スケッチブック30

生活者の目線で日本の政治社会の有様を綴る

スケッチブック30(昔の非常識は今の常識)

2022-02-12 13:36:45 | 日記
2月12日(土)
 少し前の産経新聞に防犯カメラを例にして、表題に挙げた題目の記事が載っていた。確かに防犯カメラを導入する動きに対して「監視社会の到来」だの、「プライバシーの破壊」とかの批判がなされていたものだ。記事にある通り今では、カメラが設置されていなかったらそのことが責められる、有様である。
 消費税が導入されたとき中日新聞は、「10円でお菓子が買えない」と子供が泣くとの記事を、大いに垂れ流したものだ。本当に泣く子がいたら大変に物分かりの悪い子だろうし、そんな事も教えられない親と教師がいたら、まあ死んだ方が世の中の為だと思ったものだ。あの頃が新聞を信じられなくなった始まりだ。
 平成の大合併で多くの自治体が合併した時、朝日新聞は「その土地の特色が消える」と批判し、合併を拒んだ複数の自治体を「独自色を出して生きてゆく」とかの言葉で美化して報道したものだ。今その自治体は独自色を出してやっていけているのだろうか。合併しないで首長と議員を抱えることが、独自色である筈はなかろう。合併した他の自治体より発展していて初めて、独自色を出したと言ってよいだろうが、果たしてそうなっているのだろうか。
 敵基地攻撃能力を持たないことが、今の国防常識である。権力の監視一本やりが、今のジャーナリズムの常識である。佐渡金山で韓国と話し合うのが、今の外交常識である。これらが非常識となる日は5年後か。