3年ほど前に偶然に発見したヒイラギソウが見ごろになっているとの連絡を花仲間から受けた。週末は予定が詰まっており、明日は休みだが台風接近による天候不良で1日中雨だろう。行くとすればこの日しか無いのだが、午後も仕事がある。しかもこの日は業務量が多く、必死に片付けて終わったのは午後3時近くになった。中央道を使って現地に移動するのだが、いつもは通行出来る林道が手前のほうで通行止めになっていた。心が折れかけたが止む無し、本日行かなければ今年は花を見ることなく終わってしまうであろうから、荷物を軽くして林道を歩くことにする。

白い花が咲き始めている。葉は三つ葉状に切れ込んでいる。

装飾花が5弁、これはカンボクであろう。それほど多く見られる花では無い。

別の白い花が咲いている。

葉の先の尖りが鋭い。これはガマズミであろう。

見に来たのはこの花。

ヒイラギソウ。1株は花付きが良くてちょうど満開である。

もう1株は残念ながらあまり花付きが良く無い。

満開のヒイラギソウの花

紫色のそれなりに美しい花である。

林縁に咲くヒイラギソウの花を存分に楽しませてもらった。

林の中を探索してみる。多く生えているシダはオシダとこのミヤマイタチシダ。

そしてこの葉の柔らかいイワウサギシダが生えている。

限局的に生えておりさほどたくさん生えているわけでは無い。石灰岩が混じった岩質をしているのではないかと思う。

第一羽片の付け根のところに毛が生えているはずだが、良く分からない。

これはユウシュンランであろう。花付きは良いがさすがに日没近い時間で花は閉じていた。
到着時間が遅くなってしまったが、なんとか満開のヒイラギソウを楽しむことが出来た。他にもあるだろうと思って探しているのだが、現在のところこの2株しか見つかっていない。