ひまわりの種

毎日の診療や暮しの中で感じたことを、思いつくまま書いていきます。
不定期更新、ご容赦下さい。

「あすという日が」

2011年12月25日 | 東日本大震災
今日はクリスマス。
泣いても笑っても、今年も残すところあと数日になってしまった。
昨年の今日、いったい世界中の誰が、今のこの状態を予想していただろう。

震災関連の番組は、なるだけ民放は観ないことにしてるのだけど、
たまたまつけていた番組で、被災地の中学校と高校と子ども達による中継の演奏を観た。
「あすという日が」という曲だ。
スタジオに招かれて歌っていたのは、仙台市若林区の八軒中学校の吹奏楽部・合唱団の生徒さんたち。
この生徒さんたちは、全国合唱コンクールの常連さんなのだそうだ。
今年も、全国コンクールに出場のはずだったが、震災のために叶わぬこととなった。
その替わりに、避難所となった中学校の体育館で、避難している方々のためにこの歌を披露したのだそうだ。
中継で演奏していたのは、福島県南相馬市の原町高校の吹奏楽部の生徒さんたち。
自慢じゃないが、原町高校は磐城高校とともに、やはり全国コンクールレベルの高校だ。
原町高校は原発から25キロ圏内にあったため、生徒さんたちも各地に避難することとなってしまった。
そして10月、震災から7ヶ月後に高校が再開し、部員達も活動できることになった。
そして、もうひとつ同時中継で、岩手県(だったかな?)の、
津波でお母さんを亡くしたお嬢さんが参加している和太鼓のお子さんたち。
そのお嬢さんは、震災直後、言葉もでないぐらいに心のダメージを受けていたのだけれど、
津波でやられた自宅から、自分とお母さんとが一緒に練習していた太鼓のバチを見つけたのだそうだ。
そして、「お母さんのために、わたしは太鼓をたたく」と・・・・。

久方ぶりに、涙腺にきちゃいました・・・。

さすがにこの番組の動画はないので、歌詞も出ている安藤美姫さんのアイスショーを。
http://www.youtube.com/watch?v=E10X69_Z9UY&feature=related

こちらは、震災の映像をのせたもの。
記憶が揺り起こされる方がいらしたら、ごめんなさい・・・。
http://www.youtube.com/watch?v=ZhUJrKm-M7s&feature=related

どれだかの動画のコメントで、どなたかも書いていましたが、
2番の歌詞「ふまれても なおのびる道の草」・・・・、
これ、歌詞を見ないで聴いていると、
「ふまれても なおのびる”みちのくさ”」→「陸奥さ」って聞こえるんだな・・・。

ホワイトクリスマスの今日も、いろんなところで、寒さとたたかいながら頑張っている方々へ。