goo

円卓 西加奈子

とにかく読んでいて楽しい作品だ。客観的な記述部分、登場人物公の心の内の独白部分、その他地の文章、その3つともが面白い。特に地の文章の面白さには最初から引き込まれてしまった。こういう場合は何故か必ず大阪弁だ。地の文章の楽しさというのは、この著者の作品の大きな特徴だと思うが、本書はそれが際立っていて、何か著者を縛っていたものが解き放たれたかのようだ。ある意味非常に実験的な作品なのかもしれないと感じた。(「円卓」 西加奈子、文春文庫)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 思い出のマー... セブン 乾くるみ »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。