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浜村渚の計算ノート 10さつめ 青柳碧人

順番通り読み続けているシリーズの12冊目。だいぶ前から主人公たちと悪の組織との戦いというメインストーリーのマンネリ感が強くなっていたが、今回も相変わらずという感じだ。それでも、今度はどんなマンネリ打破の工夫がされているのかを読むのが楽しみになってきている。今回は、中国やインドで発達した独特の数学とかVRの世界での戦いといった工夫が施されていて十分楽しめた。マメ知識としては、「カプレカー定数(6174)」「嫌な奴(18782)」「ふたつの3乗数の和で表せる最小の数=タクシー数(1729)」などのトリビアが面白かった。(「浜村渚の計算ノート」 青柳碧人、講談社文庫)
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