真珠子学園

真珠子主催の活動公式公開日記。
https://www.youtube.com/user/Shinjukohime

真珠子女史の丸眼鏡放浪記その5  最終章 増為好

2009-04-20 18:22:04 | つぶやき





やっと橋の向こうまで逃げ仰せたのに
知れば知るほど好きになる。














旅の最後は、瀬戸でした。
信長が茶器を生産するために瀬戸に焼き物の特権を与える前から、
瀬戸は陶器生産が盛んだったようです。
良質の陶土があったというのも理由の一つかと思うけど、
わたしは、そこに住んでいる瀬戸の多くの人たちの気質が
職人気質だったというのも繁栄を支えた大きな要素の一つ
だと思う。

町の中も、面白かった。
駐車場の塀の上に普通に作品が設置されてました・・・






織部正も瀬戸に対抗(?)して、美濃で一旗揚げようと工房を構えた、
という説もあります。
でも現在では、瀬戸も織部焼だらけだった!
瀬戸蔵でお茶したら、わたし、織部好きだよ、て知らせてもないのに、
カップこれ。






そして、外に出てみたら、瓦これ。





ぜーーーーんぶ緑色じゃないですかー!笑



本当に織部に始まり織部に終わった旅だった。
織部鯨にしがみついてた。
というか、わたし、織部のあの緑色を見ると、
小さい頃うちで販売していて食べさせられた苦甘い緑色の
抹茶のおせんべいを思い出して、嫌いだったはずなのに、
いつの間にか、好きになってたなぁ。
しかも、「みのやき」ていうお菓子も小さい時の常菓子で、
(これもあんまり好きじゃなかった!笑)
織部正さま周辺は、甘くて苦い記憶と共に思い出されるのです。

大人になって良いことは、そうやって嫌いだったものが
なぜか好きになったりすることだよなぁ。

そして、たった一杯のお茶がとってもおいしくなる、ってこと。
それは、10年前とかでは考えられなかったこと・・・。


うちも、織部焼のお皿を一枚買った。
「わたし、とっびっきりのお料理作って、これに入れるね。」
って言ったら、
「え?明太子?」
って夫。


帰宅後、郵便受けに不在届け。
母から明太子が届いていた。





終わり




★丸眼鏡放浪記、最後まで読んでくださって、
ありがとうございましたー!
旅日記おもしろかった!!!
旅絵、まるでなにか憑依したかのように描けた!
これからもすっごく描けるような予感がする!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする