック・ロウの「Love、Peace & Undesatanding?」を日本語訳でビート感
たっぷりに演奏し「ミラクルマン」で大いに盛り上がる。
最後の最後は・・「ケサラ」だった。世相と恋愛を織り交ぜた歌詞が良い。
この歌を今日の最後に歌う事に、リクオの想いを感じた。
ライブ後、「もう帰れない」を演奏してくれたことにリクオに御礼を言った。
リクオは笑顔で握手してくれた。

リクオの歌を聴いたりライブに行くと心の中のある部分が柔らかくなる。(元春もそうだが)
自分の行動のモチベーションは怒りが多い。
進まない東北復興への怒り、傷ついた人を叩くネット市民への苛立ち、政治への疑問。
でも「怒りすぎると」それは憎悪になる。怒るのを止める積りは無いが人を憎むのはゴメンだ。
リクオのオンガクに触れると自分の節くれだった感情にブレーキが掛かる。別の回路が開く。
だから、リクオのオンガクは自分にとって相当貴重な大切な存在なのだ。

行って良かったな。また来年の夏、此処でリクオを観たいな。

ヨモちゃんは絶好調。嫁@パンダに撫でられて凄くシアワセそう。
残念ながら岩合さんからの連絡はなし。
でもイイさ、オレにとってはキミが宇宙一カワイイにゃにゃんだよ☆


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下北沢音楽祭 ~異世代共存響声~ HOBO CONNECTION SPECIAL 2015 in GARDEN

2015年07月10日 | RIKUO

今、下北沢では「下北沢音楽祭」と称して色んなイベントが開かれている。
木曜日夜は下北沢Gardenでリクオ、佐藤タイジ、Leyonaという超豪華セッション。
今年リクオのLIVEは行ってないので、これは是非!と思い参加しました。
Leyonaはどんとイベントで見たことあるけど音源は未聴。
タイジはどんとイベント、その他イベントで見てる。
因みに今回のリクオはバンドで。バンドで見るのは実に5年前の海さくら以来。


「明日を行く」「マウンテンバイク」で威勢よく始まりコーラスの真城めぐみ嬢の
「皆既月食」とライブはノリよく進む。此処でLeyonaとのセッション。
「風をあつめて」をリクオが歌いLeyonaが途中で入り一緒に歌う。此処はカッコ良かった。
Leyonaはソウルクィーンという感じ。ファンク風の曲をカッコ良く決める。
声もトークもオヤジギャグ(笑)もギターも素晴らしい。
チャボさんの「ガルシアの風」のCOVERは丁寧に歌っていて実に良かった。

Leyona退場後、リクオのソロコーナー。「ソウル」は胸に響いた。
そして新曲「あれから」。「あれ」は・・・おそらく4年前の「あの日」のこと。
「Happy Days」の続編というか、次の世界を見せてくれる。
途中で入った語り。あれには・・コトバが出なかった。

ここからはタイジとのセッション。登場すると一気に場が華やぐ。
リクオとは初めてのジョイント。オリジナルをガンガンかます。
「ありったけの愛」の超絶ギター。リクオのキーボードが普段と違うロックモード。
二―ル・ヤングの曲に日本語詞をつけた曲。311から何を学んだのか?
自分達は何をするべきなのか?一気に攻撃的なムード。この振れ幅が凄い。
これを受けてリクオは「アリガトウ サヨナラ原子力発電所」を歌う。
普段のリクオには無いシリアスなナンバー。ライブでは初めて聴いた!
これを歌わざるを得なかったリクオのキモチ・・・・・。
お客さんの若い女の子が涙ぐみながら聴いていたのが印象に残った。

原発は何も悪いことしてない。原発に罪は無い。でも大勢の人に非難され責められる。
何とも可哀想な存在。でも・・・悪いのは使い方を間違った「オレたち」だろ?
だから、もうイイじゃん?もう止めようぜ。御礼を言って原発から卒業だ。
いよいよ後半、Leyonaも入って「もう1度、世界を変えるのさ」一気に明るくなる。
そして「アイノウタ」。シンが―もバンドもお客さんも一緒に歌う。良い風景だ。

アンコール。
リクオは亡くなった石田長生さんへの想いを語る。
そして「光」。リクオは堂々と歌いきった。タイジは熱いギターを鳴らした。
Leyonaは心なしか泣いていたよう。でも、想いを振り切る様に歌った。
拍手で終了。来てよかった。素晴らしいライブだった。

帰宅後、会場で購入した「もう1度世界を変えるのさ」を聴く。
100%ソーラーエネルギーで録音した曲。オトが素晴らしく温かくて良い!
オトが鳴った瞬間、涙が出た。CDのオトで泣くってどうなんだ?オレ(笑)
でも、この発想が素晴らしい。やり方次第で幾らでも「変えられる」んだ。

タイジ、イイな!活動フォローしてみようかな?ということで
早速「ありったけの愛」をItunesでゲットしました(^_^;
Leyonaも良かった。こっちも作品を聴いてみよう。

リクオのLIVEは毎回色々考えさせられる。今回もそうだった。
来月はラカーニャで弾き語りのLIVEがある。去年このライブに行って救われた。
今年も行きます。

昨日は映画「ソレダケ」の最終上映見たけど、こっちもサイコーだった。
ヨモちゃん、オンガクってイイね!アイ・ラヴ・ロックンロール!
(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆


(オマエ、遊び過ぎにゃ!)

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