真珠子にゅうす

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思へば遠く来たもんだ

2020-01-04 04:19:30 | 日記

 

 

 

なんか今日は、たくさん文章を書きたい気分。。。

今まで私は、遠回り、遠回りしていたなって思って。

これからは、ダイレクトにいこう。

遠回り、と思うと、ふと中原中也の「思えば遠くきたもんだ」の詩が浮かんできた。

高校?中学?の現代文の教科書にありましたよね。

これを読んでいた時は、そんなに振り返ってみたいほど、

もっともっとも~~~っと遠くへ行きたいと思っていた。

「十二の冬のあの夕べ」なんて、ついこの前だったのでしょう。

振り返るほど遠いところで私は、何をしているのか未来の自分への期待があった。

今の私は、ちょっと遠くへ来てしまったと思っているみたいです。

一向に何も変わらない自分に驚きながら・・・。

 

「頑是ない歌」 中原中也

思へば遠く来たもんだ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気は今いづこ
雲の間に月はゐて
それな汽笛を耳にすると
竦然(しょうぜん)として身をすくめ
月はその時空にゐた
それから何年経つたことか
汽笛の湯気を茫然と
眼で追ひかなしくなつてゐた
あの頃の俺はいまいづこ
今では女房子供持ち
思へば遠く来たもんだ
此の先まだまだ何時までか
生きてゆくのであらうけど
生きてゆくのであらうけど
遠く経て来た日や夜の
あんまりこんなにこいしゆては
なんだか自信が持てないよ
さりとて生きてゆく限り
結局我ン張る僕の性質(さが)
と思へばなんだか我ながら
いたはしいよなものですよ
考へてみればそれはまあ
結局我ン張るのだとして
昔恋しい時もあり そして
どうにかやつてはゆくのでせう
考へてみれば簡単だ
畢竟(ひっきょう)意志の問題だ
なんとかやるより仕方もない
やりさへすればよいのだと
思ふけれどもそれもそれ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気や今いづこ


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