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アンソニー・クイン 衣装 ハリウッド

往年の名俳優アンソニー・クインのコレクティブル。出演作は「大平原」「血と砂」「革命児サパタ」「ユリシーズ」「道」「炎の人ゴッホ」「ナバロンの要塞」「アラビアのロレンス」「砂漠のライオン」「ラスト・アクション・ヒーロー」など数多いが、私にとってのアンソニー・クインは、フェデリコ・フェリーニ監督の「道」と「アラビアのロレンス」の2作に尽きる。「道」では主人公ジェルソミーナと旅を共にする旅芸人だった。彼自身の不幸とその不幸を回りに撒き散らすかのような粗暴さと人間味が混じり合った人物造形は、最後のラストシーンと共に忘れがたい。また、先日読んだ「イスラムの怒り」では「アラビア…」で描かれた冷徹なアラビア人のイメージが、その後の西洋人のアラビア人観を決定づけたと書かれていたが、その冷徹なイメージのアラビア人を演じたのがまさにこのアンソニー・クインだった。
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