社長の日記

岐阜市で家づくりをしている、株式会社ヤマカ木材社長の日常やメッセージをお届けします。

補助金、優遇ありきではなく!

2014-10-17 17:51:16 | 業界について
今日は午後からM様の地鎮祭。

M様、おめでとうございます!完成を楽しみにしていて下さいね!

そして明日から、岐阜市北一色でナチュリエの見学会が
あります。


最近はモデルハウスもあるのであまり現場見学会を開催して
いなかったのですが、貴重な機会ですので是非お越し
下さいね!

さて、今日の地鎮祭のM様にも聞かれましたが、昨日も中日新聞に
国の省エネルギー制度が崩壊しているという記事がありました。

M様も太陽光を設置します。

というのも先月、九州電力が太陽光の産業用10kw以上の新たな
接続を保留すると発表し、その他の電力会社もそれに続いたから
です。


先週、この記事にも載っている秋野弁護士の講演を新潟で聞きましたが、
今、工務店などからこの件での相談が殺到しているとの事でした。

中には、契約を破棄したいだとか、完成した住宅から太陽光を
外して欲しいという要望もあると言います。

産業用なので一見住宅には関係ないと思われがちですが、実は
10kw以上の太陽光を提案している住宅会社は非常に多い。

その売電収入を当てにしてローンを組まれる方が多いのです。

というより住宅会社がそのような提案をしているケースが多い。

僕が今日のブログで言いたいのは太陽光がダメだとか国の政策の
批判ではありません。

実は住宅業界では、このように補助金だとか優遇だとかいった
制度が非常に多いです。

もちろん、国のエネルギー政策などで環境に貢献出来る部分が
あります。

だから使えるのであれば使えば良いと思います。

しかしそれを売りにして営業をしている住宅会社が多い。

今回の省エネルギーの法律もそうですが、絶対な事なんてないし、
様々な補助金制度だって枠があります。

それに頼った営業をしていると自分達の為にも良くないと思います。

僕は住宅会社はもっと自分達の会社や商品、人材を磨いて自分達
自身を売りにするべきだと思います。

折角良いものを持っているのなら、積極的にPRして売り込むべき
です。

何故か営業する事がお客様に迷惑だという風潮がありますが、
良いものなら積極的にセールスする事がお客様の為にも
なります。

補助金や優遇制度ばかりに頼るべきではありません。

経済的なメリットばかりを強調するとそれがないと契約をして
頂けなくなってしまいます。

プラスアルファで提案すべきだと思います。

補助金や売電価格ありきではなく、住宅会社ありきで家づくりの
依頼を頂く事が大切なのではないでしょうか。