真珠子学園

真珠子主催の活動公式公開日記。
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はんにゃ

2008-12-26 21:38:54 | つぶやき
◎「寒椿」、民江の章、完読。

澄子よりも共感した。おもしろく読んだ。

ファザコンだから?不器用だから?

芸妓は、澄子のような女がなるものだ。

わたしには、一生なれないから、

一生澄子のような女に

憧れて、

憧れて、

憧れて、

一生退屈することはないんだという幸せ。






◎「寒椿」読み終えた。

花勇の貞子、染弥の妙子。

話の後半は、美女だが、だらしなく意地がなかった貞子と、

十人並みだが、意地だけで生きてきた妙子の

対比になっている。

貞子のどんなに陰口を言われようと、だらしなくしている

気持ちよさ、わかる。

すべてをすぅーっと受け流している貞子は

最初、産まれた時点でものすごく強かったからなんだと思う。

妙子の生き方は、当たり前のことを当たり前にする難しさ。

わたしには、妙子ほどの気骨はあるかなぁ。



人生は50歳から、っていろんな人が言ってるのが、

わかってきた。

その人の生き方は、全部

それまでの生き方なんだ。

だから、今を良くしようとすると、

先でもっとよくなるの。

つらいことがあっても

誰かを思いやる事が出来るようになる。



妙子は、掃除、洗濯、料理、家計簿、玄人はだしだった。

わたしも、夫のYシャツにアイロンでもかけてみようか。





◎近所の商店街で買ったもの




Gで重箱。

生まれて初めて、おせちを作ってみたいと思っている。

鉄瓶と、ぬか床容器買おうか迷って結局買わず。

ずっと使ってるやかん、年季が入りすぎてるけど、

なんか捨てられないよね。

漬け物とかつけてみたくなった。

でも漬け物石、1000円て。

バカみたい。

天草の海に行けばいくらでも落ちてる。




Aで着物。だって、身長160cmで2000円の新品。

こんなのない。柄も欲しかった柄。

こういう昔の総合衣料品店みたいなお店がなかなか

穴場だったりする。

とうとう嗅覚が鋭くなってきた。怖い(笑)

わたし、前世は、着物道楽な女だったに違いない。

それか貧乏すぎて一度も着物の袖に腕を通したことなく

死んだ女か。

幼い頃から執着心がある。食べ物よりも着るもの。

私のおばあちゃんは、幼い頃、山から山まで

背に商品を背負って物を売り歩く行商人だったと聞いた。

そんなおばあちゃん、わたしの成人式に

赤い絞りの振り袖と金襴緞子の帯を買ってくれた。

妹と、従兄弟にも。(要するに女の孫には全員に)

若いときに自分が着れなかった着物を。

わたしにはそんなことができる?

大事に大事にする。




ともちゃんにクリスマスプレゼントを郵送。




足袋にアイロンをかける。

足袋は和装の中で一番がんばっているパーツだ。

他は全部平面なのに、足袋だけ立体をものすごくがんばっている。

いつも服を作ってくださるお義父さんは、足袋屋の息子だったらしい。

それで、今は婦人服を作る人。

職人の血を明らかに受け継いでいるのか、

夫もものすごく手先が器用。

わたしの実家は商売人4代目。

父と私だけが突然変異。



夫のワイシャツにアイロンをかける。

夫は、来年アラフィーになるんだなぁ。




「櫂」鑑賞

また母校の校歌が・・・

私の小学校の校歌って曲は軍歌だったの??

「あ・うん」に引き続きまた、兵隊さんが行進しながら

歌ってたんですけど・・・

歌詞は違うけどね。頼山陽の歌。

♪かのさんようがうたいたるくもかやまかのたいようは
ばんりびょうぼうとうとうとよせてはかえすしじのはな
てんりょういらいれいしゅうにれきしもふるしがりゅうこう
ここせいかいのいっしょうちしょうらいふだんのがくのおと♪






「陽暉楼」鑑賞



これは、ロリータ物語でした。

緒方拳×浅野温子の、少女教育物語と観た。

浅野温子の強い眼差し、

赤を基調とした派手な銘仙、

前髪センター分け尚かつサイドの張り具合が的確なアップスタイル、

(鬢のほつれも含む)、般若の名古屋、・・・

もうすべてがツボでした。






◎「序の舞」観る。

わたしは、なぁ~にもわかってないただの赤ん坊なんだなぁ。

四つんばいの。

ただ泣いて喚く事しかできない。

二本脚で立てない。




さて、これからどうするか。





洗面所で夫が髭の手入れをしているところを

気が付かれないように隙間からチラチラ覗きながらいた

くず餅にかけたきな粉と黒蜜を黒文字でこそいで

こっそり食べてたら、

「何かりかりやってるの?」

と、言われて、赤面。

向こうも気配を感じ取っていたのか・・・。

食いしん坊。いやしいの。はずかしいの。





「やけっぱちのアリス」読み始めた。




2日続けて料理した。






◎夫の本発売される。

http://www.7andy.jp/books/detail/?accd=R0383964

この3ヶ月ほどとても忙しい様子でゆっくりろくに会話してなかった。

けれど今日くらいは、ケーキを買う時間を作ってくれるというので、

ものすごいおしゃれして外に出た。なんちゃって日本髪まで結った。

ケーキ一個買ってもらう為にそこまで異常な気合いの入れようは、

楽しい。








鉛色の正絹の雪輪の金縁縫い訪問着。

夫が誕生日に買ってくれた。それに合わせて買っておいた

朱に牡丹の塩瀬の帯をいよいよ締めたのだった。

胸が高鳴った。

帯留めは今日届いたともちゃんからの天草の真珠付きのチョウチョの

七宝ブローチ。クリスマスプレゼントに送ってくれたの!

しかも同じ日にプレゼントをお互い買いあっていたという運命の品。

ブローチは、まるでチョウチョが牡丹の花にとまってるみたいに、

この帯にぴったりだった!色も!ミラクル!








最近は、胸元と裾がなんか、ばり、ばりとキマッテしっかり

着られてるような気がしてうれしい。背筋が伸びる。

たぶん最初に体を縛る腰ひもをお乳のすぐ下で

きつく結わえているから。

見よう見まねで、なんちゃって束髪は、

芸者さんの頭を作って50年のおばさんの作業を

よく見ていたので思い出しながら・・。

松坂屋の素敵大理石階段で待ち合わせ。

ケーキだけと思ってたら、食事もしていいことになった。

おしゃれしてきて良かったわ!

(こんな事もあろうかと、ちゃっかり、口紅とコンパクトしか入らないような小さいバックの中に前掛け用に手ぬぐいおしこんできてたけどね☆ヒミツ☆)



帰ってきてから、着物のシワにショックを受ける。

女って年々美しさを受け入れるようになる。

女になってしまった。



Nのシューズをカスタム出来るプレゼントをした。








読んだ本

「やっけぱちのアリス」・・・ん~・・・おもしろい!

「銀河鉄道・・」・・・ぜんぜん入ってこない。

ああそう言えば、国語の授業で「クラムボンはわらったよ」で、

苛!とするような子どもだったよ。わたしは・・・。





◎「氾濫」観る。

胃が痛くなった。

文子さま目的だったけど、また 佐分利信出てた。

50年前からおじさんは変わらないんだなぁ。

いやもっと昔からかもしれない。




名古屋で角だし、後見結びの練習。

ひさしぶりに脇腹がつった!

帯に般若を描く。









浅野温子の派手な銘仙に般若帯でチャールストンの姿が

忘れられなくて。

般若、小さいときは床の間にお面があるおうちとかに行くと

怖くておトイレ我慢したりしてたけど今は、怖くない。

これも女の一部。

もっと重厚にしたくて刺繍してみる。

昔はこういうの一晩で作らないと気が済まなかったのだけど、

今回は、明日も続けてみようと思っているこの成長ぶり。





◎横尾忠則さんの公開制作を見に行く。

「腰巻きお仙」に衝撃を受けてから、14年が経った。

何度も、トークショーとか行こうと思っていた。

でも行けなかった。

でも今日は行かなくてはいけないと思った。

制作部屋に入ると、演歌の北酒場が流れてきた。

Y字路を描いていらした。

私は、真横に立って筆先と顔を交互に凝視した。

うわぁぁぁ~!!!!!って叫んでペットボトルの水を

ぶちまけたくなった。

その衝動を押し殺していたら、

あああああ、わたし、ここにずぅ~~~っと居たい。と

思えてきた。

幾度か波があってそういう葛藤と共に30分ぐらいそこに居た。

横尾さんは、キャンバスの中に建物を本当に建てていた。

歩いて5歩のところにいらっしゃるのに、

テレビの中ほど遠かった。




この近所に南部鉄瓶屋さんがあるらしいので行ってみる。

実際見たらもう欲しくてたまらなかった。

新アラレの急須にもなるタイプを買った。

家に帰ってから、すぐ包みを開け、湯を湧かしてみた。

ぶんぶくぶんぶく、おいしい。





買った本

ぶるうらんど

きもの口伝 帯のはなし 結びのはなし

衣小夜がたり


コメント
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