真珠子学園

真珠子主催の活動公式公開日記。
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【南嶌イズム】故 南嶌宏先生(美術評論家)を偲ぶ会に参列してきました。

2016-02-29 13:04:33 | 日記・絵

2016年2月28日、女子美術大学にて行われた。

お花のお船に、ピンクの花びらをみんなで舞い散らせました。
ぴんく、お花、お船、、、、とても先生らしいセレモニーだった。

せんせい、、、、ウ ソ だ と、言ってほしいな。。。。

今、メールしたら、お返事、普通に返ってくるよね?

せんせいなら、天国からメール返してくれるよね?

会場で配られたパンフレットとワッペン。

美術評論家の南嶌宏先生が、天国に逝かれていたなんて。。。

今年、私は年頭から、義父の容態悪化でそこからお葬式、四十九日の手配まで

一切周りのことが見えなくなっていたんだけど、

まさか、南嶌先生も父が亡くなったその3日後に天国に逝かれていたなんて。。。

お父さんと先生、一緒に天国に行ったのかな?とか、ぼんやり思ってた。



なんでこんなにも大切な方々が次々と居なくなるのかな?って

意味をずっと考えていた。

今日という日が来るまで、実感が湧かずにいた。

先生の今までのご功績は、もうみなさん周知の通りだと思うので、

ここではあえて書きませんが、今日、女子美で教育に献身された展示を拝見して

改めて本当にみなさんに愛された先生だったのだなぁと思いました。


私は、30歳の誕生日の時に、熊本市現代美術館で個展をしていて、

その時に館長を務められていたのが南嶌先生だったので、もう10年も

お世話になっていたのだなぁと気がついた。

先生に最後にお会いしたのは、去年の今頃だった。

私は その時、外国に行きたくて行きたくて、あらゆることに手を出していて、

あるコンペに応募するために必要な推薦文を先生に書いていただいたのだった。

あの時も、二つ返事ですぐ「書くよ。」ってお返事くださって

どんなに安堵したかわからない。

そのお礼にとあるパーティに会いに行ったのだった。

ちょうどバレンタインの頃だったから、チョコレートを渡して、

「来月、私、ドイツに行ってきます。ラプンツェルのお城に泊まってきますね!」

って、ドヤ顔したんだった。そしたら、あのニンマリお優しい笑顔をくださいました。

きっと、メルヘンチックな南嶌先生のことだから、何か刺激されたのでしょうねっ!

南嶌宏先生からもらった甘い香りのお菓子のトロフィー

出典 http://blogimg.goo.ne.jp

撮影:増田賢一

これは、2013年に、熊本の銘菓、お菓子の香梅さまより

アートアワード激励賞をいただいた時の授賞式の写真です。

まん中が私で、向かって右がこのアートアワードの選考委員をされていた南嶌先生。

左は、天草高校の時の美術部の恩師の森内和久先生です。

南嶌先生が、お菓子の香梅さまとのご縁を繋げてくださいました。


先生は、何をみんなに伝えたかったんだろう。

私は女子美の会場内で南嶌先生のメッセージを探した。

数ある先生の言葉の中でも、

これを読んだ時に、一番、ああ、このメッセージまたきたか・・・

先生もこのことを言ってるのかって思った。

いいんだ。このままで。

私は、今、転げ回っていて、それでいいんだ、って。。。



天国にメールしてみようかな。

ドイツに行った時の報告をまだ、先生にしてないもん!

天国で先生に読んでいただくためにも、

今、せっせとドイツ記漫画を描いているんです。


それにしても、先生は本当に双子だった。

お式の時にご挨拶されたお兄様、南嶌隆さんの声もしゃべり方ももちろん

顔も背格好も先生にそっくりで、もうこれは何かのパフォーマンスかな?って

思ったくらい。。。。。

ピンクのお花に彩られて、本当に今日は、先生らしいセレモニーが行われたのでした。



終わってから夫と、コーヒーを飲んでいたら、なんか懐かしい匂いがふわっとして、

これはなんだったかな?って瞬時に記憶をたどった。

先生のポマードの匂いがしたの。

「真珠子の香水を作れば?」っておっしゃってたことを思い出したよ。

中身はお水なんだって。 

「真珠子の うそっこ香水でいいんだよ。」っていうのが、先生からいただいた

最後のメールになった。


あの香りがした瞬間、先生が近くに来てくれたんだと感じた。

コメント
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