僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

高橋源一郎「いま、戦争を考える」

2015年01月24日 | NO NO NO WAR
311以降、朝日新聞に月1で連載の高橋源一郎「論壇時評」を愛読してる。
政治や世相を広い視点で捉える高橋さんの姿勢に刺激を貰ってる。

金曜日夜、仕事の後に朝日カルチャーセンターで高橋さんの講演会があったので行ってきた。
会場は新宿高層ビルの中にある。

ただ最初場所を間違えて別のホールに行ったら何と五木寛之の講演会!
慌てて出たけど生五木を観れたのは良かった。(゚゜)\バキ☆。

遅れて入ると既に満員。結構若い人も参加している。
今回の講演テーマは「いま、戦争を考える」。
当然「集団自衛権・イスラム」の観点で語ると思いきや全然違ってた。
全然別の角度でのアプローチだった。

高橋さん曰く「去年の夏から論壇時評のテーマが戦争ばかりになってる」
詳しいレポは別の処に既に書いたので、簡単に要旨だけ紹介。

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講演を通じてたのは「現在(いま)の日本の若者は既に戦争状態に居る」ということ。
武器を持って戦場に行ってる訳じゃないが、貧困、就職難、ブラック企業。
明るい未来も描けない。そんな若者に年長者が「戦争について得意気に語っても」伝わらない。
むしろ不信感を煽るだけ。むしろ日本で小さな戦争で負け続けてる彼らにしたら
実際の戦場に行って「大きな戦争」をして負けを取り返したい、そんな気持ちもある。

「伝えたいこと」があっても「伝わらない」とゼロ。
でも表現に工夫をすれば伝わる可能性がある。例えば宮崎駿「風立ちぬ」。
あの映画では戦争は一切登場しないが、「戦争に係る者の罪」をチャンと描いてる。
他には今日マチ子漫画原作の舞台「cocoon」。沖縄ひめゆりを現代に置き換えた内容。
漫画原作者も舞台演出家も「戦争を知らない世代」。その若い世代が「戦争」を描こうとする。
戦争を考えるには「想像力」が必要。

国家は色んな人で成り立ってる。それぞれ違う。
自分の意見と違う者に「出て行け」と言ったら国は成立しない。
ウソでもいいから「キミは大事だ」と言ったほうがイイ。

ボクは自分を「愛国者」と思ってる。ネット上では「売国奴」と言われてるが(笑)
哲学者や芸術家をバカにしちゃいけないよ。
芸術家は現在(いま)だけでなく未来を見て語ってるから。

最後にスーザン・ソンタグの言葉を紹介します。「自分の考え方は持たないほうが良い」
勿論、考えることは必要だが、自分の考え方に囚われると「思考停止」に陥る。
自分の考え方の奴隷にならないほうが良い。
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以上が主な内容。実際はあちこちに話が飛んだが、とても面白かった。
ユーモアあふれる口調で、戦争がテーマなのに何度も笑った(^_^;
講演会の後、去年出たルポルタージュを購入してサインをして貰った。(ミーハー^^;)
実はボク、高橋さんの小説は読んだことない。エッセイ集は何冊か持ってるが。
(゚゜)\バキ☆。。(゚゜)\バキ☆。

「論壇時評これからも楽しみにしてます!」と言うと
高橋さんは「あれ、大変なんだよ」と苦笑していた。その後、握手してくれた。

行って良かったな。色んな刺激があった。今日聞いたことを持ち帰って色々考えてみよう。
答えは出ないだろう。いや答えなんて要らない。出す必要もない。
 

ここ数年、こういうトークイベントに参加することが増えた。
坂本龍一×大友良英、アジカンGotch、てつがくカフェ@せんだい。
311の後、色んな人の意見をネットや本や新聞で読んだ。
その中で自分には絶対ない「新しい視点」を知った。
そして去年から「直接話を聞きたい、話をしたい」と思ってこういったトークイベントに参加してる。

話を聞いたからって何か変わるか?はワカンナイ。そこから何か行動してるワケでも無い。
でも、自分自身の「考え方」なんてたかが知れてる。そんなモン、ちっぽけなモンだ。
だから、こうやって色んな人の話を聞いていたら「あたらしいドア」が開くかも知れない。

今後も機会があれば、こういったトークイベントに参加しよう。
そのうち「安倍ちゃん」と話すチャンスもあるかも知れないし、ね☆
(゚゜)\バキ☆。。(゚゜)\バキ☆。


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ヒロシマを想う夏

2013年08月05日 | NO NO NO WAR
明日、8月6日は広島に原爆が落ちた日。
子供の頃「はだしのゲン」を読んで怖くて怖くて
以来、「戦争に触れる」ことから逃げていた。
高校生の修学旅行で長崎を訪れた際も戦争や原爆関係の場所から
は目をそらしてきた。
40代を過ぎて「逃げていた戦争」に向かい合おうと想った。
それはCoccoの影響で映画「ひめゆり」を見たからか?
父親が亡くなって、社会の事、世界の事を考え出したからか?

2010年夏。広島を訪れた。
原爆ドーム、慰霊碑、平和祈念資料館、死没者平和祈念館、アオギリの木、
色んなものを見た。広島という地を歩き、この目で見てココロで感じた。
そこで感じたのは「憎しみや怒り」では無く「悲しみ、祈り、優しさ」だった。
胸に残ったのは重苦しい痛みでは無く温かく優しい感情だった。

原爆ドームは不気味で怖くて・・・でも美しかった。
広島は緑に溢れ、賑やかで美しい街だった。
機会があれば、また訪れたい。


最近、この国にはきな臭い嫌な感じが溢れている。
カッコいいこと、キレイごとを云っても結局傷つくのは
「小さな個人」だ。政治家も社長も安心な場所で傷つかない。
たかが「国家」ごときのために何故個人が不幸にならなくちゃならない?
国は何度も個人を傷つけてきた。過去もそうだし現在(いま)もそうだ。
東北、福島・・・何度同じことを繰返せば気が済むんだ?

だまされねーぞ。易々と受けいれねーぞ。吠えるのをやめねーぞ。
改めて、そう想う。そう誓おう。

2010年夏、広島で過ごした2日間、あの街で見たこと、感じたこと。
絶対忘れない。
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ヒロシマの空

2012年08月05日 | NO NO NO WAR
明日8月6日は広島に原爆が落とされた日。
写真は2年前、ヒロシマに訪れたとき撮ったもの。
原爆ドーム、平和祈念館。
あの日ヒロシマで見たものはボクの記憶にしかと刻まれた。絶対忘れない。


ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ、沖縄。
国や政治や経済の都合に振り回され傷ついた土地、人々。
国は傷ついた人たちを守らず見捨ててきた。
そして多くの人が差別を受けてきた。
何の責任も無いのに、更なる被害を受けてきた。

その事実を忘れまい。そして同じ過ちをすまい。

ヒロシマの空はとても美しく明るかった。ヒロシマはホントに美しい街だった。
それがただ、うれしかった。来てよかったと思った。

この春、いわきに行ったときも同じ様に思った。
ヒロシマも福島も1回行ったきりだけど好きになった。

ヒロシマ、福島、いつか、また行こう。
そして長崎も沖縄ひめゆりもいつか訪れてみたい。
自分の足で行って見て感じる。
それが過去何も知ろうとしなかった、何も行動して来なかった
ことに対する、せめてもの・・・贖罪になれば、と想う。

明日が穏やかな晴れでありますように。そう願わずにいられない。
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官邸前デモに行ってきました

2012年07月14日 | NO NO NO WAR

東北大震災は2つの被害をもたらした。
震災・津波によるもの、そして原発事故によるもの。
震災・津波による被害についてはボクはボランティア活動により支援している。
一方、原発事故に対してはどうして良いか所信を決めかねている。
先ずは傷ついた福島の支援が最優先。でも、それ以上のことはしてない。

もう1つ「反原発・脱原発」。リスク、未来の事を考えると「原発ゼロ」は必要と思う。
原発廃止国民投票に入れたり政府の「エネルギ―・環境会議」に意見を送った。
ネットでも政府や電力会社の対応を自分なりに批判してる。でも1つだけ心がけてる。
罵倒や非難は絶対しないこと。「アホ、バカ、恥知らず、潰せ」は絶対言わない。
原発の問題は過去から指摘されていた。それを知ろうともせず見てみぬフリを
してきたのはオレも同じ。今回の事故の責任はオレにもある。だから罵倒はしない。
野田さんや電力会社を罵倒して何か前に動くか?オレはむしろ野田さんや電力会社と話したい。
反原発・福島の人、原発推進者、企業、自治体、学者、みんなで原発、エネルギー、
安全、東北、福島支援、いろんなテーマを冷静に真剣に話して決めたい。
ただ、残念ながらそういった「討議の場」はないようだ。じゃぁ何をする?

毎週金曜日官邸前でデモが開かれている。当初参加する気はなかった。
デモというと皆で行進して叫ぶイメージ。それでなんか変わるの?効果あるの?
あと、どうしても全共闘世代の警官と衝突してとか市民運動家が絶叫してみたいな。
悪いイメージがあった。でもこの週末のデモはそういうのと性格が違うようだ。
アジカンゴッチが官邸前デモ主催者と話した対談を読んだ。
http://www.thefuturetimes.jp/archive/no02/demo/
主催者の皆さん若い!そして何の党派にも属してない。フツーの若者が集まって動いてる。
またリクオの最近の日記も読んだ。「二項対立」をずーっと否定してきた彼が
直接的な反原発ソングを歌い、しかもデモにも参加してる。
http://www.rikuo.net/index2.html
色々読んでデモに対する印象が変化してきた。
石原の爺さんは国民投票をいとも簡単に却下した。野田さんは大飯原発を再稼動。
話し合いの場は無さそうだ。なら自分の意志表示としてデモを使っても良いかも。

昨日、虎ノ門でセミナーがあって外出。直帰しようか、と思ったが折角なので
官邸前デモに参加することに。デモがどんなものか見てみよう。観察してみよう。
肯定するにせよ、否定するにせよ、実際に自分の眼で見て参加して感じて、決めよう。

目指すは官邸前。デモ開始には早いみたいでそれらしい人は数人。
折角なので内閣府周辺を散策。ここでオレたちに関する色んな政策が決まってるんだ。


5時過ぎごろ人が増えてきた。警察の誘導で官邸・内閣府の後ろの歩道に集まる。
え~?官邸前に居るんじゃないの?しかも歩道脇には柵が設けられた。
周囲の人は「今までこんな規制無かったのに」と不満そう。警官に文句言う人もいる。
でも、暴力を振るったり煽ったり暴言を吐く人はいない。

参加者を見てみる。如何にも活動家らしい人。ヒッピーめいた人。
と思えばフツーのサラリーマンやOLさん。学生らしいカップル。年配の人もいる。
極々フツーの人。みな真剣な顔でプラカードやアジサイの花を掲げてる。
歩道はもう人でイッパイ。身動き取れない。隣のおじさんが「狭いし暑い」とブツブツ。
「動き出したら息つけますよ」と話しかける。おじさんは3回目の参加。
ボクが初参加と云うと「デモって言っても行進しないよ。この場所で叫ぶんだよ」
と教えてくれた。あ、そうなんですか!デモって行進するんじゃないですか!
知らんかった。\(T▽T)/

どんどん人が増えてくる。何故か、じゃがたらの「裸の王様」が鳴ってる。
少し高揚してる。でも自分の中に「思い切り叫んで再稼動反対してやる」という
キモチは湧いて来ない。寧ろ何だか違和感と居心地の悪さを感じる。

6時からデモ開始。リーダー(?)に合わせてひたすら「再稼動反対!」と叫ぶ。
ボクも叫んでみました。小さな声で(^^;)ゞ
ただ目の前には官邸はない。通り向こうに官庁の建物が並び、その前には警官隊と
装甲車、マスコミがズラリといる。オレたちは誰に向かって叫んでるんだ?
周囲の人は真剣。その想いの強さが伝わってくる。純粋で真剣な想い。
警官に「あんたも原発反対だろ、こっちに来て一緒に叫べよ」と言う人も。
少し笑った。警官の皆さんも仕事だからやってる。大変だよな。
カメラマンが道路の隙間に割り込んでデモ参加者の写真を撮る。
もし、このオレの顔がTVのニュースにでも流れたらイヤだなぁ。

途中で「原発やめたい」に叫びが変わる。スピーチする人も。
ただスピーチしたのは議員でガッカリ。どうせなら一般の人の話を聞きたかった。

一緒に叫びながら何処か醒めてる自分に気付いた。とても居心地が悪い。
反原発なのに、叫んでいて何処か真剣さが無い。ノレない。
いろんな人の感情がうねりとなって渦巻いてる。正しく美しい「感情」の渦。
でも、オレ、この渦には巻き込まれたくない。
大勢の人と一緒に並んで声を上げるなんて苦手。
オレはオレで行動したい。「みんなといっしょで」はヤダ!
耐え切れずに列から抜けた。デモがどうのこうのじゃないんです。
オレ集団行動がダメなんです。(゚゜)\バキ☆

別の通りに行く。警察がかなり厳しく規制している。あちこちで声が上がってる。
大勢の人と一緒に狭い歩道で叫んでて見た景色とは、別の様相が見える。
皆さん頑張ってる。凄い。でもオレはこの人たちと一体にはなれない。
あくまで「観察者」としてしか向かい合えない。

デモの列を離れる。官邸前を歩く。思い切り「F××K」サインを突きつける。
オレは子供(ガキ)か?(゚゜)\バキ☆

しばらく歩いて帰宅。結局デモの終了まで居ないで途中で退散。嗚呼へタレ(^^;)ゞ
帰宅して嫁にデモの感想を話す。「オレ、デモには向いてない」と話すと
嫁は「集団活動できないのにムリするからだ」と笑ってた\(T▽T)/

なんか悪いことばかり書いてますがデモの良いところも分かりました。
「出入り自由」「強制はなし」「NO暴力」「参加者のマナーが良い」
何よりフツーの人の真剣な願いの声が聞けたのはホントに良かった。

ただ、また参加するか?というとウーン。たぶん・・・・参加しない。
デモの意義は認めます。これはオレの人格の問題です。スミマセン<(_ _)>

結局オレに出来たのは小さいな声で「反対」と叫んだこと。
官邸にF××Kマークを送ったことだけ。
「デモが向いてない」となると反原発活動はどうするか。
機会あるごとに政府や電力会社にメールで反対のメッセージを送って
シンポジウムなんかあれば参加するか。

にゃにゃん、どうしようか。どうすればかえられるんだろうねぇ。
ま、いいさ。ボランティアをしながら考え続けよう。

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ヒロシマの空

2011年08月05日 | NO NO NO WAR
今日はヒロシマに原爆が落ちた日。
昨年夏、ヒロシマで見た空たち。







あれから1年。あの2日間で見たこと、感じたことは一生忘れない。
いや忘れてはいけない。
ヒロシマの空は本当にキレイだった。そしてヒロシマは本当に美しい街だった。
たった2日間の滞在だったけどこの街を好きになった。
いつか、いつの日か、また行こう。必ず行こう。
それまでに傷ついた人たちに穏やかな日が訪れますように。

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痕-スケッチ・ヒロシマ2010夏1

2010年09月06日 | NO NO NO WAR

「日本人なら死ぬまでに沖縄を見るべきだとそう想ってたから
沖縄人の私は死ぬまでに広島を見るべきだと想ったのです」(Cocco「六月二十三日沖縄・慰霊の日」)
「このお話はまだ終わりません 何度夕凪が終わっても終わっていません」(こうの史代「夕凪の街 桜の国」)


9月3日、4日夏休みを利用して広島、いやヒロシマを訪問。
以下「長く重い」です。興味ない方はスルーしてください。

ヒロシマ訪問の理由は何度も書いてる通り「自分の目で戦争の痕を直接見たかった」から。
それともう1つあります。ここ数年戦争についてネット上で色んな論議がありました。
ほとんどは「平和の大切さを考えよう」といったものですが一方で「日本のアジア侵略
は正しかった」「核を持たないで他国が攻めてきたらどうするんだ?」「日本が幾ら
平和・反戦を訴えても他の国は耳を貸さない」「日本も武装すべきだ」等々・・・・。
更には広島・長崎の記念式典に対する中傷まで飛び出る始末。
勿論ネット上での書込みなんて信用するに値しないだろう。
ただ「戦争・武装・核」を肯定する意見が少なからずあることに衝撃を受けました。
ボクは「戦争・核=絶対否定すべきもの」との意識があったので「そうでない人」が
居ることに結構ショックがありました。そして「彼等が言ってる事も有りかも」
なんてキモチも自分の中に確かにあって・・それが堪らなく嫌だった。

一方で「戦争・武装肯定論」について何か釈然としないものを感じてた。
リアリティが無いと云うか、所詮「机上の空論・他人事」と云うか。
実感や体温が伴わない画面上の記号のやりとり。こんなもんに振回されたくない。

戦争・核を政治手段・外交の道具でなく、自分と同じ一般の人の暮らしにどんな
影響を及ぼすのか?日常から何を奪うのか?を「実感」したかった。
その上で「戦争」が自分にとってどんな意味を持つのか考えてみたかった。
だから、ヒロシマに行こう、そう想いました。


広島に着いて先ず、向かったのは原爆ドーム。
猛暑の中ひたすら歩く。大通りを抜けると「それ」はいきなり現れた。

いきなり「原爆の破壊力」を思い知らされる。徹底した破壊の傷痕。
言葉なんて出なかった。涙なんか出るはずもなかった。ただ見るしかなかった。

原爆ドームは公園の中にある。静かで緑が溢れる平和なスペース。
でも至る所に色んな慰霊碑がある。
一方で大声で笑っているカップル。写真を矢鱈撮る外人。
川向こうの近代的なビル。あまりの相異に頭が混乱しました。
旅行者の壮年の夫婦に頼まれて原爆ドームを背景に写真を撮る。
それは何のための写真?記念写真?ここは「そういう場所」か?
若しオレが嫁とここに来てたら2人で「記念写真」を撮ったのか?
冗談じゃない。ふざけるな。

ドームを少し離れ「爆心地」に行く。原爆が落ちた場所。街中にある。
ある病院の敷地内に碑が建っている。とても小さな碑。

65年前、「ここ」に原子爆弾が落ちた。
今は普通の住宅街、でもホンの65年前、ここは破壊しつくされた。
空を見上げた。戦慄した。なんだか怖かった。

もう1度戻る。今度は平和記念公園を見るために。
公園は元安川の傍にある。広くて美しい川。
でも、この水底にも若しかして現在でも誰かが眠っているのかも知れない。
そう想うと・・・ただキレイ・美しいと言っていいのか分からなかった。

平和記念公園は大勢の人であふれていました。

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ヒロシマ2010夏(PHOTO DOCUMENTARY2)

2010年09月06日 | NO NO NO WAR





4段目真ん中の写真は「爆心地」の真上の空を撮りました。
65年前、この空から原爆が落とされたのです。
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ヒロシマ2010夏(PHOTO DOCUMENTARY1)

2010年09月05日 | NO NO NO WAR





一番最後の写真は被爆しながらも生き残ったアオギリの樹です。
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楽-スケッチ・ヒロシマ2010夏

2010年09月05日 | NO NO NO WAR

ヒロシマ旅行記、色々考えてブログに書こうと思います。
ブログだと記事が更新されたら流れちゃうんだけど・・・
ウチのHPを訪れる人はここを一番読んでくれそうだし。
後、別コンテンツを作ると写真を縮小しないと掲載できない。
せっかくの写真の迫力が薄れちゃう。それは勿体無い。

ブログなら色んな見せ方が出来そう。ってことで「此処」に残します。
なお、ヒロシマで撮った写真をイッパイ載せます。
半端じゃない量あります。時間が掛かっても定期的に載せます。

で先ずはヒロシマでなくて広島旅行記を。楽しい想い出を綴ります。


朝早く東京を出て昼過ぎに広島に到着。
電車の中でCoccoの広島への想いを綴った詩や「夕凪の街 桜の国」を読む。

考えてみれば結婚して以来旅行はいつも嫁と一緒。
一人旅は出張以外では初めて。楽しみ半分、不安半分(^_^;

広島駅の前は賑わっていた。凄い活気に溢れていた。
夜に広島阪神戦があるからかな?先ずは歩いてみる。

暑い。なんせ気温は36度。ただ道が広々として気持ちいい。
移動手段として路面電車も考えたがやはり歩くことに決める。
ちなみに一番右の写真は広島市民球場。8月末に取壊されました。


先ずは腹ごしらえ。折角の広島。やはりお好み焼きを食いたい。
中央通りにお好み焼きの屋台が集まった「お好み村」があるのでそこでランチ。
ただ、オレうっかりして「お好み焼き」でなくて「ねぎ焼き」を頼んだ。
結果焼き蕎麦はつかず。でも「ねぎ焼き」も美味しかった♪

お腹が落ち着いたので原爆ドームに向かう。
本通りにはお洒落なお店やカフェがイッパイ並んでいる。
ウィークデーだけど人がイッパイ。ホント活気に溢れてる。

原爆ドーム、平和祈念館の感想はまた別項で書きます。(^_^;

ホントに広い町。そして街中に緑が沢山あふれてる。花も咲き誇ってる。
ゴミもあまり道路に落ちてない。
賑やかだけど、静かでキレイな街。ボクの目にはそう映った。
勿論旅行者の想い込みが実物以上に美しく見せているのかも知れない。
でも、「美しい街」ボクの眼には、確かにそう映った。
ボクが実際に見てそう思ったんだから、それはまぎれもない「事実(ホント)」だ。


原爆ドーム、平和祈念館は時間をかけてみた。焦らず見たかった。
終わった後はヘトヘト。肩が矢鱈凝っていた。足も痛い。
でも・・・決して憂鬱な気分にはならなかった。

駅のロッカーに荷物を取りに戻りホテルへ。
流石に路面電車とタクシーを使いました(^_^
駅前は広島阪神戦に向かうお客さんでイッパイ。凄い活気!
駅のすぐ近くにマツダスタジアムがあるんです。
広島市民の赤いユニフォームが夕暮れに映える。
で大阪から来たらしい阪神ファンも大勢たむろしている。

ホテルに落着いてしばらく休む。知らない間に眠ってしまった。
目覚めると7時過ぎ!しまった!
で晩御飯を食べるため、また大通りに。夜こそお好み焼きを食べたい。

ただ中央通りは結構遠い。お好み焼きだけでなくてお酒も呑みたい。
ということで目についた居酒屋「弁兵衛」に入る。これが当たり。
広島焼きを頼んだらこれが美味い!意外とあっさり味。
一人だとやっぱ量が多いかな?でも、あまりの美味しさに箸が進む。
お酒も最高に美味かった。店長さんと少し話す。
ボクは旅先で知らない人とは話せないタイプなのでこれは珍しい。

「弁兵衛八丁堀店」店員さんはイケメン揃いで料理もお酒も美味しくおススメ。
広島に行かれる方はぜひお立ち寄りあれ♪

http://www.benbe.jp/jp/

すっかり満腹でホテルに戻る。
ただ、なんかTVを見る気になれない。夜もよく眠れない。

翌朝、最初は市内の美術館めぐりを考えたけどやっぱり原爆ドームに。
何度も何度も見た。この目に焼きつけた。たしかに。
忘れはしない。絶対に。

そして、広島駅まで歩いて向かう。
緑にあふれる街。光る路。広がる空。キレイだ。

ただ・・・景色に見とれて歩いてるうちに迷子になる。
ココハドコデスカ?ワタシハイッタイドコニイケバイイノデスカ?状態(^^;。
ようやく路面電車を見つけて駅に落着く。
ホントはランチで広島ラーメンを食べたかったけど時間が無くて断念。

お昼過ぎの新幹線で東京に向かう。東京駅は喧騒状態。ただ騒々しい。
ウチに帰ってようやく落着く。嫁とヨモギの顔を見てホッとする。
ウチに着いたら肩の痛みも治まった。
ヨモギは普段どおり。特段甘えてもこない。(^_^

夜は嫁が買ってきた寿司で晩酌。ともかく疲れてる。
「ソングライターズ」も見ずに寝てしまいました。

広島 ヒロシマ とてもステキなまちでした。
行ってよかった。そして、また行きます。絶対に。
嫁に「今度は一緒に行こうね♪」と言うと嫁は「キミとはやだ」と即答(^_^;

これを聞いてホント疲れが取れました。ウチはやっぱイイです。

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帰ってきました

2010年09月04日 | NO NO NO WAR
今日の夕方、ヒロシマから帰ってきました。

ヒロシマ・・・感想は山ほどある。
コトバにしたいような、できないような。
そして、山ほど写真を撮りました。
こんなに何かを一生懸命「視て」「写真を撮った」のは初めて。
肩や足が異常に凝って痛いです。

ヒロシマで感じたこと、見たもの、撮った写真。
それはBLOGやWEBに掲載すべきものか?は悩みます。
でも、何かの形にして残しておきたいと思います。
この夏、あの場所に行った記憶の痕として。

今後、自分自身が忘れないために。この2日間を。

ヒロシマ・・行ってよかった。本当によかった。
ヒロシマはとても静かで美しくエネルギーに溢れた街でした。

ヒロシマで感じたのは「痛み・悲しみ」は勿論ですが・・・
それ以上に「美しさ」でした。それがうれしかった。
行った甲斐がありました。行った意味がありました。

2日間たっぷり歩いたな。そしてたっぷり喰いました。(^_^;
広島焼き、あなご飯・・・美味かったなぁ。
たっぷり歩いた割には脂は減ってないような(^^;

ヨモギはボクがいない間、おとなしかったとのこと。
寂しかったのかい?よしよし。
月曜日まで夏休みだからたっぷり遊んであげるね☆

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