ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

久々に・・・

2012年09月02日 | 日々のつぶやき
この1ヶ月余り、更新が滞っていた。

あるブログで、わたしの実名を出し、ある医学雑誌に投稿したわたしの文章を、批判していた。
批判というより誹謗中傷に近い。
その文章は、今回の原発事故による福島県での現状を、
これまで出そろっている健康調査をふまえて述べたものである。
当然であるが、福島県内の子どもたちの将来の健康被害の可能性は低い、という内容だ。
わたしの文章をブログ主に送りつけた「福島県の医師」と、ブログ主と、コメントする方々は、
どうもそれが気に入らないらしい。

気に入らないのなら、医学的な根拠を示し、その雑誌に反論を投稿すればいい。
わたしを知り、わたしのブログも、当院のHPも知っているのなら、
こちらにコメントすればいいではないか。

それもせずに、他人のブログに誹謗中傷を送りつけ、コメントするというのは、
どういう神経なのだろう。

そのブログ記事に寄せられたコメントは、
わたしの出身大学が私立だから、権力に弱いのだろう、とか、
わたしがアレルギーの専門医だから、
アレルギーを診る医者は何でもステロイド剤で症状を抑えようとする、
だから、放射線の被害にもフタをして安全デマを吹聴するのだろう、とか、
開業医だから借金が多いから、妊婦や子どもがいなくなると困るのだろう、とか、
わたしの家族や、辞めた職員のことまで、書く人もいた。
「ひまわり」が癪にさわる、どうしてくれよう、と何度もコメントを残す人もいる。

岩上安身ジャーナルの現地スタッフ?に無断で動画配信された時よりも、
今回のほうが、さらに恐怖心を覚えた。
と同時に、このままにしていていいものか、考えていた。

訴えることも考えた。
ブログ主の素性は、わかっている。
コメントした人たちも、調べればわかるであろう。
(日本の警察をなめたらいけないよ。)

件(くだん)のわたしの文章についても、
「悪質」と言い切った「福島の医師」の見解について、わたしのブログで反論しようとも考えた。

でも、やめた。

馬鹿馬鹿しいことに余計なエネルギーを費やすのは、気力・体力・時間の無駄だ。

わかる人には、わかる。
それでいい。

わたしが今すべきなのは、
福島の子ども達が、いつもの生活を、いつも通り送ることを、支えることだ。


  草稿のままにしていた記事、載せます。
  例のブログへの反論記事は、今はやめときます。
  いつか、書くかも・・・?、いや、書かないかな・・・。