僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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伝説にならないオト~「Kocorono」@シネマート新宿

2021年11月28日 | bloodthirsty butchers(ブッチャ―ズ)
今年はbloodthirsty butchers結成35周年。
2011年に上映されたドキュメンタリー「Kocorono」をロックな映画館シネマート新宿で再上映。
ボクは昨年この映画DVDを入手。以来何度も見ているけど・・
映画館の大画面、爆音で観たかったので行ってきました(^^;。
映画館の壁には旧いLIVE告知のチラシが山ほど貼っており、
VO&Guitar吉村秀樹さんが愛飲してた「いいちこ」が振舞われる。
映画館が丸でライブハウスの様相を呈してた。
ボクもいいちこ美味しくいただきました。好きだなこういうの。
映画館入場が始まると館内にbutchersのオトが鳴り響いた。
「Jack Nicoison」に続いては「discordman」大好きな曲。全部聴いてから入場した。


映画はいきなり契約とカネの件で揉めるシーンで始まる。
butchersは決して売れているバンドでは無い。
ボクの周囲にこのバンドを聴いてた知ってる人は皆無(^^;
途中にはレーベルの資金不足なんて話も出てくる。
吉村さんは都度スタッフに食ってかかる。
他のシーンでは望む音を出さないバンドメンバーに怒る。
カメラを前に映されるのは衝突と葛藤。メンバー誰も格好つけない。素。リアル。
「バンド愉しい!音楽サイコー!」なんてノー天気な夢語りは此処には無い。
バンドを如何に続けるかバンドで如何に食っていくかのヒリヒリした緊張感を描いている。
そして、その緊張感の中で産み出されるオトが・・・唯凄い。
度々映されるLIVEでの演奏シーン。
吉村秀樹と田渕ひさ子の2本のギターが造るオトの壁。射守矢雄、小松正宏の強靭なリズム。
お互いのオトがケンカの様に撃ち合い斬り合う。
他のバンドでは絶対視れない音像だ。
フェスで風邪でフラフラの吉村さんが酒を呑みながらステージで繰出したオトはトンデモなかった。


butchers吉村さんの格闘は「売れたい」から。
「なんでオレのオトを世間は分かってくれないんだ!こんなもんじゃないだろ」の怒り。
友人が言ってたように一定の評価、しかも高い評価を得てるのに満足してない。
怒っている。飢えている。その有り様が・・・サイコーだった。
売れなくちゃイケナイなんて思わないし売れてないオンガクでサイコーなのは沢山ある。
小さい世界で鳴る音楽で良いのもあるし、そういうのも好きだ。
でも、音楽やってるなら「多くのヒトに届けるんだ!」という意志は持っていてほしい。
元春もそうだし、コレクターズ加藤クン、carnation直枝さんもそう。
自分のオトを広く届けようと格闘してる。
その姿に刺激と魅力を感じるし、だから追い続けてる。
(逆に言えば売れることをバカにするアーティストには・・全く魅力を感じない)

butchersのメンバーもあきらめていない。
小松さん「吉村さんに色々言われるけど絶対ついていく。意地だよ。此処まで来たら」
射守矢さん「確かにCD売れてないけどサイコーのオトが出来てる。だからオレは満足だ」
吉村さん「リベンジだ!やってやるよ!」「伝説になっちゃダメだ。生きて行かなくちゃ!」

映画の最後、フェスで鳴らされた「ocean」が凄まじかった。
「生きていく 生きて行こう 残された気持ち 握りつぶす」
の歌詞と吉村さんのギターと笑顔に震えた。泣いた。
サイコーの映画とオトだった。終わった後、小さく拍手したV(^^)


帰りながら映画の内容を何度も反芻した。
大画面、爆音でbutchersのオトに触れると・・LIVE視たかったなという気持ちになる。
最早それは敵わないが。残念だけど・・・・・。

今日、映画館に集まった人数は決して多くない。
吉村さんの夭折後、butchersのオトが広まったとは言えない(CD廃盤多数だし)
ジョン・レノンやキヨシローみたいにLOVE&PEACEのアイコンやカリスマにもなってない。
吉村さん・・伝説化してないよ。残念ながら、それが現実だ。
でも、それはそれでイイ気がする。それでこそ吉村秀樹だ☆

butchersは毎日聴いてるし、これからも聴く。
butchersはオレの中ではずっと「リアル」だ。「伝説(過去のモノ)」には絶対しない。
このオト・・伝説になんかしてたまるかよ。
未だ終わらせねーよ。な、ヨモちゃん☆

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酉の市2021

2021年11月23日 | 日々の泡(日記)
東京都荒川区に住む我が家。毎年秋の鷲神社酉の市に参加してる。
昨年はコロナで入場制限があって参加者は疎らだったけど今年は大勢来て盛況。
やっぱりこういう祭り事は大勢の人が居た方が愉しいです。


毎年熊手を購入している御店「錦徳」さんで今年も購入。
御店の方と何とも可愛らしい三代目が一緒になって手締めをしてくれました☺
別の御店でヨモちゃん用の熊手を購入。どちらもカワイイ猫さんが乗ってる🎵


参拝の際にお賽銭を奮発しました(笑)。
ボクは基本無神論者(初詣や神社をお参りするけど(^^;)。
神様は邪魔をしても大した助けはしてくれない。信用できない。
だから、大した事は望まないし期待もしていない。
ボク自身の事はどうでもイイ。嫌な事悲しい事さえ起こらなければ満足だ。
お金は暮らせるだけ稼げれば善いし。
唯、嫁@パンダとヨモちゃんが元気に笑って過ごせれば善い。
随分控えめなお願いだろ(笑)?これくらいは敵えてくれよ?
頼んだぜ神!

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57~とにかく笑おう

2021年11月11日 | 日々の泡(日記)
先月から仕事がバタバタ。そして家の中もバタバタ状態。かなり焦ってる。
いや家のバタバタは嫁@パンダに押しつけてる。ホント申しわけない。

そんな中、昨日お誕生日をむかえました。齢57(^^;
現在(いま)、「よわい」と打込んだら「弱い」と出た。ホントそうだ。

バースデーメッセージを下さった皆様ホントにありがとうございます<(_ _)>
皆様にも善き1年となりますように。ホント、ココロからそう願います。
バタバタしてる中、バースデーケーキを用意してくれた嫁@パンダにも感謝。
しかも、清水ミッチャン「目マン」ネタまでやって笑かしてくれた。

大変なのに笑わせてくれる嫁@パンダ、ホント凄い。尊敬する。

ケーキを観てヨモちゃんはドキドキ。その姿にも爆笑。

キミはホントがんばってる。イイ子だよ。

ドタバタ続きのこの状況。アタマの中でこの歌が鳴ってた。
「スープに浮かべる幸せがあれば どんなことだってもうがまんできるだろう 
 とにかく笑おう」(Carnation「Real Man」)

日々色んな事がある。腹立ったり黙り込んだりガマンすることも増える。
当然だ。それが「大人になる」ってことだ。
でも、日常の諸事をガマンしてこんなに笑えるなら幾らでもするさ。
くだらねぇことが押し寄せたって、シアワセのど真ん中にいてやるよV(^^)

嫁@パンダ、ヨモちゃん、友人皆さん、ありがとね。
おかげで愉快なバースデーを過ごせたよ。ココロから感謝☆
オレも皆さんの様に、もっと愉快にもっと強くならないとね。
もう大人なんだから、ね。


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