僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
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長い12月に

2016年12月28日 | 日々の泡(日記)
長い12月、ぼくはこう思ってみる。来年はきっと今年よりよくなるはずだと。
(Cownting Clows「A Long December」訳詩:鈴木祥子)

今日で仕事は終わり。明日、山形に行く。嫁@パンダが居る山形に。
1年の終わりに悲しい出来事があったけど、この1年は楽しいことが沢山あった。
「悪くない」1年だった。
仙台の友人に久しぶりに会えたし、アラバキにも行けたし。

一方で考えなければいけないことが山ほど残ってる。仕事、プライベート、東北・・。
どうするか、何をするか・・・正解なんてない。あってたまるか。
考え続けるしかない。動きながら。

来年は・・・
チャンと生きよう。嫁@パンダに迷惑をかけないようにしよう。(いつもゴメン<(_ _)>)
嫁、ヨモちゃん、家族、友人たちをもっと愛そう。
人に優しくしよう。たとえ、それが敵であっても。
一方で、オレの大切な人を傷つけるもの、悲しませるもの・・そいつ等は叩き潰す。容赦なく。

そして・・・いつも笑っていよう。直枝さんもこう歌ってるし、ね☆

「スープに浮かべる幸せがあれば どんなことだってもうがまんできるだろ とにかく笑おう」
 (CARNATION「REAL MAN])

皆さんの来年が、今年よりも善くなりますように。シアワセや楽しいことが増えますように。
悲しいことが起きませんように。起きても、なるべく小さく済む様に願います。祈ります。

では、どうぞよいお年を。何処かでお逢いできる日を楽しみにしています。


負けねーぞ・・・負けてたまるか。




(ヨモちゃんの写真は嫁撮影。勝手にパクリました(笑)カワイイでしょ?(゚゜)\バキ☆)
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TAROとマイクロ集会と「逃げ恥」と元春ブルーレイ

2016年12月22日 | オトの記憶(CD、ライブ)
先週末は青山に行く。予定が少し変わって「岡本太郎記念館」に。
ボクはここ数年で何度か来てるが、嫁@パンダが来るのは久しぶり。
「太陽の塔・フチ子Ver」が迎えてくれた(^_^;

庭にあるオブジェは撮影OK。触ってもOK。自由な空間。
此処にはヘンなイキモノが沢山居る。此処に居ると自分のヘンさが気にならない。

帰りグッズショップで「殺すな」のバンダナを購入。ベトナム戦争時に「意見広告」として
アメリカの新聞に出されたもの。平和を訴えながら強烈な殺意を感じた。

此処はイイ。此処に居ると落ち着く・・・また来よう。

火曜日は高円寺Shoeboatで阿部Q耕作クン企画の即興セッションLIVE「マイクロ集会」に参加。
今年は勝手にしやがれ、大野由美子、tatshuに加えて何と斉藤和義が参加!
この日は元春クリスマスライブ。今年はチケット入手できず、こちらに参加。

斉藤和義参加ということでチケットは売切れ。場内は女子でギュウギュウ詰め(^_^;
1曲目は40分程度?インスト即興と言ってもメリハリの効いた演奏で退屈しない。
勝手にしやがれの田中邦和が楽しそうで笑顔。せっちゃんのギターはハードロック・メタル風味。
なんせ人が多い中、荷物も邪魔で立ってるのがツラい。休憩時間に荷物をクロークに預けた。
おかげで後半はゆったり楽しめた。
第二部は何とメンバー同士で楽器を交換。Qちゃんがエレキを弾いた!凄くノイジー!
大野さんはベース、TATSUはkey、勝手にしやがれの田中カズはDs、
そして、せっちゃんは何とトランペット!おまけに途中でドラムも叩く。
Qちゃんは途中でギターを止めてラップしたりホーミーしたり自由すぎる。
アンコール最後は何と達郎さんの「クリスマスイブ」を全員アカペラで!(T▽T)
ヘナチョコすぎるアカペラ。かなりテキトー。殆ど宴会ノリ。
いや~楽しすぎた。このイベントまた見たい。次回は是非直枝さんか玉ちゃん参加でV(^^)


今週は元春35周年ツアーのLIVEブルーレイが発売。デラックス盤はライブCDつき。
先にこのCDを聴いた。元春の声もバンドのオトもサウンドも最高!最強!
旧い歌、新しい歌とも「これが現在(いま)の佐野元春(ボク)だ」とガツガツ迫ってくる。
このヒトの歌の旧い歌を聴いても懐かしくないし想い出も甦らない。あくまで現在、リアル。
デビュー30年以上、齢60になるシンガーが大御所として落ち着く事なくベテランの余裕でこなす
訳でなく
切迫感を持って歌っている。曲が旧くならないとか永遠のエヴァーグリーンになるのでも無く、
新しい曲が一番リアル、研ぎ澄まされている。その事に感動っつーか絶句する。
なんなんだ?このヒトは?聴いてるうちに知らず知らずに拳を握ってた。


ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」・・楽しく見た。放映日がホントに楽しみだった。
まさか50を超えたオッサンがラブコメにハマるとは(^_^;
ヒラマサとみくりの会話、「自尊感情」って言葉、このドラマで初めて知ったぞ。
最終回、ヒラマサがみくりに言った「ボクはみくりさんを下に見た事が無い」という台詞に
大きく頷いた。ヒラマサもみくりも自尊感情が低いけど他人をバカにしたことは一切無い。
オレも自尊感情がかなり低いが同時に他人を見下す傾向がかなり有る。
口には出さないが、ココロの中では大勢の人間を地獄に送ってきたし(^_^;
ヒラマサ君を見習わなくちゃ、な☆


今日からクリスマス連休。ヨモちゃん、楽しく過ごそうな♪

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セツナ狂うオト~カーネーション"Multimodal Setiment" tour 2016-2017@下北沢GARDEN

2016年12月12日 | カーネーション
夏に出たカーネーションのニューアルバム「Multimodal Setiment」。未だによく聴いてる。
変態メロディ、サイケな演奏に溢れた楽曲。痛いけど何処かユーモアがあって笑う歌詞。
このアルバムに通底しているのは「せつなさ」だ。
せつなさといっても恋愛のそれじゃない。
生きる事、此処に居る事、自分が立つ場所、そういった有象無象への不安、痛み、怯え。
どうしようもない自分への諦めと希み。このアルバムの歌はそんなセツナさを湛えている。

カネは今、ニューアルバムを引っ提げてのツアー中。
週末の土曜日、東京公演があったので嫁と行ってきました。場所はお馴染み下北沢GARDEN。
12月にこのハコでカネを見るのが我が家の年末恒例行事になってるな(^_^


ライブは「跳べアオガエル」からスタート。アルバム屈指のセツナ歌。1曲目からもう泣きそう^^;。
サポート松江潤クンのエッジの効いたギターと直枝さんのサイケなギターの絡みが心地いい。
「からまわる世界」「SUPERMAN」はハードな音色にロマンチック度が増した様に思える。

中盤のゲストコーナー。直枝さんはそれぞれのゲストを丁寧に紹介する。
大谷能生(ヨシオ)はフリースタイルのラップとホーンで歌に斬り込む。
「WARUGI」は相変わらずトンでもない。変態メロディと変態リズムにアタマがグルグル状態。
この曲、2010年代の「ダイナマイトボイン」だな。
もう1人のゲスト大森靖子嬢と直枝さんで「無修正ロマンチック延長戦」をデュエット。
この曲も・・「セツナ感」溢れまくり。
靖子嬢がカッコ可愛いポーズを決めて、声を七色に変化させる。そのプロ意識に感心。

後半の演奏には唯々狂った。
特に「E.B.I」の直枝さんのギターにはワケも無く泣きたくなった。セツナくて狂うオト。
聴いてるうちにアタマがおかしくなる。踊りながら自分の中の澱やゴミが吐き出されていく。
嗚呼、このギターを浴びたかったんだ。カネのオトは、直枝さんのギターはオレを狂わせる。
他のオトじゃ、こんなには発狂しない。解放されない。だからオレはカネが好きなんだ。

本編最後「Edo River」ではヨシオ(笑)と靖子嬢が参加。
ヨシオは即興でラップを入れ、靖子嬢は飛び跳ねながらコーラスする。
ライブでは定番の盛り上がり曲。でも、ゲストが入り新しい色を添え「お約束」にはならない。
直枝さんもバックに煽られて、客を煽り倒す。踊り狂う客たち。
オトとオトがお互いに斬り合い舐め合い喰らい合うサイコーの景色だった。

アンコール。「メテオ定食」が鳴る。
直枝さんの歌の主人公はいつだってギリギリだ。
逃げたいけど逃げない。怖くて震えてるけど此処に居る。必死に立ち続けている。
この歌はこの1年間、何度となく聴いた。
どうしようもないゴミ屑になりそうな時、怖くて逃げたくなる時、繰り返し聴いた。
直枝さんの歌はいつだってそうだ。
ココロの裏側にあるくだらない感情やゴミに寄りそってくれる。だから好きだ。
そんなオレの下らん感傷も最後に鳴り響くノイズの洪水に吹き飛ばされた。

アンコール2。「ロックゾンビ」と「夜の煙突」。ここでもゲスト2人が大暴れ。
「夜の煙突」ではシュガ―ビ―ンズがキーボードの上に乗っかる。
張替クンがドラムを叩きながら嬉しそうに笑ってる。ヨシオ、靖子嬢は何度もジャンプする。
直枝さんと松江クンはひたすらギターを弾き倒してる。
オレはただ笑ってた。セツナさの果てにある狂騒。何だかキモチいい。
ずっとずっと此処にいたいな。皆が狂った場所・・・居心地がいい。

ライブが終わった後、オレのココロのゴミ屑や穢れはキレイさっぱり消えてた。
今年も1年間抱えていた邪気をカネにお祓いして貰った。ありがたや☆
Thanks!カネ&直枝さん。これでまた明日から邪気と闘えるぜ V(^^)


翌日の仕事は何とも酸っぱい結果に(^_^; しゃーねーな。現実はそんなに甘くないさ。
でも、コレのトークイベント行って加藤クンのトークに爆笑した。
笑える間はダイジョウブだ。笑えたら、また闘える。
もし、怖くなって動けなくなったら、そのときは「メテオ定食」聴いて立ち上がるさ。何度でも。
な、ヨモちゃん☆        


(ヨモちゃん、お鼻にトイレの砂がついてるよ。キミは・・・イイ子だねぇ\(T▽T)/)

(セットリスト)(中盤の曲順はかなりアヤフヤです^^;)
1.跳べアオガエル、2.Pendulum Lab、3.Blank and Margin、4.からまわる世界、5.SUPERMAN、
6.恋するために僕は生れてきたんだ、7.I LOVE YOU、8.Autumn's End(GUEST大谷能生)、
9.頼んだぜベイビー(W大谷)、10.ハリケーン(W大谷)、11.WARUGI(W大谷)、、
12.まともになりたい、13.いつかここで会いましょう、
14.オリオン座(GUEST大森靖子)、15.続・無修正ロマンティック 〜泥仕合〜(w大森靖子)、
16.Lost in the Stars、17.E.B.I、18.アダムスキー、20.Wild Fantasy、
19.もうあきてしまった(w大谷能生)、20.Edo River(w大谷能生、大森靖子)
アンコール
21.ハイウェイバス(直枝、大田、張替3ピース)、22.メテオ定食、
アンコール2
23.ロックゾンビ(w大谷能生、大森靖子)、24.夜の煙突(w大谷能生、大森靖子)

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「奥野真哉生誕50年祭・今宵限りの雑種天国」とムーミン絵本展

2016年12月04日 | オトの記憶(CD、ライブ)
金曜日夜は恵比寿リキッドルームで奥野真哉生誕50年祭があり嫁と行ってきました。
ソウルフラワーユニオンのキーボーディストにして数々のミュージシャンのLIVEのサポートに
参加。ボクはコレとカネと大森靖子くらいしか知らないけど(笑)面白そうなので参加。
入場すると、いきなり浄財箱(T▽T)

先ずは色んなミュージシャンからお祝いメッセージのビデオ。
主にルート66で共演した同年代のアーティスト達。渡辺美里、斎藤由貴、斉藤和義、中村達也、
怒髪天・・そして中川敬!なんでオマエが此処にいないんだよ?(T▽T)
(中川はリクオとのツアーで参加せず)

ハウスバンドはYOCOLOCOバンドにギタリスト畠山健嗣と勝手にしやがれ、朝倉真司、
真城めぐみを迎えて。第二部ではベースはグレート前川からTATSU、ウエノコウジに交代。
残念ながら直枝さん参加は無し。
先ずはうつみようこVOディープパープル「Burn」でスタート!いきなりヒートアップ!
こっから総勢41名のアーティストが次々と登場。奥野が矢鱈話して時間が押しまくる(^_^;
更になぜかウエノコウジがベースを弾かずMC進行で参加。あんな喋る奴なんだ~(T▽T)

コレクターズ加藤クンとコータローはThe Whoのcoverと「恋はヒートウエーブ」を。
クハラカズユキのドラムで聴くコレの曲は格別だった。
加藤クンは武道館スーツを着て客を沸かせる。奥野の「そのスーツくれ」に「やだよ」の返事(^^:
フラカン「空」、大森靖子「ソウルフラワーサバイバーの逆襲」そして、
真心ブラザーズの「こたつ内紛争」のニューエストcoverは個人的に嬉しかった。
靖子ちゃん、飛んで跳ねて歌っても息が乱れない。流石プロ。YO-KINGも良かった。
でも、前半のクライマックスはこの後に来た。
真心+奥野民生の「宇宙三兄弟」で「傷だらけの真哉」で桜井クンが大活躍。笑った笑った。
その後の民生コーナーでは特別シークレットゲスト。なんと・・・


布袋寅泰、世界のホテイがギターで参加!

演ずるはTレックス「21センチュリーボーイ」!有名なあのイントロをホテイが弾く。
ボクはホテイ初体験。デカい!ギターのオトもデカい!音圧が凄い。場内、もう大盛り上がり。
いやぁスゴいモン見せて貰った。ロックを聴いてると、こういう体験が出来るんだな。

ここで休憩取った後は怒涛の第二部。ここでも奥野、喋って中々進まない。
トップバッターのリップスライムではなんと奥野、ハンドマイクでラップを決める!
ちわきまゆみの現役感バリバリの衣装と歌には感激。
志摩遼平とシシドカフカ他若手ミュージシャンとのセッションも素晴らしかった。
志摩遼平、凄い存在感。紅いスーツで派手なアクションを決め客席を煽る。
吉井和哉やある意味キヨシローに通じるようなオーラを感じた。この人イイな、また見たいな。
タイジのジミヘンばりのギターは凄かったし、トータス松本でウルフルズの名曲「笑えれば」
が聴けたのも良かった。
SAとニートビーツ。強面、リーゼントのロックバンド。でもトークが滅茶苦茶オモシロい(笑)
特にニートビーツ。どんだけ、喋るんや?オマエ等、吉本の芸人か??(゚゜)\バキ☆
大トリはレピッシュ。MAGUMIの奥野へのコトバに愛を感じた。貫禄の演奏。
「Magic Blue Case」では奥野がSAXを吹き、キーボードの上に立ち上がった!!

アンコールは何故かABBAの「ダンシングクィーン」。「雑種天国」じゃないんかい?(゚゜)\バキ☆
金髪(笑)のうつみさん、真城さんを中心にステージに全員登場。(コレ、ホテイ除く)
いやぁイイ眺めだなぁ。靖子ちゃんが嬉しそうに写真を撮ってる姿が印象的だった。
最後は奥野を胴上げし一本締め。
奥野は何度も出演者、オーディエンス、スタッフへの感謝を口にしていた。


いやぁイイLIVEだったな。
ホテイやリップやSA、ニートビーツなんて普段見ないアーティストが見れた。
こういう機会じゃなきゃ見ない人たち。奥野、ホントに活動範囲が広いんだな。
そして、多分昔のオレならSAやニートビーツの音楽に拒否反応を示しただろう。
でも、この10年で日本のオルタナロックに色々触れて、こういう音楽の楽しさも分かった。
一方で志摩遼平や靖子ちゃんの若手のパフォーマンスも素晴らしかった。
日本のロック、まだまだイケるぜV(^^)

こういう普段サポートをしてるミュージシャンのアニバーサリーLIVEもイイな。
昨今、池畑潤二や佐橋佳幸、長田進、古田たかしのアニバーサリーLIVEが開かれている。
アーティストが素晴らしいCDやLIVEを制作できるのも
素晴らしい演奏者がいてからこそ。こういう感謝とリスペクトに溢れたLIVEってイイな♪ 
次は是非KyOnさんで開いてほしいな。 


昨日は銀座松屋で「ムーミン絵本の世界展」を観る。
原作者トーベ・ヤンソンが亡きあと、その世界観を引継ぎ絵本を描くリーナ&サミ・カーラ夫妻の世界。
場内は大盛況。原作への愛情とリスペクトが感じられて、凄く楽しめた。

夜は嫁@パンダの誘いで上野の呑み屋さん「玉響(たまゆら)」で晩御飯。
味噌を素材に使った料理がホントに美味!味噌が旨すぎて、これだけでオカズになる。
嫁も満足そう。また来よう。なんたって店名が善いし♪

愉しい週末だったけど・・悲しいニュースが。朝本浩文さんが逝去。
ボクはMUTEBEATは聴かず、The BoomやUAの作品でしか彼を知らない。
でもブーム「フェイスレスマン」、UAの「アメトラ」「TURBO」で聴かせてくれた音像は
斬新でカッコよかった。この3枚は、現在でも愛聴盤だ。
ブームのライブビデオで見たロシア人みたいな衣装でキーボードを踊る様に弾く
朝本さんは・・サイコーにイカしてた。 Thanks、どうぞ良い旅を。

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