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野崎まど劇場<笑> 野崎まど

やはりこの作者は只者ではない。どこからこんな発想が生まれてくるのか見当もつかない作品がいくつも並んでいる。良くも悪くもこんな作品絶対に他の作家には書けないだろうという点で稀有な存在だと思う。特に「大相撲フィギュア中継」と「20人委員会」などは、本当に爆笑もので、作者の持つそうした唯一無二感を強く感じる作品だ。また、本書に収録された作品の幾つかは、雑誌掲載の段階で没になった作品のようだが、これらの作品は、決して面白くないから没になったのではないということも分かる。この作家は、いずれ桜庭一樹、冲方丁、西尾維新などと並ぶ、ライトノベル出身のメジャー作家になる日が来ると思う。(「野崎まど劇場<笑>」 野崎まど、角川文庫)

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