昨年も訪問しているベニバナヤマシャクヤクが咲く山であるが、昨年は既に花が終わっていて咲き残りを数輪見たのみだった。そろそろ咲いている頃ではないかと思う。この日は空模様が悪く、いつ雨や雷雨になってもおかしくない天候だったので、悪路の林道を車で詰めて短絡して歩くことにした。案の定倒木で道幅がギリギリのところがあり、車の側面を少し擦ってしまった。

ギンリョウソウが満開

山盛りのギンリョウソウ

おそらくこれはカシワバハグマの葉であろう。

あちらこちらで白い花が咲いている。

これはサワフタギないしはタンナサワフタギであろう。

葉裏を調べてみると葉脈のところに白い毛が生えている。これはタンナサワフタギであろう。サワフタギは葉裏全体に毛が生えているらしい。

居ました。目的のベニバナヤマシャクヤク。

ちょうど満開。薄ピンク色の花。

色の濃いものもあった。

これは色が濃いタイプのベニバナヤマシャクヤク

雌しべの先端は赤い。

何本か固まって咲いていた。

天候が悪いためか花は全開してくれない。

森の中にひっそり咲いていたベニバナヤマシャクヤク

こちらはまだ蕾

林道脇に咲いていた白い花

甘い臭いが漂っており、ハシドイだろうと思ったのだが葉っぱが違う。

葉には鋸歯がある。おそらくアワブキではないかと思う。

これも林道脇に生えていた木。花が満開になっている。

上向きに咲くこの花の感じはニワウルシではないかと思う。
樹木はまだ分からないものばかりで、図鑑とネットで調べているが同定が怪しい。ベニバナヤマシャクヤクはちょうど良い時期に訪問出来たと思う。色の濃いもの、薄いものなど、いろいろな花を見ることが出来て生物学的多様性が保たれた素晴らしい森であることを体感し、たいへん満足な花見となった。