Wander Life

癒しを求めた流浪の旅模様を綴ってます

E351系「スーパーあずさ」ラストラン乗車紀行③

2018年03月22日 22時14分00秒 | ラストラン旅

2018年3月16日<3>

 

 

 


上りラストランとなる「スーパーあずさ32号」乗車を前に、恐らく最後となる松本車両センターでのE351系スタンバイシーンを目に焼き付け、その後3-4番線ホームへ。

 

 

 

 

 

するとお隣り1番線には、あさま色の189系回送列車が到着。これは今夜運行される「ムーンライト信州81号」の送り込み回送だろうか。

「ムーンライト信州81号」についてはJR東日本の春臨プレスリリースに掲載されていなかったのでシレッと運行終了になってしまったのかと思ったけど、なんとか今春も運行されるようで一安心。

 

 

 

 

 

出庫時刻が迫ってきた18時10分、再び4-5番線ホームへ。すると18時14分、E351系「スーパーあずさ32号」松本車両センターを発車。

 

 

 

 

 

18時19分、多くのギャラリーに出迎えられ「スーパーあずさ32号」3番線に入線。

このシーン見たら、ちょっと涙腺緩んできた…。

 

 

 

 

 

たちまちこんな感じに。

 

 

 

 

 

今まで幾度となく眺めてきた松本駅でのこの姿もこれで見納め。

 

 

 

 

 

しっかり目に焼き付ける。

 

 

 

 

 

3番線発車案内は特別版。

この「32号」でE351系運行終了である事を伝えている。

 

 

 

 

 

 

『特急スーパーあずさ号としてご愛顧いただいたE351系車両はこの列車をもちまして定期運行を終了いたします 25年間ご利用いただきましてありがとうございました』

…というようなメッセージだっただろうか。しかしこれ見たら、さらに涙腺緩んできた。

 

 

 

 

 

発車時刻が迫り、指定席の11号車に乗車。もちろんモハで最後のモーター音を堪能する。

 

 

 

 

 

ビールをセッティングして発車を待つ。車内にはカメラ片手の人達が出たり入ったり。

 

 

 

 

 

接続列車が遅れた為、定刻18時35分から4分程遅れた18時39分頃、「スーパーあずさ32号」松本を発車。
3番線ホームでは駅員さんが「ありがとうE351系」の横断幕を掲げてくれて、そして3・4番線ホーム先端は撮り鉄さんでビッシリ。

 

 

 

 

 

松本から塩尻までは特に爆走区間。遅延のせいか、いつもよりさらに爆走してるように感じる。モーター音が最高に心地いい。

松本発車時点で11号車の乗車率は50%程。ここで自動放送・女性車掌さんの案内放送に続き、男性車掌さんの放送が入る。

 

 


『明日のダイヤ改正に先立ちまして、ただ今ご乗車頂いておりますスーパーあずさ号の車両E351系電車は本日3月16日をもって引退致します。1993年12月23日、上りは松本6時37分発の特急あずさ4号新宿行きとして、下りは新宿10時ちょうど発のあずさ9号南小谷行きとしてデビュー致しましたこちらのE351系電車、これまで約25年の長きにわたりましてご利用頂きましたことを誠に御礼を申し上げます。新宿行きの特急スーパーあずさ号としての運転はこの列車が最後となります。明日からは特急スーパーあずさ号は全て新型のE353系で運転を致します。今後とも中央線特急列車ご利用をどうぞよろしくお願い致します』

 

 


一部聞き取りにくい部分があったけど、E351系ラストランのご挨拶。しかしこのような放送を聞くと、やっぱり涙腺が緩む。

 

 

 

 

 

きっぷはえきねっと10時打ちでトクだ値35をゲット。とは言っても、えきねっとでは10時打ちできず10時3分打ち。


「32号」はトクだ値とグリーン車が早々に埋まりながら、トクだ値以外の普通車は前日15日時点でもまだ「空席あり」表示。発車前には満席になっていたものの、下りラストランの「33号」に比べると販売ペースは遅かった。

自分はラストランに乗る時はだいたい上り列車。下りラストランに乗り、すでにその列車が無い翌日の新ダイヤで帰るのが寂しくて苦手なので。

 

 

 

 

 

19時、下諏訪。先ほどの189系回送列車が停まってる。やはり送り込みで新宿まで行くっぽい。
下諏訪もそうだけど、途中駅のホームにも撮り鉄さんがちらほら。そして上諏訪の踏切では、暗い中、列車に手を振ってくれる親子の姿。ラストランを見届けに来てくれたのか。

 

 

 

 

 

19時10分、茅野。珍しいE257系の回送列車が停車中。いつものことなのか、それとも明日のダイヤ改正に向けた準備なのか。

 

 

 

 

 

19時47分、甲府。例により多くの乗車があり11号車は満席になる。

かなり爆走してくれてたけど、遅れは回復せずむしろ拡がり気味。まあ、少しでも長く乗っていたいので全然OK。

 

 

 

 

 

満席で甲府を発車。そういえば、この車両は荷棚の下に補助灯が付いている。

 

 

 

 

 

この補助灯が付いているのは確か量産先行車だったか。


トンネル内で壁面にこすったり乗客が酔ったり、大月でのもらい事故による痛ましい脱線など、荒々しい走りっぷりらしく波乱万丈だった印象のE351系。揺れが大きいことで敬遠する人も多かったとか。

 

かっこいいスタイルと豪快な爆走っぷり、個性的で乗っていて楽しい車両だったので、引退は本当に残念。

 

気動車で似たイメージの、JR北海道キハ281系は爆走をやめてしまったし、JR四国2000系・智頭急行HOT7000もそろそろ更新とか。振り子を受け継いでくれるといいけど。

 

 

 

 

 

塩山を通過すると右手に甲府の夜景が広がる。自分の中では、ここが夜の中央東線上りハイライト。そして山間部をひた走る。

 

やがて高尾を通過すると急激に街灯が多くなり、都内に戻ってきたことを実感。そして西八王子付近で下りラストランの「スーパーあずさ33号」とすれ違い。新宿・立川・八王子はかなりのフィーバーだったのでは。

 

 

 

 

 

20時42分、6分遅れのまま八王子に到着。「33号」が発車したばかりのホームには、まだ多くの撮り鉄さんの姿。八王子で降りられた方も多かったけど乗ってこられた方も多く、結局ほぼ満席のまま発車。

 

 

 

 

 

夜の多摩川を渡り、立川を出ると「次は終点新宿です」の放送。

 

そして21時頃、中野通過のタイミングで終着放送が流れる。松本発車時のラストラン放送と同様の、今度は女性車掌さんによるE351系ラストランご挨拶が流れてたけど、自分の座席位置では声が聞こえにくく、残念ながらよく聞き取れず。

 

 

 

 

 

放送が終わると、窓の外には新宿のネオン。ラストランもいよいよ終わりの時。列車は新宿駅9番線に入線。

 

 

 

 

 

大勢の撮り鉄さんに出迎えられ、7分程遅れた21時13分、終点新宿到着。

ついに終わってしまった。喪失感に襲われながらホームに降りるとすごい人の数。

 

 

 

 

 

最後部12号車はこんな感じに。

 

 

 

 

 

E351系最後の雄姿を見守る皆さん。このあと回送を見送りたいけど人混みは苦手。比較的空いている3号車付近に移動する。

 

 

 

 

 

今朝「スーパーあずさ5号」を表示していた発車案内。何か遠い昔のように思える。そして今はE351系運転終了を告げる「回送」の表示。


白馬や安曇野の温泉行ったり、木崎湖に釣りに行ったり、直江津へ「トワイライトエクスプレス」ラストラン見に行ったり、その他多くの思い出が駆け巡る。


しばしの時間が流れ、21時38分 お隣10番線に「かいじ124号」が到着。すると9番線の発車表示灯が点灯し、いよいよ回送。

 

 

 

 

 

自分にとって名車だったE351系。4月7日のイベント列車を最後に全車廃車されるというのは何とも無念。


21時40分「9番線、列車が発車します」の放送が流れ、回送E351系発車。この瞬間はやっぱり寂しくなる。

 

 

 

 

 

列車は自分の前を通り過ぎ、多くの人に見送られながら段々と姿が小さくなっていく。

 

 

 

 

 

さようなら、E351系。

 

 

 

 

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E351系「スーパーあずさ」ラストラン乗車紀行②

2018年03月19日 20時33分00秒 | ラストラン旅

2018年3月16日<2>

 

 

 


「スーパーあずさ5号」で到着した松本。3番線を離れ松本での恒例行事、1番線にある立ち食いそば屋さんに向かう。

 

 

 

 

 

信州葉わさびそば。420円。特上は帰りに食べることにし、食べ比べの為に今は普通の蕎麦にする。こちらは麺がやや太め、そしてツーンと鼻に抜ける葉わさびの香り、特上じゃなくても十分美味い。

 

 

 

 

 

蕎麦を食べ終え、11時9分発の普通長野行きに乗車。211系かと思ったらE127系。2両しか付いてない。当然立ち。
名古屋からの「しなの」が遅れて到着した為、E127系も数分遅れて出発。晴れていれば北アルプスが見えるけど、残念ながら小雨の今日は見えない。

 

 

 

 

 

11時32分、西条で下車。駅を出ると、寒い!今朝東京を出た時は生暖かい空気だったけど、雨と共に冷たい空気が入って来て一気に真冬に逆戻り。

ここから徒歩約20分で向かうのは…

 

 

 

 

 

西条温泉とくら。

 

 

 

 

 

宿泊もできる温泉施設。さっそく館内へ。自販機で410円の日帰り入浴券を購入し浴室に入る。大きめの浴槽ながら内湯のみの簡素な浴室ながら、硫黄の匂いが漂っている。

 

洗いを済ませいざ入浴。冷えた体にジワーンと染みる~。源泉が注がれる湯出口付近は温めで気持ちいい。

そしてこの源泉、単純硫黄冷鉱泉で冷たい源泉ながら硫黄臭ぷんぷん。硫黄泉大好き人間の自分にはたまらない。循環加温されている為、湯船のお湯に硫黄臭はわずかだけど、消毒用塩素臭がすることもなく源泉の良さが味わえる。

適度に外気が入る浴室なので意外と長湯でき、第一部は70分コースで堪能。

 

 

 

 

 

風呂上りは休憩室でビール。カラカラの喉に染み渡る。あ~美味い。ここで昼食タイムとしてレストランへ。

 

 

 

 

 

ここでもまずは生ビール。気兼ねなくビールが飲めるのは鉄道旅の醍醐味。

 

 

 

 

 

続いて平日限定ワンコインランチメニューのまぐろやまかけ丼。なんと500円。安い。山深い西条の景色を眺めながらビールと昼食。これはいい所。リピート決定。

 

昼食を終えると温泉第二部へ。今度は30分コースで硫黄泉を堪能し15時20分、西条温泉とくらをあとにする。

<西条温泉とくら>★★★★☆
泉質:B 眺め:B 癒し:A
鉱泉ながら硫黄臭ぷんぷんの源泉はなかなか良質。料金も安いしレストランも併設されていて、鉄道旅行の途中でちょっと一休みには最適。料金410円と良心的。シャンプー・ボディソープ備え付けあり。脱衣所はカゴだけど、100円リターン式貴重品ロッカーあり。

 

 

 

 


温泉を出ると小雪が舞っていた。初夏のような陽気になったかと思えば真冬に逆戻り。もう今後はこういう異常気象と言われる気候が当たり前になるのか。

 

 

 

 

 

小雪の中を歩いて15時40分、西条駅に到着。「スーパーあずさ32号」の発車まではまだ時間があるので、再び長野方面の列車に乗車。

 

 

 

 

 

15時47分発の長野行き、3分遅れで到着。再びのE127系。相変わらず車内は空席無しで立ち。

 

 

 

 

 

16時10分、姨捨で下車。列車はスイッチバックの為、後退して発車。

 

 

 

 

 

後退した列車が再び前進して眼下を通過。姨捨独特の光景。

 

 

 

 

 

日本三大車窓に数えられる姨捨の景色。過去に何度か来たけど、やはりいつ来ても絶景。晴れていればいっそう凄い景色だったかも。

 

さらに夜景はもっと凄そう。「トランスイート四季島」の乗客用に、無人駅ながらラウンジが設置されている。

 

 

 

 

 

しかし寒い。寒さがきつくなってきた16時33分、姨捨の絶景をバックに上りの211系がやって来た。

 

 

 

 

 

16時35分、スイッチバックして16時37分発の普通甲府行き到着。篠ノ井線や大糸線の絶景区間を走るオールロングシートの211系3000番台。長野や松本周辺ではそれなりに混雑するからロングシートなのか?乗る度に悔やまれる。

 

 

 

 

 

遅れて来た長野行き「しなの」の通過を待って15時41分に姨捨を発車。いよいよE351系ラストラン乗車に向けて松本に向かう。

 

 

 

 

 

17時20分、松本に到着。再び1番線の立ち食いそば屋さんへ。

 

 

 

 

 

今度は特上葉わさびそば。460円。40円の差だけど、やっぱり特上の方が美味いな。時間に余裕がれば特上がおすすめ。出てくるまで3分程かかる。

それにしても信州ならではの葉わさびそば、本当に美味い。


そば屋さんを出てお土産を購入し17時40分、何やら撮り鉄さんが集結している5番線に向かう。

 

 

 

 

 

撮り鉄さんのお目当ては、松本車両センターでスタンバイしているE351系「スーパーあずさ32号」。

 

 

 

 

 

上りラストランとなる「32号」。いよいよその発車時刻が近付いてきた。恐らく見るのは最後になると思われるE351系「スーパーあずさ」のスタンバイシーン。ちょっと涙腺緩んできた。

つづく

 

 

 

 

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E351系「スーパーあずさ」ラストラン乗車紀行①

2018年03月17日 22時51分00秒 | ラストラン旅

2018年3月16日<1>

 

 

 


3月17日は毎年恒例JRグループダイヤ改正。その前日の今日は、これも恒例のダイヤ改正でお別れとなる列車・車両の最終運行日。


自分の中で今年の最大関心はE351系「スーパーあずさ」。両親の実家が山梨県だった自分が、幼い頃から183系「あずさ」や165系「アルプス」で幾度となく乗らせてもらった中央東線優等列車の中で、1993年に登場して右に左に車体を傾けながら曲線区間を爆走するE351系のインパクトは強烈だった。
そんな自分が大好きなE351系も乗り物酔いを誘発することで苦手とする人も多かったらしく、なんとも早すぎる引退となり、そして迎えた最終日。

 

最後にもう一度あの爆走を体感すべく、下り「スーパあずさ5号」で松本へ行き、上りラストランとなる「スーパーあずさ32号」で新宿へ戻るE351系ラストラン乗車の日帰り旅へ。

 

 

 

 

 

午前7時30分、新宿駅9番線到着。すでにE351系が入線している。

それにしてもやはり最終日、平日朝だと言うのにホームには「鉄」の皆さんが集結してる。

 

 

 

 

 

「スーパーあずさ5号」は「中央ライナー」の折り返しとして運行されるようで、ヘッドマークはまだ「中央ライナー」。

E351系が「中央ライナー」として運行されるのも今日で最後。

 

 

 

 

 

紫色のE351系をイメージした乗車案内も見納めに。

 

 

 

 

 

ひときわ目立つこの連結部も見納め。

以前はE351系も前8両の基本編成が大糸線の南小谷まで行ってくれたけど、今では全て松本止まりとなり大糸線でE351系を見ることはなくなってしまった。雪の中を走るE351系も絵になったけど。

 

 

 

 

 

7時45分頃、ドア開放。同時にヘッドマークが「スーパーあずさ5号」となり、最後部1号車はたちまち人だらけ。先頭12号車はもっとすごいかも。

 

 

 

 

 

なんとかE351系の顔が見えたところで1枚。「スーパーあずさ」のヘッドマークになると、やはりいっそうかっこいい。

 

 

 

 

 

発車5分前となり、自分は指定席の2号車に乗車。もちろんモハ。爆走E351系のモーター音を堪能することにする。

 

 

 

 

 

やがて発車メロディが流れ8時ちょうど「スーパーあずさ5号」新宿を定刻発車。

8時ちょうどの「あずさ」と言えば、♪8時ちょうどの~「あずさ2号」で~、が頭をよぎってしまう。そういう世代なので。

 

 

 

 

 

自動放送に続き車掌さんによる放送。

「JR東日本をご利用頂きましてありがとうございます」ではなく「東日本旅客鉄道をお使い下さいましてありがとうございます」というなかなか独特なご挨拶だった。

 

人でごった返す駅を横目に見ながら曇り空の中央線を進む。車掌さんの放送によると普通車・グリーン車共に満席とのこと。車内はビジネスマンがメインながら、途中の駅には通勤客に混じって撮り鉄さんが多数。最終日らしい光景。

 

 

 

 

 

きっぷはえきねっとでトクだ値35を確保。1ヶ月前の発売開始と同時に上り「32号」と合わせてえきねっとで予約。やはり35%引きはかなりお得。

 

 

 

 

 

撮影スポットの多摩川。ここにも撮り鉄さんの姿。

 

 

 

 

 

豊田車両センターには「グレードアップあずさ」初期塗装車の姿。

確か自分が中学生くらいの時に登場した「グレードアップあずさ」。指定席車限定ながら大きな窓と一段高くなった座席が最高に乗り心地良かった。窓割が合ってなかったので外れ席もあったけど。

こちらの189系は塗装復元されたもののようで、いつまでも走り続けてほしかったけど、今年4月での引退が報じられている。

 

 

 

 

 

8時34分、八王子。多くの乗車があり車内は満員に。

そして八王子を出ると振り子を作動させて爆走開始。力強いモーター音が最高。

 

 

 

 

 

撮影名所の鳥沢。数名の撮り鉄さんの姿。ここは下り列車より橋梁を渡る上り列車が狙いかと思われるけど。

 

 

 

 

 

その新桂川橋梁を渡る。いつ通ってもきれいな景色。

 

 

 

 

 

笹子付近。山間部を力走するE351系の姿が見える。この光景が見たかったので、一番後ろのモハである2号車にした。

 

 

 

 

 

塩山付近では甲府盆地が一望。この辺りは特に夜景がきれい。帰りの「32号」から見れることを期待。

 

 

 

 

 

9時28分、甲府。例により多くの乗客が下車。

ホームには撮り鉄さんの他、テレビ局か新聞社か、取材っぽい機材が入っている。山梨・長野は今日のニュースでE351系が出るかも。

 

 

 

 

 

甲府を出ると列車はグイグイ勾配を上り八ヶ岳の高原地帯へ。

八ヶ岳をバックに先頭車が見える絶景ポイントの長坂カーブを通過。残念ながら曇り空の今日は八ヶ岳いまいちよく見えず。

 

 

 

 

 

小淵沢付近。南アルプスも今日はよく見えない。それどころか雨が降ってきそうな雲行き。

 

 

 

 

 

茅野−岡谷間の単線区間で遅れることなく10時21分、岡谷を発車。外はすっかり雨。E351系最終日に、まさに涙雨。

 

 

 

 

 

列車は塩嶺トンネルに突入。車内はだいぶのどかになった。いつものことながら、なぜか塩嶺トンネルに入ると長野に来たなあ~という気分になる。

 

 

 

 

 

10時28分、塩尻。

もう塩尻。あと10分で松本に着いてしまう。

 

 

 

 

 

塩尻−松本間で見えるはずの北アルプスも、さすがにこの天気だと見えず。

列車は雨を切り裂き松本へ向けて爆走。やがて車掌さんの終着放送。「『スーパーあずさ』をお使い下さいましてありがとうございました」と最後まで独特な語り口。

 

 

 

 

 

定刻10時38分、終点松本到着。「まつもと~まつもと~」の到着放送。

あ~あっと言う間に着いてしまった。下りE351系乗車はこれで本当に終わり。考えるとせつなくなる。

 

 

 

 

 

最後部1号車はやはり撮影会。甲府同様にメディアが入って乗客にインタビュー。

 

 

 

 

 

E351系は今日で定期運用離脱したあと、4月7日にイベント運行が予定されているものの、その後一切運行予定無し。全車廃車と言われている。どこかに譲渡でもされてくれれば寂しさも和らぐけど、その予定も無し。

振り子を使用しないとしても、やはり特殊な構造や車内の狭さがネックになって譲渡希望が無いのか。

 

鉄道史の1ページとして見るとE351系は失敗だったと言われるかもしれないけど、自分はそうは思わないし、英知を結集してE351系を開発して下さった関係者の方々には敬意を抱かずにいられない。何と言ってもかっこいいし。

自分のような熱烈ファンも少なからずいたはず。

 

 

 

 

 

ホームの向こうに新型のE353系が控える中、E351系は上り最速列車「スーパーあずさ14号」として再び新宿へ。

自分は「32号」の時間まで、しばし松本を離れる。

つづく

 

 

 

 

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津軽海峡線さよなら乗車紀行④【「はまなす」「白鳥」で最後の海峡線を行く】

2016年03月26日 23時36分00秒 | ラストラン旅

2016年3月21日

 

 

 


昨晩乗車したラストラン上り「はまなす」。長万部発車後に目が覚める。そして左手に夜の噴火湾が現れた。

 

 

 

 

 

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沖に浮かぶ無数の灯り、漁火だ。メチャメチャきれい。北海道夜行ならではの夜景。


砂原支線を走り抜け大沼を通過すると、今度は眼下に函館の夜景。北海道夜行で度々眺めてきたこの夜景も、これで本当に最後。また涙腺が緩む。


2時55分頃、列車は函館に到着。ED79連結観賞にダッシュする多くの人。しかし「機関車連結は3時45分頃の予定です」のアナウンス。皆さん肩透かしを食ったようで、三々五々ホームに分散。これは長時間に渡り人が殺到するのを懸念しての措置でしょうか。

 

 

 

 

 

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そうなると最後部に人が集結。既に重連のDD51は切り離されていたけど、スハネフ14周りは大撮影会となる。

 

 

 

 

 

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簡リクシートで固まっていた体を伸ばしに、自分は改札外へ。初となる深夜の函館駅。日中の賑わいが嘘のように静まり返っている。しかし深夜の函館駅にこの時間立ち入れることももう無いでしょう。


喧騒を避け、ED79連結は見届けずに静かな車内に戻り再び仮眠。その後「はまなす」は函館を定刻発車。
うたた寝したまま青函トンネルへ。客車独特の「コオーー」という音を聞きながら夢の中を行ったり来たり。
やがて青函トンネルを抜けると外が明るくなっている。1月・2月に乗った時は真っ暗だったけど、夜行列車は季節の進行を感じ取れる。

 

 

 

 

 

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5時52分、蟹田に運転停車。早くも青森まであと30分弱。

 

 

 

 

 

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蟹田を出ると、津軽海峡から朝日が差し込んできた。

 

 

 

 

 

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目が覚めると雄大な日の出。この非日常を感じさせてくれる朝が夜行列車の醍醐味。

 

 

 

 

 

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しかし「はまなす」からこの光景が見れるのはこれで最後。涙腺緩みっぱなし。
ここからは沿線に多くの撮り鉄さんの姿。運転士さんも撮り鉄さんを見かけると「ピイーッ」とホイッスルを鳴らして応える。


6時8分、「ハイケンスのセレナーデ」に続き終着放送。「ハイケンス」を聞くのもこれが最後になるでしょう。
そしていつもの放送に続き、車掌さんの挨拶が流れる。

 

 


『皆様、本日は札幌-青森間を走行する急行「はまなす」ラストランです。皆様に愛され続けた急行「はまなす」についてご案内させて頂きます。

 

 

 

 

 

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急行「はまなす」は昭和63年3月19日、青函トンネル開業と共に、快速「海峡号」・特急「はつかり号」・寝台特急「北斗星号」・寝台特急「日本海号」と運転を開始した列車です。平成14年度の「スーパー白鳥号」運転に伴う快速「海峡号」・特急「はつかり号」の運転終了、さらには昨年で運転を終了しました寝台特急「北斗星号」「トワイライトエクスプレス号」などと共に、夢と希望を乗せて走り続けてまいりました。

 

 

 

 

 

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お客様にも社員にも親しまれ、そして数々のドラマを演出してまいりましたが、3月26日の北海道新幹線開業に伴い、あと7分程でその役目を終えようとしております。ずっと走り続けると熱望されていた急行「はまなす号」が本日で最後だと思うと、とてもさみしい想いでいっぱいです。私は約1年半程乗務してまいりましたが、様々なお客様と出会う事ができ、また多くの事を学ばせてもらった、短い間ではありましたが私にとってもとても影響力の大きい列車でした。本日をもちまして上りの急行「はまなす」は最終運行となりますが、これからもお客様の心の中でいつまでも走り続ける事を心より願っております。

 

 

 

 

 

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本日ご乗車の皆様、またこれまで「はまなす」にご乗車頂いた皆様、急行「はまなす」を愛し応援して下さった皆様へ、JR北海道社員を代表してお礼申し上げます。皆様、これまで急行「はまなす号」を愛しラストランにご乗車下さいまして誠にありがとうございました。今後ともJR北海道、そして開業する北海道新幹線のご愛顧をよろしくお願い致します。
どなた様もお忘れ物・落し物、また急行「はまなす号」の思い出を車内にお忘れになりませんよう、お気を付けてお降り下さい。本日は上り急行「はまなす」最終運行にご利用頂きましてありがとうございました。』

 

 


本当に、一時代の終わりを感じてしまう。『「はまなす」の思い出を車内にお忘れになりませんよう…』って、ちょっと印象に残るフレーズ。

 

 

 

 

 

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定刻6時19分、「はまなす」は多くのカメラマンが待ち構える青森に到着。

 

 

 

 

 

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上りラストラン終了。いつもの事ながら、あっと言う間だった。

 

 

 

 

 

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ED79付近はやっぱりこんな感じ。よく見えませんが、ED79が2両付いている。重連だったのか。理由はわからないけど、DD51も重連だったし。もしかしてJR北海道のファンサービス?

 

 

 

 

 

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ED79の重連初めて見た。ED79は函館所属のはずなので、今日の下りラストランも重連で函館に帰ることになるでしょう。

 

 

 

 

 

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今まで幾度となく眺めてきた青い客車もこれで見納め。

 

 

 

 

 

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今日の下りラストランも無事に走り終えてほしいと思います。

 

 

 

 

 

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ラストランを過ごさせてもらった8号車の前で回送を待つ。そして6時41分、「はまなす」回送。

 

 

 

 

 

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さようなら「はまなす」。

 

 


しかし今日はこれで終わりではありません。もう一つのラストラン「白鳥」。

 

 

 

 

 

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新青森に移動して「白鳥93号」を待つ。

 

 

 

 

 

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2号車自由席に乗車。これから最後の485系「白鳥」で函館まで往復。最初からこのつもりだったので、蟹田-新青森の往復乗車券を先に購入しておいた。

 

 

 

 

 

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再び青函トンネルをくぐり抜け北海道へ。

 

 

 

 

 

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函館にはDD51重連が停車中。下り「はまなす」ラストラン運用?

 

 

 

 

 

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ダイヤ改正で増発の「スーパー北斗」に運用されると思われるキハ261系が見られる。そして緑の789系、もう函館で見ることは無くなりそう。

 

 

 

 

 

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10時26分、終点函館到着。

 

 

 

 

 

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キハ183系「北斗」と485系「白鳥」の並びも今日で最後。

 

 

 

 

 

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改札を出て「鰊みがき弁当」を買いに行く。みかどさんの場所が変わってて、一瞬「無い」と焦った。

 

 

 

 

 

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そのまま折り返しの「白鳥22号」に乗車。

 

 

 

 

 

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指定席の6号車へ。いよいよ最後となる485系乗車。

 

 

 

 

 

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今日夜の「白鳥96号」で485系定期運用も終焉となる。残念ながらその時間まではいれないので、自分は「白鳥22号」で最後の485系を堪能する。

 

 

 

 

 

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接続となる「北斗4号」が到着して11時19分、「白鳥22号」函館を発車。車内は満席。

 

 

 

 

 

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特急列車から函館湾を眺めるのも最後。

木古内からは多くの乗客あり。行きの「白鳥93号」でも蟹田から大勢乗り込んで来たし、どうやら木古内-蟹田特例利用の「18きっぱー」のよう。18きっぷで青函在来線乗り納めしている人が多そう。

 

 

 

 

 

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「北海道全線フリーきっぷ」も今日で最終日。道央・道東・道北への多客期使用OKフリーキップはこれで無くなる。自分の北海道鉄道旅もそろそろ終焉の予感。今後はフェリーか。

 

 

 

 

 

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木古内を出ると列車は猛スピードで青函トンネルへ。130km/h?485系のモーター音が最高に心地いい。
青函トンネル内でトイレに行くと、デッキで聞くモーター音は客室よりもド迫力。最高のサウンド。しばらくデッキに留まって音を耳に焼き付ける。もうこのモーター音をこのスピードで聞ける事も無いでしょう。

 

 

 

 

 

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列車は青函トンネルを出て蟹田へ。

 

 

 

 

 

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撮影名所、蟹田お立ち台?今朝の「はまなす」通過時はすごい人の数だった。
やがて終着放送が流れ、車掌さんの挨拶。『「白鳥号」の思い出を車内にお忘れになりませんよう』。「はまなす」で聞いた放送とほぼ同じ内容だった。

 

 

 

 

 

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13時27分、終点新青森到着。
青函トンネル開業当初から続いた自分の津軽海峡線乗車はついに終焉。

 

 

 

 

 

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下りは北海道へ渡るワクワク感、上りは北海道を離れる寂しさを感じながら、色々な列車で通ってきた津軽海峡線。28年の歴史もいよいよこれで閉幕。また涙腺が緩む。

 

 

 

 

 

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13時35分、「白鳥22号」回送。

 

 

 

 

 

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さようなら「白鳥」。さようなら「津軽海峡線」。

 

 

 

 

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津軽海峡線さよなら乗車紀行③【上り「はまなす」ラストラン乗車】

2016年03月25日 23時12分00秒 | ラストラン旅

2016年3月20日

 

 

 

 

 

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朝起きると、帯広の街は晴れ。いよいよ来てしまった上り「はまなす」ラストランの日。

 

 

 

 

 

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外は北風ビュービュー。こんな日は露天の朝風呂が最高。朝から1時間コースで満喫。廊下からは十勝のきれいな山が見える。

 

 

 

 

 

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午前11時、「北海道ホテル」をチェックアウト。今まで自分が泊まった中で5本の指に入るいいホテル。

 

 

 

 

 

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それにしても、昨日と打って変わって寒い。列車まで時間があるのでもう1軒温泉に入ることに。帯広駅近くの温泉と言えば「たぬきの里」。12時から営業。
体中に泡が着く炭酸泉のモール温泉。ここに来たのは2度目ですが相変わらずいい湯。冷え切った体にジワーンと染み入る。しかし湯温が高いのであまり長湯はできず。

 

 

 

 

 

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温泉を出て帯広駅へ。13時33分発の「スーパーとかち8号」を待つ。

 

 

 

 

 

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13時13分、折り返しとなる「スーパーとかち3号」が到着。

 

 

 

 

 

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261系「スーパーとかち」。久々の乗車。自由席が1両しかないので多客期は要注意。今日は空いる。

 

 

 

 

 

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定刻に帯広を発車。高架から見える十勝の山々がきれい。
列車は途中の十勝清水で突然抑止。車内に尋ね人の放送が流れる。何かあったようらしい。詳細は不明ですが。
6分程遅れて十勝清水を発車。新得から石勝線に入ると石勝高原のビューポイントへ。

 

 

 

 

 

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やはりこのトマム-占冠間が石勝線のハイライト。
近くを走る根室本線では、SL時代の旧線が「鉄道日本三大絶景に数えられる景勝地だった」と何かのテレビ番組でやっていた。

 

 

 

 

 

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紅葉山トンネルを抜けると夕張支線の橋梁が見える。廃止危機の夕張支線。今のご時世、地方交通線に待ち受けるのが廃止のみでは寂しすぎる。

 

 

 

 

 

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南千歳を過ぎ、時刻は間もなく16時。列車は3分遅れ。
「スーパーとかち8号」の札幌到着は16時14分。そしてその2分前、16時12分に札幌を発車するのは本日ラストランの上り「カシオペア」。ということは、途中で「カシオペア」とすれ違うはず。

 

 

 

 

 

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札幌に近付くにつれて撮り鉄さんの数が多くなってくる。そして列車は苗穂を通過。
札幌が目前になったところで、ついに「カシオペア」来た!

 

 

 

 

 

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静かにすれ違っていった。
次世代の寝台特急として登場したE26系「カシオペア」。ほぼ同時期に登場した「サンライズ」もあり、あの頃はまだJRも寝台列車を存続させようとしていたように思える。しかしその新車効果が期待していたものではなかったのか、その後はブルトレ廃止の嵐。皮肉にも「カシオペア」と「サンライズ」がJRに寝台廃止を決断させてしまったのか。

 

 

 

 

 

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この「スーパーとかち8号」、札幌の何番線に到着するのかと思ったら、「カシオペア」が発車したばかりの4番線。
まだラストランの余韻が残る4番線。人の数もすごい。この光景、次は「はまなす」が発車する22時に再現されそう。

 

 

 

 

 

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「はまなす」乗車前はもちろん温泉へ。
札幌での夜行列車乗車前儀式として何度も来た「北のたまゆら 桑園店」。ここに来るのも最後になるでしょうか。

 

 

 

 

 

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温泉を出ると外は突然の雪。テレビ塔は北海道新幹線バージョンのライトアップが行われている。

 

 

 

 

 

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時刻は21時を過ぎ、いよいよ札幌駅へ。

 

 

 

 

 

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改札口の発車案内に「はまなす」が現れた。多くの人がシャッターを切る。
今日の「はまなす」は全車指定で運行される為、東室蘭まで臨時の補完急行が運行される。珍しい列車名無しの「名無し急行」。某掲示板を連想してしまう…。

 

 

 

 

 

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4番線ホームは既に人だらけ。ホーム先端はマスコミも陣取って特に混雑。

 

 

 

 

 

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21時37分、三点チャイムに続き「はまなす」入線のアナウンス。同時に、ほぼ全員カメラを構えホームに緊張感が走る。

 

 

 

 

 

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そしてついに「はまなす」最後の札幌駅4番線入線。

 

 

 

 

 

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何と今日はDD51重連。それに続く11両編成の青い客車。

 

 

 

 

 

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DD51周りは人だらけで近付けず。

 

 

 

 

 

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何とかちょっとだけ見えた。

 

 

 

 

 

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夜も遅い22時近くだというのにすごい人。

 

 

 

 

 

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ドリームカー前にも人だかり。何があるのかと思ったら…

 

 

 

 

 

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乗客お手製のLEDボード。きれいにできてますねー。

 

 

 

 

 

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最後部10号車のスハフ14周りも多くの人。

 

 

 

 

 

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発車時刻が迫ってきて、自分は本日のお宿となる8号車に乗車。

 

 

 

 

 

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8号車は「オハ14 504」。この車両はきれいに化粧されていて隣の7・9号車との差が歴然。
発車時刻となりましたが接続する「スーパー宗谷4号」が今日も遅れている為、少々発車が遅れるとのアナウンス。

 

 

 

 

 

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22時7分頃、「スーパー宗谷4号」到着。そして22時13分、いよいよ上り「はまなす」最後の札幌発車。
6番線には臨時急行の姿。「ニセコエクスプレス」の車両。

 

 

 

 

 

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ホーム先端は手を振って下さる人でビッシリ。これ見たら、やっぱり涙腺緩んできた。
「ハイケンスのセレナーデ」に続き車内放送。最後は「上り急行『はまなす』ラストランにご乗車頂きましてありがとうございます」。車掌さんが若いせいか、しんみりとした感じは無く元気な放送。

 

 

 

 

 

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これで見納めとなる夜行列車からの札幌夜景。本当にこんな時が来てしまうとは。
それにしても18日の下り同様、満席のはずなのに空席が目立つ。車内を歩き回る人が多いのもあるけど、特に通路側席が多く空いている。もしかして、1人で2席買ってるパターン?
新札幌・千歳・南千歳と駅には見送りの方。ラストランらしい風景。でも思ったより少ない印象。まあ「はまなす」が走るのは深夜帯なので、こんな感じでしょうか。

 

 

 

 

 

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眠らないつもりだったけど、苫小牧を発車したところでうつらうつら。この後にくる噴火湾の夜景に備えてしばしの仮眠。

 

 

 

 

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