僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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長い12月に

2014年12月30日 | 日々の泡(日記)

長い12月、ぼくはこう思ってみる。来年はきっと今年よりよくなるはずだと。
(Cownting Clows「A Long December」訳詩:鈴木祥子)

年末恒例。この1年を振返ってのウダウダ話。(^_^;
今年の年初の目標は「いけしゃーしゃーと生きる」と「人を愛する・信じる」でした。
どっちも出来てないな~(^^;)ゞ
「いけしゃーしゃー」どころか「うろうろおろおろ」することばっかりだった。
今年のオレは去年のオレよりマシだったんだろうか?前に進めたんだろうか?
ワカンナイ。ホントにワカラン。

今年最大の出来事は・・・「或る友との別れ」。大きかった。ホントに大きかった。
14年前、知り合って「居ることが当たり前だ」と思ってた。
まさか、こんな風に別れが来るなんて信じられない。いや、未だに信じてない。
でも、時間が経て少しづつ、居ない事を受け容れている。オヤジのときと同じだ。
毎日想う、毎日祈る。そうすれば「共に生きていける」。だから、これからも祈り続ける。

仕事は・・惨憺たるものだったな(^_^;
昨年末あったトラブルをずっと引きずってた。完全に自信喪失。やることなすこと悉く裏目。
一生懸命やってるのに相手に伝わらず非難を浴びること数度。
それで一時、会社で人と話すのが苦痛になって心身ともヤバい状態だった。
でも、そんな面倒も何とか乗り切った。今は落ち着いている。
年明けにまたまた、面倒な仕事が有るけど今度は折れないぜV(^^)

仕事もそうだけど・・色んなことに立ち止まり逡巡した1年だった。
東北支援も色々考えて留まった。途中で休んだ。
他にも止めたことがある。
何をやっても上手く行かず己の無力さを呪い、自分に失望し落胆する。
そんな1年だった。

だからこそ、例年より数多くのライブに行ったり展覧会に行ったのかも知れない。
今年も色んなアーティストのライブに行った。
リクオ、高野寛。同年代のアーティストの活動には本当に勇気を貰った。
特にリクオ。彼の歌には本当に救われた。
「はかめき」「ソウル」「光」これらの曲に何度、力を貰ったことか。感謝☆

展覧会も色々行ったな。
藤城清治、あしたのジョー、石田徹也、バロットン、伊藤若冲、どれも素晴らしかった。
本も色々読んだ。伊坂さん、川本三郎、吉田修一、合う作家もいたしイマイチの作家もいた。
中でも木皿泉さんの「昨夜のカレー、明日のパン」には色々と助けて貰った。

いかしたオンガク、素晴らしいアートや本に力を貰って何とか1年乗り切れた。
勿論、嫁@パンダ、ヨモちゃん☆、友人との楽しい時間が力になったのは言うまでも無い。
キミたちの存在はオレにとって「光」です。ココロから感謝☆<(_ _)>

この1年、いろんなことがあった。長い長い1年だった。
今年あったことは忘れない。ウン、絶対忘れねーぞ。ずっと刻みつけていく。
「想い出」なんぞにしてたまるか。

来年はどうなるのかな?確実に言えるのは「悲しいことは必ず起こる」ということ。
年齢をとって、喪う事、あきらめること、確実に増えている。
それはもう覚悟をするしかない。それは仕方ない。
一方で喪う事、あきらめること、悲しいことを怖がってても仕方ない。
悲しいことの一方で楽しいこと、ハッピーなことも必ずあるんだ。
光は闇の中にある。闇の向こうに必ずある。

だから、闇を怖がるな。悲しみや傷みは敵じゃない。大切な「トモダチ」だ。
怖がらずに飛び込んで行こう。動いていこう。
何かあっても、笑っていれば・・ウソでも笑っていればなんとかなる。
なんとかなるんだ。だから、いつでも笑っていよう。
いけしゃーしゃーとね☆(しつこい^^;)

皆さんにとって今年はどんな年でしたか?
シアワセでしたか?楽しかったですか?それとも苦しい1年でしたか?

皆さんにとって来年が今年よりイイ年でありますように。
ハッピーなこと、楽しいことがイッパイありますように。
イヤなことツライことがなるべく少なくなるように。

ココロからそう願います。そう祈ります。

オレもがんばって「生きること」を楽しむぞ~!負けねーぞ、負けてたまるか!
来年も嫁@パンダとヨモちゃんと笑って生きていくぞ~!
シアワセの「倍返し」だ!(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

来年、また逢いましょう。その時は笑顔で逢いましょう!
では、みなさん、どうぞ、よいお年を!V(^^)

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CARNATION Winter Tour 2014「Something New」@下北沢GARDEN

2014年12月27日 | カーネーション

ということで昨夜は下北沢にカーネーションのライブを観に行きました。
今回のツアー名「Something New」の通り、新曲とレア曲を演奏するライブ。
ボクにとっては今年最後のライブ。
定時に会社を出て下北沢に直行。咳が矢鱈出て体調はかなり悪い。
1年間の溜まった澱や邪気が年末になって一気にあふれ出てきた感じ。
直枝さんのエレキをたっぷり浴びてこの邪気を振り払おう。さぁ思い切り狂うぜ。


セットリストは以下のとおり。
1.SUPER ZOO!、2.SUPERMAN、3. Gimme Something, I Need Your Lovin'、4.Station、
5.グレイトノスタルジア、6.レオナルド、7.海の情景(新曲)、8.アダムスキー(新曲)、
9.立入禁止(うどん兄弟への提供曲。セルフカバー)、10.OOH!BABY、11.もうあきてしまった、
12.I WANT YOU、13.愛する言葉、14.Low Pressure、15.長い休日、16.WILD FANTASY、
17.はだかにはさせない、18.I LOVE YOU、19.REAL MAN、20.EDO RIVER、
(アンコール1)
21.花の精(直枝ソロ)、22.Electrick Company、23.It's a Beautiful Day、
(アンコール2)
24.夜の煙突

直枝さんは珍しく眼鏡。シャツもいつもの派手な花柄で無くカジュアル。
久しぶりの「SUPER ZOO!」でライブはスタート。エンディング、直枝さんは延々ギターを鳴らす。
そう!このギターが聴きたかった!矢鱈グランジなアレンジの「SUPERMAN」。
「Station」の「崩れ落ちた駅」の下りには胸がツンと来る。「レオナルド」なんてやるんだ!

ここからは新曲コーナー。アルバム収録するかも未定。今回限りの演奏の可能性もあるそう。
「海の情景」は暗い感じが途中で一転、力強く歌い上げる。
「アダムスキー」の変態的なメロディ展開には笑った。何、これ?くるりに負けてないぜ。
うどん兄弟に提供した「立入禁止」。キュートな歌詞(うどん兄弟作」を照れて歌うゆるずさん
がカワイイ♪それにしても、うどん兄弟。こんなむつかしいメロディを歌うのか(T▽T)
それからもレア曲が続く。「ジェイソン」も「Angel」も「Lemon Creame」も無し。
「長い休日」なんて曲があったんだ。初めて聴いた!「愛する言葉」もライブでは初めて。
カネの多様かつ一筋縄ではいかない音楽世界をたっぷり堪能。
どの曲でもエンディングでは直枝さんのフリーキーなエレキソロが鳴る。
嗚呼、癒されるV(^^)直枝さんのギターを浴びるたびに自分の中のタガが外れていく。
元春のライブの楽しさとはまた別の感じ。
自分の中にある凶暴な暗い感情やくだらないゴミみたいな感情が解放されていく。

本編ラストは「リアルマン」「Edo River」。佐藤優介のキーボードが大活躍!
直枝さんのギターも唸る。オレはヘッドバンキングしてオトを味わってトリップ。
キモチいい!サイコーのオトに酔っぱらうぜ!←危ない奴(^^;

アンコールではこれまた新曲。バックトラックに合わせて直枝さんが独りで歌う。
静かな幻想的な曲。直枝さんがある小説にインスピレーションを得て描いた歌詞。
一筋縄ではいかない曲。これイイな!是非レコーディングしてほしい!
ラストは「夜の煙突」。直枝さんは何度も前に出てくる。客席は踊りまくり。
ボクも踊りました。

いつもどおりのサイコー、最強のオト。
今年最後のライブがカネでよかった。ウン、ホントによかった。
深夜帰宅。ヨモちゃんは寂しかったのか嫁@パンダの声を聴くと
「えぇ~ん、えぇ~ん」と泣く。
ヨシヨシ、寂しかったのかい?甘えっ子\(T▽T)/

今年も色んなライブに行った。元春、コレ、カネのライブはどれも良かった。
高野寛や七尾旅人のライブも素晴らしかった。
Gotchの「The Future Timesイベント」のライブには勇気を貰った。
でも、今年はリクオかな?彼のライブに行ったおかげで動けなかった感情が前に進めた。

来年も素晴らしいオンガクに会いたい。いや、素晴らしいオンガクに出逢うために色々動こう。
ロックンロールはサイコーの御馳走でドラッグだ。
ステキなオンガクに触れていれば、何があっても必ず前に進める。

ヨモちゃん、来年もロックにいこうな♪I Love ロックンロール!(゚゜)\バキ☆。(゚゜)\バキ☆


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元春 & コヨーテバンド「2014ロッキン・クリスマス」@六本木exシアター

2014年12月25日 | 佐野元春
毎年12月にある元春「ロッキンクリスマス」。
今年は場所を恵比寿から六本木に移してオマケにクリスマス2Days。
我が家は2日目イブのライブに行ってきました。

仕事を定時で退けて六本木に向かう。華やかな街並。ウキウキした人たち。
地下鉄を降りて歩くと矢鱈煌びやかなハコがある。それがexシアター。

嫁と落ち合って席につく。ボク等はアッキー側で前から10列目。とても見やすかった。


元春の弾き語り「グッドタイムズバッドタイムズ」という意外な曲でスタート。
「スターダストキッズ」「ナイトライフ」と立て続けに盛り上がる曲を連発。
そこで思ったのは、このハコ、音がイイ!
普段のライブではわからないギター2人の音の違いも分かった。
そうか、あの曲のあのフレーズはアッキーが弾いてるんだ。

元春は上機嫌。「今日はノークラッピング、ノースタンディングで楽しもう!」とのたまう。
をいをい、それはムリだろう?その後に「星の下、路の上」なんか演奏してるし笑。

でも、座って聴いたお陰で歌詞が普段以上に伝わってきた。
「黄金色の天使」「虹をつかむ人」・・・改めてイイ歌詞を書くなぁ。
これは新曲「優しい闇」でも感じた。

クリスマスソング2曲も当然演奏されました。
「クリスマスタイム・イン・ブルー」ではサンタが登場!ステージで元春と一緒に歌う。
天井から雪が舞いおりてくる。このときボクと嫁はヨモちゃんを思い出して二ヤリ(謎)

何度も書いているが、ボクはクリスマスソングの中でこれが一番好き。
世に溢れてる、浮かれていたりウジウジ恋愛のクリスマスソングなんか聴きたくない。
でも、元春のこの曲と「みんなの願いかなう日まで」はチャンと絶望や悲しみを描いている。
だから好きだ。

アンコール「悲しきレイディオ」では元春の演説が爆発!
「バイバイ2014、こんにちは2015!」「ボクはバイバイより『こんにちは』に賭けたい!」
「経験のあるヒトは無いヒトをそっと抱きしめてあげなくっちゃ、なくっちゃ!」
嫁が言ってたが「バイバイの反対語は『ハロー』じゃ?何故そこで日本語になる?」
確かに・・・佐野クン、オモシロすぎ(T▽T)
最後は「アンジェリーナ」で終了。元春は名残惜しそうに去って行きました。

あ~楽しかったな。体調が悪かったけど元春のエネルギーを浴びて少し元気になれた。
サイコーのイブだった。


元春は来年デビュー35年。きっとニューアルバム発売とツアーがあるだろう。
楽しみ♪

昨夜は下北沢でカーネーションのライブがある。思い切り暴れて狂ってきました♪
今年のライブ締めはカネで終わり。
来年も色んなライブでステキなオンガクに逢えるとイイな


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福島いわきボランティアと衆議院選挙

2014年12月15日 | 東北のためできること
土曜日は久しぶりのボランティア。日帰りで福島いわきに行ってきました。
ボランティアは9月の荒浜以来。ここ最近、週末の予定が詰まっていて中々行けず。
でも年内にもう1度だけ行きたかった。
色々探したら福島いわきで農業支援とクリスマスイベントのお手伝いあり。
いわきのボランティアは2012年5月に1度行った。
今回ツアーの主宰は「絆ジャパン」。ここのツアーに参加するのは初めて。
http://ameblo.jp/hakuyukai/entry-11548202241.html

いつも行ってる宮城や相馬は深夜バスで行くが、今回は早朝集合。
いわきって東京から結構近いんだ。
参加者は全部で30名程度。若い人が多い。キャンピングカーで一路福島を目指す。
下の写真は旅のお供。
ヨモちゃんの写真は嫁@パンダが持たせてくれました。(「○○の土産」って(^_^;)

途中で友部SAで休憩。名物「あんこう焼」を食う。旨い!


10時過ぎに現地到着。ボクの所属するチームはある農家さんの農業支援。
なお、今回は諸事情により現地の写真は撮っていません。
作業内容は「綿花の収穫」。農家のおじさんとメンバー5人で作業。
和気藹々と話しながら楽しく作業ができました。
綿花の手触りはフワフワとしてキモチいい!丸でヨモちゃんを撫でてるみたい!(T▽T)

午後は別の畑でまた収穫作業。寒かったけど楽しく出来ました。
夕方作業終了。農家さんに別れを告げて東京に戻る。
楽しかったな。ただただ、楽しく作業ができた。
今回で東北ボランティア参加は20回目。
2011年9月の仙台荒浜初ボランティア以来、3年半で20回。
もっと行って人はいるし数の問題ではないが(笑)
今年はボランティア7回。その他に岩手にコレのライブ、相馬にチャボさん&洋のLIVEに行った。
一年間で実に9回。どれだけ東北が好きなんだ>自分(゚゜)\バキ☆。(゚゜)\バキ☆

そうオレは東北が好きだ。東北について何も分かってないし何も知らない。
でも勝手に好きだ。勝手に「第二のホームタウン」に決めてる(゚゜)\バキ☆
もう、「後ろめたさ・申しわけなさ」で行く段階は抜けた。
「好きな場所」だから行く。何度でも「還る」。それだけ、だ☆
東北、1年間世話になったな。また行くぜ☆

昨日は衆議院選挙。突然の解散。一体何の意義があるのか?よく分からん。
「安倍ノミクス」上手く行ってるなら、そのまま続ければイイじゃん。
色々考えて前回の選挙と同じ党に入れた。政党補助金も企業献金も貰わないこの党。
しかも毎週議員が金曜日の「脱原発デモ」に参加している。
「インディーズでロック」な感じがしたから入れた。この選択に後悔はしていない。

結果は予想通りの自民党大勝。投票率も過去最低。
ボクの入れた党は議席を伸ばしたが大勢に影響は無い。
TVの選挙特番で色んな政治家のインタビューを見た。
一番心に届いたのは若手の小泉進次郎の話だった。
当選確実でも彼は浮かれておらず「選挙後」に目を向け「これから」について話してた。
そんな議員は与野党とも、他に誰も居なかった。

大人たちは「選挙に行かない若者を非難する」前に彼を見習うべきだ。
敗けた選挙にこだわらず「次」を考えればいい。選挙以外にも政治に係り意見する機会はある。
アジカンのゴッチは「The Future Times」最新号の中で
「選択をしていけば時間が掛かっても変わる」と言った。
そう、これまでと別の選択をしていけば「未来(いつか)」何かが動くはずだ。
今回の選挙で政権を変えることはできなかった。
でも、今回「NO!」と突きつけたことが数年後、数十年後に繋がるかもしれない。

多額の借金・政治の暴走・危険な原発を若者に押し付けて
のうのうと生き延びる腐った年寄りにはなりたくない。
若い奴を非難してるヒマがあったら、もっとやるべきことがあるはずだ。

な、ヨモちゃん。これじゃ老後キミと安心して暮らせそうもない。
嫁@パンダとヨモちゃんとのLIFEを楽しむために、オレはあきらめないぜV(^^)

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冬の樹

2014年12月07日 | 日々の泡(日記)

週末、先延ばししていたプロジェクトの案をまとめある部長に提案。
結果は「全否定」(T▽T)。見事に彼とボクの考え方が違う。
うーーん。どうしようっか?
ただ、いつもなら批判を受けると凄く落ち込むが今回は寧ろオモシロかった。
彼の意見も参考にしつつ、もう1度案を練り直して来週お偉いさんに提案しよう。
嗚呼、オレって前向き!(゚゜)\バキ☆。(゚゜)\バキ☆

週末の休み。嫁@パンダに誘われて紅葉を見に行く。
昨日は六義園。紅葉ももう終わりということで多くの観光客で賑わっていた。
葉が紅く、或いは黄色く色づいている。とてもキレイ。

最初は一生懸命写真を撮ってたけど、写真撮るのに一生懸命で実際の風景を
チャンと見ないのは勿体ないと思って後半は風景を楽しむことにした。
六義園を出た後はしもふり商店街を散歩。橋の上から見える夕暮れがキレイ。


今日は上野公園を散策。散歩途中で何とも可愛らしい三毛子さんに遭遇。

上野公園内を散策して紅葉を堪能。床一面に銀杏の葉が敷き詰められている。

今月は残業続きで疲労困憊。でもキレイな紅葉に触れて少し疲れが取れた。

ヨモちゃんはコタツが入ったのがウレシイのか絶好調。楽しそうだね♪

来週末は久しぶりの東北ボランティア。
仕事の疲れにも寒さに負けずにチャンと御勤めしてきます☆


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元春&コヨーテバンドライブレポ@渋公

2014年12月02日 | 佐野元春
日曜日は渋谷公会堂に佐野元春&コヨーテバンドのライブを観に行きました。
夏に始まったツアーの最終日。
渋公、ずいぶん久しぶりだなぁ。2008年「CCレモンホール」時代に
祥子さんのライブを見に来て以来か?「渋公」となると元春「The Sunツアー」以来?


席は11列目真ん中。ステージを正面から見れる好位置。
開演前から客席で歓声と拍手が挙がるのは最終日ならではの景色。

ライブは「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」からスタート。
基本的なセットリストは初日川崎とほぼ同じ。ただ「ヤングブラッズ」が消えたかな?
コヨーテバンドで録音したアルバム2枚からの選曲と今録音中の
ニューアルバムからの新曲2曲+ハートランドクラシックス。

元春もバンドも最初はちょっと硬い感じがしたが「US」の後半あたりから
グイグイテンションが上がってくる。
「詩人の恋」が元春のボーカル、シュンスケのピアノが素晴らしかった。
ただ、個人的には「Zooey」からの曲をもっと聴きたかった気もする。
「虹をつかむ人」はやらなかったし、
「ビート二クス」や「食事とベッド」「Zooey」のロックナンバーを生で聴きたかった。
でも、ライブ全体がホントに素晴らしかったので、そんなのはちっぽけなこと。

自分的に来たのは「黄金色の天使」。元々好きな曲だけど今回はホントによかった。
シュンスケの美しいピアノに元春のつぶやくような声。苦いけど温かい歌詞が刺さる。
新曲は「君がいなくちゃ」と「優しい闇」。個人的には「優しい闇」が好きかな?
シャープな演奏にどこか辛辣な歌詞。ウン、これはまた聴いてみたい。

この日の元春は矢鱈喋った。
「スーパーナチュラルウーマン」の前に「男女」の違いについてユーモラスに語る。
コヨーテバンドメンバーの血液型が全員Oで自分だけが違う事の話には笑った。
「ヒット曲が何か?」についての説明、あれが許されるのは元春だけだろう。
フツーの50のオヤジがあれ言ったら絶対周りから「キモい」と言われるだろう(^_^;

元春のトークにオーディエンスもリラックスして音楽を楽しむ。
そう、トークも込みでライブなのだ。

「ボヘミアングレイヴヤード」から一気に後半の盛り上がりへ。
あのイントロに観客は歓声をあげる。元春「ボッボッボッ」の例のコーラスを
客席に歌わせる。コヨーテバンドもコーラスする。
深沼クンや高桑、アッキーが自分のライブで「ボッボッ」のコーラスは
やらないだろうな。そう思うと何か可笑しくなった(^_^;

後半「約束の橋」「サムデイ」「悲しきレイディオ」の定番ナンバーが続く。
「約束の橋」はあのサビを歌おうと思うと毎回、声が出なくなる。
マチガイだらけの人生を歩いていたオレが「今までの君はまちがいじゃない」
なんて、そんなの恐れ多くて歌えるわけがない。
大好きだけど「後ろめたさ、引け目」を感じる歌。
でも、今回は思い切り声を出したかった。そして歌えた。

「サムデイ」「悲しきレイディオ」でも元春はよく喋った。
このトークが曲に新しい光をあてる。単なる「お決まりごと、儀式」と違うものにする。
ユーモアあふれるトークの一方で、今の政治や世相に対する異議申し立てをする。
非難や罵倒じゃない。あくまで「異議申し立て」。
集まったファンに「こうしろ、ああしろ」も言わない。
ただ「自分はこう思う。キミたちはどうだ?」。きわめてシンプルな意志表示のみ。

そう元春はいつだって「NO!」や「F××K!」ではなく自分の想いを語るだけ。
そして、問いかけを投げるだけ。
分かりやすい政治的メッセージも出さないし露骨なプロテストソングも歌わない。
あるのはただ「キミ自身で考えてACTIONを起こせ」だ。
ファンを子供あつかいしてない。大人として認めてくれている。
だから、オレはこのヒトが好きだしこのヒトの歌が好きなんだ。
(もちろん「NO!」や「F××K!」を歌うのも大事だよ^^;)

アンコール。一旦ライブは終了。でも高桑が客席を煽って更なるアンコールへ。
コヨーテバンドのメンバーは基本大人しいので高桑のこの煽りにはグッと来たな。
オーラスは「ナイトライフ」。皆でクラッピングして歌って終了。
元春は来年のデビュー35周年のツアーでの再会を約束して笑顔で去って行った。

イッパイ笑ってイッパイ歌った楽しいライブだった。
嫁もライブの後、「オモシロかった」と何度も言ってた。


ライブ後は友人と呑んで、二次会は元春ゆかりのロック喫茶「BYG」でトーク。
ただヨモちゃんが待ってるのでボク等は早目に失礼しました。<(_ _)>

素晴らしいライブだった。12月24日のクリスマスライブも楽しみだ。
あ、元春、一言だけ注文。ホボキンとの活動も忘れないでね。
オレはコヨーテと同じくらいホボキンが大好きなんで。頼んだぜ。V(^^)




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