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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

草原に咲くセイタカスズムシソウ  令和2年7月5日

2020年07月06日 | 山に咲く花
 本日も決して天候は良く無いが午後の早い時間まではなんとか降らずに持ってくれそうである。早朝5時に目を覚ましたが眠くてウトウトしていたらもう7時近くになっていた。これではいつもとあまり変わらない。急いで支度して出発する。


    青々と茂った草原の向こうには富士山が姿を見せてくれた。


    草原に咲くアヤメ。後ろの富士山は光量が合わずに飛んでしまった。


    フナバラソウはもう茂ったススキの中に隠れてしまっている。


    花の散った後。種は付くのだろうか?


    カイジンドウももう散っていた。


    タツナミソウが咲いていた。


    目的の花はこれ。まだ蕾のものもいくつかあった。


    セイタカスズムシソウ


    真っ直ぐ伸びた茎から花が出る。


    今年は小さめのものが多い。


    これからもう少し大きくなるのかも知れないが、ここに咲くものはもともと小ぶりである。

 近傍の森に確認しておきたかったシダがあったので見に行ってみる。


    見ておきたかったのはこの葉に光沢が無いイノデ、ツヤナシイノデ。


    根元の鱗片は大き目のものと細いものと両方が付く。


    ソーラスは葉の上の方、かつ外側から付き始める。


    確認しておきたかったのがこの葉軸中央付近に付着する鱗片。幅広い鱗片の先端部分が急に細くなる。この形がツヤナシイノデとの違いである。


    こちらは幼弱な葉は見ているが何だか分からなかったシダ。


    胞子穂が出ているものがあった。細長い胞子穂、葉の切れ込みが浅いことからナガホナツノハナワラビと思われる。

 セイタカスズムシソウだけでなく苦手なイノデの仲間の見分け方もこれでだいぶ進歩してきた。ナガホナツノハナワラビは偶然出会えたものだが、季節が変わるとまた別の出合いがあるものである。今度はナガホでは無いナツノハナワラビを見たくなってきた。
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