真珠子学園

真珠子主催の活動公式公開日記。
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ひとだんらく

2015-06-06 18:27:56 | 日記

もう6月6日。。。

ちょっと一段落した。

今年に入ってから、完全に自分を型にはめていました。

そこまでして、そこで滲み出てしまうもの、それが「自分」だと思ったから。

それが楽しみでもあり、恐ろしくもあった。

私は、ものすごくちっぽけで、一本の線さえ引くことができなかった。

(デジタルツールに頼ってみるにしろ、ペンタブでアナログに走って試みてみるにしろ)

今年頭から駆け抜けた半年は、自分とは何なのか自分の輪郭を探ることだった。

誰かの線を模倣することのなんと難しいこと!それはその人の息づかい、考え方、生き方をなぞること。

難しいからこそやればやるほど夢中になった。

本当に凄まじい経験を許してもらった環境に、人に感謝する。

4月、5月は、武士道をひもとくことで自分を鼓舞しなければ生きていられなかった。

他にも、ニーチェや、世界の歴史など、いろいろ本をたくさん読んでるんだけど、

調べれば調べるほど、私は、現代美術においては、シュルレアリズムの教育をどっぷり

受けていたんだなということがわかってきた。まず、美術と言うものをその生き様で示してくださった恩師が

高校の時の美術の先生で、彼が授業と平行して人知れず黙々と教室の隣の準備室で行っていた、お線香で紙に延々と穴を開けていく

当時の私にとってはなにやら魔術的に見えた創作は、シュルレアリズムだったということ!!!バーント ペインティングだというジャンルだと言うことを今更知った。

そして、その先生が見せてくださったサルバドール・ダリのドキュメンタリービデオを観た直後、私は自分の内的衝動をダイレクトに表出させた作品を描いた。

高校美術展に出展した50号の作品である。今考えれば、それは抽象表現主義というジャンルだ。

先生が見せてくれた様々な映像や、授業内容はとてもクリアするのにハードルが高く、16、17、18歳の私は

何の知識もなくただそれを自分の心の声に従ってこなしていった。

最近、ひょんなことから、巌谷國士さんの御著書を読んだり、展示を拝見したりしていて、一年前も「メルヘンとは何か」という講義を

運良く拝聴していて、その後、今年メルヘンの聖地であるドイツに行った時に、その時の講義内容がとても響いてきたり、不思議な巡り合わせたっぷりな

シュルレアリズムらしいシュルレアリズムとの再会なのであった。昔会ってたのに知らなかった。というか、自分が本能のままにやってきた行為には、

実はちゃんと名前があったというのだから、これは何と呼んだらいいのか。

2008年、熊本市現代美術館でやったワンマンライブは、イベント名が「真珠子・歌謡ショウー」だったのだけど、

あれは、内容的には、「真珠子・自動手記ショー」だったのですね。。。

 

 

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