怒りのブログ

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困った子は困っている子(クリエイツかもがわ)大和久勝編著2006.08.31

2007-05-28 04:40:00 | 教育書
生活指導誌をエントリにしていたら、この本を思い出した。
いつかメモリしておこうと思っていた。

「共感力」の著者:大和久先生が編著なのだが、書中の実践に対する著者は今関先生を始め、生活指導誌でもなじみのある方々。

ある意味、生活指導誌の特別号のような気がする。

書名の「困った子は困っている子」は言い得て妙なのだが、それに即した実践例を紹介しつつ、必要な手立てがまとまって読める点は書籍として優れていると思う。

つまり、単なるマニュアル本のような体裁はもっていない点がよいのだ。
どういう視線で、どういう考察を経て取り組んで行くべきなのかという「捉えの理論」のようなものまで包括している。

しかも、引き込まれるような実践集なので読みやすい。

「軽度発達障害」の問題(意識)は、新しいようで古くからあるのだと思う。
割と校種が違うと(特に高校)、そういった問題について身近に感じたり、それが通常であると考えたりしないかもしれない。

そういった経緯も飛び越えて、「子どもと向き合う」という意味の重要性を教育書というレベルで展開していることは大事だと思う。
教員でも親でも、どんな人も読める(むべき)内容だと思った。

私は逆になってしまったが、既出の「共感力」よりも先に読むといいと思う。

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