僕と猫のブルーズ

好きな音楽、猫話(笑)、他日々感じた徒然を綴ってます。
コメント欄はモラルを守った上で御自由に書込みどうぞ。

手塚治虫展

2009年06月13日 | Art・本・映画
今日はお休み。午前中は寝て仕事の疲れを取る。
録音していて聞いてなかった「NHKサウンドミュージアム清志郎追悼特集」を聞く。
司会の松本アナのキヨシローへの熱い想いに感動。
そして「プリプリ・ベイビー」のあまりのピュアさに・・黙り込むしかなかった。

午後から嫁と両国江戸東京博物館で開催してる「手塚治虫展」に行ってきました。
浅草~駒形経由で両国に向かう。汗がどんどん出てくる。
浅草アサヒビールのビルの下を通る。例の奇妙なオブジェを下のアングルから見る。

博物館はお客さんでイッパイ。入り口でアトムが出迎えてくれる。

中は満員、なかなか進まない。お年寄りから子供、アニメマニアまで。
いろんな世代のお客さんでイッパイ。
手塚さん直筆の原稿。。初めて見た。キレイ。

ボクはアトムはアニメで見た世代。
小学生のころ、従兄弟が持っていた「火の鳥 宇宙編・鳳凰編」が手塚初体験。
雑誌「COM」か?「漫画少年」だったと思う。
絵のすごさに興奮し、同時に「悪いことをしたら永遠に苦しむ」展開に恐怖を覚えた。

それから「三つ目がとおる」「ブラックジャック」でファンになり・・・
「きりひと讃歌」「奇子」「MW」「シュマリ」「ブッダ」とどんどん深みにハマッた。

展示内容は手塚さんの活動の歴史を追ったもの。特に原画やアニメセルを皆熱心に見る。
人気作品だけでなく、70年代の劇画風の作品もチャンと取上げてあるのがウレシイ。

ボクにとって手塚さんは「愛や夢の作家」じゃない。
むしろ、世の中のいろんな面を教えてくれた・・・先生みたいなヒト。
「世の中、楽しいことばかりじゃない。苦しいこともある」って現実を見せてくれた。

彼は戦争や歴史のむごさに向かい合い、暗く重い作品も多い。
同時に、運命に振り回される小さな生命を描いてきた。
ロボット、無免許医、三つ目族の生き残り、泥棒の役者・・みんなオカシイ。
でも、手塚さんはそんなヘンな奴等を愛情もって描いてきた。そこが好きだ。

嫁も展示を楽しんでいる様子。ジャングル大帝の原画に大胆不敵な発言をする。
このコはホントに愉快なパンダさんだ!!!\(T▽T)/

帰りのミュージアムショップでブラックジャックのコミックスを買いました。
読むのは本当にひさしぶり。全ストーリー、どのコマもすべてアタマに入っている。
でも・・・もう1度チャンと読んでみよう。

帰りも歩き。往復6時間の散歩。足が痛い、疲れも出てきた。
でも・・・嫁が相変わらずオモシロ発言を連発、笑って歩きました。(^_^;
帰宅してからは寝込みましたが(^^;)ゞ

手塚さん、キヨシロー。どちらもボクに影響を与えたヒト。
でも・・もう二人ともいないんだよね。
手塚さんが亡くなって既に20年・・・ときが経つのは早いです。ホント・・・早いです。

コメント