僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

そばにいる歌~「ハンバートのFOLK村」@東京国際フォーラム

2024年02月06日 | オトの記憶(CD、ライブ)

先週末は東京国際フォーラムでハンバートハンバートのLIVEを観た。
ハンバートLIVEを観るのは実に3年ぶり。最近のアルバムもあまり聴いてなかった。
ただ昨年出たcoverアルバム「FOLK4」が素晴らしかったので久しぶりに観る事に。
それにしても20数年前渋谷ラママであったどんとイベントで視たデュオが
観客5000人収容の大ホールでLIVEを開く事に感慨ひとしお(^^;


それにしてもお客さん・・多いな。親子連れも多いし若い人も多い。
ハンバートってこんなに多様なお客さんに支持される人気デュオなんだ。
ボク等の席はステージを正面から観れる好位置。ゆったり座って観ました。

今日のLIVEは何と良成と遊穂の2人のみで演奏。
いや今迄も野音や渋谷オーチャードホールを2人だけで演ってるけどこの規模のハコを2人で?
その豪気な姿勢にただただ天晴。
時間になって2人登場。。。歌うことなく始まったのはゆるいお喋り。
何?普段クアトロでやってるのと全然変わらないじゃん\(T▽T)/
数分お喋りしてようやく歌。アルバム通り「恋はいつでもいたいもの」から開始。

その後はcover+オリジナル。リンドバーグや大江千里あまり聴かないけど良い曲だな。
原由子「花咲く旅路」を良成の声で聴ける贅沢な時間。
そしてオリジナル「横顔しかしらない」「ぼくのお日さま」を聴けて嬉しかった。

第2部は良成弾語りをメインに進む。優しいけど時々刃の様に毒を撒き散らす歌たち。
 自殺したけど死ねなかった。でも家族と再会できた喜びを歌う「ひかり」
 年老いた夫婦の労わり合いを歌う「黄金のふたり」
 上手く歌えない者、敗けた者のやけ酒を描く「虎」
 死が別つのは分かってるけどキミのそばにいたいと歌う「どこにいてもおなじさ」
 友への熱い想いにあふれた「それでもともに歩いてい
く」

遊穂も良成も励まさない力づけない。歌うのは生活の中の絶望、希望、色んな感情。
上手く話せない。敗けてばかり。そんな奴等の横にハンバートの歌はいる。
何も言わずチョコンと横にいるだけ。一緒に前を向いてるだけ。
それでイイ。だからこそ笑えるし泣ける。
こんな歌はハンバートしか描けない歌えない。

「国語」は滅茶苦茶盛上った!この歌では都度歌詞が変わる。
今回は「コンプライアンス、ダイバーシティ、キックバック」。思い切り笑った🤣

アンコールは「うちのお母さん」。この歌も凄い。
街中で見かけた子供(おそらく家出した子、DV育児放棄)を連れ帰る母親。
それを「生き者も生きてない者も連れ帰ってウチはにぎやかだ」と言う子供。
度を越した優しさ温かさ。楽しい歌なのに涙が止まらない。

そして最後は「おなじ話」。
見えない者との対話。
「どこにいるの?そばにいるよ話をしよう どこにへも行かないよ」
LIVEでは何度も奏でられた歌。でも聴く度胸がさざめく。
ヨモちゃん🐱(ヨモ毛)を抱きしめながら聴いた。泣きながら笑いながら。

LIVEはここで終わり。その後は撮影タイム。
ボクの携帯だと2人が丸で幽霊みたい🤣 でも楽しそうだから、ま、いっか。

帰宅後、あまり聴いてなかったアルバム「愛のかたち」と「丈夫なわたしたち」を聴く。
どっちもいい歌がイッパイ詰まってる。「手のひらの中」は・・・泣いた😢

ハンバート2人は20数年間ひたすらイイ歌を書いて多くの人に届けて・・
その果実としてあんな大きなホールでLIVEができるようになったんだな。
素晴らしいな。改めて拍手👏
そして、これからも2人がどんな歌を届けてくれるか楽しみだ☆
な、ヨモちゃん♫

 



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「超絶技巧展」とT字路sLIVE@日本橋三井ホール

2023年11月26日 | オトの記憶(CD、ライブ)

週末のお休み。昨日は午前中ゴミ拾い。午後は展覧会とLIVEに行きました。
展覧会は三井記念美術館で開催の「超絶技巧展」。

「日曜美術館」で紹介された所為か、結構混んでた。
どの作品もともかく凝りまくってた。木彫りのスルメイカ🦑が旨そう!🤣

凄すぎるモノを見ると笑うしかない。良い意味で笑える楽しい展覧会でした。

美術展の後は三井ホールでT字路sのLIVEを見る。
名前は色んな処で見てあさイチやドラマ主題歌、映画主題歌で触れていて興味あった。
ただ曲その物はチャンと聴いたことはない。嫁@パンダの誘いで今回LIVE初参加。

客席は年配の方から若い人と幅広い。革ジャン、ベレー帽とこだわりの強そうなヒトも多い(^^;
ボク等の席は後方、ステージを正面から見える好位置。
メンバー2人搭乗。VO伊東妙子さん(Vo,G)、篠田智仁(Ba)。妙子嬢のMCに客席湧く。
そこからオリジナル+cover曲で2時間半たっぷり歌い倒し弾き倒す。
そう!まさに「歌い倒す弾き倒す」という表現がピッタリのLIVEだった。

T字路sの曲全く知らないけどメロディがハッキリしていて凄く楽しめた。
ロック風味ソウル風味が強い楽曲だけど決してマニアックな世界ではない。
昭和歌謡曲ブルース演歌に通じる開かれた「大衆音楽」って感じ。
ともかく妙子嬢の声が凄い。野太いハスキーボーカル。でも優しく聴き易い。
そして淡々とリズムを刻む篠やんの佇まいがまた良い。サポートホーン2人がまた良い。
見てるうちにどんどん2人を好きになった。
この場所に自分がいてこの人達の歌を聴いてる。それが嬉しくキモチよく楽しめた。

cover曲の歌、演奏も素晴らしかった。
森真一「襟裳岬」、あ、こんなイイ曲だったんだと今更気づいた。
中島みゆき「ホームにて」。ジンと来た。
キヨシロー「スローバラード」。ギターがイントロを鳴らすと会場が一気に熱くなる。
今迄聴いた見たどのキヨシローcoverよりも好きかも。
ホーン2人の鳴らす様が梅津さん片山さんに重なって。。何とも言えない気持ちになる。
そして「愛の讃歌」。歌うと言うより怒鳴る叫ぶ。
そうcoverは綺麗に歌うより怒鳴る叫ぶ方が善い。
本編最後「T字路sのテーマ」の客席とのコール&レスポンス、
アンコール「新しい町」も素晴らしかった。

LIVE終わって嫁@パンダと「楽しかったね」と話す。
此処数年LIVE見る度、社会問題や自分の問題と結びつけて見て少し苦しい時があった。
今日は全くそんな事を考えず、ただ目の前にある音楽を素直に楽しめた。

帰宅後、会場でゲットしたcoverアルバムを聴いた。
ボ・ガンボス「トンネルぬけて」のcoverが素晴らし過ぎて泣いた😿
視たいバンドが・・・また1つ増えた。それがとても嬉しい。

おはちゃん、明日はお休みだよ。早く帰ってくるから遊ぼうね♬

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鋼のオトに踊り狂う~向井秀徳THE MATSURI SESSION@8.6日比谷野外音楽堂

2023年08月11日 | オトの記憶(CD、ライブ)

今年になってLIVE沢山行ってる。ただ、8月以降は9月の元春まで予定なし。
面白いLIVEあったら行きたいなぁと思ったら8月に向井秀徳が日比谷野音でLIVE演るというNewsが!
参加するメンバーはZAZEN BOYS、向井秀徳アコースティック&エレクトリック、LEO今井、KIMONOS!
向井は過去イベントでZAZENとソロを見ているが長尺のLIVEは見た事がない。
KIMONOSは是非見たいしLEO今井も興味あるのでチケット購入。行って来ました。

当日はどしゃぶりになったかと思うと晴れ。でもLIVE開始時には快晴。

野音は2019年ハンバートハンバートLIVE以来。ボクの席は後ろから2列目。
椅子席ということで疲れたら座ってノンビリ楽しむ事にした。
お客さんは若いけど如何にもロックファンって感じで無く街中にいる普通の若者って感じ。
酔って暴れるヒトもなく基本的に大人しく視てた(ライブ中写真撮る輩はいたけどダメよ(^^;)

開演時間になったらいきなりㇷラリとLEO今井登場。此処からいよいよLIVE開始。
〇LEO今井
 LEOは「ゼンザボーイズです(笑)」とギャグを飛ばしてエレキで弾語りを始める。
 野太い声、凄い響く。彼の歌はKIMONOSしか知らずソロは全く知らないが一気に惹きこまれた。
 途中でバンドメンバーが登場。オトの圧力が爆アゲ!
 ハードロックと言うよりはグランジ。でもエレクトロ、ファンク、アンビエントと色んな曲をこなす。
 お客さんもノリノリ。ボクは立って踊りたかったが後の事を考えて体力温存(^^;
    ともかくLEOの声が凄い。変幻自在、無機質の様だが熱さを感じる。何処かユキヒロさんに通じる。
 最後の曲でさりげなくZAZENの「ポテトサラダ」のフレーズをcoverして客席湧く。
 いやぁ良かった。また見たい。
 
〇ZAZEN BOYS
 セッティングの後、ZAZEN BOYS登場。ボクが見るのは2012年七尾旅人「百人組手」以来。
 ただし、あの時とはメンバーが変わっている。
 向井、最初ギターをポロポロ鳴らしてテキトーに歌う。「ヘッ」と言っただけで客席大喜び(T▽T)
 途中で自己紹介「マツリスタジオから来たナンバガ・・・」。
 をい!向井!バンド名間違ってるよ‼\(T▽T)/ 客席大喝采と拍手\(T▽T)/
 向井照れながら「お客さん静かにしなさい!」と一喝。
 その後、何度もしつこく「マツリスタジオから来たザゼンボーイズです!」と言ってた。
 LIVEは「honnoji」で開始。ひたすら同じフレーズを繰返す。そのグルーヴがキモチいい。
   ナンバガの様な分かり易いメロディはないけど、これはこれで愉しいぞ🎵
 此処からは録音中のNewアルバムから新曲をひたすら鳴らす。攻めてるねV(^^)
   どの曲もメロディアスでナンバガの初期の曲に通じる魅力がある。
  「チャイコフスキーによろしく」はロシア批判?「永遠少女」は戦争がテーマ?
   この日は広島に原爆が落ちた日。
 だから向井がこの2曲を歌ったかは・・・分からない(反戦歌でないかも知れない)。
 向井にメッセージソングのイメージはないが彼は今までも現代(いま)を切り取って歌っている。
 それをLIVEで確かめることが出来たのは善かった。
 ただ向井、新譜の発売時期について
  「アルバムはもう出来てますが出し惜しみしてます」「録音は済んでる。年内中に発売できるはず」
  「ツアーは秋からやります!アルバム発売は来年?再来年?」どっちやねん\(T▽T)/
 最後は「SUGAR MAN」で客席を狂乱させる。いやぁ凄かった。
 
 〇KIMONOS
  陽が暮れてきてイイ感じ。ステージ中央にギターとキーボードがセットされる。
  同じTシャツを着た向井とLEO今井が登場!KIMONOSだ!今回一番見たかったセット。
  KIMONOSのアルバムは愛聴盤で何度も聴いてる。やっとLIVEが視れる‼
  1曲目は「Miss」!ウォオ!これ好きな奴!多彩なオトが響き2人の声が場を支配する。
  「Yureru」「Fruty Night」の後、白井賢一がドラムで入る。曲は「No Modern Animal」!
  演奏はTESTSETのLIVEで見せたのと同じ。よりハードでエレクトロニカに化けている。
  白井賢一のドラムが兎も角凄い。正確無比でも熱い。そのリズムに乗って向井とLEOもノリノリ。
  オレひたすら踊り狂ってた。
       その次は「Soundtrack To Murder」。CDよりもハードなアレンジになってる。
  向井のギターが響いた瞬間オレのアタマはブチ切れてた。
  歌われるのは殺戮。殺伐とした歌が激しいオトに乗って歌われる。
     嗚呼、こういうの大好きだ。Love&Peaceも人の孤独に寄り添う優しい歌も勿論好き。
       でも、オレのココロの奥には破壊衝動・邪気・暴力衝動のくだらない感情が巣食っている。
  こういう殺伐とした歌を聴くとその衝動が解放されて落着く。オレは解放されて泣いてた😿
  最後は「Tokyo Lights」。疾走感溢れるパンクナンバー。オレはひたすら踊り狂った💃
  KIMONOSサイコーだった!また視たいし、是非アルバムも作ってほしい!
     
  〇向井秀徳アコースティック&エレクトロニック
  
いよいよ最後のコーナー。向井ソロ弾語り。
   実はナンバガのセルフカバーや元春「約束の橋」coverを期待していたが残念ながらなし。
      でも、唯々素晴らしかった!
    汚れた都会の情景や醜いニンゲン模様を歌いつつギターのオトがピュアで美しい。
    歌われるのは殺伐とした世界だが向井の歌声は唯優しい。
  「天国」は初めて聴いた。
  「あなたがいればそこが天国。あなたがいないと天国も地獄」。
    こんなストレートなラブソングを向井秀徳が歌うのか!聴いてて何か切なく胸がつまった。
  「KARASU」の最期にナンバガ「Omoide In My Head」を歌うと客席一気に湧く。
     ZAZEN、KIMONOSとバンド演奏の後の弾語りだと地味な感じがするけど・・・
  このコーナー、向井秀徳という存在をストレートに感じられて良かった。
       そしてお客さんが如何に向井秀徳を好きで信用しているかが分かった。
  鳴りやまぬアンコールに向井再び登場。歌うは「自問自答」!
        映画「カナリア」のサントラで聴いて以来、大好きな歌。。。。聴きたかった(V_V)
   「冷凍都市の暮らし 行方知らずのあいついつのまにか姿くらまし」「繰返される諸行無常」
   「自分が自分であるっちゅうことにギモンをもとう」
   「陰口叩いて留飲を下げてる奴等や 徒党を組んで安心しとる奴等や 孤独主義者のくだらんさや」
  ギターが奏でる鋼のオトにのって撃ち放たれるコトバの銃弾。
  見ていてオレは何か泣いていた😿。向井の歌は汚いけど美しい。激しいけど優しい。
  何か心地よかった。優しいキモチになれた。
  向井は最後「マツリスタジオから来たThis Is 向井秀徳!」と叫び丁寧に御礼を行ってLIVEは終了。
  ・・・素晴らしかった。
  現在(いま)の形で日比谷野音で見る最後のLIVEが向井で良かった。唯々感謝☆

実に3時間半のLIVE。暑さが心配だったが杞憂だった。ゆったりと楽しめた。
若いお客さんが多いので暴れたりするヒトいないか心配だったがそれも杞憂だった。
皆さん、それぞれ自由にLIVEを楽しんでた。お客さんのノリも善くてキモチよかった。
そして、向井とLEOが素晴らしいシンガーで素晴らしいギタリストだと思い知った。
また、向井が意外と礼儀正しいヒト(MCは全部丁寧語)と分かったのも良かった。
ということで会場でゲットしたLEO今井のcoverアルバムとTESTSETの1stを繰返し聴いてます。
どっちも素晴らしい。TESTSET11月にリキッドルームでLIVEあるみたい。行こうかな?
向井も当然また見たい。KIMONOSもLIVEがあれば絶対行きたい!
あたらしいオト、鋼のオトに出逢えて満足の夜だった。
これからも、こういう殺伐激しいオトを聴いて行こう。これもオレにとってリアルなオトだから。
な、もなちゃん🎵


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想いうた~Cocco25周年 ベストツアー2023 〜其の2〜

2023年03月26日 | オトの記憶(CD、ライブ)

長田さんのギターが優しく鳴る。すぐ何の曲か分かった!「もくまおう」だ!
ベスト盤に入っている曲。大好きな歌だ。
20周年記念武道館ライブで初めて歌われた。
あのライブに行けなかったが「もくまおう」のライブVerは何度も何度も聴いてきた。
知らず知らずのうちに涙が出て来た。この歌を・・・聴きたかった。
今日、生きて此処に居て、この歌を聴けて本当によかった。唯々そう想った。

現在、Coccoはデビュー25周年ツアーを敢行中。
ボクは3/24渋公のチケットが取れたので行って来ました。
Coccoのライブを見るのは2008年「きらきらツアー」武道館以来15年ぶり。
ライブの前日からドキドキして落着かない。
Coccoを聴いて23年のファンだけど、実は離れていた時期もあった。
それでも此処数年色んな場面でCoccoを聴いてきた。最近の新作2枚も好きだ。
色んな動画を見て既に号泣。大声あげて泣き叫びそうになってる(^^;。
実際に観たらオレどうする?どうなる?ダイジョウブかオレ?
落ち着けオレ(゚゜)\バキ☆(゚゜)\バキ☆

仕事を終えて直ぐ渋谷に向かう。電車の中でもCoccoを聴いてウルウル状態。
60近いオッサンが電車の中で音楽聴いて涙ぐんでるのは相当イタイぞ(^^;
すっかり舞いあがってて渋谷駅の南口から出て遠回りして渋公に(゚゜)\バキ☆

会場前には大勢の人。関係者から花が届いていた。

入場すると車のセットが展示されていた。「お望み通り」のPVで使った奴。

ボクの席は1階19列目。丁度Coccoを正面から観れる好位置。
場内は満員。お客さんは女性が多いけど結構高年齢の男性もいる。そう25年やってんだもんな。
予定より少し遅れて開始。先ずバンドメンバーが登場し、その後Coccoが登場。
Coccoはショートカットで白いヒラヒラしたドレスをまとっていた。
最近TV出演時は顔を隠して出ているが、この日は顔を出していた。
バンドメンバーは長田進、堀越信康(G)、根岸孝旨(B)、渡辺シュンスケ(Key)椎野恭一(Ds)
Coccoと何度も共演してる最強メンバー。

1曲目は「焼け野が原」。大好きな曲。Coccoの歌声が響いた瞬間・・・泣いていた。
バンドの強靭なオトに支えられCoccoは歌う。小さいのに堂々としたその様に圧倒される。
そして後半のあの叫び。一気に涙があふれる・・・この叫びを聴きたかった聴きたかったんだ。
此処からライブ終了まで2時間。ずっと泣いてた。
前半は唯Coccoを視てた。手拍子するとか踊るとかバンドメンバーのオトを愉しむ余裕なんてない。
唯、Coccoの一挙一動を見逃したくなかった。
2曲目「ドロリーナジルゼ」。Coccoは途中で舞う。
3曲目「キラ星」。実は「プランC」「パドブレ」はそんなに聴き込んでない。
でもライブで聴くと曲が凄く輝いてる。帰ったら聴き直そう(^^

「樹海の糸」も好きな曲。「長い手足が手探りのまま森に迷い込む」のくだりにグッと来た。
そして鳴った「もくまおう」。やっと聴けた。この歌の武道館ライブVerは大好き。
東北被災地に向かう時、必ずこの歌を聴いた。苦しかった時迷った時も聴く。
今日この歌をライブで聴けた。やっとこの歌に逢えた。ぶっ壊れた。

中盤で去年出た新曲「お望み通り」。楽しいダンスナンバー。
ダンサーが沢山ステージに登場してCoccoもサングラスをして歌い踊る。
客席も手を叩いたり手に持ってるヌイグルミを振って楽しそう!
やっと此処で息できた。前半のあの感じで進んでたらオレ倒れてた🤣
曲が終わってダンサーが掃ける。
Coccoこの日最初のMC。そのダンサーの1人が長田進さんのお嬢さんだとの事。
その話したとき長田さん照れ笑いしてた(^_^)

此処からまた好きな歌が並ぶ。
「Raining」、腕から血を流しながら踊る歌。
「Never ending journey」。父が死んだ年に出た曲。歌い続けることを誓った歌。
「ポロメリア」不安を抱えながらそれでも振り切って走る歌。
どの曲もオレが悩んだとき、苦しいとき、怯えたとき聴いてきた。
悲しいとき痛いとき腹が立ったとき文章にはその事を書くが実際の生活では冷静でいたい。
感情を表に出したくない。悲しくても痛くても生の感情を出すのはダサい。
他人(ひとさま)はそんなモン見たくないだろう迷惑だろう(実際そう言われたこともある(T▽T)
自分の腹が立つ痛い悲しいキモチも誤魔化してヘラヘラ笑って生きて来た。
そうしてるうちにホンキで怒る、悲しむことが出来ないニンゲンになった😢。
でも、オレはホントは怒ってたんだ。痛かったんだ、悲しかったんだ。
Coccoを聴くと自分のホントの感情を確かめることができる。感謝☆

「潮満ちぬ」。「クチナシ」の中でも大好きな曲。コロナ下ステイホームでこの歌何度も聴いた。
そして・・・「花柄」。Coccoは何度も「ぶっ殺す」と歌う。
過去のトラウマが蘇る。ワケわからん理由でオレを罵倒した奴等(皆様🤣)。
こっちは冷静に礼節を保って接した積りだったが相手には通じず罵声を浴びせられた。
向こうはオレのコトバを聞く気なんてない。ただ自分のコトバでオレを殴りたいだけ。
あのときホント苦しかった。奴等と話したくなかったし同じ場所に居たくなかった。
怖くて謝って逃げ出した・・・情けない😢
でも「花柄」を聴いて、あの時オレが想ってた。。隠してたホントのキモチが分かった。
オレはホントはこのコトバをアイツ等に言いたかったんだ。
でも、それを言ったら人間としてオシマイだと思って言わなかった。
この日、Coccoが歌ってくれた。気が晴れた。
だからオレはこれからもこのコトバは絶対口にしない。そう誓ったV(^^)
ホントのことを歌ってくれてありがとうCocco☆

後半「音速パンチ」からはCoccoもバンドも明るくパワフル。
Coccoは満面の笑顔。客席も手を叩いたり手を振る。ステージも客席も光り輝いてた。

最後は新曲「クジラのステージ」。この日チラシが配られ裏にはCoccoの手描きの歌詞。
「大人になれたんじゃない。なってしまった」の歌詞に泣いた😢
この歌は最初から最後まで絶望を歌ってる。夢はかなわないと言い切ってる。

でも、絶望を歌ってるのにCoccoは何であんなに満面の笑顔なんだ?
お客さんはみんな何であんなに愉しそうなんだ。そしてオレもスッゲェ愉しいぞ🎵

オレ泣きながらCocco見て笑ってた。笑ってる自分がおかしくてまた笑った🤣

この曲でライブ終了。Coccoはバンドメンバーを紹介し皆並んで手をつないで挨拶。
退場する時、Coccoはステージ端に座り込む。後で知ったが泣いてたそう😢
でも長田さんに肩を叩かれ「今日からデビュー26年。これからもヨロシクお願いします!」
と挨拶して去って行った。サイコーの笑顔だった☺

終演後、オレは動けなかった。2時間Coccoの歌に向かい合い精も根も尽き果てた。
ずっと泣いてたな。こんなに泣いたLIVEは生まれて初めてだ。
座り込みながら何度も「ありがとう」と呟いてた。
Coccoの歌は元春同様、オレの側にずっといた。
この歌と一緒に歩いてきた。生きて来た。
今日、生きてこの場に来れてCoccoを視れてシアワセだった。
Coccoは...サイコーだった!最強だった!

帰りは御礼にタオルや20周年武道館ライブBlu-rayを購入。Coccoでイッパイ(^_^)

翌日も今日も、ライブのこと思い出してはまた泣いてる(^^;
Coccoはこれからもきっと歌い続けてくれるはず。
また行こう。次は15年も離れずに....またCoccoに逢いに行こう。


↓ 我が家のカワイイ夢たち🐱です(^_^)

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春風亭小朝と清水ミチコ 大演芸会

2021年08月23日 | オトの記憶(CD、ライブ)
今週日曜日はコロナワクチン2回目接種。
ワクチン接種の後は地元のホールでライブ。
「春風亭小朝と清水ミチコ大演芸会」
ホントは去年の春行く筈だったけどコロナで延期を重ねてようやく開催。
このホールお散歩コースで通るけど入るのは初めて。
過去、玉置浩二、スカパラ、演歌歌手のライブもあったらしい。
実はミッチャングッズを買うのを楽しみにしてたけど残念ながら販売は無し。


お囃子が鳴り緞帳が上がり先ずは前座の春風亭ぴっかりさんの落語。
学生落語は見た事あるけど、プロの落語を見るのは初めて。
古典落語らしく洒落が効いた内容。楽しめました。

続いては小朝師匠。山之内一豊の妻の「内助の功」を題材とした落語。
語り口が平易で、一豊と妻の愛情をトレンディドラマ風に描いててオモシロかった!

次はミッチャンコーナー。ミッチャンを生で見るのは2016年アラバキ以来。
小朝師匠とのお喋りコーナーの後、いよいよライブ開始。
先ずは新ネタ・・。最近の「不祥事」をネタにした歌。内容ヤバすぎて書けない(T▽T)
その後は、政治家モノマネコーナー。
Youtubeに上げてた小池都知事と河野太郎のモノマネが見れたのが嬉しかった!

ミッチャン、演技が終わる度に客席を睨み拍手を強要するのが楽しい。
ホント飽きないヒトだ。
更に降臨コーナー。
矢野顕子、ユーミソ(笑)、中島みゆき、美輪明宏、井上陽水、研ナオコ、
キヨシロー、森山良子、そして「千の風にのって」。
唯モノマネ歌うだけで無くミョーな小ネタを挟んでて爆笑\(T▽T)/
最後はモノマネあいうえお。あいうえおの名前順に次から次にモノマネを披露。
定番の桃井かおり、大竹しのぶ、山口もえは何度見てもオモシロい。
大坂なおみのマネはオモシロ過ぎた。
ライブは此処で終わり。幕が下りてくるのに何度も手を振るミッチャンに好感(^^)/

嗚呼、楽しかった!ホントオモシロかった!シアワセな時間だった。
嫁@パンダも満足した様子。


今日はワクチン副反応のため、念のため会社はお休み。
発熱は無いけど注射した左腕が痛くて全身ダルい。でも寝てると元気になった。
明日はフツーに仕事できるかな?

今月から今年度の仕事が本格化。来週も面倒な仕事がある。
でも嫌な事があったら昨日のミッチャンを思い出して笑おう。
ね、ヨモちゃん☆

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ハンバートハンバート「愛のひみつ」渋公

2020年12月29日 | オトの記憶(CD、ライブ)
先週1週間は4つの打合せがあって出社。中の1つは昨年度もめた部門。
昨年度意見や提言をしたら相手が逆ギレ(T▽T)
昨年度の経験に基づき、今年度は相手のミスを指摘しつつ優しくソフトに迫る。
結果、特にもめることも無く相手も素直にミスを認め改善を約束してくれたV(^^)

自分の仕事は会社内のミスやルール違反を見つけて指摘して改善を促すこと。
時にミスを指摘された相手の反発を買うこともある。
そういう場合は妥協点を探る。自分の意見を変えることもある。
自分の信念を貫くとか自分のポリシーにこだわるとかどうでもイイ。
妥協しようが忖度しようが仕事の結果がオーライなら満足だ。
これは仕事なのだ。これでオレはお金貰ってるんだから。

土曜日は渋谷公会堂でハンバートハンバートのliveを見た。
今年見る最後のlive。消毒・規制入場退場・連絡先記入・マスクの対策を行い見る。
我が家の席は2階ステージを横から見下ろすコクピット状態の席。
開演前の注意のアナウンスは何と俳優の六角精児(T▽T)
ハンバートファンの六角さん。直前の依頼も快く引き受けたそう。


LIVEは旧い曲「長いこと待っていたんだ」からスタート。
「ずっと歌いたかった」という歌詞が胸に響いた。
liveはNewアルバム「愛のひみつ」と過去の人気曲を中心に進む。
今回はバンド編成。と遊穂と良成の弾語りの構成。
Newアルバムの曲のテーマは「家」「ラブソング」どれもPOPで聴きやすい。
過去の曲のような毒は薄いが。。それでも同棲した恋人の別れや不倫旅行、
単なるラブソングでないハンバーとならではのひねりがある。

後半バンドで奏でられた「ぼくのお日さま」そして「虎」は刺さった。
クタバレと大声を出せない者。そして敗け続けてのたうち這いずり回りながら生きるモノ。
クタバレ!と大声を出せたら、どんなにスカッとするだろう。
勝利栄光を手にしたらサイコーにシアワセなんだろう。
でも、どっちもいらない。無くてイイ。
他人に罵詈雑言を得たり他人に敗けを味合わせて得るシアワセなんて無くてイイ。
遊穂も良成も「がんばれ勝て!やればできる。夢は必ずかなう」なんて決まり事は歌わない。
励まさない力づけない寄り添わない。横にチョコンといて同じ方向を見てるだけ、だ。
でも、それでイイ。それで明日から何とかやっていける。
この2曲には涙がとまらなかった。

アンコール「ホンマツテントウ虫」では良成がバイオリンを弾き倒し遊穂が踊る。
場内大喝采!満場の拍手!ボクも嫁もひたすら手を鳴らした!
最後の最後は「僕らの魔法」。「言葉なんて役立たず」。
目醒めない人へ送るラブソング。辛辣だけど優しく美しい。
最後は撮影タイム。ボクの携帯ではキレイに撮れなかったけど楽しかった!


今年最後に観たliveホントに楽しかった。嫁も相当楽しんだ様子。
そして、それはハンバート2人も同じみたい。
良成が「夏に出たイベント。久しぶりのliveでホントは楽しかったけどカッコつけて
楽しいって言わなかった!でも今日はホントに楽しい!」って言ってた。
そして2人とも何度も「大変な中来てくれてありがとう!」と言ってくれた。
同じことはカーネーションliveで直枝さんが言ってた。
きっと元春他のアーティストのliveでも言われているコトバなんだろう。

うつむいたり伏し目がちになる世の中で無条件のWelcomeのコトバ。
こういうコトバに出逢えるからliveは止められない。
来年2月はコレクターズ、カーネーション、Glim Spankyのliveに行く予定。
チャンと対策とって安全に楽しんでやるぜV(~^)

今週のヨモちゃんはクリスマスケーキにドキドキ(T▽T)
ヨモちゃん、もうすぐ年末・そして歳が明けるぜ。笑って過ごそうな☆


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ハンバートハンバート 「ハンバート家の平日 2019 Final」@中野サンプラザ

2019年12月23日 | オトの記憶(CD、ライブ)

金曜日は中野サンプラザでハンバートハンバートのLIVE。
ボクが行く今年最後のLIVE。会社を出るのが遅れて開演ギリギリで会場に到着。

ハンバートは今年のLIVEは平日のみ開催で土日休日は行わない方針。
でも、その分普段行かない様々な土地にLIVEに行けたそう。
この日のLIVEはその1年間の集大成。是非見たかった。


LIVEはディズニーの「Hi-Ho」のBGMが鳴ってスタート。遊穂と良成の2人が入場。
今回は「ミサワホーム」で無くコレかい\(T▽T)/
先ずは「がんばれお兄ちゃん」からスタート。以降バンドスタイルで演奏。
選曲は主に「Folk」「Folk2」「WORK」の収録曲を中心に展開。
そんな中「バビロン」が歌われたのはホントに嬉しかった。
傑作「まっくらやみのにらめっこ」1曲目のロックナンバー。
ハンバートは度々LIVEで歌ってるみたいだけどボクが行くライブでは演奏されず。
大好きな曲でずっと生で聴きたかったので嬉しかった。
「信じ込む 裏切る」「手をつなぐ 殴り合う」「愛し合う 殺し合う」
優しいコトバと残酷なコトバが互いに突き放し睦み合い絡み合う。
優しいけど毒満載。これぞハンバートの真骨頂。
この1曲だけで此処に来た甲斐があった。


後半は大好きな歌が並ぶ。
「小さい声」「邂逅」「ぼくのお日さま」「虎」。
痛みで大きな声を出せない。遠く離れて永い間、逢えない。巧く話せない。敗けてばかり。
そんな奴等の側にハンバートの歌は居る。
励まさないし力づけない慰めもしない。まして代弁もしない。
ただ横にチョコンと座って一緒に前向てるだけ。だからこそ泣ける笑える。


後半は「おいらの船」「ホンマツテントウ虫」で盛上る。
最後はメンバー全員ステージを練り歩き「Hi-Ho」を奏でる。(T▽T)
もう笑った笑った。楽しすぎる~♪

アンコールは「Farewell Song」そして「喪に服するとき」。
ツアーのFinal、クリスマスムードたっぷりの中に歌うのは「喪」。
でも歌の内容は「生きていこう」というメッセージ。温かいキモチで終われた。
最後は撮影タイム。唯ワシの携帯ではキレイに撮れずユーレイ状態(^_^;

この1年の締めくくりに2人のウタを聴けてホントに良かった。


この週は元春LIVE2本にハンバートと平日に3つものLIVEを入れた。
どれも愉しく充実した内容だった。
12月は他にCocco、高野寛、寺尾紗穂と魅力的な面々のLIVEがあった。
どのアーティストのLIVEも行ったら絶対楽しめた。悩んだが行くのはやめた。
仕事でバタバタしてる中、そんなにあれこれLIVEを詰め込んだら後に響く。
そして何より、そんなに沢山のLIVEを楽しむココロのキャパは現在の自分には無い。

時間もお金も限られている。その中で誰を視るか、視ないか。よく考えて選ばないと。
惰性で聴いたり見るのはアーティストに失礼だ。そうなったら離れる。
それは自分にとって「リアル」じゃないから。

今年LIVEを視たアーティストは自分にとってすべてリアルだった。
ステキなオンガクに逢えたことに感謝。
来年もリアルなオンガクに出逢えることを期待☆

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高野寛・コラボレーションライブ「Spectra Harmony」

2019年05月19日 | オトの記憶(CD、ライブ)
高野寛が昨年からデビュー30周年記念でツアーを行っている。
1月に日本橋三井ホールでライブがあったけど残念ながらチケットが取れず。
今回第2弾のLIVEが5/12に同じ三井ホールで開催。
しかもゲストが、おおはた雄一、坂本美雨、畠山美由紀、ハナレグミと超豪華。
今回は無事チケットもゲット。行ってきました。


開演は夕方4時開始。早い時間の開始は翌日仕事の会社員にはありがたい(^_^:
先ずは高野クンとバンド(Bass鈴木正人、Drums宮川剛)が登場。
以下セットリスト


1.虹の都へ、2.相変わらずさ、
3.新しい珈琲、4.穏やかな暮らし、5.アナザープロテウス、
6.ハーツ・マルティネスのcover(曲名失念)(Guestおおはた雄一とセッション)
7,終わりの季節(Guest坂本美雨、おおはた)、8.The Other Side Mirror(坂本+おおはた)、
9.美しい星(坂本+おおはた)、10.ベステンダンク(坂本+おおはた)
10.500マイル(PPMcover。最初はHISキヨシロー歌詞で +畠山、おおはた)、
11.Dog Year、Good Year(+畠山、おおはた)、12.わが美しい故郷、13.君の友達、
14.僕は君の友達(+ハナレグミ)、15.HIBIKI、16.Wild Horses(ストーンズcover)、
17.明日天気になあれ、18.さよならカラー(全員)、
アンコール
19.夢の中で会えるでしょう(全員)、20.On & On(高野弾語り)

ヒット曲「虹の都へ」から始まったのにはビックリ(^_^;
今回のライブはタイトルどおりゲストとのコラボがテーマ。
高野クンのオリジナルも演奏したが、寧ろゲスト曲やcoverが多かった。
唯、高野クンとゲストは長年の付き合いで昔話も弾み和気藹々とLIVEは進んだ。

先ず最初のゲストは、おおはた雄一。色んな処で名前は見るが実際にLIVE見るのは初めて。
「おだやかな暮らし」を聴けたのは嬉しかった。
メロウなギターを奏でる人と思いきや「アナザープロテウス」ではハードなギターを聴かせる。
おおはたクンは以降ずっとバンドメンバーで参加。
高野クンのLIVEでツィンギターというのは珍しい。いつものLIVEより音が豊かな印象。

2番目のゲスト坂本美雨。高野クンと初めて出会ったのは教授のツアー。子供の頃。
高野クン「姪っ子みたいなもん」と笑ってた。
美雨嬢の声、実に素晴らしい。SisterMの曲や細野さんcoverも良いが白眉は「美しい星」。
おおはたクンのguitarと美雨嬢の透明なコーラスが加わり、この歌の鮮烈さが際立つ。
ひたすら美しい。凄いモンを見た。
曲が終って出番が終了と美雨嬢が勘違いしたのも頷ける(^_^;

続いては畠山美由紀嬢。今回のライブに参加できることについてホントに嬉しそうだった。
先ずはPPMのcover「500マイル」を。
高野クン「さわりはHISヴァージョン、清志郎さんの付けた歌詞で!」と歌い出す。
キヨシローのユニットHISのアルバムに収録されたこの曲。
キヨシローが日本語歌詞を付けた。高野クンは「ソリトンB」や自分のLIVEでcoverしてる。
高野クンcoverをずっと聴きたかったけど過去参加したLIVEでは歌われず。やっと聴けた。
キヨシローの日本語詞はホントに最初だけで後はオリジナル英語詞で歌われたけど感無量。
畠山さんの名曲「わが美しき故郷」も聴けた。満足。

最後のゲスト永積タカシ・ハナレグミ!会場の温度が一気に上がる!
出逢ったのは2000年代初め。スーパーバタードッグのレコーディング。
2人は当時の想い出を楽しそうに話す。
ハナレグミがレコーディングに参加した曲ということで「hibiki」を一緒に演る。
これ、あまりLIVEで演奏しない曲なので聴けたのは嬉しかった。
唯「明日の空は」も聴きたかったな。
最後は他のゲストも参加して「さよならカラー」を。
高野クンはこの歌に3度係わった。Super Butter Dog、KYON2、そして映画版主題歌。
映画版主題歌では、この曲永積クンとキヨシローが一緒に歌っている。
高野クンはこの曲を歌うことに感慨深そうだった。
ボクは・・・この日、この歌を聴きながらキヨシローを想ってた。
キヨシローを想って涙が止まらなかった。
もし、キヨシローが現在(いま)もこっちに居たら、この場に参加していたかも。
このLIVEは高野クンの30周年記念LIVEだ。
オレのキヨシローへの想いを勝手に投影するのは高野クンにもバンドにもゲストにも、
そしてキヨシローにも失礼だろう。
それでも、この日HIS、さよならカラー・・キヨシローが係わった歌が聴けて嬉しかった。

アンコールは再び全員で。「夢の中で会えるでしょう」を一緒に。
歌う前に高野クンは「キングトーンズ内田正人さんに捧げます」と言った。
この曲は元々キングトーンズに提供したのを高野クンがセルフカバーした。
ラララララをステージとお客さんが一緒に歌う。ゲストもお客さんも楽しそう。
何より高野クン自身がホントに愉しそうだった。ステージも客席も明るく光ってた。

そして最後の最後は高野クン弾語りで。曲は「On & On」。
高野クンは曲に纏わるエピソードを紹介。
「お休み最後、明日から仕事で落ち込む。そんな時、元気になる様な歌を作りたかった」
「SMAPの『がんばりましょう』に影響を受けて書いた」
高野クンの口からまさかSMAPが出てくるとはビックリ!しかも曲作りで影響を受けてたとは!
この歌の「何気なく眺めていこう」の歌詞が大好き。
色々考えこんだり迷う事もあるけど、自分を突き放して眺めて行けば笑える。
ヘナヘナ顔で外へ行ける。
最後の最後に、この曲を聴けたのは良かった。しかもSMAPの話まで聴けて。


この日のライブ。歌われた曲の大半はゲストの歌だったりcover。
正直、高野クンのオリジナルをもっと沢山聴きたかった気もする。
でも30年の中で大勢のミュージシャンと係わり色んな歌と係わった。
ゲストの4人は高野クンと一緒に歌うのがホントに愉しそうだった。
そして他人の曲を高野クンは満面の笑顔で歌っていた。
長年多くのアーティストと繋がり多くのリスペクトを得てきた。それは高野クンの勲章だろう。
何よりツィンギター、女性コーラスが入る高野クンのLIVEなんて相当レア。良いモンが見れた。

高野クンは30年活動して色んな収穫を得た。
オレはサラリーマンを30年以上やってるが何を得たんだろう?
仕事で得た繋がりなんて皆無だしリスペクト・・無いな。寧ろ嫌われてるな(^_^;
イヤ、その「嫌われてる」ことこそオレが長年積み上げた勲章だ。
人に好かれる仕事をやってどうする?オレがすべきは他人に嫌がられること・嫌われる事だ。
それこそオレが生まれてきた価値だ。これからもどんどん嫌われるぞ(゚゜)\バキ☆

オレは嫁@パンダとヨモちゃんにだけ仲良くして貰えばそれで十分。
ヨモちゃん、これからも仲よくしような☆

(もう勘弁してくれニャ)
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「カランコエの花」再見&くるり×ハンバート ハンバート

2018年11月05日 | オトの記憶(CD、ライブ)
映画「カランコエの花」の渋谷アップリンク上映は先週金曜日まで。
もう1度だけ見たいと思ったけど仕事で中々行けなかった。最終日上映に何とか間に合う。
最初視た時と2回目視た時では印象が変わった。
1回目視た時は「あの場にオレが居たら何ができる?」だった。
今回視た時思ったのは「彼女たちはどうすれば良かったのか?」だった。
主人公たちは色々間違えてる。善意の積りが相手を傷つけ庇う積りが相手を否定してる。
唯、それを責める気になれない。
10代の幼い彼女たちの対応が間違ったからって言って、誰が責められようか?
あの感情的混乱の中、最適な対応をするのは大人でも難しいと思う。
この映画は、LGBTに上手く対応できなかった人を断罪する映画じゃない筈だ。
大切な人の想いに応えられない。大切なのに傷つける。相手に想いを伝えられない。
それは属性関係なしにある筈。
主人公たちは間違えた。でも、描かれなかった未来の中でやり直せると信じたい。

やり直しを信じたい一方で、「彼女の気持ち」はどうなんだろう?とも想った。
あの子に笑って何も無かったことにしろ、とは言えない。気にするな、とも言えない。
もう4人の少女が学校帰りに、くだらない話をして笑ってすることは無いんだろうか。
許す許さない、は別として・・もう1度笑って話せる。そんな日がくればイイなと思う。
その時はLGBT探しを後悔してるだろう「彼」も仲間に入れて。

上映の後は、中川監督、手島美優さん、石本径代さん、イワゴウサトシさんの談話。
皆さん最終日で感極まった様子。
映画館を出るとき、中川監督に「お花の芽をいただいた。考え続けます」と御礼を言えた。
満足♪

そう、この映画を見て自分の中に何かが芽吹いた。・・それが何なのか?ワカラナイ。
ただ、自分の「フツ―」で他人を斬らない。他人の「フツ―」の刃から上手く逃げる。
属性とかイデオロギーとか国とか性とか関係なしに、
目の前に居る人とどうしたら愉快に笑って過ごせるか・・・それを考えて行こう。


土曜日はZepp Diver Cityに「くるり&ハンバートハンバート」のライブを観に行く。
新宿タワレコ20周年アニバーサリー企画。因みにこの2組もデビュー20年との事。


先ずはハンバートハンバートのライブ。想像通り2人での弾語り(笑)。
スペシャルなイベントなのに、いつも通り。遊穂嬢、延々雑談を展開(T▽T)
特別な事と言ったら、くるりの「言葉はさんかく」をcoverしたことと、
タワレコ店長のリクエストでキヨシローの「いけないルージュマジック」のcover。
これ、どっちも良かった!
最後は「国語~おいらの船~ホンマツテントウ虫」の怒涛の3連発!
ニルヴァーナの外道coverを披露し、遊穂嬢はステージを駆け巡りステップを踏む!
この流れ、ホント最強だわV(^^)
爆笑&拍手喝采の中、2人は朗らかに去っていきました。

そして「くるり」。
岸田クンはどんとイベントで数回視てるけど、くるり本体のライブは初めて。
ギター2人、Key、ドラムのサポート4名を加えた大所帯。

岸田クンと佐藤クンのゆるいトークを挟みながら今年出たアルバムを中心に演奏。
ライブは初めて見たけど、落着いて聴ける感じ。剛健な建築物みたいな印象。
ロック・非ロックの要素を絶妙にミックスして、でもPOPで聴き易い。
ロックなんだけど映画音楽を聴いてるような・・不思議な心地よさがあった。

派手なギターソロはあるけど、お客さんを煽ったり、けしかけたりはしない。
お客さんも大人しく聴いてる。騒いだり飛んだり跳ねたりしない。
バンドもお客さんも大人。
これがメジャー最前線で闘ってきたバンドの「格」と魅入ってしまった。
「東京」「ブレーメン」「ロックンロール」を聴けたのは嬉しかったし、
新曲「その線は水平線」も良かった。また機会があれば見てみたいバンドだ。

残念ながら、共演は無し。でも、ホント楽しかった。大満足。
写真は現地でゲットしたハンバートトートバッグ。何か映り込んでるな(T▽T)


今年は後、カネ・コレ・元春のライブを行く予定。
11月の祥子さんのLIVEは中止。その他、今年はLIVE行くのを止めたシンガーも居る。
スタンディング、2時間、平日仕事帰りのライブ・・徐々にきつくなっている。
でも、くるりみたいな新しい出逢いもある。
この前、りんりんふぇすで出逢ったアーティスト達も素晴らしかった。

体力・気力は確実に落ちている。でも感性の芽は枯らしたくない。
一方で、惰性で聴いてる・ライブに行ってる、そんなシンガーからは離れよう。
オレは別に彼らの王国の臣民じゃない。信者でもない。
違うと思ったら距離を置く。オモシロそうと思ったらまた側に行く。

オンガクは自分にとって大切なモノ。
だからこそ、ココロに任せて思うままに向かい合おう。
ね、にゃにゃん☆

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藝祭2018とハンバートハンバートLIVE@日比谷野音

2018年09月12日 | オトの記憶(CD、ライブ)
毎年行っている東京藝大の藝祭、今年は2日行くことにした。
毎回1日では回り切れないため2日間、使って行くことに。
土曜日、藝大に向かう途中で嫁@パンダがボクの失言にツッコむ。
嫁は「言葉の卍固め」とのたまう。(^_^;。
「言葉の卍固め=相手の言葉尻を捉え締め上げる」意味だそう。
嫁、オモシロいな\(T▽T)/

藝大到着。先ずは藝祭名物学生制作の神輿を見る。
烏天狗、ガネーシャ、ワケの分らんモンスター。どれも素晴らしい。
ボクはモンスターの脇にチョコンと座ってるピンクのパンダが気に入った。



その後はデザイン棟を中心に見る。色んな作品を楽しむ。
オモシロい!と思える物、ウーーンって感じの物。それも含めてそれぞれの個性を感じる。
ただ、階段の上がり降りが続いてボクはバテ気味(^_^;
途中でサンバ祭りが始まったので棟外に出る。
リズムと狂騒、そして熱。サンバ久し振りに見て愉しかった。


藝祭はここで中座して、日比谷野音に。今日はハンバートハンバートのライブ。
デビュー20周年記念Newアルバム「Folk2」発売に伴うツアー。
1年前の同じ時期に矢張りハンバート@野音を視て愉しかったので今年も行くことに。
ナイツ、エゴラッピン、ハンバートがCMソングを歌ってるパリミキから花が届いてる。


ボク等の席は後方だけどステージ全体を見渡せる。場内は満員。開演と共に2人登場。
昨年はバックバンドを率いてのライブだったけど今回は2人。
野音を2人だけ。潔い。でも、2人だけのLIVEはハンバートにとっては日常なんだろう。
前半は「Folk2」からの選曲中心に。遊穂嬢の声が心地いい。
ユーミンの「ひこうき雲」は好きな曲なので演奏してくれたのは嬉しい。
途中でMCも。良成クンの投げやりレスポンスに笑う。
唯、前半、暑気あたりや仕事疲れと気持ちよさでウトウト(^_^;
気づいたら前半最後の曲陽水coverでした。(゚゜)\バキ☆


第2部は旧い曲も織り交ぜての展開。「おなじ話」を早い段階で演奏したのはビックリ。
良成クンがピアノで弾く「虎」は矢張り・・・グッとくる。
後半「がんばれ兄ちゃん」からは一気に盛り上がる。
メドレーをはさんで「国語」「おいらの船」と遊穂嬢はステージ上を駆け巡る。
歌って走ってハープ吹いてステップ踏んで、何気にこの人アクションが凄い。
最後は「ホンマツテントウ虫」。毎回ここは色んな曲coverをはさむのが楽しい。
今回はニルヴァーナ「Smells Like A Teens Sprit」の日本語cover!
でも原曲歌詞を全く無視したあんまりな歌詞。ボクも嫁も爆笑(T▽T)
そのまま「アルプス一万尺」に突入!去年は「1週間」で今年はコレかい!
遊穂嬢、客席に降りて中央にあるサブステージに行く!
そして事務所社長、友人の漫画家を呼び入れダンス共演、最後は又吉直樹!
場内はヒートアップ!「アルプス一万尺」で日比谷野音が盛り上がってる!
サイコーに愉快な眺めだった。

アンコール最後は「ぼくのお日さま」。
「音楽の様に現実は上手くいかない」の歌詞が胸にズンと来た。
そう、現実は歌みたいにキレイに行かない。それは自分自身もそう。
慌てふためき、みっともなく這いずり回り・・・美しく生きるなんてムリ。
でもハンバートの歌はそんなサイテーの屑みたいな奴の傍にも居てくれる。
寄り添うんじゃない。励ますんじゃない。
唯、並んで立ってる。遊穂嬢と良成クンが奏でるのはそんな歌たちだ。
LIVEはこれで終わり。でも最後の最後には何と撮影タイムが!
ボクの携帯ではピンボケ。ほとんど幽霊状態。でも嬉しかったな。
2人は満面の笑顔で去っていった。
ボクと嫁もお土産のハンバート手拭と一緒に意気揚々と帰りました。


翌日の日曜日も藝祭に行く。今度は絵画中心に見る。
次から次に広がる作品の熱に圧倒される。
8階まで階段を上がってボクはバテバテ。途中で休憩(^_^;
でもカワイイ猫さんのオブジェも見れて満足。


嗚呼、愉しい週末だったな。仕事は早速ゴタゴタ続き。
しゃーないよ。世の中、歌みたいにキレイに出来てないんだから。
くだらないこと、失笑すること、ウンザリすることとも付き合わなくっちゃ。
でも、ちょっと脇道に入れば、オモシロいイモノとイッパイ出逢える。

ハンバートの二人、藝祭で逢った色んな奴ら、嫁、そしてヨモちゃん☆
みんなサイコーに愉快で楽しいぜ♪
ヨモちゃん。ウチは愉しいな♪キミも嫁@パンダも素晴らしく愉快だよ☆

(オマエは笑えないニャ)
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