真珠子学園

真珠子主催の活動公式公開日記。
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暮れのご挨拶日記

2008-12-31 01:43:11 | つぶやき
もう大晦日になってしまいました。
やっと年賀状書きました。
これから掃除します。
その前に、みなさまへの暮れのご挨拶を
便せんに書いたのでどうぞ受け取ってください。
2008年も、ありがとうございました。


日記


◎帯刺繍仕上げ。

ご飯も食べなくていいほど集中。

気が付いたら、朝日が出ていて、

少し休んで、次に気が付いたときは、

もう日が暮れていた。

17歳の頃、家で夜中にデカルコマニーを実験した時の

気持ちに酷似していた。

一生こんなことして生きていけたらいいな。という

ぼんやりとしたビジョンながら、

それでも胸は異常に高鳴っていたあの時。



「女」なんて、改めて考える材料じゃない。

生きてる折々に、その場その時に

否が応でも感じてしまう。

だから、それを一針に込めるだけで

もう充分なんじゃないか。




刺繍糸が無くなったのでひとまず中断。

刺繍のことをもっと知りたい。

小学校の時入部していた料理家庭科クラブで教えてもらった

知識しかない。



夫が一眼レフなるものをくれた。

カメラにまったく興味ないけど、

かっこいいから触ってみる。

なるほど。写りがぜんぜん違う!

操作方法が大変そうなので瞬間的に撮る物は無理だけど、

じっくり作品を撮ってみたい。






◎Sにアーティストインレジデンスの書類送る。



帯結びの本読む。

どうしてこんな呼び方になったのかという本。

結んでみたいものが増えた。



髪を結ぶ。

三つ編みを軸に色々遊べることがわかってきた。

まず、頭の天辺(自分の顔のバランスからちょうどいい場所)の

髪の毛の束を取り、三つ編みし、丸めて小さなお団子を作る。

後は、残りの髪をそこにどう集めるかによって色々アレンジできる。

おとといは、前髪をセンター分けして、二つの束を作り結んで、

それを真ん中トップの束と合わせて3束で三つ編みして、如来ヘアー。

昨日は、その三つ編みをほどいてクロスして前に垂らし、

三つ編みの癖で出来たウェーブがまるで大正時代のフィンガーウェーブのように

生かされた耳隠し。

今日は、前に垂らしたその二束をそれぞれに三つ編みして、クロスさせ、耳の後ろを沿わせてうなじの上で結わえて地毛カチューシャのできあがり。これは、キョンシーに出てくる女の子って感じの髪型。




お手入れも気付かないうちに徹底してきてるのか、

ブラシ3本手にしてる姿を見てビックリされた。

まず、ほつれを取るためのトルマリン加工の荒いブラシ、

それから豚毛のつや出しブラシ、

最後に血行マッサージブラシの3本。

シャンプーは石けんで、リンスはクエン酸!

この間、友人の漫画家に久々会ったら、髪が今の日本人じゃなかった!

この真っ黒つるつるぴかぴか天使の輪具合は、昭和半ば以前の

日本人の髪の毛ですよ・・・。美しい。

その子に教えてもらったんだけど、死んだ女の子の子宮をぱっくり

割って解体すると、シャンプーの香りがするそうなんです!!!

背中からシャンプー吸って子宮にまできてます!怖!

それ聞いてから、シャンプーには気をつけてます!





◎暮れのご挨拶書く。



年賀状書き作業。



ほぼ日で銘仙について知る。

これは、質の落ちる絹で織られていたため、

最初は、昔の女中さんのいわば労働着として出回り、

その後、一般に流行って1億反。そのころに品質も良くなり、

デザインも若い娘用に派手で斬新な物が出てきたらしい。

銘仙欲しい。

ちょっと野暮で、それでいて大胆なやつ。




ドライブスルー洗車。ガソリンスタンド、かなりのにぎわい。

油の値段は今年一番ぐらい安くなっていた。値段の上がり下がりに一喜一憂していた一年としては、今日はみんな大盤振る舞いで洗車を楽しんでいるように見える。ホッとしたようなにこやかな顔に見える。

わたしは、このドライブスルー洗車が子供の頃から大好き。

ピノキオが、鯨に飲まれた時はたぶんこんなだったはずだ。

長い毛足のブラシが、鯨の内部のすだれみたいな髭にしか見えず、

それが迫ってくる様子は、鳥肌もの。

鳥肌を立てて恐怖を楽しんでいる。

怖い。天草の海の夜のうねりくらい怖い。



一眼レフ・・・

これ写真に撮りたい!って思って構えてみるも・・・

画面真っ暗・・・

いろいろいじってみても真っ暗・・・

ヒステリー起こす寸前、前からカメラを見たら、

レンズに蓋・・・。

このレベルです・・・。





読んだ本



ぶるうらんど・・・夫婦のあり方にキョウカンキョウガク!!!!



買った本

江戸のダンディズム

日本のきもの・友禅






◎阿久悠

「何を書くかではなく、何を見るか。」




引き続き年賀状書く。

去年いただいた年賀状を見て、楽しくなる。

ありがたいなぁ。

一年前なんて、ほんとに2昔、いや4昔くらいの感覚だ。

わたしの今年の決意はなんだっただろうか・・・

今年の仕事は、桑沢デザイン研究所の特別講師から始まって、

SMAP×SMAPのアニメーション、

それから、香山リカさんの青春エッセイ本の表紙を描かせて頂いた

本を、祖父江慎さんデザインで発売、その後、屋根裏さん監修の

待望本「世界のサブカルチャー」が、松岡正剛さん帯、金澤韻さん解説で発売、そうこうしているうちに熊本市現代美術館での展示が近くなってきて、みっちり去年吸収した端唄と三味線の世界を駆使して、

アニメ「うず犬」を完成させ、春のグループ展、「ピクニックあるいは回遊」にて、

幕開け発表。

6月は小学生グラビア誌スタイリング、イラスト、デザイン。

今年は中学生グラビア誌と合わせて4回も起用していただいた。

そして橋口いくよさんの小説「原宿ガール」の表紙、イラストを描かせて頂いて、7月、祖父江さんデザインで世に出る。と同時に、

このころうず犬は渋谷ジャック。スクランブル交差点など他、渋谷の6カ所で一ヶ月間放映される。そうこうしてるうちに天草で陶芸をやらないか、というお話をもらって、粘土をこね始めたのが、7月15日。

それから、FRPで土台を作り上げるまでにちょうど一ヶ月かかっている。それ以降は、陶磁器を貼り付けるだけだ、と高を括っていたら・・・その陶磁器を作って貼り付けるまでにさらに一ヶ月。「海母」出来上がったのが9月16日です。

そして、バサラブックスでの展示。

りむちゃんとコラボの「ちおちゃんTシャツ」発売。

その後、一ヶ月間の空虚。

よくわからないものすごい焦りで、日記書けない・・・

そして、今・・・、という一年でした。

楽しかった。

フリーの仕事って、おもしろいです。

急にきたり、ずーっとこなかったりして不安定にはなるけど、

わたしは、この世界が好きです。

おもしろいんです。皆様が、この人にやらせてみたいなって

思ってくださるから成り立つんです。本当にありがたいです。

それから、たくさんおしゃべりしたり、お買い物したり、

鑑賞したり、お茶したりして遊んでくださったみなさま、

本当にありがとうございました。




年賀状を書いている内に、みなさんの顔が浮かんできた。

その瞬間瞬間の顔をちゃんと覚えてる。

思い出ってそういう顔がスクラップされていくことなのか、と

思うとちょっと怖い。

出来るだけ、いい時を過ごすように努力したい。




ポメ男さんと高浜寛さんと、屋根裏さんに、

スザンヌに似てる・・・って言われた・・・。

超うれしいんですけど・・・。



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