Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

最後の「あけぼの」寝台券争奪戦(上り)

2014年01月26日 22時03分00秒 | 10時打ち

2014年1月23日

 

 

 


今日は「あけぼの」ラスト乗車の帰り分争奪戦に参戦。


一応2月14日発売の「3月14日ラストラン」も申し込むけど、これは望み薄。
実質、今日が自分のラスト争奪戦になるのか。
「上りは下りよりも取りやすい」と云われますが、果たして?

上り「あけぼの」は、自分の中ではソロの海側が絶対条件。
さらに上段希望ではあるけど、さすがにそんなことを言ってられる状況ではなく、下段でもいいからとにかく海側。
一駅では確率が低いので、二駅に申し込みます。その為に今日は振休をとり会社は休み。


まずは先日下り分をとってくれた駅に、朝7時に出向いて事前受付してもらいます。
そのまま隣駅のみどりの窓口に行き、ここでも事前受付で申込書を提出し、一旦自宅へ戻ります。
そして時は9時50分、2番目の駅に出向いて10時打ちを見守ります。

 

 

 

 

 

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9時57分、窓口休止。
9時58分、窓口氏が携帯電話を耳に当てた。こちらもドキドキする。
時が刻まれ、そしてついに、10時!

 

 

 

 


しばしの沈黙。
そして、次の瞬間、マルスから1枚のきっぷが出現!10時打ち成功!
ふーっ、毎度心臓に悪い。しかし見事ゲットしてもらえました。そして、次はいよいよ部屋番号の確認。
こうなると10時打ちよりもこっちの方が緊張する。


「確認お願いします」ときっぷが差し出され、気になる部屋番号は、なんと、海側下段!
「おっしゃ~」。希望通りの海側!完全に運次第の状況下で、しかも進行方向向き。
日頃の行いが良かったのか。これでまた夜の日本海が眺められる。

続いて1番目の駅へ。こちらも無事ゲット!そしてこちらも、なんと、海側下段!
くじ運の無い自分にしては奇跡的な結果。
部屋番号は、下りが6号車のギリギリ20番台でしたが、今日はそんな事はなし。
やはり下りよりも上りの方が寝台券がとりやすいのは本当のようです。
ちなみにこちらの2枚目は進行方向逆向き。
せっかくとってくれた窓口の方には申し訳ないのですが、こちらは早めにキャンセルします。

 

 

 

 

 

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第1希望の海側上段とはいかなかったけど、下段でも海側であれば大満足。
これで往復の寝台券が揃い、あとは運休にならない事を願うのみ。


しかし、いつもは待ち遠しい乗車までの1ヶ月も、「あけぼの」ラスト乗車の今回ばかりはとてもそんな心境には…。
むしろ、乗車日が来ないでほしいと思うくらい。


1ヵ月後、上野駅13番線にいる自分は、多分泣くんだろうな…。

 

 

 

 

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最後の「あけぼの」寝台券争奪戦(下り)

2014年01月24日 21時36分00秒 | 10時打ち

2014年1月19日

 

 

 


「あけぼの」引退まで1.5ヶ月。未だに廃止を受け入れられないまま。
しかし気持ちを切り替えて、自分のラスト乗車の計画をたてていました。
もちろん3月14日のラストランには乗りたいけど、これはとてもとれそうにありません。
2月下旬を自分のラスト乗車にすべく、まずは2月19日の下りソロを狙います。

 

 

 


年末年始と異なり今の時期は事前受付はしてくれない(と思い込んでいた)ので、9時45分に最寄りの南武線みどりの窓口に出向きます。幸い今日は日曜日で会社は休み。


「10時にお願いします」と指定券申込書を提出すると、
窓口氏の目が一瞬険しくなり、「ソロですね、わかりました」と受理。
その後、奥からもう1人出てきて何やら打ち合わせ。今の「あけぼの」ソロの難易度を物語る。
その後マルスを操作し、事前にデータを入力。

 

 

 

 

 

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10時打ちに備え窓口が休止される。
そして9時58分、窓口氏が携帯電話を耳に当てる(時報を聞いていると思われる)。
久々に10時打ちを生で見る。緊張が高まってきた。


9時59分。自分も時計を見ながら息を飲む。
そしてついに、10時!


窓口氏の手が一瞬ピクッと動いた。そして、
窓口の2人目の方から自分に手で「○」のサイン!10時打ち成功!「ふーっ」と安堵のため息が出てしまった。


出てきたきっぷは、間違いなく「『あけぼの』ソロ上野-青森」。
しかし部屋番号はビックリの6号車20番台!
通常、ソロは5号車1番から発券されるようで、実際10時打ちの時は必ず5号車だった。
それが6号車のしかもギリギリ20番台とは。こんなの初めて。
コンマ何秒が明暗を分ける、瞬殺の状況。水曜出発にも関わらず。

窓口の2人目の方が中から出てきて「良かったですね」。
自分「あ~ありがとうございました。しかし部屋番号が6号車20番台だったのでびっくりしました。」
窓口「廃止間近で『あけぼの』の個室はなかなか取れません。開放Bならいくらか楽ですけど。10時ぴったりに打つのは結構難しいんですよ。フライングはご法度。4秒くらいロスしますから。教えるのも難しいです。感覚がものをいいますよ。」
自分「また上りの分を買いにきますのでお願いします。」
窓口「7時に窓口は開きますので、なるべく早くいらして頂いた方が確実です。」
自分「今の時期でも事前受付してくれるんですか?」
窓口「ええ、やってますよ。先着順に受け付けします。」
自分「いいこと聞けました。早く来ますのでまたお願いします。」

どうやらこの方は10時打ちのベテランのようで、窓口氏が瞬殺を予想してヘルプを求めたようです。

しかしこの駅のみどりの窓口は本当に頼りになる。
過去に冬休み帰省ラッシュピークの下り「トワイライトシングルツイン」を10時打ちでとってくれたことや、「あけぼの81号下段」をキャンセル待ちでとってくれたこともあった。
「あけぼの」ラストランの寝台券も、この駅に託してチャレンジしてみようか。


そして事前受付可能とはいい事聞きました。上りはソロ海側が絶対条件。
ソロがとれたとしても海側であるには一駅では確率的に厳しい。二駅申し込めれば確率アップ。
事前受付が可能であれば二駅に申込み可能。これは大きい。

 

 

 

 

 

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何とかソロを確保し、今度は4日後の上り争奪戦。果たしてソロ海側ゲットなるか?

 

 

 

 

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2013-2014 冬の札幌逃避行⑨【「あけぼの」雪国~星空の上越線を行く】

2014年01月23日 00時20分00秒 | 鉄道旅

2013年1月5日

夜中にふと目が覚める。外は一面雪景色。
いつもは起きる長岡をいつの間にか通り過ぎ、ここはすでに上越線のようです。
すぐに駅を通過。眠い目を凝らして駅名を見ると、何と石打!
いつの間にか上越国境直前まで来ていました。危ない危ない。
すさまじく眠いけど、上り「あけぼの」のハイライトを見ない訳にはいきません。
ここで早くも起床。時刻は3時30分。

越後湯沢を通過して、いよいよ上越国境へ。
黒い空に映える国境の白い山、雪に覆われた針葉樹、点在する街灯に照らし出されしんしんと降る雪。
冬の夜の上越国境は例えようのない美しさ。ただひたすら眺めます。
土樽を通過し、列車は清水トンネルに突入。
かつては特急「とき」や「新雪」、急行「佐渡」「よねやま」が、
そして夜には「出羽」「天の川」「北陸」「鳥海」「能登」などが当たり前のように行き交っていた清水トンネル。
「あけぼの」が廃止されてしまうと、ここを通る定期優等列車は消滅。普通列車が1日数本と貨物が通るだけ。
この風情あふれる清水トンネルがどんどん衰退していくように思えます。
まさか清水トンネルまで廃止…なんて事にならないといいけど。

長大な清水トンネルを抜けて土合を通過。そしてここからは湯檜曽ループ。
下界に見えるのは、灯りが点在する雪の湯檜曽集落と、ループで直交するレール。
しかしこの光景が見えるのは一瞬。再びトンネルを出るとそこはもう先ほど見えた下界。
いつ見ても幻想的な上越国境と湯檜曽ループ。この景色が見れるのもこれが最後かも。本当にやるせない。

やがて列車は水上に運転停車。

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運転士さん交代。
水上を出ると雪は急速に無くなり、代わりに満点の星空が出現。ベッドに寝そべりながら星空を眺めます。
これはソロ上段ならでは。それにしても、「あけぼの」の車窓は「非日常」に溢れています。
こんなにいい列車に今後巡り合えるかどうか。せめて「トワイライトEXP」が残ってくれれば。
星空を眺めいたら、いつの間にか再び眠りについていました。

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おはよう放送で目が覚めて、定刻に大宮到着。今日は日曜日。さすがにサラリーマンの姿は少ない。
大宮で通勤ラッシュを見て一気に現実に引き戻されるのが嫌なので、日曜で良かったです。
見慣れた景色の中を列車は快調に進みます。寒い早朝にも関わらず、沿線にはカメラマンが多い。
やがて地平ホームに入り定刻6時58分、

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上野駅13番線に到着。
今日も多くの乗客が下車してきて、あちこちで記念撮影。
子供からご年配の方まで、男女問わず。みんな名残惜しそうです。

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やはり一番人気はここ。

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ラストランまで残り2ヵ月と数日。今回が最後の「あけぼの」乗車という方も多いはず。
自分も出発前はラスト乗車を覚悟してきたけど、今はとてもそんな心境にはなれません。

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自分も1枚だけ。

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…と言いつつもう1枚。

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雪が東北夜行の勲章。

残り期間「あけぼの」寝台券争奪戦はより一層激化すると思われます。
正直、旅とは言い難いイベント乗車はあまりしたくないけど、
何とか寝台券をゲットして次回を本当のラスト乗車としよう。
7時13分頃、多くの人が見守る中「あけぼの」推進運転で回送へ。本当に名残惜しい。
自分もEF64の姿が見えなくなるまで見送って、上野駅13番線を後に。あ~涙出そう。

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何とかもう1回…。

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2013-2014 冬の札幌逃避行⑧【スーパー北斗10号→白鳥74号→あけぼの】

2014年01月21日 22時36分00秒 | 鉄道旅

2014年1月4日

札幌での正月グータラ生活も早くも終了。

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旭山動物園号。
この楽しいJRビューも見納め。いつもの事だけど本当にあっという間でした。
4泊した「京王プラザホテル札幌」をチェックアウトし、これから帰路につく事に。

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札幌駅で「スーパー北斗10号」を待っていると、「HBC」というテレビ局がやってきました。
道内Uターンラッシュ撮影のようです。そこへ「スーパー北斗1号」が到着。下車してくる乗客にカメラを向けます。
「こうやって撮影してたのか」と妙に感心。

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札幌を離れる寂しい時。

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この「スーパー北斗1号」は折り返し「10号」となり、約5分遅れで札幌を発車。
出火事故によるキハ183系「北斗」運休に伴い、「スーパー北斗」も時刻が変更されています。
今回は道内でまったく特急に乗っていなかったので、ちょっと違和感が。
すっかり体が普通列車仕様になってしまったようです。
車内はかなりの混雑かと思いきや、立ち客が数名出る程度。東室蘭を出る頃には空席も出始めました。
一連の事故の影響で乗客が減少しているのか、単にピークを過ぎただけなのか?

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列車は5分遅れのまま進み森を通過。駒ヶ岳の雄大な眺めが広がります。
大沼を過ぎると眼下に函館の街並みが現れます。上り「スーパー北斗」のハイライト。
やがて市街地に入り、約5分遅れのまま函館到着。

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続いて津軽海峡線の臨時「白鳥74号」に乗り換え。

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この列車は自分の好きな485系。国鉄時代車特有の低いモーター音が何とも心地いい。
今や右も左もVVVFの時代。少しくらいは485系も残しておいてほしいです。
485系「白鳥」は青函トンネルを爆走で駆け抜け、定刻に青森到着。

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ここからはもちろん「あけぼの」。しかしその前に改札を出て、行きにも立ち寄った「青森まちなかおんせん」へ。

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吹雪の青森駅。

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あまりゆっくりはできなかったけど、やっぱり夜行列車乗車前に温泉に入れるのと入れないのとでは格段の差。
いい湯でした。

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そして駅に戻ると、予想通りの光景が。

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カメラマンでいっぱいだけど、上野のように非常線が張られる事もなく比較的平穏。

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EF81「あけぼの」の勇姿をじっくりと目に焼き付けます。こうやって眺められるのもこれが最後かもしれない。
何でこんなにいい列車が廃止されなければいけないのか。正直、未だに廃止を受け入れられないまま。

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発車時刻が近づき、本日のお宿5号車ソロに乗車。

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今回は日本海側上段、なおかつ進行方向向きというベストポジション。

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発車時刻を数分過ぎたところで発車メロディが鳴り響き、「あけぼの」青森を出発。

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雪の青森を後にします。
かなり強力な寒波が来ててヒヤヒヤでしたけど、無事運行されて良かった。
しかしこの冬はまったく運休がありません。羽越線の強風規制値が緩和でもされたのでしょうか?
それとも、残り期間「あけぼの」は絶対に運休させないというJRの気合いなのか?
わからないけど、利用者には有難い限りです。

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弘前。

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大館。

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秋田。
秋田からもよく「あけぼの」に乗ったな~。
EF81が威風堂々と入線してくるシーンに、年甲斐も無くいつも心ときめいていました。
悪天候で1~2時間遅れて来た事もあったけど、幸い上りで運休を食らった事はありませんでした。
でもこの場合は上野到着が通勤ラッシュ時になる為、「あけぼの」は高崎線内で抑止。
特急なのに通勤列車が先に通されます。その為、高崎で新幹線への振り替え乗車を呼びかけられます。
当然自分はそれに応じる事はなく、必ず上野まで乗っていたけど。
秋田駅4番線ホームを見てると、そんな事を思い出します。

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秋田を出ると羽越線に入り、車窓に荒々しい冬の日本海登場。
漆黒の闇に浮かび上がる白い波と集落の灯火。季節によっては漁船の灯りも。
この夜の日本海にいつも自分は見入ってしまいます。
「きれい」と言うよりは「すごい」と言う言葉が自然と出てきます。
寝台列車の醍醐味である「非日常」を最も感じさせてくれる瞬間。
もうこの景色が見れなくなるのかと思うと、ダメ、また涙が出てきそうです。

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酒田を過ぎると日本海の車窓は一段落し、列車は早くも鶴岡。
ここから再び日本海が出現するけど時刻は23時30分をまわり、この辺で眠くなってきました。
明日の上越国境の雪景色に備えて、この辺りでブラインドを降ろして就寝。
「あけぼの」の夜は瞬く間に過ぎ去っていってしまいます。時間止まってくれ。zzz…。

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2013-2014 冬の札幌逃避行⑦【快速「エアポート」で小樽へ】

2014年01月19日 12時57分00秒 | 鉄道旅

2013年1月3日

午前8時起床。

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今日も朝からビールを飲みながら箱根駅伝観戦。

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復路も熱戦。 

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復路も東洋大が他を寄せ付けず圧勝。いや~強かった。その為、復路も繰り上げスタートが続出。
特にどこかの中継所(戸塚?)では、國學院大と東海大の選手が襷リレーを目前にしながら無情の繰り上げ。
泣き崩れる選手を見て自分も涙。
「交通の早期復旧」が繰り上げの目的なら、数秒遅れたからってあまり影響は無いように思えます。
まあ、そういうルールだからしょうがないんですけど。

今日も夕方に外出。近場の温泉…という事で、「北のたまゆら桑園店」へ。

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ここへ来たら、まずはいくら丼を食べます。

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いくら丼セットとビールで1000円。もはや温泉よりもいくら丼が目当てになってしまいました。
食べ終えて温泉へ。やはり今日も人だらけ。ここは露天風呂にテレビがあるのがありがたいです。
ダウンタウンDXをやっていて、雪が降る露天風呂に浸かりながら笑ってリラックス。ちょっと不思議な感覚。

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温泉を出ると吹雪。
今日はこのまま小樽へ。お目当ては小樽駅前の長崎屋にあるパン屋さん。

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「エアポート165号」に乗り換え。

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昨年2月に来て以来の小樽。あの時は暴風雪でJRが運休となり高速バスに乗って来たっけ。
あれから約1年。長崎屋に行ってみると、何と、パン屋さんが無くなっています!うわっ、マジか。
2月にはあったのに。何て事だ。もうここの枝豆パンが食べれないとは。トホホ…。

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小樽で呆然。
仕方ないので、小樽ビールを購入し快速「エアポート」で札幌へ折り返します。

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「エアポート190号」。
いつも混雑の「エアポート」だけど、さすがに始発の小樽からだと座っていけます。

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しかしこの小樽ビールは本当に美味い。自分の中では美味いビールNo1!
小樽の夜景を見ながら小樽ビールは最高。しかし朝里-銭函の海岸線は、この時間帯ではよく見えず。

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札幌到着。
今日も1日あっと言う間に終わってしまいました。気が付けばグータラの三が日は早くも終了。
明日はいよいよ札幌を離れ帰路につかねば。

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札幌の夜景も見納め。

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