◎帯の前にだるまの絵描く。
刺繍開始。
買った物
正絹1m
特殊縫い針
刺繍の本2冊
刺繍糸10色
迷った。でもだいたいわたしが好きな配色は歌舞伎カラーであるからして・・・
指ぬきキャップ
水墨画用紙
水墨用筆大・小
硯は中国で買ってきてもらったやつを19の頃から使っている。
◎今日は、金澤韻さんと原宿骨董パトロール!
壱の倉→隣の骨董屋→135°→くるり→シカゴ→ギャラリー川野
6件行った!
買ったもの
うちの家紋の男羽織、ド蛍光ピンク帯揚げ、
黒の水玉ベルト式帯締め、薔薇のコサージュ。
135°のブログに載った。
http://tokyo135.exblog.jp/
今日の帯締め、達磨のちょうど目の所に帯締めがきたから、
目隠しだるま。
着物コンテストだそうです。
韻さんは、なんと今日生まれて初めて自分で着て外出だって!
とってもよく着られていた。
また一人お着物仲間が増えてうれしいなぁ。
着物を着るようになってから変わったことは、
去年あたりから、純粋に「技」を尊ぶようになった。
織りとか染めとか絞りとか、刺繍とかに
うっとりするようになったこと。
韻さん・・・、
カメラ構えた時に、あんなに屈託無く笑う女の人を
私は見たことがない。
次にやりたいコーディネイト
ミーシャ付き半襟
羽織ひもをネックレス
鉄瓶、空だきをしてしまった!!!!!!!
◎整体
皮膚科
年末の大掃除のやりすぎが祟ったのか、
ひどい手の湿疹。
日暮里で布買う。
ブルーサテン、赤白チェック
閉店5分前に飛び込み。
この色は今日手に入れなければ絶対に駄目だった。
どうしても欲しい色を求めて駆け込み・・・
自分を着飾りたい意欲は、自分を作品にしてしまいたい意欲
なのか?
◎風邪気味
9時に起きて葛根湯飲んで3時までまた寝ていた。
昨日、病院の待合室で風邪をもらってきたのか・・・。
GEISHAという文字と浮世絵のラベルの付いた
芸者印万歳炭酸水というのを飲んだ。
明治時代に、奥会津から欧州に輸出されていた幻の天然水
なのだそう。おいしい。
墨画刺繍というジャンルを作ると決めた。家元になる。
刺繍中はいっさいなんの音も聞きたくない。
頭の中でラジオが流れ出し、わたしにインタビューする。
「刺繍をやりだしたきっかけは?」
「映画で浅野温子さんが締めていた
般若の帯を観たのがきっかけです・・・、
自分の為に刺したんです。
これは衣類じゃなくて
女の身の回りのもの、という作品です。
女の身の回りのものには怨念がとりついています。」
朝起きて、顔を洗う。
美しくありたいと今日も願う。
そこで誰が、どうして崩したものを見たいと思うか、だ・・・
だから制作もこつこつと重厚なものに向かうようになった。
わたしも女になってしまった。
◎読んだ本
藤沢周平「橋ものがたり」
何がどうしてそうなるのか、小気味好い。
夫の誕生日。神社お祓い。
うちのパパが45歳の時、私は、20歳だった。
神社に先日買った紋付きの男羽織を着ていったら・・・
なんといつも着せられてる白い上着、私の分だけ用意されなかった!
やっぱり正装なんだ・・・すごい!
ここで、紋付き羽織の威力を見せつけられた!
着てると身が清まってる気がしてきた。
黙々と刺繍していると、
千本針には、そりゃあ玉は当たらないだろうよ、と
思えてくる。
偶然が浮き出る面白さ。
何百年も生きるものを作る。
これはずーっと昔、大事に育てられたお姫様の
お嫁入りの時のもの、という事にしよう。
「運命の出会い」とか言うけれど、
「運命の出会いにした。」んじゃないだろうか。
◎雨。
たまには降ってくれないと、心がおかしくなる。
空焚き対処法をお店に電話して聞く。実行。
昨日、夫にプレゼントしたカップは、
漫画「へうげもの」の現代陶芸家とのコラボ作品、
へうげ十作のカップだった。
飲み心地を尋ねると、
「可愛い顔して、『飲んでみろ!』って言ってる。」
らしい。
いやあ・・・だってこれを初めて見た時の夫の顔が
あまりにも珍虫を発見してしまったような、そんな顔を
していたので、あげたくなってしまったではないか。
一筆一筆に力が思いあまってるところを
一針一針に籠める。
一通り刺して見てみたら、かっこわるかった。
半分以上ハサミを入れて取ってしまった。
わたしが好きな美女選をしてみたら、
着物+割烹着率高い。
わたしは、実は昔、大正時代を
生きていたんじゃないだろうか・・・。
気が付いていないだけで・・・
どこかで体験してきたんじゃないだろうか・・・
この懐かしさはどこからくるのか。