主に貧栄養または腐植栄養質な池や沼の水中に生育する多年草である。地下茎は泥の中を横に這い、先端に越冬芽をつける。浮水葉の葉身基部は円形~浅心形で縁が葉柄にそって流れ、波形のしわをつくる。若い浮葉は赤銅色を帯びることがある。沈水葉は上部の1~2枚を除いて明瞭は葉柄は無い。花は 2.5 ~ 5㎝、穂状花序を直 立する。花期は 6 ~ 10 月。山梨県では分布域が限られており、個体数はさほど多くは無い。
2018年山梨県カテゴリー :絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2005年山梨県カテゴリー :絶滅危惧Ⅱ類(VU) 2017年環境省カテゴリー:なし
フトヒルムシロの生育する池 2024年6月 北杜市で撮影
限られた生育地に固まって生育している
主な花期は6~7月ごろ
穂状花序を水面に伸ばすフトヒルムシロ
穂状花序に濁った紅色の花が咲いている
同じ池の8月下旬の様子 2023年8月撮影
葉の辺縁が波打つと言われているが葉で判別するのは難しい。
水中葉が見える。この水中葉には柄が無いはずである。
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