2020年5月19日
コロナ禍はおとなしく過去旅振り返りで現実逃避。
〈2005年12月27日〉
年末恒例、冬休み北海道遠征、この年は行きに「はまなす」帰りに「北斗星」で道東の根室を目指す。
当時はポピュラーだった組み合わせも、今となっては夢のような行程。
冬休み初日、まずは「はやて13号」で八戸へ。やっぱり自分の中で東北新幹線は「はやぶさ」でなく「はやて」のイメージが強い。「はやぶさ」と言ったら九州ブルトレ。
定刻12時59分、八戸に到着。ここから東北本線普通列車に乗り換え。この頃はまだ青い森鉄道ではなくJR東北本線。車両は701系だったけど。
夜行列車乗車前のお清めとしてやって来たのは三沢の古牧温泉。三沢駅から徒歩10分くらいだったような。内風呂がとにかく広くて豪華だった記憶があるけど、どんな泉質だったか覚えておらず。
しかしこちらの古牧温泉、いつの間にか星野リゾートに変わったようで。時代の変化を感じる。
すっかりくつろいで夕方再び東北本線に乗車。701系で約1時間15分のロングシート苦行の末に青森到着。結構な雪が降っている。
「はまなす」乗車まで時間があるので、青森では定番の「おさない」さんでビール&夕食。比較的安価だったほたての卵とじ定食をオーダーしたような。豪勢に刺身食べたかった、なんて思いながら店を出た気がする。
この頃はまだ旅先でも節約志向が強かったから。今なら間違いなく刺身食べるし三沢-青森も迷いなく特急に乗る。もう走ってないか。
お腹も満たされたところで青森駅に戻り「はまなす」乗車へ。
今日のお宿はドリームカー。今まで「はまなす」は自由席ばかりだったので、ドリームカーは今回が初めて。楽しみ~。
しかしここで事件発生!
思い返すと、指定券購入時に「ドリームカーで」と告げると「ドリームカー?」と怪訝(けげん)そうに聞き返され、発行された指定券は7号車指定席。実際7号車に行ってみると、なんとドリームカーではなく普通の簡リクシート!マジか?
あの窓口、ドリームカーが何だかわからず適当に指定席とったのか。「はまなす」指定席初心者だった自分は5・6号車がドリームカーだったのを知らず、乗車直前の今ようやく気付いた。ガックリ。
まあしかし「はまなす」の指定券とったタイミング遅かったし、ドリームカーは満席だったのだろう、と思うことにする。気付かなかった自分が悪いし。
でもなんか腹立つな。
さすがに年末のこの発車直前にドリームカーが空いているとも思えないので、乗車変更もせず観念して7号車に乗車。
同じ7号車の乗客の一人が検札に来た車掌さんに「6号車空いてないの?」と聞いていて、失礼ながらちょっと苦笑。自分と同じ思いの人がいた。
いったんホームに降りてED79鑑賞。大雪の青森駅で発車を待つ「はまなす」。かっこいい。これぞ北海道夜行。ドリームカーは残念だけど、やはり夜行列車はテンション上がる。
列車は定刻に青森を発車。やがて車内は減光。いい雰囲気。「はまなす」は雪の津軽海峡線を力強く進み、やがて青函トンネルに突入。
明日の北海道に思いを馳せながら簡リクシートでうたた寝。zzz…。