怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

歌のうまい子になる超簡単ボイストレーニング(PHP研究所)弓場徹2005.11

2006-12-14 18:13:40 | 教育書
「CDをまねるだけ!」という副題がついていました。

宣伝文句に引かれて、低学年の私のクラスで単純に取り入れました。
実践の事後談をメモしておきます。

私の学校は、低学年は担任が音楽を受け持っています。(こういうところ多いか・・・)
だから、音楽の授業で、歌に入る前の声だし・発声練習のつもりで行いました。

因に、著者はその道では割と有名な弓場徹という方。
無理な発声や信用の無い指導内容ではなく、安心して購入し、実践へ導入できました。

本書示すメソッドは、ユニークで活動的。
しかし、簡潔でしっかりと教材化できており、とても取り組みやすいものでした。

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絵本に合わせてキャラクターの決まった発声パタンをこなしていきます。
キャラクターの様子がほがらかで、楽しく集中できます。
子どもたちの表情は「にこにこ顔」で、ページが進むにつれ引き込まれるようでした。

果たして、半年。
その成果は私的には納得のいくものです。

「yo先生は声が大きいから、みんな声が大きいんだよ。」
そんな子どもからの声がありますが、私はこの発声トレーニングの効果だと信じています。

私は合唱や演劇を一時期やっていたので、発声練習の大切さは実感をもってわかっています。
このボイストレーニングメソッドは、無理無く声の帯域を押し広げる効果を期待できるものです。
子どもは意欲にはずみがつくと、自然と大きな声の発声ができるようになるものなのだと思います。
私のクラスは声がいい。大きくて、帯域が広くて、明るい歌声が出ます。

なんか本の宣伝みたいになってきたけれども、トレーニング的に用いる教材としてはとても有益だと思います。
もちろん、これだけで音楽の学習・授業を完結することは不可能です。
クラブやその他にも使えるものなので(私は自分の子どもからやってみようと思った)、だれにもおすすめです。

(注意)大人用は別な本があるようです。