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ゴッホのひまわり全点謎解きの旅 朽木ゆり子

ゴッホと言えば「ひまわりの画家」という言葉を思い出すほど有名な画材だが、実際にひまわりの作品は11作品でそのうち実物をみることができるのは9作品とのこと(1作品は太平洋戦争の際の空襲で焼失、もう1作品は所在不明)。その9作品についての来歴や絵画としての特徴等を詳しく解説してくれる。唯一日本にある作品の真贋論争や、初期の4作品の比較等、書かれている全てのエピソードが大変面白い。言及されている11作品の全てが大きなカラー口絵で確認できるのも有難い。テーマの選定が素晴らしい上に、内容も興味深く、これぞ「新書」という1冊だ。(「ゴッホのひまわり全点謎解きの旅」 朽木ゆり子、集英社新書)

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