アンドロイドは電気羊の夢を見るのか？・・・・

ずっと読みたいと思っていた　フィリップ・Ｋ・ディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るのか？」読みました。

この作品は映画「ブレードランナー」（←傑作です！！）の原作としても有名ですね。詳細はネタバレになりますので省きますが　原作は映画とはかなり異なりますよ・・・・第一原作には　ブレードランナーと言う用語（？）は出てきません（笑）原作では「ｂｏｕｎｔｙ　ｈｕｎｔｅｒ」（賞金稼ぎ」ですね・・・

違う表現をすれば　この原作からよくぞあの映画を生み出したと思います。脚本家（？）の腕の良さですね・・・素晴らしい！！

原作の後半は哲学的な（？）内容で僕には難解でした・・・・ただし　この作品全体が持つ　何かドロドロした暗いイメージは面白かったです。思うに　結局未来という物をどう予測するのか？（この作品の舞台は近未来のサンフランシスコです）→人類は進歩（精神的に）しているのか？→徐々に破滅に向かう人類→　希望の無い世界　→　この作品は著者の現代に対する警告ではないのか？（著者は人類に対して　随分懐疑的です・・・）　今のままでは　将来　何か取り返しのつかない事態が起こる・・・・僕にはそんな風に読めました・・・・・


ディックの他の作品（「高い城の男」、「流れよ我が涙と警官は言った」）も読みたいです。