5月初旬に探しに出かけた山梨県側のハコネグミ探索は失敗に終わっている。今度はかなり詳細な資料を送っていただいたので、絶対に見つかると確信を持って探しに出かける。午前中の仕事を終わらせて午後から甲府を出発したが、歩き始めたのは午後3時になってしまった。
やや風が強いが天候が良く、午後になっても富士山がスッキリと見えている。
道路脇にはキンポウゲがたくさん咲いていた。
ニョイスミレがたくさん咲いていた。
草地にたくさん咲いているこの花はヘビイチゴであろう。
良く似た花が森の中にも咲いている。
花弁の中心部に濃い黄色の部分がある。これはツルキンバイであろう。
ツルキンバイの大群生
5月初旬に訪問した時はまだ蕾だったクワガタソウが満開になっていた。
クワガタソウの群生
6枚葉の小さな花が群生している。
これはクルマムグラであろう。
ハリスゲの仲間
果胞の付き方からヒカゲハリスゲと思われる。
期待していたヤマシャクヤクだが大部分は終わっていた。
咲き残りのヤマシャクヤク
山の上の林の中ではまだ満開のものが残っていた。
満開のヤマシャクヤク
目的地に到着し、ハコネグミと思わしき木を探して葉を調べてみる。これは鱗状毛なので違う。
こちらも鱗状毛
星状毛か?と思ったのだがやはり鱗状毛である。
木を見上げてみる。
ハコネグミならば今ごろは花が咲いているはずだが花芽も付いていない。これはナツグミであろう。
場所は間違っていないはずだがいくら探してもハコネグミは見つからない。小さな花が見つからないのは仕方ないかも知れないのだが、2m以上もある樹木が見つけられないのはよほど目が悪いか探し方が悪いか?それとも場所を間違ったか?1時間ほど森の奥のほうも探してみたが見つからず、夕暮れが近付いてしまいかなりガッカリして、さらに自信を無くして撤退してきた。山梨県のハコネグミは来年に持ち越しになりそうである。
下山したのは7時ごろになってしまった。富士山の空が少し焼けていた。
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